天野統康のブログ 金融システムから見る経済社会論
「神」、再臨。

本書を読み終えたとき、あなたの世界観は一変する。

「平和ボケ」日本人の想像を超えたプーチンと世界の熾烈な闘い。
そして、国益と生き残りのために命を賭ける壮絶な姿。

ソ連崩壊からロシアの「地獄」と「復活」を見続けてきた気鋭の国際関係アナリストが、大胆かつシンプルに読み解く驚くべきプーチンの戦略と、来るべき世界の結末!

北野幸伯

国際関係アナリスト。
1970年生まれ。ロシアの外交官とFSB(元KGB)を専門に養成するロシア外務省付属「モスクワ国際関係大学(MGIMO)」(モスクワ大学と並ぶ超エリート大学)を日本人として初めて卒業。政治学修士。卒業と同時に、ロシア・カルムイキヤ自治共和国の大統領顧問に就任。99年より無料メールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」を創刊(2012年現在、会員数約32,000人)。MGIMOで培った独自の視点と経験を活かし、従来とは全く違った手法で世界を分析する国際関係アナリストとして活躍中。著書に『ボロボロになった覇権国家』(風雲舎)、『中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日』(草思社)、『隷属国家日本の岐路』(ダイヤモンド社)がある。ロシア・モスクワ在住。





<私のコメント>
4月5日に発売される「プーチン 最後の聖戦」を著者の北野幸伯氏から送っていただきました。

早速、読んでみたところ、あまりにも面白く衝撃の真実の連続だったので、寝るのを忘れ夜更かしして読みきりました。


日本では殆ど報道されないプーチン・ロシアと欧米支配者の全世界を巻き込んだ激闘が原因から舞台裏まで詳細に書かれています。


大国とはいえなくなったロシアが、世界を支配する欧米勢力と反欧米勢力の急先鋒として国内、国外で激闘を繰り広げてきたわけですからその孤独やプレッシャーは相当なものだったでしょう。

特に興味深かったのは、ソ連崩壊後のロシアが新興財閥に搾取され、国民の生活が脅かされていたところを、プーチン率いるKGB勢力が短期間に崩壊させた部分です。


欧米の財閥勢力と違い、ロシアの新興財閥はソ連崩壊後の短期間で一気に巨大化したため、基盤がもろく崩壊も瞬間的だったわけです。

ただしそれを可能にしたのがプーチン率いるKGB軍団の用意周到な作戦でした。


私は新欧米のエリツィン政権のもとで反欧米のプーチンがどのようにして権力を握ったのか不思議でしたが、この本で謎がとけました。


ロシア国内で権力を握った後の大改革も実に見事であり、経済、政治、行政、財政、外交とありとあらゆる部分で国家としての機能を回復させる強権改革を行ったプーチン政権の手腕は、独裁的と批判されても評価されるべきものでしょう。

今回の大統領選挙でも圧勝したのは当然のことです。


プーチンの改革はロシア史的観点から言えば、後進国ロシアを近代ロシア帝国に変化させたピョートル大帝の大改革に匹敵するものです。


残念なことにプーチンと同時期に行ったわが国の小泉構造改革は真逆の結果を日本にもたらしました。

また、現在の民主党政権の改革も当初の理念から大きくシフトチェンジし、構造改革路線をなぞっているだけです。ロシアと日本の改革の方向性ともたらした結果の違いは、一重に外国勢力の干渉を排除できたか、できなかったのかの違いです。


当たり前ですが外国勢力はその国の国民のことなど考えるはずがありません。自らの利益を求めて侵略しているわけですから。


自立した国にならなければ、国民のための政策など到底無理ということです。

プーチンはそのことを骨身にしみてわかっていたので、自立を徹底させたと言うことです。自立しているから独自の国内政策と外向政策を行うことができたわけです。


他にも、現在のアメリカの支配力をささえる基軸通貨という立場。それを崩壊させようとするロシアや中国の動き。中東の戦争やユーラシア各地におきる革命運動の背後関係など、マスコミが報道しない貴重な情報が羅列されています。


ここでも利用され操作される民主主義の問題が全面に論じられています。


<参考リンク>思想・宗教関連


世界は国と財閥権力のエゴとエゴがぶつかり合う熾烈なパワーゲームであり、そのことを理解しない限り何が起こっているか理解できないということを改めて実感できます。


この本は欧米のマスコミの強い影響下にある日本で、ロシア側の視点から見た世界というものを体験できます。

ロシアに20年以上在住し、ソ連崩壊から現在まで激動のロシアと接し続けた著者ならではの貴重な情報です。

物事は対立する両方の立場から見て全体像をつかむことできます。


投資も経営も政治も真実を知らなければ搾取されるばかりです。


一方的な情報でマインドコントロールされている現在の日本に、別の視点の世界情勢を提供することで、日本に目覚めて欲しいという著者の愛国の気持ちがよく伝わってきます。


現在の激動する世界情勢の本当の姿がわかる超お勧めの一冊です。



「本を読み終えたとき、あなたの世界観は一変する。」

<リンク>Amazon  プーチン 最後の聖戦

<以下転載>

商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

★本書を読む前に!
この本には、日本人の99.9%が知らない真実(=事実)が次から次へと出てきます。
そのため、本書を読み終えたあと、あなたの世界観は一変します。
この日本以外で繰り広げられている世界の驚くべき現実などおかまいなしの方。
日本は戦争になど巻き込まれるはずないなどと考えている方。
そして、毎日をこれまでどおり、穏やかに過ごしたいと思っている方には、本書は非常に危険です。

★本書の概要
「あの男が帰ってきた!!!」
いままで世界を牛耳ってきたアメリカの支配者たちは今、恐れおののいています。
アメリカは1991年末、ソ連崩壊で「冷戦」に勝利。世界唯一の「超大国」になりました。
そして、90年代は「ITバブル」により、空前の繁栄を謳歌していた。
新千年紀がはじまる頃、誰もが「アメリカの時代は永遠につづく」と信じていました。
しかし、あれから12年。
もはやすべての人が、「アメリカの時代は終わった」ことを知っています。いったい、何が起こったのでしょうか?
一般的には、「欲ボケしたアメリカ人が、自滅した」と信じられています。
具体的には、「住宅バブル崩壊」「サブプライム問題」「リーマンショック」などが起こり、没落していったと。しかし......。

「アメリカは自滅したのではない。没落させられたのだ!」というのが、この本で明かされる数多い真実の一つです。
でも、いったい誰に......?
それは、「多極主義陣営」と呼ばれる国々にです。
「アメリカ一極世界をぶち壊せ!」「多極世界をつくろう!」という運動は、そもそも西欧から起こってきました。
ソ連崩壊で「東の天敵」が消滅したとき、西欧のエリートたちは、「アメリカから覇権をとりもどそう!」と考えたのです。
しかし、西欧の一国が昔のように覇権国家になるのは、現実的でない。
それで、「EU拡大による欧州統合」と「共通通貨ユーロの導入」で欧州を「巨大な一つの国」とし、覇権を奪回しようとしたのです。
そんな欧州の反逆を03年までに鎮圧したアメリカ。(詳細は本書で)
しかし、そのときもっとも強力な敵が現れた......。
その敵こそが、ロシア史上最強のリーダー、プーチンだったのです。
プーチンは、「イラク戦争」「ユコス問題」「グルジア・バラ革命」「ウクライナ・オレンジ革命」「キルギス・チューリップ革命」等々で、ことごとくアメリカと対立。
08年8月には、アメリカの傀儡国家グルジアとロシアの戦争にまで発展していきます。
しかし、同年9月、「リーマンショック」が起こり、ついにアメリカの一極世界は自壊。
「100年に1度の大不況」のなか、米ロとも、戦いを継続するのが難しくなり、両国は停戦で合意。「米ロ関係『再起動』」なる言葉も生まれました。
しかし、「再起動」の時代は、プーチンの復活により終わりつつあります。
そう、「米ロ新冷戦」は、必然的に再開されることになるのです。
プーチンの目標は、「アメリカにとどめを刺す」こと。
でも、いったいどうやって......?
この本を一読いただければ、すべてが明らかになります。

本書『プーチン 最後の聖戦』でわかることの一部を、ここに挙げておきます。
・90年代ロシアを支配した7人の新興財閥(うち6人はユダヤ系)とは?(その名前と基盤)
・たった一回の訪問で、新興財閥のボスの心をわしづかみにしたプーチンの行動とは?
・「逃げ道なし」。新興財閥軍団を罠にはめたKGB流「トリプル戦略」とは?
・90年代ボロボロだったロシア経済が、プーチン政権下で大復活した理由とは?
・アメリカを没落させる、絶対確実な方法とは?
・プーチンに反逆したユダヤ系石油王ホドルコフスキーとヤコブ・ロスチャイルド卿の「危険な関係」とは?
・アメリカが、ロシアの勢力圏「旧ソ連諸国」で革命を起こした理由と証拠とは?
・プーチンがアメリカを没落させた、具体的な方法とは?
・プーチン・ロシアが同盟関係を結んだ中国が提案する「世界共通通貨」構想とは?
・メドベージェフは、なぜプーチンを裏切ったのか? 彼の背後にいた勢力とは?
・アメリカに「とどめを刺す」プーチンの戦略とは? 等々。


出版社からのコメント

◎この本には、以下、普通の本と違ういくつかの特徴があります
★著者はモスクワ在住20年以上。ソ連崩壊以前から、この国の「地獄」と「復活」を目の当たりにし、一般ロシア人からロシアン・エリートまで、そのメンタリティーと行動パターンを知りつくしている。
★著者は、「卒業生の半分は外交官、残りはKGBを養成する超エリート機関」とよばれた、ロシア外務省付属モスクワ国際関係大学を卒業した初めての日本人である。
★現在33,000人の購読者を誇るメルマガと、これまでの3冊の著書のなかで、自己の予測を当てつづけている(例、05年時点で「アメリカ没落」を予測。その後も「世界的不況下で中国は一人勝ち」「日本に反米親中政権が生まれる」「尖閣諸島から日中対立が起こる」等々)。
★一見、「トンデモ系」「陰謀系」と思える内容も、すべて豊富な「資料」と「証拠」によって実証されているので、だれもが納得できる。

この本を読めば、たとえ中学生でも、あるいは女性でも、あなたの世界観は必ず、しかも一気に、「世界の指導者レベル」「日本最高レベル」まで引き上げられます。
日本人のほとんど誰も知らない複雑な世界の現実とその動きを理解するための、シンプルなメソッドを知りたい方。これから先、サバイバルのための正しく確実な方法を身につけたい方。
迷わず本書をご一読ください。


<転載終了>




$家計のプランニング 天野統康FP事務所

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