庄内余目病院 院長室ブログ

庄内余目病院の院長室ブログです。
日々の出来事を徒然に。


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少し春らしい気配が漂ってきた、ここ庄内ですが、、、


院内で猛威をふるっていたインフルエンザもやっと先々週までで収まりました。
最初は患者さんか他施設から持ち込んだか職員が家族からうつったものが、
あっという間に職員や他の患者さんに広まって、
それをコントロールするのに時間がかかってしまいました。


この難しさは、患者さんや職員がインフルエンザにかかってから、
症状が出始める前に、他の人への感染力を有してしまっていることです。
だから、流行の始めでは、なかなか感染を予防することが困難なのです。


いろいろな感染対策を行って、現在は入院患者さんに
インフルエンザ感染者はいませんので、インフルエンザの
院内での蔓延については終息宣言を出しましたが、
庄内地域では依然インフルエンザB型が流行しているので、
いつまた、院内に持ち込まれるか、油断はできません。


実際職員の何人かは、家族より感染して、休んでいます。


ということで、しばらく職員のマスク着用は続けざるを得ません。
こういった面でも、春が待ち遠しい毎日です!


追伸:私のフェイスブックページもみてくださいね!
http://www.facebook.com/nozue.mutsumi

テーマ:
今日はちょっと、病院以外のことを書きたいと思います。


それは私が最近始めたフェイスブックページについてです。
フェイスブックという言葉は
皆さんも最近お聞きになることが多くなってきたと思いますが、
そのシステムの中で、フェイスブックページというものがあります。


それは、このブログのような感じで、誰でもがインターネット上からアクセスできて、
その日々の記事などを読むことができるものです。
企業がフェイスブックページをつくったり、個人でも最近作るひとが増えてきています。


そこで、わたしも挑戦することにしました。

http://www.facebook.com/nozue.mutsumi

ここでは、このブログよりも、もっと個人的なことを書いていく予定です。
このページに行って、フェイスブックのアカウントをつくって「いいね」を
押していただけると、つぎからは自然にわたしの記事が読めるようになります。


このブログを読んでいただいている方で、
病院以外での私の考えなどに興味がある方は、
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についての講演ビデオを、無料で見ることができます。


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是非申請してください。


皆さんからのアプローチ、お待ちしております。

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庄内余目病院は、いわゆる民間病院です。
町や県や国からはほとんど補助金などの支援を受けていません。
医療法人なので、利益追求を目的としてはいけないのですが、
組織を維持していくための最低限の利益を上げる必要はあります。
そして、利益に対しては法人税がかかります。


さいわい、近年の当院の経営は比較的安定しておりますので、
それなりの税金を払っています。


このような状況ですが、
民間病院といえども、かなりの公的な役割を担っていることも事実です。
どんな公的な役割を担っているか、思いつくままに書いてみたいと思います。


インフルエンザの予防接種:
 各自治体から住民に補助が出ていて、それを実施することが求められています。ほとんど利益は出ませんが、実施しないと、住民の方に不利益になります。


住民検診の二次検診:
 現在、一次検診で異常を指摘された方の、二次検診をたくさん行っています。特に胃カメラ、大腸カメラの需要が多く、もしも、当院で医師確保がうまくいかず、これらをお断りした場合、やはりかなりの迷惑がかかります。


救急車の受け入れ:
 昨年夏ごろから、救急車の受け入れが急増し、結果として倍になっております。これだけの変化にお答えするためには、当然人員配置を見直さないといけません。しかし、なかなか医師や看護師を確保することは容易ではありません。もしも救急車をお断りしなければならなくなったら、年間1000件もの救急車はどこへ行けばいいのでしょうか?


その他にも、多くの公的役割を担っています。病院だから当たり前と言わないでくださいね。
「いやいや、そんなことは言ってない」と思っていらっしゃる方が多いと思いますが、
そうでもないのです。


いろいろな場面で「余目病院は民間病院だから」
といって、様々な障害をうけることが多いのです。
あまり具体的には書けませんが、
このことを皆さんにはぜひ知ってもらい、意識しておいてもらいたいのです。


私は、なんとしてでも、期待される公的な役割を
余目病院がしっかりと果たしていくことを目指さなくてはならないと考えています。
それができれば、税金を払っている分、他の公的医療機関よりは
素敵ではないかなあと感じています。


日本全体が、税金が足りなくて困っているのですから。


以上、一般論と私の決意を述べさせていただきました。
特定の人とか施設とかを避難しているものではありません。
   


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当院では、フットケア外来をだいぶ前から開いています。
最近こそ、いろいろな病院でこの外来が開かれるようになってきましたが、
3年ほど前に私たちが始めた時には、この庄内地方はもちろん、
東北全体でもほとんど開設されていませんでした。


フットケア外来って何をやるところですか?
なんて質問も来ると思いますが、
それはちょっと置いておいて、、、、


少し前にも、糖尿病で
右足の第5趾が、完全に壊死した患者さん(女性)が
来院されました。


私たちは見慣れていますので、さほどの驚きは
ありませんでしたが、
まだ50歳前後とお若いので、
思わず尋ねてしまいました。


「ご主人はこの足のことをご存知ですか?」
「いえ、知りません」
「ここに来ることも知りませんか?」
「ええ、知りません」


「え、どうしてですか?」
と聞きたかったのですが、上の会話で止めました。
以前も同じことがあったからです。


やっぱり、たとえ夫婦といえども、
足を見せるのは恥ずかしいのかもしれません。
まして、傷ができて、腐り始めた足を見せることは
とてもためらうでしょう。


だから、みなさん、特に男性の方は
パートナーの足を時々見てあげてくださいね。
そして少しカサカサしていたら、
手に塗る尿素を含んだ保湿クリームjを
塗ってあげてください。


喜ばれますよ!!!


そして、変形がひどかったり、胼胝ができていたりしたら、
迷わずフットケア外来を勧めてください。
糖尿病を患っている場合はなおさらです。


当院でも、一生懸命やっていますから、
ぜひ受診してください!!!



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医師としての活動も30年を過ぎようとしています。
その活動の中で、本当に言葉というものの使い方が大事だなあと
感じる場面が多くありました。


今日は
「延命治療」
という用語について、考えてみたいと思います。


よく患者さんご本人やご家族から
「延命治療はやらないでください」
というご希望をうかがいます。


また「延命治療は医療費の無駄」
といった論調も最近耳にするように
思います。


このようなときに使う
「延命治療」という言葉の定義は
本当に難しいですね。


医療関係者の中でさえ、いろいろな
解釈や定義があると思うからです。


今週の「徳州新聞」のコラムの中に
ある医師の言葉として
「86歳のこの方に透析を行うのは延命治療ですが、
やらないと肺水腫になって、ご本人が苦しまれると思います。
どういたしましょうか?」
という文面が載っていました。


透析とは延命治療なのでしょうか?


透析が延命治療かどうかは、
透析という医療行為だけで
判断されるのではなくて、
それを行う時の患者さんの状況、
家族の状況によって変わってきます。


だから、もしもこの患者さんが
意識もはっきりして、歩くこともできて、
コミュニケーションもとれるような状況なら、
透析は延命治療でないでしょう。


もしも寝たきりで意識もないなら、
延命治療ととらえる人が多いと思われます。


では、その中間、
たとえば、
認知症で、徘徊しているけれど、
コミュニケーションは、なかなか取れない
ような状況では、どうでしょう?


透析は延命治療でしょうか?
それとも通常の治療でしょうか?


医療の世界で使う「言葉」や「用語」は
ときとして、哲学的な思考を
私たち医療者や患者さんご本人あるいは家族に
促すのです。


さて、みなさんは
「延命治療」という言葉に
どんな定義を与えますか?