おはようございます。
心の教育プログラム「ヴァーチューズ・プロジェクト」ファシリテーターの田口晃です。
ヴァーチューズ・プロジェクトはVPと略されることがありますので,以降「VP」表記で。

小学校の休み時間の一コマです。
教卓で丸付けをしていた担任の先生のところへ,オルガンを弾いている女の子二人が来て,
「Aくんが,私たちが弾いているオルガンのふたを閉めようとしてくる」
と,苦情を言ってきました。

皆さんが担任の先生だったら,こんなときどのように対応しますか?
もちろん,ふたをいきなり閉められると手をはさんで大けがをしてしまいますので,まずはそれを止め,その後です・・・


以下,T(先生),Aくん女の子たち(Bさん)のやりとりです。

「Aくん,何があったの?」
「休んでいたら,オルガンの音が聞こえてきてうるさく思ったから,ふたをしめようとした。」
「そうだったんだ,オルガンの音がうるさかったんだね。自分の気持ちを話してくれてありがとう。」(自己主張)
「それで,どうすれば解決できると思う?」
「オルガンの音をもう少し下げてくれたら大丈夫だと思う。」
「Bさんたち,Aくんはこう言っているけどどうかな?」
「音をさげるのはOK。それでAくんがうるさくないなら私たちも大丈夫。」
「Bさんたち,Aくんに協力してくれてありがとう。親切(の美徳)も発揮してくれたね。」
「Bさんたち,ありがとう。」
「Aくんも,どうすれば解決できるか,Bさんたちのことも思いながらしっかりと考えることができたね。」(気転,協力)

その後,Aくんは何事もなかったかのように,Bさんたちのオルガンのきれいな音色が聞こえる教室で,友達と遊びはじめたのでした。

これは,実際に,自分の教室であった事例です。
ヴァーチュー(美徳の言葉)で,子どもたちの言動,行動を認めていくことにより,日常のちょっとしたトラブルも,みんな笑顔で解決していけるんです。

みんな仲良し


「そんな魔法みたいな!?」
そうです,それがみんなが笑顔になる心の教育プログラム「ヴァーチューズ・プロジェクト」なんです。
一人一人を尊重し,恥をかくひと,卑屈になる人を一人も出すことなく,人と人とを笑顔でつなぐ素敵なプログラムです。


学校の先生方,そして将来子どもとかかわる仕事をしたいなと思っている学生の皆さん,ぜひご参加ください。



子どもと信頼を深め,みんなが笑顔になれる心の教育プログラム
~ヴァーチューズ・プロジェクト入門講座in仙台~

11月7日(土)開催
NPO法人ヴァーチューズ・プロジェクト・ジャパン」主催のイベントです。
今回は,東北初開催,そして宮城県教育委員会と仙台市教育委員会から後援をいただいております。

※詳しくはこちら
→VP入門講座


皆様のお越しをお待ちしております。
お申込・お問合せはこちらへどうぞ
→tvp.sendai1107@gmail.com
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