2012-02-08 10:00:00
posted by allsports-photocreate
決断
テーマ:オールスポーツコミュニティ
マスターズ・バレーボールの強豪、
山口県の防府クラブに所属する岡本さん。
190cmという長身を生かして、
ブロックや速攻の要となるセンタープレーヤーを務めていた。
チームは全国大会の常連。今回も県予選を予定どおりに勝ち抜いた。
一昨年はベスト4、去年はベスト16。
今年は一昨年と同じ、もしくはそれ以上の成績を目指していた。

日本スポーツマスターズ2011石川大会バレーボール競技。
まずはグループ予選が実施される。
対戦チームは滋賀県のGREBES。
強いが、ストレートで勝たなければならない相手だ。
ところが、第1セットを奪われてしまう。
いきなり出鼻をくじかれた。
バレーボールはムードのスポーツとも言われる。
このまま相手を乗せては絶対にいけない。
すぐに気持ちを切り替え、第2、第3セットを奪って逆転勝利した。
これにより、防府クラブは決勝トーナメント進出を決めた。
次の相手は三重県の三重選抜Special。
まとまりのある粘り強いチームという印象だ。
しかし、ウォーミングアップ中に岡本さんにアクシデントが襲う。
腰を痛めてしまったのだ。
監督にそのことを伝えたものの、
190cmという背の高さはやはり魅力だったのだろう、
出てほしいと告げられた。
強行出場となったが、案の定、満足のいくプレーができず、
チームも失点を重ねてしまう。
第1セットを取られてしまった。
第2セットも精彩を欠き、
岡本さんも腰痛のためにブロックのタイミングが遅れて、
スパイクを決められてしまう。
防府クラブは敗れてしまった。
目標に達するどころか、昨年の成績にも届くことができなかった。
今大会では、2試合とも常に先行される苦しい展開だった。
なぜそうなってしまったのか…。
試合終了直後、悩み抜いた岡本さんはついに決断をした。
引退――
昨年は大会中に膝を痛めてしまい、
テーピングで固定しながらプレーした。
その故障を今も引きずっている。
そして今年は腰痛。
「もうこれ以上、チームに迷惑はかけられない」
岡本さんは監督のもとへと向かい、決意を伝えた。
最初は急なことで驚いていたが、
正直な胸の内を明かすうちに、最後には納得してくれた。
その後、チームメイトにも話した。
「40歳以上のマスターズとはいえ、
自分よりも若くて実力のある人間が控えている。
ケガを2カ所も抱えた48歳ではもう限界なんだ」と。

岡本さんは選手生活に別れを告げた。
だが、完全にバレーボールと縁を切ったわけではない。
現在、西京倶楽部という一般のクラブで、週に1度練習の手伝いをしている。
ここはマスターズバレーをやる前に39歳まで所属し、
全国大会で優勝も経験した古巣だ。
そこで後輩たちの活躍を見ながら、今もバレーボールと関わり続けている。
(文責:スポーツライター金子塾 滝沢)
山口県の防府クラブに所属する岡本さん。
190cmという長身を生かして、
ブロックや速攻の要となるセンタープレーヤーを務めていた。
チームは全国大会の常連。今回も県予選を予定どおりに勝ち抜いた。
一昨年はベスト4、去年はベスト16。
今年は一昨年と同じ、もしくはそれ以上の成績を目指していた。

日本スポーツマスターズ2011石川大会バレーボール競技。
まずはグループ予選が実施される。
対戦チームは滋賀県のGREBES。
強いが、ストレートで勝たなければならない相手だ。
ところが、第1セットを奪われてしまう。
いきなり出鼻をくじかれた。
バレーボールはムードのスポーツとも言われる。
このまま相手を乗せては絶対にいけない。
すぐに気持ちを切り替え、第2、第3セットを奪って逆転勝利した。
これにより、防府クラブは決勝トーナメント進出を決めた。
次の相手は三重県の三重選抜Special。
まとまりのある粘り強いチームという印象だ。
しかし、ウォーミングアップ中に岡本さんにアクシデントが襲う。
腰を痛めてしまったのだ。
監督にそのことを伝えたものの、
190cmという背の高さはやはり魅力だったのだろう、
出てほしいと告げられた。
強行出場となったが、案の定、満足のいくプレーができず、
チームも失点を重ねてしまう。
第1セットを取られてしまった。
第2セットも精彩を欠き、
岡本さんも腰痛のためにブロックのタイミングが遅れて、
スパイクを決められてしまう。
防府クラブは敗れてしまった。
目標に達するどころか、昨年の成績にも届くことができなかった。
今大会では、2試合とも常に先行される苦しい展開だった。
なぜそうなってしまったのか…。
試合終了直後、悩み抜いた岡本さんはついに決断をした。
引退――
昨年は大会中に膝を痛めてしまい、
テーピングで固定しながらプレーした。
その故障を今も引きずっている。
そして今年は腰痛。
「もうこれ以上、チームに迷惑はかけられない」
岡本さんは監督のもとへと向かい、決意を伝えた。
最初は急なことで驚いていたが、
正直な胸の内を明かすうちに、最後には納得してくれた。
その後、チームメイトにも話した。
「40歳以上のマスターズとはいえ、
自分よりも若くて実力のある人間が控えている。
ケガを2カ所も抱えた48歳ではもう限界なんだ」と。

岡本さんは選手生活に別れを告げた。
だが、完全にバレーボールと縁を切ったわけではない。
現在、西京倶楽部という一般のクラブで、週に1度練習の手伝いをしている。
ここはマスターズバレーをやる前に39歳まで所属し、
全国大会で優勝も経験した古巣だ。
そこで後輩たちの活躍を見ながら、今もバレーボールと関わり続けている。
(文責:スポーツライター金子塾 滝沢)







