博研・45:外伝・14:アメギノ・2
テーマ:博物研究史カルロス・アメギノ
カルロスは、前回登場のフロレンチーノの弟である。兄貴の採集フィールドは、主に暖かいパンパス地方だったけど、カルロスは凍てつくパタゴニアを得意とした古生物探検家。サンタ・クルス郡のリオ・ガジェゴ市から60キロほど離れたエスタンシア・ラ・コスタでホムンクルス頭骨化石を掘ったのも彼である。
パタゴニアの南部地方は、新生代中新世の霊長類化石の宝庫で、ホムンクルス以外にドリコセブス(1951年)、トレマセブス(1974年)、ソリアセブス2種(その内の1種の種小名は、アメギノラム、1987年)、そしてカルロスの名前を冠したカルロスセブス2種(1990年)などが記載されている。
現生霊長類で唯一、夜行性なのはナイト・モンキー、すなわちヨザル類だね。オレは、ペルー・アマゾンのプエルト・マルドナードにあるロッジのレストランの夕食中に観察したことがある。オモロイ顔をしたヤツだ。トレマセブスは、ヨザルの仲間だね。
前回登場したダースベーダー、すなわちキリカイケが発見されたのは、ガジェゴ川の河口部である。この川は、ヨーロッパから移植されたブラウン・トラウトの降海型の大型が遡上することで知られている。
アルゼンチン南部サンタ・クルス地方は、今は大型トラウトの宝庫になった。超デカいレインボウ・トラウトがウヨウヨの湖もある。
オレはパタゴニア北部のバリロッチェまでしか行ったことがない。しかし、将来必ずサンタ・クルスまで入りたい。もちろんフライでデカ・トラウトを狙うんだけど、幻のコウテイモンキチョウ、そしてサル頭骨化石との出会い、と夢は尽きない。
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