2008年02月07日(木)

重力ピエロ

テーマ:書籍

僕が始めて読んだ伊坂作品は、一つの短編でした。それは数名の著者が参加したオムニバス短編小説「I LOVE YOU」 に掲載されていた「透明ポーラーベア」 。いきなり見事にやられましたね。小説で泣くことってあまりないのですが、僕の胸の奥に眠る意固地な塊がガラガラと崩れたような感覚がありました。

気になっていた作家さん。それは思っていた以上の素敵な作家さんでした。


それから彼の作品ばかり見ています。他の作家さんの小説も読んでますけどね。途中まで読んでいても、伊坂作品を買たらそこでストップしてしまってます。


重力ピエロ/伊坂 幸太郎


今回読んだのは「重力ピエロ」

彼の代表作でもある作品。

もう、最高ですね。大胆なストーリーに張り巡らされた繊細な描写。さまざまな伏線が心地よく、先をどんどん読みたくなるユーモアでワクワクする展開。読み終わった瞬間の満足感や爽快感は他にないですね。

内容は少しダークで悲しい面もあります。でも本当に悲しい出来事って何だろうと思いました。なんだか、少し羨ましいとも思える家族愛があって、すべてを笑い飛ばせてしまえそうなユーモアな世界がありました。

悲しみってはかるものではないんですね。自分が幸せといえばそれは誰にも変えられない

他人をはかるより、まずは自分と向き合って幸せを確認できればね。人の幸・不幸を決めるのは他人じゃないって気付くはず。それって大切なことだなって思います。

僕らは知らない内に、他人の不幸を決め付けては、同情したり、心配したり。なんかそれって違うのかなって思いました。きっと、SOSに気付いてあげることさえ出来たらいいんですよね




そして彼の作品の特徴でもあります。講読後に込み上げてくる、終わってしまった残念感

気が付けば違う伊坂作品を本屋で物色。そんな繰り返しになってますw。


他にも好きな作家さんはいますけど、伊坂作品は一番楽しいですね♪おすすめ★★★




他の伊坂作品のおすすめはこちらです♪


陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)/伊坂 幸太郎
¥660
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アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)/伊坂 幸太郎
¥1,575
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グラスホッパー (角川文庫 い 59-1)/伊坂 幸太郎
¥620
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ネタのタネ

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2007年07月17日(火)

アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂 幸太郎

テーマ:書籍



アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂 幸太郎


* 83点 *


久しぶりに小説を一気に読みました。続きが楽しみになる内容なのか書き方なのか、とにかく面白い。お陰で寝不足だw。
この小説は内容を隠しつつ感想書くのって難しいや。映画化もされたみたいですね。見にいきたいよ。でもどうやって映画にしたんだろ? 特にあの部分が気になります。


これ読んで改めて思いました。今の時代って、一昔前では考えられないような犯罪があちこちで行われていて胸が痛むなって。残酷なことを楽しみながらやってのける人もいるんですね。一体何がどこでどう狂ってしまったんだろう。他人事ですまない胸の悪い、腹立たしい事件が毎日どっかで起こってる。家庭環境や教育や法律や経済が原因であり、また一人一人がどっか無責任のまま大切な何かを野放しにしてると思う。たくさんの腫瘍が世界をどんどん蝕んでいく。これといった対策もたてずにね。。せめてこの小説みたく、何かそういう大切なものを思い出すキッカケを与えられるような、そんな作品を僕も創っていければいいなって思う(そしてついでに寝不足にしてやろう 笑)。というより単純にそんな人間でありたい。


多くの誰かの為に生きるなんて大それたもんじゃないけど、小さい誰かや自分の為に生きた結果が、少しでも多くの誰かの役に立つならいいなと思う。

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2006年10月31日(火)

西加奈子「サクラ」

テーマ:書籍
さくら/西 加奈子

* 85点 *


<内容>

飼い犬サクラと大学生の僕、父さん、母さん、妹のミキ。あるちっぽけな家族に起こったひとつの奇蹟が、ある美しいひとつの曲を、強く、やさしく立ち上げる。


<感想>

幸せだけが描かれた話はよくあるけど、これはそうじゃないです。ときにはズレてしまった日常に、切なくなり胸が痛む。なのにどこまでも優しくて、幸せな本。(そこはこうして欲しくなかったという部分もありますがw)
難しい言葉だとか、読めない漢字もなくw、読みやすい文体で綴られた言葉は、ありのままの日常をうつしだす。描かれた家族になったような、、空から見守っているような、、とにかく入り込みやすい。

読後、あぁいい本を読んだなと息が漏れました。自分をとりまく大切な人たちにも読んでほしくなりました。途方もなく感じていた壁も、実はほんの些細なものなんだよ、と思えちゃうような、ステキなステキな小説でした。



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2006年10月24日(火)

吉田修一「パーク・ライフ」

テーマ:書籍

パーク・ライフ/吉田 修一
¥1,300
Amazon.co.jp


* 53点 *


<内容>

停車してしまった日比谷線の中で、間違って話しかけた見知らぬ女性。知り合いのふりをしてくれた彼女は同じ駅で降り…。東京のド真ん中「日比谷公園」を舞台に男と女の「今」をリアルに描く、第127回芥川賞受賞作。 「パーク・ライフ」「flowers」の二編掲載。


<感想>

なんとなく昔から気になっていた小説シリーズ第一段(二段とかあるんかいな)。吉田修一氏「パーク・ライフ」。 そういえば芥川賞とった作品なんですね。いま調べてて気付いよ。

まーー感想は、なんてないな、と。日常的すぎる作風がかえって、不自然にうつりました。映画ならこういうの好きになりそうだけど、小説でやってしまうと、物足りない。文章の書き方も、あまり好きではないのかもしれないなぁ。あ、セリフは良かったけど。

芥川賞ってこういうものなのかな? まぁ、僕はつまんなかったです。気分にもよるんだろうけど、いま求めてる作風ではなかった。

「flowers」の方が面白いという意見があるので、また気が向けば読んでみようかな( 「パーク・ライフ」みて、次を読む気がしなくなったので読んでなかったw)。



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恋の矢

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2006年10月17日(火)

伊坂幸太郎『砂漠』

テーマ:書籍

砂漠  ¥1,524

* 70点 *


<内容>

「大学の一年間なんてあっという間だ」入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。パワーみなぎる、誰も知らない青春小説。


<感想>

ようやく読み終わった~。最近本を読むのが猛烈に遅いです。速読方でも学ぼうかな。それはさておき、はい。伊坂幸太郎氏の新作『砂漠』を読みました。

なさそうで、ありそうな、でもやっぱりないような(どっちやねんな)青春グラフィティー。少し甘酸っぱい記憶。読み終わった後、胸がすっとするのと同時に、チクチクと痛むものがありました。ああぁいいな学生生活って…。

好きな作家さんなのに、そういえばあまり読んでないなぁ。また彼の作品は読んでみたいと思っています。誰かおすすめあれば教えてちょ♪



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2006年08月29日(火)

The Blue Day Book ― 誰でも落ち込む日がある

テーマ:書籍
最近よく古本屋に行きます。なんとなく本を読み耽りたい気分。そこで発見した本。表紙は昔から何度か見た事があったけど、購入は初めて。

ブルーデイブック―誰でも落ち込む日がある。

* 83点 *

内容

誰でも落ち込む日がある。どう生きるべきか思い悩むときがある。でも、その先を曲がれば素敵な出会いが待っているかもしれない。ひるまずに思い切ってやってみよう。きっと元気になれるから!本書は全米でベストセラーの愉快な動物写真と心温まるメッセージを組み合わせたユニークな写真集です。落ち込んだとき読めば、まちがいなく元気になれます!ページをめくるうちに、おもわず口元がゆるむでしょう。



感想

今年、僕も動物の写真と言葉を組み合わせて一冊の絵本を作ってみました。自分なりにいい出来だと思っていたけど、これを読んで「あぁ、俺の作品なんてまだまだだぁ」って思っちゃいました。ま、この本の写真などはたくさんの人が撮ったものだから、仕方ないかーとすぐに開き直りましたがw。なので、ショックというよりいい本に巡りあえて嬉しかったです。

ほんとね、心が温まる。クスっと笑える。シンプルにそれだけの本。でも、いいわーこれ。はまりました。


最近の僕は、ある人からの影響や、カメラに写る表情が気に入って、動物がどんどん好きになってきてるんですけど、こういう本を自分だけの力で作れたらいいなぁと思いました。


また話がずれるけど、人からの影響って大切だなって思う。いい意味での影響ってやつね。そんな部分をどんどん吸収していけたらいいと思う。

なのに、世界はいがみ合ってただ対立したり、相手に嫌なことされたからって同じことやりかえしたり、いつまでも根にもったり…。そんなアフォみたいな国ばっかし。それじゃいつまでたっても成長しないよ。結局精神的に弱いんだろうな。だのに、なまじ力が強いから手につけられない。なーんて、『世界』だなんて、これはでっかくいいすぎだけどね。


ただ、人のいい部分にちゃんと気付ける人間になりたい。そんでもって、影響を受けたい。人の意見に左右されて、フラフラするというわけでなく、柔軟な心を持ちあわす、芯のある人間にね。って自分で言っておきながら難しいなぁw。

自分を客観的にみると、嫌ーなとこばっか見えるし、まだまだ人間としてもろいし弱いし、自分に甘いけど、色んな経験や出会いを通して成長していけたらいいなぁって思う。

あーー、ホントまだまだだけど、そんな信念だけはいつまでも失わないでやってきたいです。

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2006年08月25日(金)

虹ヶ原 ホログラフ

テーマ:書籍
僕は基本的に昔っから漫画はよく読んでます。大人買いもしばしばw。かーーなり色んなの見てます。リアルなものやダークなものや冒険やスポーツものなど。だからたまには紹介してみよかな。

浅野いにお 「虹ヶ原 ホログラフ」  


* ? 点 *


浅野いにお作品はちょろちょろと読んでます。独自の世界観・詩的な表現やシュールさが好きです。孤独感が散りばめられてる作品が多いので、青春時代を客観的にとらえながら過ごしてきた人なのかもしれない。

僕は、浅野いにおさんに限らずそんな個性ある作品が好きなんですよね。


で、この『虹ヶ原 ホログラフ』も読みました。が、全然意味がわからなかった。

一回読んだだけじゃ理解が出来ない。

浅野作品でこれをはじめに読んだ人は、「意味わからへん!おもんなーい!」と、ほうり出すであろう作品。だけど、浅野作品が好きであればとりあえずもう一度読みたくなる作品。


だからまた一度読んでみてから点数をつけようかな。




卑怯者の君へ、怠け者の君へ、 嘘つきの君へ、臆病者の君へ―――。

「おまえはいらん」   「強い意志を持ちな。もっともっと強い意志を」


                                   ~帯文より


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2005年12月27日(火)

百人の詩人たち

テーマ:書籍

百人の詩人たち


以前チラリと記事にもしたんですけど、応募して入選したオムニバス詩集 が一足早く届きました(届いたのはもっと前ですけど)♪これ、発売は元旦だそうでw。本屋やってるのかーて感じですけどね。

僕はこれがデビュー作な訳でもないので、感動はそこそこという感じですがw、やっぱり自分の作品が形になるってのは嬉しいです(本当はかなり嬉しい。しかも念願のハードカバー)☆☆これも1つの今年の成果かな。そしてそれを続けてこれたのも、ひとえに、ブログやサイトで出逢った人からのコメントや感想のお陰さまさまです。本当にどうもありがとうございます♪また年の最後の記事にも、こんな感謝の気持ちを綴ると思いますがw、いち早くここでも伝えますw。

さぁ、こうやってどんどん本に載っていってほしいなぁ。

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2005年10月13日(木)

ナラタージュ

テーマ:書籍

ナラタージュ


○「ナラタージュ」 島本理生

* 79点 *

これほど時間かけて読んだ小説は初めてかも。最近、いろいろやる事あって、読書から遠ざかっていたんですよね~。だいたい間が空くと、その小説は読まなくなるけど、これは読みましたね。前半部分は少しダレ気味な展開で、ちょっぴり飽きてたんですよ。普通ならここでポイしてた。でも、最後まで読んだ。お勧めされてたからってのもあるけど、きっと惹き付けるナニかがあったんだろうなって思う。読み終わってそれを確信しました。

胸を揺さぶる、なんとも言えない感動。痛く切なく、鼻孔をつんと刺激する錆びたような世界、それは幸福なナラタージ(映画などで、主人公が回想の形で、過去の出来事を振り返ること)。

単純な話なのかもしれないけど、単純でなく、だから感想も単純に言ってしまうには気がはばかれます。若い層より、20代後半から30代に特におすすめ。とにかく、最後まで読みとおしてみて欲しい小説です。


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2005年07月29日(金)

I LOVE YOU 

テーマ:書籍

ILOVEYOU


「I LOVE YOU」 これは数名の著者が参加した短編小説。最近、この手の企画的短編集多くない? と思いながらも、参加してる方が、前々から気になっていた伊坂幸太郎さん。さらに市川拓司さん僕の大好きな本多孝好さん、こりゃー読まないといかんでしょうという事で購入。
僕は初めからではなく、バラバラに読み始めました。市川拓司さんが最初で、中間に伊坂幸太郎さんを挟んで。ラストは本多孝好さん。初めと中間に、適度に好きなもの置いといて、ホントにおいしいものは最後にとっておく性格 w。でもね、全部読み終わってから、普通に読んでもいい順番に並んでるなと思った。

つう事で、軽く採点してみます☆ あくまで僕の独断と偏見ですのでね。「そんな事ないやろボケー!」みたいな感じで怒らないでね w。


○「透明ポーラーベア」 伊坂幸太郎
  * 90 点 *

ちょっと、これはやられましたよ。かなり。歴代短編小説でもTOP3には入るんじゃないかな。これを読めただけでも買った意味がありましたよ! 小説を読んで、始めて涙が流れました。ただ僕の心境とかぶったとか、好きな世界だったとか、、、それが大きく占めてるかもしれないけど。これは本当に泣きましたよ。もーうまいですね、書き方が。さりげに書いた文が、後でつながってくるとことか。やー、また好きな作家が増えましたよ♪


○「魔法のボタン」 石田衣良

  * 75点 *

いいですね。普通に良かったな~。たまに好きくない文章表現もあったり、好きな表現があったり。タイトルの魔法のボタンってマンマですね。それをとってもうまく使ってます。ホント、この本のタイトル通り、恋を綴った作品でした。


○「卒業写真」 市川拓司

 * 67点 *

ちょっとね、あまり面白くなかったかな。というか、何も感じなかった。女性視点で書かれてるからかな? なんか共感もできなかったし。手を抜いてるような気がした。実際、手を抜くことなんてないだろうけど、そんなに本人も気に入ってない作品じゃないかな~とか思ったんですよね。期待していたから余計にそう思ったんだろうね。


○「百瀬、こっちを向いて」 中田永一

  * 61点 *

うーーん。この中では少し見劣りする作品だったな。部分的にいいシーンもあるけど、トータルで見ると、気持ちがよくない作品だった。終わりもね、まぁ無難にまとめました~という感じだったし。主人公に魅力なかったし。小説を書いてる方ではないので、仕方ないかな。でも正直、なんで彼がこの作品集に選ばれたんだろうと思ってしまった。


○「突き抜けろ」 中村航

  * 73点 *

なかなか良かったです。うん、全体的にもね。ただね、テーマがさ、恋というか青春でしょ~って言いたくなりましたが w。満遍なく好感も持てる作品でしたね。でも、どう考えても恋なんてほっとんど関係ないのは何故だろう? 「I LOVE YOU」というテーマで書いてと言われて、書いたのなら、ちょっとね~~と思いますが。作品自体は面白かったので、いいかな w。


○「Sidewalk Talk」 本多孝好

  * 84点 *

流石だな~。やっぱり彼は、文章表現だけでなく、身の回りの何気ない風景やモノを使うのがうまいですよね。ラストシーンはジーーンとしてしまう。切り取った思い出を、絶妙に組み込んでいます。切ない恋だけどね、とっても淡い。やっぱり僕は彼の文章が好きだなと再確認。短編でこれだけ感動を伝えるってすごいな。というよりか、本多さんは短編向きかもしれませんね~。ただ僕が彼の長編小説よりも、短編小説の方が好きなだけかな。やー、良かった♪


やっぱり本っていいなぁ。本の採点も面白いかもって少し思いました♪

今、島本理生さん「ナラタージュ」読んでます♪

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