40歳のブルース

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ひょんなことがきっかで、人は人と出会うものだし、そのひょんなきっかけで出会った人とのつながりが一生、いやあるいはそれ以上続くことだってある。僕が神田と知り合ったのも、そんなひょんなきっかけからだった。

小学校4年生の春、中学受験をひかえて僕は地元の学習塾に通うことにした。

一クラス30人程度で、二階建ての建物に各4クラスずつあったと思う。

小学校が終わってから、夜6時くらいからの授業だったので、授業が始まる前に食事を取っている学生が多かったように思う。

当時、某大手ハンバーガー店でサンキューセット(390円でハンバーガー・ポテト・飲み物)を販売しており、神田は頻繁にそれをおいしそうに食べていた。

そんな好奇心だけで僕は彼に近づいていったと思う。そして、そんなふうにしてごく自然に、僕と神田は親友になったのだ。

僕たちは同じ中高一貫の学校に入り、アメリカンフットボールにのめり込む道を歩んだ。

中学一年生当初は、野球部に所属したが、小学校時代にピッチャーをやっていた僕は、成長段階で強いボールを投げ込みすぎたせいもあり、入部してすぐに肘を壊してしまった。

大好きだった野球が出来なくなり、半ば腐っていた僕をアメリカンフットボールに誘導してくれてのが、彼だった。

彼の父親は、外資系商社の幹部をしており、よく転勤や出張でアメリカに行くことが多かったようで、彼からよくアメリカの話を聞かされていた。

アメリカでは、アメリカンフットボールは国技になっており、メジャーリーガーのオフシーズンにNFLでも活躍している選手もいると知った。

また、部活が休みの日には、自転車で遠くの街まで一緒に目的もなく出掛けたり、新聞配達や引越しのアルバイトをして稼いだお金で、競馬をやったりもした(笑)。

色々な仲間が増えても、なぜか彼は僕のそばにずっといた。

転機になったのは、ちょうど30歳を迎える寸前だった。

彼女と同棲していた神田とは、二人で会うことも少なくなり、二人の間は遠くなっていた。

突然、深夜に携帯が鳴り、電話の相手は、神田の母親だった。

急に体調が悪くなり、倒れて病院に入院したと言う。

抹消神経がやられて、首から下が動かない重大な病気だった。

疎遠だった彼との再会が、病院になってしまったが、それ以来僕は、時間を見つけては病院に面会に行っていた。

思うように体が動かなくなり、将来を悲観し、毎日泣き言をいう彼を見たのは、人生で初めてだった。

追い討ちをかけて、同棲をしていた彼女に別れを告げられた彼は、死にたいとまで口にするようになった。

何度も何度もお互いに励ましあい、半年もすると彼は、自作のPCを病院の部屋に持ち込み、仕事を始めたり、PCを使って趣味に興じたりするようになった。

健全な僕でも真似出来ないような彼の努力は、今でも鮮明に覚えている。

1年もして精神的に余裕が出来てきた頃に、僕は彼女と結婚すると彼に伝えた。

驚きと共に喜んでくれた彼から、今度彼女を連れてきて欲しいと頼まれた。

ちょうど一週間後の日曜日に彼に僕の彼女を紹介しようと車に乗って病院に向かう矢先に、神田からメイルが入った。

「ごめん。今日さ、熱があってすごい体調が悪いんだ。会いたかった。すぐ良くなると思うから、また今度よろしく。」

これが、神田との最期のやり取りだった。

 人間の弱さは力だと思う。その力は僕らの情念の深い部分に届いて、僕らを揺り動かそうとする。

ただ、その弱さにも二種類ある。弱さに居直り、その弱さを売りにして生きていこうとする姿勢と、自らの弱さを認めつつも、自分にはそこから何ができるかと弱さから自立を求める姿勢の二つだ。前者は言わば、負の弱さ、弱さに溺れる弱さであり、後者は弱さの中にある強さ、弱さを知ったがゆえの強さだと言えると思う。

 弱さというのは、それが肉体的なものであれ、精神的なものであれ、それば存在するということではすべての人間に共通する。

その意味で、僕の個人的な考えでは、弱さは必ずしもそれを克服する必要はないと思う。もちろん、ある程度改善できる弱さもあるとは思うが、僕の言う弱さとは、もう少し根本的なもので、たとえば自分の肉体のある部分にコンプレックスを持っているとか、精神的にトラウマがあるといった、自分では変えようがない性質のもののことだ。

 僕の好きなジャズミュージシャンにチェット・ベイカーというトランペッターがいる。彼は若い頃、甘いマスクと中性的なヴォーカルで、男性ばかりか女性にもとても人気があり、マイルスを凌ぐほどの勢いがあったが、麻薬に溺れてしまい、金銭上のトラブルからジャンキーに歯をすべて抜かれてしまう。トランペッターにとって歯がないということは致命的である。

しかし、彼はそこから再起する。

ガソリンスタンドでバイトをして、生活費を稼がざるを得ないところまで、かつての栄光から落ちてしまい、以前の甘いマスクはもう見る影もないほどの老いぼれてしまったチェット。それでも、彼の吹くバラードには、若い頃の彼以上に青春のリリシズムが溢れている。

 

駄目なら駄目で、絶えずその現実を受け止め、それを愛し、そこから自分なりの一歩を踏み出し、がんばろうとする。

そういう気持ち、心の余裕が今の僕にはある。

それは、神田が僕に教えてくれたシンプルだが人生の深い生き方だ。

 

以上

営業部 近藤

 

 

 

 

 

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Keep Your Name Clean

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開発設計部 天内です。
 
今から数年前に、総務部に当時勤めていたN川さんが全社員の為に、
特別に注文・配布をしてくれた名刺入れがあるのですが、
その名刺入れには、会社名と自分の名前がローマ字で刻印されており、
その上部には『 Keep Your Name Clean 』の文字が入っております。

最初にこの名刺入れを頂いた時は、
この言葉を実践して仕事に励もうと決意したのを覚えています。
 
この名刺入れを注文する際に、革の色を何種類かから選べたのですが、
私が選択した色はブラウン色で、文字部分は灰色がかっているので、
革の色に対する文字の色のコントラストが弱く、刻印はそれほど目立たない感じです。

そのせいか、いつしかこの刻印の存在を忘れていました。 


先日、革製品のメンテナンス用クリームを購入したので、
ついでに名刺入れのメンテナンスも行おうと思ってお手入れを始めたところ、
この刻印に久しぶりに気がついて少し懐かしくなりました。

自分の名前を汚さないような仕事を、日々きちんと出来ているだろうか?
 
革にクリームを塗りながら自問をしてみました。
 
名刺入れはまだ使用期間が2年程度しか経っていませんが、
角の部分は磨り減って、少しずつ年季が入り始めています。
サイドのマチの部分は片方がカピカピになっています。

せっかく会社から頂いた物だから、
もう少し丁寧に扱えば良かったなあと、とても反省しました。
 

これからは、定期的にメンテナンスを施し、
そのたびにこの『 Keep Your Name Clean 』の刻印を見つけては自問を繰り返そうと思いました。

おしまい。
  

 

 

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熱すぎるスーパー

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こんにちは、事務の麻田です。

 

先日TVにて、熱すぎるスーパー「ひまわり市場」(茨城県北杜市)紹介されていました。

 

そこには価格と価値のバランス、そしてタイミング、

お客様の胸を熱くするもの、笑顔にするものが散りばめられており、見ていて熱くなりました。

 

ちなみに・・・熱すぎるポイントとして紹介されていた部分を少し抜粋。

 

その1:社長の絶妙のマイクパフォーマンスと社長自ら作成した商品ポップ!

日々生産者の元へ出向き、目にし話を聞き、味わうことで、生産者の思いと美味しさを伝えている。

会社に戻ってくると熱の冷めないうちに商品ポップの作成と新鮮な商品を陳列。

そこかしこに「究極」やら「魂」やら「至高」やら「幻の」と書かれた商品が並んでいたいました。

どれも惹かれる魔法の言葉だな・・・(笑)

 

その2:社員もみんなプロフェッショナル

お魚コーナー:寿司職人、お魚職人(築地などからスカウト)

お惣菜コーナー:名店からスカウト

社員たちプロ意識がすごい、前向きさと笑顔と一生懸命さがとても伝わってきました。

 

中でも一番人気のお惣菜、その名も「歴史的メンチカツ」

な、な、なんと松阪牛が60%、鹿児島県産黒豚が40%(黄金比率)なんだとか。

値段も一流!一枚450円、た、たかい・・・(汗)

だけど、これがまた、飛ぶように売れていてすぐに完売!

そうなんです、値段は決して安くない、なのに、売れる、これが価格と価値のバランスなのでしょうか。

 

売上はうなぎのぼりでな、なんと個人店で年商70億だそうです。

 

ここには、作り手である生産者さんの愛情とその思いを確実に繋ぐ、プロの販売店の姿がありました。

どんな仕事であれ、共通点がたくさん詰まっているな、

心持ちや意識を真似していきたいと思いました。

 

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