東北の方に比べれば、恵まれた状況にありますが、不安でいろんなことが手に着きません・・

そんな中、ちょっと励まされるニュースが・・

C・ローパー公演決行「少しでも勇気を」
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110316/ent11031612000013-n1.htm


ありがとう、シンディ。やっぱり、あなたは素晴らしい・・

京都に行ったのは96年のことでした。

もちろん日帰り。基本的にレコ屋巡りをして帰ってきただけ・・・
いまさらですが、もったいないことこの上無い・・。あの頃は、それがすべてだったのですよ。

でも新幹線に乗る前、夕食にお好み焼きか何かを食ったんですが「おおきに」と言われ、京都に来たことを実感した・・なんてレコ屋以外の思い出もありますね。

店の名前は忘れましたが、一番最初に行ったのは、シングル盤がズラリと展示してある店。ここでビートルズの、このシングルを見たんですが、
$レコ袋と レコ屋の 思い出語り



このリンゴの写真のところに小さく「リンゴ」と書いてあって、これが活字のように見えたことから「すごいレア品を手に入れたのでは?」と思い、買ってきました。もちろん、元の持ち主が手書きで書いたものだったんですが・・

京都に行ったのは、修学旅行の時以来12年ぶりでしたが、実は、その修学旅行の自由時間で、中古レコードを買ったという思い出がありまして(当然、みんなにからかわれた・・)、それが、いったいどこの店だったのか探る・・という目的もありました。

ちなみに買ったレコードは10ccのファーストアルバム。
$レコ袋と レコ屋の 思い出語り


代表曲コレ


10ccというと「アイム・ノット・イン・ラブ」ばかり有名で、バラードバンドと思われてる部分もありますが、こういう素晴らしいロックンロールも、私のツボで本当に大好きです。

当時、10ccにハマったばかりで、近所のレコード屋に注文しても「廃盤です」と言われ、一生手に入れることなんてできない・・と思いこんでいたのですよ。でも、これが、よりによって修学旅行先で見つかっちゃったんだよな・・

話は94年に戻ります。いろいろ廻ってるうち、見覚えのある店を発見。ブーツィーズ・レコード・ショップがそれでした。http://takase-bld.com/shop/3f/bootsys.html

今もやってるんだなぁ~。84年開業と言うと、私が行った時は開店して間もないころだったんですな・・


で、さっきから袋の店の話になりませんが、この京都旅行の時の残ってる袋は、コレだけでした。


その店がクレモナ。

$レコ袋と レコ屋の 思い出語り


もはや何を買ったのかわからんし、どんな店だったのかも思いだせない・・・・

そう思ってネットを見てたら、京都のレコ屋を紹介してるページを発見。管理人さんに許可もいただきましたので、ここに紹介。
http://kyotorecord.web.fc2.com/record/

さきほど話したブーツィーズもありますが、クレモナも載ってますな。


$レコ袋と レコ屋の 思い出語り

この、店構えを見て「これを買ったのかな?」と思いだしたのが、すかんちのシングルでした。

$レコ袋と レコ屋の 思い出語り



カップリングがアルバム未収録曲だったので買ったのですよ。アルバムは当然持ってました。

すかんちって、洋邦問わず絶妙のパクリを披露したりして、とても楽しいバンドでしたね。この曲の元ネタはちょっと思いつきませんが・・

とか言っておきながら、調べたらコレだって・・


ワハハ・・と思わず笑ってしまいました。

でも、だからって、すかんちをバカにする気は毛頭ないです。こういうのが元ネタの布教にもなってるし、100パー同じじゃありませんしね。すかんちは、元ネタと共に聴くとさらに深みのますバンドだと思ってます。

オイオイ、更に調べたらこんなの出るんですね。
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?cd=DQCL-292

もう予約終了だって・・ちょっと悔しい・・今の経済情勢では、早くに知ってても購入をためらってたと思いますが・・


残念ながらクレモナは2009年2月に閉店したとのこと。直接行って、このシングルを買ったのかどうか、確かめたかったなぁ・・

次に京都に行ったら、レコ屋めぐりと共に観光もたくさんしたいものです。
ゲイリー・ムーアが休暇先のスペインで亡くなったそうです。

私にヘヴィ・メタルの良さを教えてくれた恩人です。
82年の「大いなる野望(CORRIDORS OF POWER)」を聞いたことで、メタルに対する先入観が消えたのです。美しいメロディと、圧巻のギタープレイの数々・・その中でも代表的な曲がコレ



衝撃でした。高校の頃、ヤングギターから切り抜いたゲイリーの写真をファイルして下敷きにするほど大好きになりました。


90年からはブルースに転向。物議を醸しましたが、コレなんかパワフルでメタルらしさも残っていて大好きな曲です。



97年には打ち込み多用のテクノ?アルバム「Dark Days In Paradise」を発表。正直なところ、理解不能なアルバムでしたが、この1曲があまりにも素晴らしく、未だ、この1曲のためだけに大切に保管してます。代表作「パリの散歩道」よりも大好きなバラードです。



昨年の来日時、「もし、メタルとブルース半々なら観に行くのになぁ・・」などと言っていた私ですが、行っておけばよかった・・

ミュージシャンが亡くなって、こんな喪失感を感じたのは久しぶり・・
今まで本当にありがとう!


最後に、やっぱりこの曲を・・知らない人がこれを聞いて感動してくれたら、本当にうれしいです。


高田馬場に存在したアナログオンリーの店舗でした。

レコファンやタイムに向かう道の途中に横道に逸れると、プレハブっぽい建物が見えます。
その中には、アナログがぎっしり・・
もうCD時代でしたが、時代に逆行したこの佇まいが何ともいえず好きでした。

でも、正直、私は、その頃、もうアナログで欲しいものって殆どなくなってたんですよ。おかげで、ここで買ったのは、トッド・ラングレンがプロデュースしたBUZZY LINHART のBUZZYだけでした。

$レコ袋と レコ屋の 思い出語り

内容は・・うーん、ワシの趣味とはちょっと違ったようです。この前後にバッド・フィンガーとニューヨーク・ドールズをプロデュースしてるんだけどなぁ・・

結局、お店は閉店してしまったようです。でも、今日ネットで調べたら驚いた!今は通販専門の店として生き残ってるようです。
http://www.ajvinyl.com/Japanese/index2.html

袋もまた、マニアックですなぁ。

$レコ袋と レコ屋の 思い出語り

店の名前、ロゴとも関連してますが、A&Mのお洒落なレコードが思い浮かびます。

A&Mレコード(エー アンド エム レコード)は米国のレコードレーベルの1つで、1962年にジェリー・モスとハーブ・アルパートによって設立された。「A」はアルパート、「M」はモスの頭文字である。
当初はハーブ・アルパート自身のレコードを発売する為に設立され、メキシコのマリアッチとアメリカン・ポップスを融合させた“アメリアッチ”で人気を集めた。1960年代後半になると、ソフト・ロックやスワンプ・ロックにも手を広げると共に、イギリスの新興レーベルであるアイランド・レコードの米国配給権を得るなど、ブリティッシュ・ロックの新しい流れにも積極的に取り組んだ。1970年代にはカーペンターズのヒットによってレコード会社としての地位を固めると共に、ピーター・フランプトンやポリスなども扱う総合レーベルへと躍進した。

(ウィキペディアより転載)






こんなブログをやっていながら、言うセリフじゃありませんが、最近CD買わなくなってきました(普通の人よりは買ってるでしょうけど・・)
レンタル屋に行って、昔好きだった人のベスト盤を借りてきて、好きな曲をi-tuneに入れる・・そして好きなテーマで(「80’s」とか「AOR」とか・・)プレイリストを作って、それを聞く・・

高校の頃、「自分の好きな曲だけ流れるラジオ局があったらいいのに・・」と思ってましたが、今は、気分次第でそれが出来るわけです。

今、充実させたいと思ってるのが、80年代モノ。最近よく出てる80年代モノのコンピレーションは、デュラン・デュランとかマドンナとかありきたりのモンばっかしなので、もっとマニアックな方へ行きたいわけですよ。RomanticsとかGreg Kihnとか・・・
でも、そういう人って、レンタル屋においてないんですよね・・

その日も、とあるレンタル屋で捜してたわけですよ。すると、すっかり存在を忘れてた人のCDが目につきました。
「STEPPIN’ OUT」「WHAT YOU WANT」などをヒットさせたジョー・ジャクソンのA&M時代のベストです(ハイ、これで第1部と繋がったでしょ・・)
$レコ袋と レコ屋の 思い出語り

最大のヒット曲



日本題は「夜の街へ」でしたね。すっかり忘れてました・・82年に米ビルボードで最高6位まで上がったヒット曲です。

コレといい、次に紹介する曲と言い、中学生から高校生になる背伸びしたい年頃の私には、「オシャレで、大人な、カッコイイ音楽」として強烈にインプットされたのでした。

ロックミュージシャンらしからず、サックス持ったりするところ(マイケル・モンローはどうなんだ・・というのは置いといて・・)も眩しく映ったものです。
84年全米15位まで上がったヒット曲。



いいですなぁ・・このベースのチョッパーが印象的でして、友人に「チョッパーって何?」って言われた時「ジョー・ジャクソンの♪何が欲しい~の途中で聴けるじゃん」とか答えたものです(今、思いだした・・)。

1987年の"Will Power"あたりから、高尚になりすぎ、興味が薄れてきましたが、91年のヴァージン移籍後、初のアルバム「Laughter & Lust」は、久々の傑作でした。なんとなく、(後に一緒にツアーを回る)トッド・ラングレン風のポップなコレは、お気に入りでした。




以後は、うつ病を患ったり、ポップミュージックからの引退をほのめかしたりで、私とは縁遠くなってしまったんですが、また時間のある時に最近の活動をチェックしてみますよ。今は、ネットで簡単にわかる時代ですしね・・
$レコ袋と レコ屋の 思い出語り

ウィキペディアより抜粋

もともとは通信販売専門レーベルであったヴァージン・レコードが、郵便局員のストライキによる影響で営業できなくなり、リチャード・ブランソンがロンドンに設立したレコード店であった。
1990年に東京都新宿区の丸井店内(マルイシティ新宿地下1階、現在の新宿マルイ本館)に1号店をオープン、日本初の外資系大型CD店として注目を集めた。






私の収集熱も最高潮に達していた90年に現れたこのお店は衝撃的でした。(でも全般的に高かったので、あまり輸入盤買わなかった・・・)

今でもずっと忘れられない一番の思い出は、ヴァージンジャパンが出していたプログレシリーズが、(おそらく全種類)ズラリと並んでいたこと・・爽快でした。俺も家の中で、こんなふうに並べたい!と強く思ったものです。
(このオビ、大好きなのよ。今でも過去20数年のCDコレクトの中で、一番好きな帯です。こんなこと言ってると、気味悪がられるんだろうけど・・(^^:))
$レコ袋と レコ屋の 思い出語り


でも、当時は大学生でしたし、CDの値段も高めでしたので、収集は当然なかなか進みません。何よりも、このシリーズだからという理由で、情報ゼロで買ったピーター・ハミルや、ヴァンダーグラフジェネレーターが理解不能・・

てなわけで、全種収集は断念。そうこうしてるうちにヴァージンジャパンが消滅。私の愛したあの帯のCDは、ほぼ姿を消しました。


そして21世紀になり、ヴァージンジャパンどころかメガストアの方もどんどん閉鎖され、丸井から移転した新しい新宿のメガストアも結局閉店。1回行っただけで、何も買うことがなかった・・まぁ、私にとっては、あの丸井の店舗で無くなった時点で終わっていたんですが・・





ヴァージンと言えば、やっぱ契約第一号のマイク・オールドフィールドを忘れるわけにはいきません。

でも、さすがに初期の組曲をYOUTUBEで・・ってわけにはいかないので、80年代のポップなマイクを・・



当然、この曲です。
前回、ニック・ロウの「Cruel To Be Kind」をポップスの見本と書きましたが、この曲もそうですね。曲の良さもさることながら、マギー・ライリーの透き通ったヴォーカルが、本当に美しい。


ちなみにこのヴァージン・プログレシリーズで一番好きなのは、元ジェネシスのスティーヴ・ハケット!
ジェネシス在籍時に発表されたファーストアルバム「ヴォヤージ・オブ・*アカライト」は、私がプログレに期待する美学の全てがありました。今でも全プログレアルバムの中で3本指に入るほど好きなアルバムです。
$レコ袋と レコ屋の 思い出語り


オープニングトラックをどうぞ


よくジェネシスは「ピーター・ガブリエル派」「フィル・コリンズ派」で支持層が分かれますが、私は「スティーヴ・ハケット派」を名乗りたい・・と思ってます。(ピーターもフィルもどっちも大好きなんですが・・)



さて、ここからは、余談ですが、ヴァージン・ジャパンは日本のミュージシャンが所属するレーベルでもありまして・・その所属アーチストの中にTHE ALFEEの高見沢俊彦がいました。彼のメタル、プログレ好きはファンには有名で、初のソロアルバムは、当然そういう内容になるだろう・・と皆思っていたはずですが(当時ファンではなかった私すら、そう思ってた・・)、出てきた内容は、ラヴソング集でした。せっかく、あのスティーヴ・ヒレッジがプロデュースの一部を担当したのに・(いいアルバム何ですけどね・・)

でも、ヴァージンジャパンが継続すれば、セカンドソロアルバムは、メタルアルバムになっていたそうです。マーティ・フリードマンやSEX MACHINEGUNSのANCHANGを従えても、「BURRN」に載ることすらない・・というメタルマニアから無視されぱなしの彼の境遇が、この時アルバムを出していれば、今頃違っていたかもしれない・・なんてことを今でも時々思ったりします。

タカミーのメタル曲を貼るよりは、THE ALFEEのプログレ曲を貼る方が、統一感が出るかな・・

コレ



では、また次回・・

http://darumaya.to/

最近、全然行ってないけど、まだまだ元気に営業中のようですね。
$レコ袋と レコ屋の 思い出語り

まぁ、とにかくこの店は、マニアックなイメージが強いです(普通のものもありますよ。あくまでもイメージね・・)。最近は、洋楽の古い7インチとか、誰も聞かないようなレコードを探すことが、激減したものですから、自然と足が遠のいてます。池袋にはよく行くくせに、レコ屋、あまり寄らないもんなぁ・・

現在の位置から少し離れた古本屋のあるビルの上にあった初期の方が、個人的には好きでした。古いレコードマップを見ると「音楽不毛の地・池袋に本格的?レコードshopオープン」とあります。なんとなく池袋ではレコード、CD捜そうという気にならないゆえ、「不毛の地」というのは当たってるのかも・・それにしても、一体何を買ったのかなぁ・・


と、記憶に頼ってるこのブログの悲しいサガゆえ、今回も強引に2部へワープ。

で、マニアックイメージで一般に広がらないミュージシャンとして、思い浮かぶのがニック・ロウ。彼の2枚組ベストを買ったですよ。
$レコ袋と レコ屋の 思い出語り

知らない人のためウィキペディアから転載


1966年にKippington Lodgeのメンバーとしてデビュー。後にKippington Lodgeはブリンズレー・シュウォーツ(Brinsley Schwarz)になる。ブリンズレー・シュウォーツは1970年代のイギリスを代表するパブロックバンドといわれるようになる。
ブリンズレー・シュウォーツ解散後は、スティッフ・レコードのハウス・プロデューサーとして評価を得る(ダムド『Damned Damned Damned』など)一方、デイヴ・エドモンズらとロックパイルとして活動。ロックパイル解散後は、ソロ活動やエルヴィス・コステロ、プリテンダーズらのプロデューサーとしても活躍した。




で、ニック・ロウを語る時、‘パブロック’なるものが必ず出てきてですね。その説明はこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF


大学時代、一緒だった友人が、パブロック好きでしてね。むりやりニック・ロウや、デイヴ・エドモンズなどを聞かされたもんです。

無理やり聞かされたベスト盤でしたが、たまらなく好きな曲がコレ。


これぞポップスのお手本、純度100%のポップスですわ。当時の私が求めていたすべてがありました。実は、曲自体は知ってました。ただ、バッド・フィンガーの曲だと思っていた・・

でも、この曲以外、メタル、メロハー好きの当時の私には、わからなかったんだわ。「何?このスカスカの音?」と・・


と、時は流れ、今では、そういった音楽の良さが、それなりにわかるようになりました。昔、借りたCDからダビングしたテープは無いし、「Cruel to Be Kind」もi-tuneに入れたいし・・というわけで、ベスト盤を購入。最近の活動は知らないし、DVDも付いてるとのことで、お得です。

改めて聞くと、いい曲いっぱいありました。

特に、この曲!
ニック・ロウは、あのパンクのダムドのプロデューサーでもあるわけでして・・

いやー、カッコイイ~。若いし・・

で、スカスカな音でも、そのチープさが魅力になることもありまして・・コレなんかポップで最高!



なんか、キンクスの「カム・ダンシング」とか思いだすけど、まぁいいや・・

で、このベスト盤、ほぼ年代順に曲が流れるんだけど、リトル・ヴィレッジ以降の90年代の活動は、今回初めて聞いたんだけど、正直耐えられない・・

渋くなるにもほどがある・・、見かけはすっかり、おじいちゃんになってしまったニックですが、音楽もここまで変わってたんですね。

せっかく20年経って、彼の良さが分かるようになったのに・・

まだまだ彼には追いつけないのだなぁ・・
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。おかげさまで正月は、テキトーに楽しく過ごしました。逆流性食道炎が治ってきてメシがウマイ!2キロ太ってしまいました。

さて、前回紹介したフジヤエービック、部屋の整理してたらバージョン違いが出てきましたので、追加で掲載します。

$レコ袋と レコ屋の 思い出語り


良く見たら「CD KAN」「CINEMA SHOP」「ANIME SHOP」など細かく分かれて店の表記もありますね。前回紹介分の写真も確認したら。「POWER DISC」という店もあるけど、これがメタル専門店かな?でも「POWER ROM」というのもあって、今となっては詳細不明・・


というわけで、またも強引に第2部へ・・

フジヤエービックのメタルショップ、ちゃんとジャパメタのコーナーもありましたが、ジャパメタと言えば、一番好きなバンドは、やっぱりアースシェイカー!(筋肉少女帯やTHE ALFEEをジャパメタと言いきるのは、ちょっとどうか・・とも思うので・・・)


デビューから最も充実してたネクサス時代の紙ジャケシリーズが6枚一挙発売。当時のミニアルバム音源もボーナストラックにて収録。メンバーの現在のコメントもあるし、当時の歌詞カード(作品によっては解説も・・)、オビなども再現。何度か手を変え品を変え再発されてましたが、今回のが決定盤でしょう。
最初は買う気なかったのに、(全部持ってましたんで・・)カラオケで「モア」を歌ってからシェイカー熱が再燃。思わず全タイトルそろえちゃいました・・


文句なしの名曲ですな。歌詞もいいのですよ。このギターも、よく弾いたなぁ・・

今日、友人と酒飲んでたんですが、アースシェイカーの話になりまして

「アースシェイカーが夜のヒットスタジオに出て「ラジオマジック」を歌ったとき、このバンド、売れまくってこの後どうなるんだろうと心配になった」などと言われました。



私、この時は見てなくて、次の次のアルバムの「リトルガール」の時に売れまくると思ったんですよね。


この2曲、‘メタル‘というには問題ありますが、どちらも素晴らしいですな。日本人の血を全面に押し出したメロディの良さは、狭いジャンルを超越した普遍的なものだと思います。

結局、アースシェイカーは売れまくることなく、「日本語のロック」が一般に広がるのはBOØWYの方が先だったわけです。友人とも話したんですが、「ラジオマジック」は、あと2、3年出るのが遅ければ、アースシェイカーの歴史、日本のロックの歴史は全く違っていたはず・・


「リトルガール」は、キ―ボードを大胆に導入したアルバム「オーヴァーラン」より。
$レコ袋と レコ屋の 思い出語り


キーボード導入により当時のファンから貶された記憶がありますが、この「オーヴァーラン」大好きなアルバムです。コレなんか隠れた名曲ですよ。キーボードあるから、更にドラマチックに盛り上がって素晴らしい!

この映像では、マーシー声が荒れてるなぁ・・気になった方はスタジオバージョンをぜひお聞きください。

やはりメタル云々以前にメロディですよ。ネクサス時代のアースシェイカーは、本当に素晴らしいなぁ・・。

この後、ミニアルバム(今回の紙ジャケシリーズの「オーヴァーラン」に収録)を1枚出した後、バンドは東芝に移籍し、更にポップな路線になっていくわけですが、その後の話はまたいつか・・
中野駅北口を降りて、まっすぐ歩いて、たどり着くのは中野ブロードウェイ・・・

マンガ&アニメマニアには、あまりにも有名な「まんだらけ」が入店するショッピングセンターですが、あるのは漫画屋ばかりではありません。個性的なCDショップが、このビルの中に何店も入っており、中でも一番の品揃えで、頼りにしてたのがフジヤエービックでした。

$レコ袋と レコ屋の 思い出語り

このお店、現在も続いてますが、今は「レコミンツ」と名前を変えてます。
http://recomints.com/shopinfo.html

でも、フジヤエービックは、映像機器&音響機器の中古店として名前が残ってます。どうやら、オーディオなどのハード関係はフジヤ、ソフトはレコミンツ・・と分けてるようですね。ディスクユニオンとセカンドハンズみたいなもんですな。(関東在住者しかわからんネタですみません・・)


あの頃は、邦楽、一般洋楽、メタル&プログレ、アニメ、DVDと5つに分かれて営業してしたと思います。現在は洋楽の分け方が変わっていて、若向けとオッサン向けという別れ方に・・おかげで見まわる店が1店減りました・・ううっ・・

マニアックな品の買い取り価格が高いせいで、品揃えがかなりマニアックなのが強みですよね。長年探していたマイク・オールドフィールドの日本盤を見つけて大喜びしたこともありましたっけ・・・

もう何年か前ですが、仕事が辛くて辛くて、休みの日も元気が出ない・・夕方近くになっても落ち込んでいて、せめて好きなことでもしようと思って中野に出かけたことがありました。漫画も大好きなので、まんだらけに行って、喫茶店でお茶して、フジヤでCD見て心を慰めていたわけですが、この時買ったのが、これも当時探していたユーライア・ヒープの75年作品「幻想への回帰」でした。
$レコ袋と レコ屋の 思い出語り


ユーライア・ヒープのマニアというわけではないのですが、このアルバムから「ベースを持った渡り鳥」エイジア、キング・クリムゾン、UKなどで活躍したジョン・ウェットンが加入しました。
ウェットンがいるというだけで、モーガル・スラッシュやファミリーも追っかけていた私が、これを聞かないわけにはいきません。

正直なところ、彼の存在意義はあまりなく、ヒープのアルバムとしても、そんなに好きではありませんが、この曲だけは文句なし


これを書くためにYOUTUBE捜したら、当時の映像つきであった!ヒープでベース弾いてるウェットン初めて見たよ。感激!

ウェットンの存在意義と言う意味でいえば、次作の76年作「HIGH AND MIGHTY」の方が上ですよね。
$レコ袋と レコ屋の 思い出語り


リード・ヴォーカルを取ってるオープニングナンバー。


でも、これはケン・ヘンズレーの曲。2曲目の「静かなる涙」はヘンズレー&ウェットンの作品だけど、こっちでもリード・ヴォーカルやってほしかった・・

ウェットンは、結局アルバム2枚でユーライア・ヒープを脱退してしまいます。何度も言うように、彼の存在感はあまりありませんでした。まぁ、ここでバリバリに存在感出してしまっては後のUKや、エイジアは無かったんだから、これはこれで感謝しないといけませんな・・

Ukで一番好きな曲。もう、ほとんどエイジアですな・・


ああ、やっぱり、この頃のウェットンはカッコいいなぁ・・それなのに今は・・(以下自粛)

クリスマスだから、何があるわけではないんですが、このブログは、好きな曲を広める目的があるので、クリスマスにかこつけて、2曲お届け。


昔は、好きなクリスマスソングと言うと、まっさきにジョン・レノンの「HAPPY CRISTMAS」を挙げたけど、この曲、もはやスタンダードで、誰でも知ってるしね・・

そんなわけで、今の私が、一番好きなクリスマスソングをどうぞ




ちなみに広義のクリスマスソングも含めていいなら、コレです。今まで聞いてきた全ての曲の中でも、ベスト5に入る曲かも・・


この2曲が、誰かにとっての素晴らしいプレゼントであることを願ってます。

メリークリスマス

店の名前で「ああ、ここの店主はアレが好きなんだな・・」などわかるもんですが、この店は、名前だけで、一体どんな趣味なのかわかりません。でも、私が知ってる限り、一番インパクトのある店名は、ここではないでしょうか?

$レコ袋と レコ屋の 思い出語り


本来は神戸のお店のようですが、2004年まで渋谷にもありました。(というか、渋谷のイメージばかり強くて、もう無くなったかと思ってましたが、今も神戸で営業中のようです)

http://www.rock-rollap.com/

私の趣味の基本の70年代ロックにも強かったので、よく通ってましたが、何買ったか思い出せない・・というか、ほとんど買い物しなかったなぁ・・前に紹介したWEARHOUSEほどではないですが、ここも博物館扱いしてたかも・・





というわけで、店のことはこの辺にして・・(ヒデー扱いですみません・・)エイズって怖いよねぇ・・(と、強引に第2部へ突入・・)



エイズで亡くなったミュージシャンと言うと、誰もがクイーンのフレディ・マーキュリーを思い浮かべるだろうけど、私、あれだけ好きだったくせに、今は、正直どうでもいい・・(ファンの人すみません・・)

てなわけで、私にとってエイズで亡くなったミュージシャンで最も思い入れがあるのは、「magic」「january」などのヒットで知られる素晴らしき70年代のブリティッシュポップバンド・パイロットのキーボーディスト・Billy (William) Lyall。彼が亡くなったのは、89年12月25日。21年も前のことなんですねぇ・・(その事実を知ったのは、ずっと後になってからなんですが・・)

$レコ袋と レコ屋の 思い出語り
パイロット脱退後・最初にして最後のソロアルバム「ソロ・キャスティング」から1曲どうぞ。見事にパイロットサウンドになってて、これが一番好きだな・・



日本盤のタイトルは「眠りの精」。ヒプノシスのジャケット、ポール・バックマスターのストリングアレンジ、パイロットの3人、フィル・コリンズ・・と、あまりにも豪華なメンバーで作られた名盤です。

2007年のまさかの再結成パイロット来日公演会場で、ディスクユニオンが出張販売していたのですが、当時の日本盤復刻オビを付けた紙ジャケを売っていて、思わず購入してしまいました。(別バージョンのCD持ってたくせに・・)さすがユニオンは商売がウマイ!

結局、彼のソロ活動はこれ1枚で終わり、以後、セッションミュージシャンに・・個人的には、彼はソロとしてやっていくにはヴォーカリストとして難があったと思います。いいヴォーカリストと組んで、バンドをやってたら違う展開もあったのに・・と思わずにはいられません。亡くなる直前、パイロットの再結成の話があったとも聞きます。今更ながら、早すぎる死が惜しまれます。

ちなみに、ビリーと言えば、やっぱりコレ!


インストを選んじゃうあたり、ヴォーカリストとして評価してない証明になっちゃうかな・・スミマセン・・でも、このキーボードの音色、すごい好きなのですよ。

音色と言えば、パイロットのギタリスト・Ian Bairnsonの音も素晴らしいです。杉真理氏が「世界一好きなギタリスト」と言ってまして、私も(世界一とは言わないけど)素晴らしいギタリストだと思ってます。今でも、あの来日公演に彼が同行しなかったのは悔しい限りです。

彼のプレイで、最も好きなのがコレ。1:50あたりの、このストリングスとの絡みが何と素晴らしいことか・・