校舎改築のため、想い出がたくさん詰まった部室が、もうすぐ取り壊される。
デザイン科校舎の地下、部室へと続く階段を、憂鬱な気持ちで降りていくと、体育教官室から
漏れ聞こえる大浦先生の怒声。
『ああ、練習前にチャンを怒らせんなよ・・・。』
タダでさえ憂鬱な気持ちに、さらに拍車をかけて部室に入ると、鼻をつくサロメチールとシップ薬の匂い。
手前では、1年生が輪になってボールを磨いたり空気入れをして練習に備え、
奥にいる2・3年生たちは、ほとんど無言のまま黙々と練習着に着替えたり、最後のパワーチャージ
として、購買で買ったパンやサンドイッチを食べている者もいる。
練習のスタートが近づくと、カツカツというスパイクのアルミポイントの音が、慌ただしく階段を行き来
し、緊張感が高まってくる。
というのが、ぼくらの頃の日常的な部室の風景だった。
いろいろな代の血と汗と涙を見てきたこの部室とも、まもなくお別れ。
今日は、同期会。
部室の思い出話を、たくさん語ろう。
ありがとう。。。。
この階段を昇って、いざ、ネクストステージへ。
本郷ラグビー部の歴史は、まだまだこれから。















