时光のブログ

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。街からは随分と離れた場所に僕は一人で来ていた。夕方で、亜空の空は紅い。空から降りてくる様に、冷気が徐々に強まる時間だ。座っている尻も結構冷えてきている。

左手には両親の肖像、紙の大きさはA5くらい、かな。正確なサイズはわからない。父と母が別々の紙に描かれている。リノン画伯に頼んで書いてもらっていた物が完成したんだ。

亜空には絵心のある奴いなかったからな。彼女が一番上手いのもどうかと思うよ。かといって、街の似顔絵書きには何か頼みたくなかったんだよね。

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もう一つ思い出した事がある。いや向き合った事、か。

上に向けた右手の掌の上にホログラムの様に浮かんだ画像。僕の記憶にある一枚の写真だった。

そこでは皆穏やかな表情を浮かべている。命のやりとりや、危険の匂いさえまるで感じない場所で。

僕の居た弓道部の、集合写真。

中でも中央にいた一人と、上段の一人を見る。

「……逃げたまま消えちゃってごめん。僕、とうとう人を殺したよ。泣いちゃってさ、でも悲しくは無くて。それで二人の事、はっきり思い出して」

とりとめの無い言葉が口から漏れる。

真っ先に家族を考えて、次は弓のこと、それでもう後は適当に流して大丈夫ってことにしてこっちに来た僕。ゆっくりと思い返すならあの世界に未練は沢山あったのに。

彼女たち二人の事も、あのままで良い筈は無かった。

「何もかんも適当でさ、思い出したり忘れたり、本当に最低だって自覚してる」

一つこれと定めて全力で臨めたなら、現実も弓にそうした様に一心に決めたまま進めたらどんなに楽か。進もうとする度に悩む僕は、やっぱり弓以外は情けない凡人のままだと思う。

「なあ東、長谷川。それでもさ、頑張ることにしたよ。せめて二人に好かれた僕が幻滅するような最低な奴のままじゃなくなるように。だから、もしいつか帰ることが叶うなら……」

それでも、僕は人を殺した。これからも、一人も殺さないなんて無理だろう。

叶うなら。

その後の言葉は、遂に言えなかった。

知る。

今はただそこから。

何を為すかは、それから決める。それまでは人と魔族の戦争なんて知ったことか。全てはまだ決めるべきじゃない。女神か、人か、魔族か、亜人か。

蹲る様に頭を沈め、出発前夜に決意を固める。

学園都市ロッツガルド。見た地図によると大陸の中央近くにある、小国を超える規模がある都市。南西にあるツィーゲからすると、研究や学問中心の街とは言え魔族との戦争には近い場所にあると言える。

そこが、次に僕が行く場所だ。パネライ アンティーク
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これにて一章終了になります。
extraは随時投稿しますが、本編はしばらくお休みします。
二章は早くて来月頭から開始します。
次章開始とextra投稿の際には活動報告にて告知しますので、どうぞよろしくお願いします。一章と二章の間にあったある日のお話。

番外編に移動予定でしたがこのまま閑話で置いておくことにしました。
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閑話 TMブートキャンプ~森鬼たちの哀歌~

蜃気楼都市郊外。

ここに褐色の肌、赤い目を有した戦士達が整列している。数は十五名。

全員が十分な戦闘経験を持ち、その瞳には自らの経験への自負が少なからずある。つまり、自信満々である。

十五の精鋭は、森鬼の村から選抜された実力者であり蜃気楼都市の主である|真(まこと)ことライドウへの協力の証として送られて来ている。その中には真を辟易とさせたアクアとエリス、その師もいる。真の従者である巴が結界を再構築
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