もうすぐ横浜ダンスコレクション。 | ア マ キ オ ト の 日々

ア マ キ オ ト の 日々

2012年9月より始動した伊東歌織によるダンスプロジェクト『アマキオト』
にまつわる日々の事、稽古場風景などを綴っていきます。

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あっという間に2月に突入。

バタバタと年始は過ぎ去り、出雲での合宿を終え、東京でも最終調整を行い、いよいよ7日は横浜ダンスコレクションのコンペティション。

実は持病が悪化してしまい、普通に生活は出来るものの、かなりの食事制限があってそのストレスで精神的にかなり参っていました。

病気とは敵対してはいけないのだけど、やはりそれをきっかけに、再び自分の性格や性質を改めて考えたり責めたりしてしまい負のスパイラルにハマりつつありました。

年末くらいから、変化させたい事、挑戦したい事が少しずつ膨らんできた一方で、動くに動けない身体というか、精神というか…焦ってるつもりはなくても焦ってしまったり、必要以上に不安になる事も多くありました。

しかしまあ、行きつ戻りつ今までもやって来たのだし、行く時は行く。今は立ち止まってよく自分の身体も心もじっと見つめるときなのだと思います。

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作品の方ですが、こちらも今は自分が踊るし振付家としても創るしで中々客観的に見れないので、時々人を呼んで観てもらい、その時の身体の反応や感想などを聞きつつ試行錯誤の日々です。

身体というのは面白いもので、人が観ていると本当に変わるのです。勿論、誰も観ていないところで自分で身体を見つめることも重要です。むしろそれがないと、肝心のところで何かがブレてしまう。

人の意見を聞く、聞かないも自分の選択権です。ただ、作品が「自分のもの」になりすぎるのは危険なので、やはり客観的に見た時何が起こっていて、どう感じるのか?を言って貰えるのは助かるし、それを受けて自分はどうか、と一歩距離を置けるのが良い。

コンペティションは人と比較され、人の目に晒され、賞が与えられる/与えられないが決まる。自分とかなり距離のある人達が作品をどう捉え、何を思うかは興味深いのと同時に、自分もその舞台に作家として立った時、一体何を感じるのかが今から楽しみです。

この作品は、まだまだ「途中」の段階であり、完結することははなから目指していない。にも関わらず、日を追うごとに辛くなったり不安になったりしてしまう。まあ、そこで出会うお客さんにとっては一生に一回の事かも知れないから、当然そこで「プロセスなんでー」と言っても通用しないからなぁ。

とは言え、辛い、苦しい、一回だけ。ではなく、この作品に関わって貰う人のエネルギーに支えられながら、継続的に創作していきたいものです。作品も人も、育っていくものなのだと信じてます。

お立会い頂ける方、是非2/7(日)16時~横浜赤レンガ倉庫でお待ちしています。他のチームの出演者も魅力的な人達ばかりです。