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2012-05-21 21:19:05

Q3、その後。

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Q3に試乗してきた。
試乗させていただいたのに申し訳ないが、やはり響かなかった。

非常によくできている。素晴らしいクルマだ。
インテリアは流石の一言に尽きる。細かく見ていけばアラも見つかるが現時点でこの価格でこれ以上のものは存在しない。
足回りも良く動いて、適度な固さを残しつつしっかり作ってある。シートも完璧だ。
エンジン、ミッションもすでに手慣れたTFSIと7速DCTで燃費もトルクの出方も文句のつけようがない。
エクステリアは私はもう少しやりようがあったと思うが、まあ好きであればよいと思うし、飽きのこないデザインと言えるだろう。
ステアリングの軽さやブレーキフィールがAudiを感じさせてくれる。他のドイツ車とはちょっと違う優しい感じが良い。

それだけ褒めておいてなぜだめなのか、と言われると自分でも答えに窮する。

以前徳大寺先生が「Audiは正論すぎる」といった旨の事をどこかで書いておられたと記憶しているが、まさにそんな感じだ。
高学歴、高収入、優秀で性格もいい。しかし。。といった感じか。

もちろんこの車を買って後悔することはまずあるまい。非の打ち所はないし、周りもほめてくれるだろうし、女性にはきっと好印象だし、言う事はないだろう。
しかし私は買わないと思う。
もちろんくれるというなら喜んでもらうが、数百万円を払ってでも自分の物にしたいとは思わない。

いやはやクルマ選びとは難しい物である。
2012-05-21 04:57:27

ディーラーの質、客の質

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日本車について悪口ばかりかいているが、褒めるところが一つある。
それはディーラーの質である。

外車ディーラーは大抵の場合、買う気がないとわかると手のひらを返す。もちろん最初から買う気がなくて見に行っているわけではなく、クルマに魅力がないとか、予算に合わないとか、タイミングが合わないとか、いろんな理由があって買う気がなくなるわけだが、その後に新車が出たときに見に行って、担当の営業ににべもなく放っておかれることがままある。

これが国産、特にトヨタやスバルは違う。買う気がなくなってその後、現車の車検をとったとしても、しつこくない程度に案内をよこす。中にはオイル交換を格安でやってくれたり、車検証から法定点検の日付を割り出し、案内を送ってくるところまであるから感心する。他社のクルマに乗って、しかも冷やかし半分に顔を出しただけの人間に対して、そこまで一生懸命やってくれるのである。

こうなるとこちらも人間だ、情が移る。自分が欲しいクルマがなくても、例えば家族や親戚がクルマを買いたいとなった時、ここから買ってやってもいいな、と思ってしまう。
実際、対応も非常に丁寧で気持ちがいい。こんなディーラーは世界を探しても日本だけだと思うし、これは世界に誇れるサービスだ。是非こういった部分を世界に対する強みとして、展開してもらいたい。

一方、客の質も日本車ディーラーにやってくる人たちの方がいいように思う。

先日のQ3の発表会では、連れの女性が写メをとってきゃっきゃっとはしゃいでいるのを嬉しそうに眺めているおっさん、いや初老の方を見かけた。いや、別に悪くはないのだが、なんとなく嫌だった。聞くとはなしに商談が聞こえてきたのだが、やれファッションがどうのだの、連れの好みを聞いてにんまりしたり、なんとなく力が抜けるような会話だった。
ランドローバー/ジャガーの客も、ポルシェの客も、なんとなく一癖ある人たちが多い。もちろん、私もそんな中の一人なのであり、それ自体は否定はしないが、自分がああいう感じなのだと思うと少し情けなくなってくる。

その点、国産のショールームでは家族連れが多いせいか、雰囲気が柔らかい。実際に商談になればシビアなのだろうが、それでもなんとなくまともな神経をした人が多いと感じる。

いや、それらはなんの根拠もない私の主観だ。ただ、外車の販売率が極端に低い我が国の現実を鑑みると、やはり外車を買いたがる人間はまだまだマイノリティということに間違いはなさそうである。変わり者が集まるということか。

日本では外車=高級車という図式は未だに崩れていない。一部を除いて、多くの外車はもはや実売価格は日本車とそれほど変わらないのに、わざわざ高級グレードだけを入れたりオプションを満載にしたりして価格の維持しているのだ。
もしVWあたりが本気で国産車に切り込んで、外車をもっと身近な物にすれば外車は変わり者のクルマではなくなるはずだ。

メルセデスのディーラーに、子供らがわいわい騒ぐのを諭しながら商談をする普通のお父さんがくる、そんな光景も楽しいではないか。
そうなった時、日本のモータリゼーションも一皮むけるというものだ。

2012-05-19 19:18:12

MarkX

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BMW328の出来の良さに感心した勢いで、日本車はどんなものかと思い、MarkXを見てきた。
やはりというか、日本車はやっぱりなんとかしなければいけないと思った。

スタイリングは悪くはない。かなりBMWの、特に先代5の影響を受けている、というか上手にパクっている。中国のそれと違い、ぱっと見でわからないだけで、パクっている事には変わりはない。また、クルマの前部と後部のバランスが取れていない。有機的な前部と直線的な後部とがちぐはぐなのだ。ホイールアーチ周りはまあまあ上手くまとめているから、もう少しがんばりましょう、という感じだ。それでも数ある日本車の中でも及第だと思う。
顔ももう少し直線的で良かったと思う。羽を意識したらいいヘッドライトはなんだかよくわからない。もっとシュッとシンプルな形にすればよい。
まあなんにせよ、トヨタも数十年クルマを作っているのだから、これがトヨタの顔だ、というアイコンを持ってもいい頃だと思うのだが、それがないのがやはりクルマ先進国の欧州で評価されないひとつの理由だろう。アメリカで売れるのは所詮安くてデカいクルマだけだ。彼らはクルマの事など何も理解していない。

それから内装はお話にならない。デザイン、素材感、見切り、ドライビングポジション、質感、すべてがだめだ。5分と見ていられない。プラスチック丸出しのメッキと木目”調”パネル。。いつまでこんな低い次元の内装を作っているのか。。本当はそのまま試乗させてもらおうかとも思ったが、この内装で一気にその気が失せた。
日本車は徹底的に内装もやり直さないと世界に追いつけない。

試乗していないので偉そうな事は言えないが、エンジンが今時3.5lと2.5lというのはあまりにも時代遅れだ。VWのパサートはほぼ同じ大きさで1.4lと半分以下だ。燃費もずっといいし運転する喜びもある。
それ以外でもVolvoは1.6lがメインストリームだし、メルセデスは1.8l、BMWも2.0lを主軸に据えている。日本人だから日本車にはがんばってもらいたいのだが、まったくフォローできる余地がないから困った物だ。
もちろん2.5lや3.5lを採用している確固たる理由や哲学があれば良いのだが、そんなものはまるでなく、ただエンジンのダウンサイジングの波に乗り遅れただけだ。

中国で見かけたとき、スタイリングや押し出しでは決して他国のクルマに比べて見劣りしていなかったこのMarkXだが、世界的に性能や内装を見ていくと全く以て古く、勝負にすらならない。日本はもう一度世界に学ぶという謙虚さが必要だ。日本はまだまだ先進国ではない。ちょっとくらい豊かになったからと言ってうぬぼれてはいけないのだ。

外車とは値段が違うから比べるのはナンセンス、などと言い訳してはいけない。欧州でのBMWなどの価格を考えれば、日本車が安いなどとは決して言えないからだ。トヨタもホンダもマツダも日産も、BMWやメルセデス、Audiといったプレミアムブランドと同じ土俵で戦っているという認識を持ってほしい。

このままでは本当に、本当に危ない。

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