11月5日(土)、一人でも多くの方の傷を治し『切断』から足を救おうと、第8回ミレニア創傷ケア研究会が庄内を会場に行われ、当院はホスト病院として参加しました。
この研究会は毎年開催され、米国の最新のケアの学習や、全国の創傷治療施設の症例発表の場としてミレニアと提携している全国の20余施設が集まり、親睦を深めてきました。
創傷治療は院内外を問わず連携が必要であることから、「私たちの目指す連携 -細道から奥の大道へ-」を研究テーマにしました。また新たな試みとして、今回は創傷治療にまだ携わっていない施設も参加できるオープンな会とし、32施設104人が参加する大きな会となりました。
会は野末睦庄内余目病院院長の特別講演を皮切りに、各施設の医師・看護師より一般演題 計11題の発表がありました。当院から三浦弘子看護師も「爪と足の力」について演題発表し、斬新な視点で会場を沸かせました。
午後からは3つのブースで実践講座を行いました。(少しご紹介↓)
(講師:土谷総合病院 放射線科部長 佐藤友保先生)
詰まった血管を想定して、筒に詰まったボンドの塊のようなものにワイヤーを通す体験を行いました。
(講師:日本フットケアサービス 義肢装具士 大平吉夫先生)
フェルトを使って除圧方法の実践を行い、足の裏の創傷の治療において、除圧・免荷がいかに重要であるかを体験しました。
(講師:㈱ミレニア・ウンド・マネジメント 南カルフォルニア メソジスト病院 足病外科 李家中豪先生)
神経刺激器具を用いた末梢神経の位置確認の練習や、潰瘍再発率低減に効果があるとされる、外科的介入を考慮した予防的手術を、鳥の足を使って実際に体験しました。
ここで学んだことを李家先生の特別講演で確認しました。アンサーパットなる最新の機器(?←私は初めて見ました!)を使って問題を出題し、一問ずつ答え合わせをしました。
その後は、情報交換会を兼ねた懇親会を湯野浜温泉「亀や」にて行いました。
余目病院のダンサーH&M、●KB5(ファイブ)のダンスや、仙台社会保険病院 佐々木先生、ミレニア垂井社長、森本さんのトランペット・ギター・ベースのコラボ演奏などで更に親睦を深め、盛会のうちに幕を閉じました。
みなさん、お疲れ様でした。
Marie