庄内余目病院 院長室ブログ

庄内余目病院の院長室ブログです。
日々の出来事を徒然に。


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当院では、フットケア外来をだいぶ前から開いています。
最近こそ、いろいろな病院でこの外来が開かれるようになってきましたが、
3年ほど前に私たちが始めた時には、この庄内地方はもちろん、
東北全体でもほとんど開設されていませんでした。


フットケア外来って何をやるところですか?
なんて質問も来ると思いますが、
それはちょっと置いておいて、、、、


少し前にも、糖尿病で
右足の第5趾が、完全に壊死した患者さん(女性)が
来院されました。


私たちは見慣れていますので、さほどの驚きは
ありませんでしたが、
まだ50歳前後とお若いので、
思わず尋ねてしまいました。


「ご主人はこの足のことをご存知ですか?」
「いえ、知りません」
「ここに来ることも知りませんか?」
「ええ、知りません」


「え、どうしてですか?」
と聞きたかったのですが、上の会話で止めました。
以前も同じことがあったからです。


やっぱり、たとえ夫婦といえども、
足を見せるのは恥ずかしいのかもしれません。
まして、傷ができて、腐り始めた足を見せることは
とてもためらうでしょう。


だから、みなさん、特に男性の方は
パートナーの足を時々見てあげてくださいね。
そして少しカサカサしていたら、
手に塗る尿素を含んだ保湿クリームjを
塗ってあげてください。


喜ばれますよ!!!


そして、変形がひどかったり、胼胝ができていたりしたら、
迷わずフットケア外来を勧めてください。
糖尿病を患っている場合はなおさらです。


当院でも、一生懸命やっていますから、
ぜひ受診してください!!!



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医師としての活動も30年を過ぎようとしています。
その活動の中で、本当に言葉というものの使い方が大事だなあと
感じる場面が多くありました。


今日は
「延命治療」
という用語について、考えてみたいと思います。


よく患者さんご本人やご家族から
「延命治療はやらないでください」
というご希望をうかがいます。


また「延命治療は医療費の無駄」
といった論調も最近耳にするように
思います。


このようなときに使う
「延命治療」という言葉の定義は
本当に難しいですね。


医療関係者の中でさえ、いろいろな
解釈や定義があると思うからです。


今週の「徳州新聞」のコラムの中に
ある医師の言葉として
「86歳のこの方に透析を行うのは延命治療ですが、
やらないと肺水腫になって、ご本人が苦しまれると思います。
どういたしましょうか?」
という文面が載っていました。


透析とは延命治療なのでしょうか?


透析が延命治療かどうかは、
透析という医療行為だけで
判断されるのではなくて、
それを行う時の患者さんの状況、
家族の状況によって変わってきます。


だから、もしもこの患者さんが
意識もはっきりして、歩くこともできて、
コミュニケーションもとれるような状況なら、
透析は延命治療でないでしょう。


もしも寝たきりで意識もないなら、
延命治療ととらえる人が多いと思われます。


では、その中間、
たとえば、
認知症で、徘徊しているけれど、
コミュニケーションは、なかなか取れない
ような状況では、どうでしょう?


透析は延命治療でしょうか?
それとも通常の治療でしょうか?


医療の世界で使う「言葉」や「用語」は
ときとして、哲学的な思考を
私たち医療者や患者さんご本人あるいは家族に
促すのです。


さて、みなさんは
「延命治療」という言葉に
どんな定義を与えますか?

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最近、私自身の考えが少し変わってきた分野があります。


それは「本音と建前」といった分野です。


以前の私なら、建前で言っているひとの発言に
妙に腹が立って、そのような発言をする人を
強く避難したりしていました。


そして、私自身も、できるだけ本音で語るように
努力してきました。


でも、最近は、何か違っているかもしれないと
考えるようになりました。


何が違っているかというと、
建前と本音の区別はそれほど簡単ではないということです。
それと時間の経過とともに
本音と建前が変わってくることが頻繁にあるのでは
と思えるようになってきたのです。


建前で言っていたつもりが、いつの間にか本音になっている
なんてことが、皆さんも多くありませんか?


だから、本音と思えることを話すときでも、
ちょっと、周囲を見回して、
柔らかく表現するようになりました。


本音だと思っていたことが、実は
周囲からどう見られたいかといったことの
裏返しだったりするからです。


意見を言わないということは、
とても残念なことなので、
できるだけ柔らかい表現で、
そして何度でも、機会を改めて
表明するようにしていきたいと考えています。

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職員から結婚披露宴の招待状をいただきました。
日程を聞くと、残念ながら、私の家族のお祝い事と重なっており、
出席できないことが判明しました。


お二人ともかつて当院の職員でしたし、
事情があって、いまは彼だけが働いていますが、
多くの職員が参加する楽しい結婚披露宴になることでしょう!!!


私は結婚式に呼んでいただいたときに、
できるだけ出席させていただいております。


でも、一つ条件を付けています。


それは、披露宴会場を禁煙にすることです。


私自身、たばこの煙を吸うとすぐに頭が痛くなってしまい、
不快に感じるからでもあるのですが、それよりも
通常披露宴には、小さなお子さんとか、
妊婦さんがいることが多いからです。


さいきんでは花嫁さんが妊婦さんであることも
珍しくありませんものね!!!


この条件を5年ほど前に初めてお願いした時には、
そのカップルも、結婚式場もお客さんがどう感じるかについて
不安に思って、多少躊躇されたのを覚えています。


でも、最近はすんなりと受け入れてくれるようになりましたし、
私がいい出すまでもなく、最初から禁煙になっているところも多くなってきました。


今度の結婚式は、私は出席できませんので、
こんな条件もちろんお願いしていませんが、
きっと会場は禁煙になっていることでしょう。


皆さんも、今度結婚式に参加したり、
あるいは主催するときには、
考えてみてください。


ちなみに、当院では禁煙外来をやっております。
担当は、私です。


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今日は、さびしい、でもおめでたいことがありました。


開院以来勤めていただいていた、Yさんの定年退職に伴う
勤務最終日だったのです。


朝礼では彼女らしく、明るく、さわやかに最後のあいさつをされていました。
いつも感極まって、あいさつできなくなる私とはまったく違います。
すごいなあと思いました。


彼女は、病院で活かせる、いわゆる「資格」は何も持っていません。
でも、不思議な魅力を持っていました。

それは、

他の人の心の状態を察することに長けていること、そして
患者さんの顔と名前と家族構成とそのほかもろもろのことを
時系列で分かっていること

です。


10年前に当院に着任して、
右も左もわからない状態だった私に、
患者さんの背景を手に取るように説明してくれました。
その頃は内視鏡室で助手をしていましたが、
患者さんの腸が長くて、いつも苦労する人ですよとか、
いろいろ教えてもらいました。


最近はフロアマネージャーとして、
患者さん一人一人にあった、適切な誘導をしてもらっていました。
誰もまねのできない芸当でした。


Yさん、長い間ありがとうございました。
少しゆっくりして、
新たな歩みを始めてください!!!