コロッケとか、トマトとキュウリのサラダとか、いちごのショートケーキとか、
ヒルマが訴えるには「怖い」のだそうです。
はじめて見る食べ物もたいてい「怖い」ので食べません。
「具が何かわからないのが不安」とか「赤や緑の色が気持ち悪い」だとか、
「砂を噛んでいるようだ」とか、
発達障がいを持つ人の味覚や食感には独特の困難が多いようです。
お互いに落ち着いているときは「一口だけ食べてみたら?」とすすめてみたり、
ヒルマが自分から「ちょっとなめてみる(決して「食べる」ではない。笑)」とやる気を見せることもあります。
わたしがブラックモード(笑)のときは、
「おかあさんがせっかく作ったのに・・・」と同情を引いたり、
「残したら食べ物がかわいそう・・・」と迫ってしまうこともあります。
でもこれは出来るだけ避けた方がいいと思います。
やりすぎると今度はどうしても食べられなかったときに、
「残したい」と「残したらかわいそう」の板挟みに苦しむからです。
ちなみにこうなってしまったときのわたしの対処法は、
1:がんばれるなら食べ切る。
(わたしが食べさせると食べたりする)
2:わたしが半分、ヒルマが半分食べる。
3:ラップしてあとで食べる。
(ことにして忘れさせる)
などがあります。
さて、食べ物に関しては常にそんな調子なので、あまり期待していなかったのです。
楽天で人気の「おやき」にも。
具が見えるように半分に切ったおやきを一口食べたヒルマは、
あんことポテトも平らげました。
具がぎっしり入っていて朝食にもいい感じ。
ほんのり甘い味噌味がたまりません。
いつもありがとうございます。食べ物が「怖い」という感覚・・・わたしには想像がつきません。
メニューによっては「何か気持ち悪い」もあるし、「おいしくなさそう」もあるから混同している訳ではなくて。
わたしにはヒルマが思ったことを伝えてほしいと言っています。
でも「ほかの人には苦手って言おうね」とか「心の中で言おうね」とか、まわりに誤解や失礼のないように心がけています。