ありがと。
テーマ:短編集この短編集って女の人向けかな?
目次を見るとすべて女性作家による作品のようだし、読んでみるとそれぞれの作品が恋愛を軸に書かれているし。でも食指がうごくというのはこういうことだろうか。男のわたしでも面白く読めて、沁みいってくるものがあった。初出は「Web ダ・ヴィンチ」らしいが、それぞれの作品が書かれた時の事情などは私は知らない。書店で、先日読んで読後感がよかった「君へ。」の隣に、同じ出版社、同じような装丁で並んでいたので、つい手にとり、買って・・・それで読んでしまった、というわけだ。
なんで、最近こういう系統の本ばかり読んで、それが自分に沁みるのか。理由はわかっている。私はこの歳になって(何歳?)ようやくほとんど初めてというぐらいに、恋愛に特有の複雑な感情というものを経験したからだ。・・・といっても、それもすでに過去形なのだが。
わたしはねこ好きな人間で自分でもねこを飼っているので「モノレールねこ」という短編がとくに印象に残った。ストーリーも巧みで面白い。各作品の内容は、かならずしも書名に沿ったものというわけでもないように感じた。でも、どの短編もそれぞれに面白い。
- 著者: ダヴィンチ編集部
- タイトル: ありがと。―あのころの宝もの十二話








