日本テレビの新作ドラマに抗議が | VBCテレビブログ放送

日本テレビの新作ドラマに抗議が

1月15日(水)午後10時から始まった新作ドラマ「明日、ママがいない」。初回視聴率は14.0%と真裏の「僕のいた時間」(フジ系)の9.4%(1/8放送の初回視聴率は11.2%)を上回りまずまずのスタートとなりましたが、思わぬ"難敵"にぶつかってしまいました。

「明日、ママがいない」は児童養護施設が舞台で、主役の芦田愛菜さんが演じる主人公のあだ名が"ポスト"とされ、赤ちゃんポストに預けられた子という設定になっています。

これに対し国内唯一の赤ちゃんポスト・こうのとりのゆりかごを運営する熊本市の慈恵病院が、子供達への謝罪や放送の中止などを求める意向を明らかにしました。

「あの(ドラマの)内容を見た時に、子供に対する偏見も非常に大きく生んでしまう」(熊本市の慈恵病院の蓮田太二理事長・談)

慈恵病院側は「ドラマは現実と乖離する内容で、ただでさえ傷を負っている子供達に対し、更に偏見差別を生みかねない」と指摘。

また養護施設の描き方も、「職員が子どもに暴言を吐き、泣くことを強要するなど現実と懸け離れたシーンが多すぎ、誤解や偏見、差別を与える」と指摘。

これは三上博史さん演じる施設長が「泣いたものから食べていい」・「おまえたちはペットショップの犬と同じだ」などと言い放つシーンとみられ、近く放送中止の要請と制作経緯の説明を求めるという。

日本テレビ側は「慈恵病院からまだ何も聞いていないのでコメントできない」とのこと。

この問題については、全国児童養護施設協議会も「子供の人権を踏みにじるドラマであり看過できない」として日本テレビに意見を伝える方針だとか。

この番組は当局は観ていないのですが、野島伸司氏の脚本じゃないよね?(笑)かなりキテる展開だね。ある意味クレームが来て当然でしょうが・・・。

しかし実際の養護施設をはじめとした社会的弱者を保護すべく存在するであろう福祉施設は、名だたるブラック企業にも太刀打ち出来るくらい問題のある職員が多いです(泣)

ある意味リアルだね。しかしそのリアルさを前面に出したのがかえってクレームの的となったか。

"泣くことを強要"はチトやり過ぎですが、職員が暴言を吐くのは日常茶飯事だとか。当局の知人も福祉施設勤務でよく聞くのですが、施設利用者を動物以下の扱いにするのをよく見たと言います。

そういった仕打ちに耐えられない利用者は施設から脱走するも、そのまま力尽きて命を落とした利用者も居たという。施設側は「まだまだ施設利用を希望する待機者は星の数程居るから」と強気の姿勢を崩していないという。行政側も施設さまさまで文句は言えないとか。

社会的弱者は何処へ行ってもやっかいモノ扱いであると。

当局的にはむしろ日本テレビへ文句を言うよりも、こういったドラマを通して"赤ちゃんポスト"をもっと問題視して欲しいです。本来ならば"赤ちゃんポスト"や"児童養護施設"なんてあってはいけないのですから。

子供云々?子供がこんな時間まで起きてテレビを観る習慣をつけさせること自体が問題なのでは?ある程度の年齢になると、自ら考える能力もつくだろうしつかない年齢ならは周りの大人がしっかり教育しなければいけないのでは?

当局の場合だと、芦田愛菜さんの年齢の頃だと夜9時まで起きていると厳しく叱られたものです。それだけ厳しく親の目が光っていました。厳しく叱られると思うと自ら寝るようになったものです。

何でもカンでもテレビのせいにするのは良くないと思います。子供に悪影響を及ぼす番組だと思ったならば、周りの大人が子供に見せないようにするべきではないでしょうか。


軽っぽい番組が多い日本テレビでも、「ヤレば出来るな」と改めて思いましたね。





渡辺正行と関口宏/(C)TBS

ご免!水曜午後10時は当局「ムーブ・関口宏の東京フレンドパーク」(TBS系/'92~'93年)のビデオを観てるから「明日、ママがいない」は観ていないんだ(泣)/(C)TBS