Uzakさんの解釈第四弾です! | 墜落症候群

墜落症候群

墜ちていくというのは、とても怖くて暗いことのはずなのに、どこか愉しい。

こんばんわ(^O^)/
今日は重要な解説をします。
この話はこれまで触れてきませんでした。
関連曲は「エネの電脳紀行」「カゲロウデイズ」
      「コノハの世界事情」「透明アンサー」です。

今回は始めに結論を言います。
『現実世界』にはあるルールが存在します。
それは科学者が思いついた最悪で残酷なルールでした。
 ・蒼の羅針盤によって選ばれた人は死ぬ
 ・阻止する方法はただ1つ、「誰かが生贄になる」
 ※ただし、ヒビヤとヒヨリは科学者から選ばれました。
このルールによる被害者は以下の5人です。
 (・ヒビヤ・ヒヨリ・コノハ・シンタロウ・飛び降りた君)

???

なぜ「透明アンサー」が出てきたのでしょうか。
この曲はクラスメイトが「死にたい」と自殺する話です。
では、なぜ「カゲロウプロジェクト」に含まれているのか……
やはりここが盲点だったのです。
前回、メカクシ団やシンタロウもループに巻き込まれているとお話しました。
もうお気付きでしょうか?
そう、シンタロウは「蒼い羅針盤」によって選ばれた人間だったのです。
君が泣いていた理由は「シンタロウ」が死ぬ運命だと気付いたからです。
君はループに気付いてしまった人間なのです。
【「このまま死んだって誰かが代わりになるから」】
  「死んでしまいたい。」と呟くシンタロウ。
  そんな彼に君は「代わりに死ぬから。」と告げています。
  彼女が飛び降りた後で彼はその真意に気付くのです。

さて、この解釈を思いついたのは、関係ないかのように思われる曲からでした。
それは「エネの電脳紀行」です。
「ヘッドフォンアクター」の後の話にあたり、『支配世界』に脱出したところから始まります。

「エネの電脳紀行」
※一部省略しています

【世界終了の折に逃げ切って 終焉を見た そんなので私は特例なんだって】
  エネは『空想世界』から脱出後、その破壊を目撃します。
  だから「自分は特別な存在なんだ。」と思います。
  実際は科学者の伴侶であるからです。
【ホルマリンの香りが 溢れかえる部屋で】
  目覚めた部屋は科学者の実験施設でした。
【眠るようにココロと身体が離されて つながった電脳心理糸クズのよう】
  しかし、彼女の身体は耐えることが出来ませんでした。
  科学者はエネに麻酔をかけます。
  そして精神を電脳化する手術を行います。
  彼はまたエネと分かれるのが恐かったのでしょう。
  しかし、なぜそんなことが出来たのでしょう。
  それは、コノハの製造に成功したからです。
  「デッドアンドシーク」で死んだ人間からコノハを造ろうとした科学者。
  しかし、人体は死んでしまいます。
  そこで精神のみを抜き取り、電脳化させることに成功します。
  つまり、コノハは電脳体というわけです。
  科学者は同じことを行い、エネを救います。
  こうしてエネは『電脳世界』に生きる存在になりました。
【ディスプレイ端末からの 私は随分派手で】
【気が付いたらもう 完全に息を引き取っていた】
  エネは『電脳世界』から自分を見ます。
  「派手」=手術後の光景、血に染まった自分を指します。
  そして、ついにエネの身体は死んでしまいます。
【あれでもないこれでもないそれでもない 指示電波が秒速で部屋に響く】
  科学者はエネを別の人体に入れる研究を行います。
  しかし、何度試しても上手くいきません。
【「逃げ出したい」苦しみがつながらないドアを開けた】
  実験体として弄られる日々にエネは苦しみます。
  そんなある日、何かの拍子に扉が出現します。
  その扉は『現実世界』への扉でした。
  彼女はその扉をくぐります。
  そして科学者のもとからの逃走に成功しました。
【電子欲の旅は続く 蒼い羅針盤が指す先へ】
  エネはどこに行けばいいのか分かりません。
  そこで見つけた羅針盤の指す方向に向かうことにしました。
  その羅針盤が「死」を指していることも知らずに……
 【息を止めてイキヲトメテ 全てが嘘を吐く真実なんて】
  「息を止める」=水中?=文字列の海に飛び込むという掛け言葉です。
【この世界の考えは 110度安定してて 捻じ切った倫理観が流行なんだって】
  すみません。
  110度の解釈はまだ良く分からないです……
  また科学者と一緒にいた日々の話をしています。
  捻じ切った倫理観=科学者の考え
  おそらく『現実世界』にプログラムの内容についての会話です。
  非道なことばかり考える科学者を軽蔑しています。
【お好みのチャンネルは 2つ目を推奨してる】
  2つ目=『現実世界』
  おそらく1つ目は『空想世界』だったのでしょう。
  『現実世界』に逃げたいと考えています。
【「Q.好きなモノはなんだい?」】
【「A.随分簡単なことだ、ヒトのフコウのアジさ」 「ゴミクズだね」】
【それはそれで良いけれど。 「 何がおかしい!」だなんて】
【発送が陳腐だよ? もう死んじゃえば良いのになぁ】
  先ほどの会話の内容です。
  この頃にはもうエネを人体に入れることを諦めているのかと思います。
  しかし、エネは毒舌ですね。(笑)  
【それでもさその中で浮遊した この感度はどうやらもう馴染みかけて】
  そう言うエネも、何年も彼と一緒にいるうちに彼の考えを受け入れ始めてしまいます。
【逃げ出したい膨らみは加速して 息を止める】
  そんな現状にさらに嫌気が指します。
  「息を止める」は先ほどの意味と同じです。
【あぁ、トロイの夢詰み込まれた 継ぎ接ぎだらけの木馬が言う】
【「意味は要らない、愉しくなれ」 惰性で溶け出す炎の壁】
【電子欲の旅は続く 蒼い羅針盤は今日もまた】
【誰を殺す?君を殺す? くるくるくるくると廻ってさ】
  エネは羅針盤の意味を理解します。
  行く先々で誰かが死に行く光景を目撃します。
【電子欲の旅の終わり 蒼い羅針盤が指していた】
【ディスプレイ の向こう側で 冴えない君だけが見ていた。】
  そんな中、羅針盤に選ばれたのに死なない少年のもとに辿り着きます。
  冴えない君=シンタロウ
  科学者の目が冴えていたのですから、その反対です。
  ここからも「デッドアンドシーク」との繋がりを確認することができます。
【もう世界はうんざり 目を覚ましちゃおう】
  『支配世界』と『電脳世界』に嫌気がさしたエネ。
  彼女はついに『現実世界』へ辿りつきました。
【なんていうか正直 ちょっと笑えてさ】
  自分散々な運命に自虐の笑みがこぼれました……END。

いきなりで驚いてしまう解釈ですね。
感想よろしくお願いします!!

 青い羅針盤の意味……か。Uzakさんはことごとく俺の解釈の隙を付いてくるというか、考えてなかった部分を暴かれていく感じなんですよねw 今回の解釈も大変興味深く、読んでて楽しかったです。

 ちなみに110度に関しては、そのワードでググると出て来る『110度CS放送』の事なのではないか、と俺は軽く考えていますw


 解釈第5弾