Addicted to You

乙女ゲームの萌彼に見苦しいほどはまってます♪


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主「はっくしょん!!」



盛大なくしゃみをしてしまった。



浅井「・・・・・・・・・」



至近距離で浴びてしまった誠也さんは、
苦虫を噛み潰したような顔をしている。



主「ご、ごめんなさい!」

浅井「お前らしいというかなんというか・・・」



誠也さんは苦笑いを浮かべると起き上がってバスルームへ。
顔洗いに行ったのかな・・・?
何もこのタイミングでおやじみたいなくしゃみしなくても・・・と、
ひとりで反省していると、誠也さんが何かを持って戻ってきた。



主「それ、何ですか?」

浅井「水タオルだ。おでこに乗せとけ」



少しぎこちない手つきで私のおでこにタオルを乗せた。



主「冷たいっ・・!このタオルびしょびしょじゃないですかっ」

浅井「仕方ないだろ。看病なんてやったことないんだから」



しかられた子供のようにすねながら、
ベッドサイドにあるシャンパンホルダーにタオルの水をしぼった。




浅井「これでいいか?」

主「はい。ありがとうございます」

浅井「まったく俺をパシリに使う女なんてお前くらいのもんだ」

主「すみませんっ・・・」

浅井「俺にお預け食らわす女もな?」



小さくため息をつくと、
誠也さんは私の隣に添い寝して、優しく髪を撫でる。




浅井「ぐっすり眠れ」

主「眠れませんよっ・・・・・」

浅井「なんだよ、おやすみのキスが欲しいのか?」

主「ち、違いますって・・・」

主(そんなことされたらますますドキドキするじゃないっ・・・)

浅井「顔が赤いぞ。熱のせいだけじゃなさそうだな?」

主「イジワル言わないで下さい」

浅井「分かったよ。優しくする」



私の身体に手を伸ばすとそっと引き寄せる。



浅井「熱が下がるおまじないだ」



耳元であまくささやくと、そっと唇を近づけてくる。



主「だめですよっ。風邪がうつっちゃいます」

浅井「お前の風邪ならいくらでももらってやる」

主「で、でも・・・」




反論しようとする言葉ごと唇がふさがれた。



主「んっ・・・ふっ・・・・」




優しく甘いキスに体中の力が抜けていく。



浅井「あんまり色っぽい声出すな。我慢できなくなるだろう」

主「だ、だって・・・・」

浅井「お前が眠るまで手を握っててやる」




そっと私の手を握りしめてくれた。
指先から誠也さんの体温が伝わり私は安堵感に包まれた。



浅井「おやすみ、ありす///」

主「おやすみなさい、誠也さん」




朝目覚めると、熱はすっかり引いていた。
全身をおおっていただるさも消えている。
風邪治ったみたい。
ぱっと身体を起こすと、隣で寝ていた姿はどこにもなかった。



主「散歩にでも行ったのかな?」



その時は特に気にせず私はベッドを出ると、
シャワーを浴びに浴室へ向かった。
出ると誠也さんが帰っていた。
呼んでいた英字新聞から目を離すと私を見つめて微笑んだ。



浅井「おはよう。気分はどうだ?」

主「おかげさまですっかり良くなりました」

浅井「そうか、だが無理をするなよ」

主「はい。あのなんだか美味しそうな香りがするんですけど」

浅井「中華粥を頼んでおいた。食べられるか?」

主「はい、もうお腹ぺこぺこです」



食事中。。。



主「あ、そういえば・・・朝どこか出かけてたんですか?」

浅井「・・・まぁな」



なんだか誠也さんは話題を変えたそうにしているが、
私は気になって仕方ない。
香港支社に顔を出しただけ、ということだけ教えてくれて
この話は終わりになってしまう。



浅井「フライトまで時間があるから少し街を見て回るか?」

主「はい」



私はわくわくしながら食後のジャスミンティーに口をつけた。
街の中で。
賑やかな香港の街並みを歩きながら、
私達はのんびりとした時間を過ごしていた。



主「あっ、あのお土産屋さんかわいい!ちょっと覗いてもいいですか?」

浅井「ああ」



凛や優那にお土産買っていってあげようっと。
会社のみんなには食べ物がいいかな。
はしゃぎながらお土産を選ぶ私の隣で・・・
誠也さんはときどき、心ここにあらず・・・・そんな表情を浮かべることがあった。
やっぱり何かあったんだ。
問い詰めたい衝動にかられたけど、
そんなことをしたら誠也さんはきっとごまかすだろう。


今は誠也さんを信じよう。
いつか誠也さんから打ち明けてくれる日まで信じ続けなきゃ。



主「香港に来た記念に、何かおそろいのもの買いません?」

浅井「お前、意外と乙女チックだな」

主「ちょっとー、そんな冷めた顔しないでくださいっ、誠也さんたちみたいなセレブと違って私達庶民はなかな香港に来られないんですから」

浅井「仕方ないな。好きな物買ってやるから選べ」

主「わーい!ありがとうございます、この携帯ストラップにしましょうよ!綺麗な刺繍がかわいいし」

浅井「俺は携帯にじゃらじゃらつけるのは好きじゃない」

主「えぇ~いいじゃないですか」

浅井「ったく、しょうがないやつだ」

主「ちゃんとつけてくださいよ?」



浅井「奇跡的に気が向いたらな」ww

主「もう~それじゃおそろいの意味ないじゃないですか」




お土産を買い込んだあと、
私達はサンセットクルーズへ向かった。
船の甲板で寄り添いながらキラキラ輝く夜景を見つめた。



主「綺麗ですね・・・なんか夢みたい」



浅井「現実だ」

主「分かってますけど幸せすぎて実感が湧かない・・・」

浅井「こうすれば少し実感湧くんじゃないか?」




誠也さんは私を引き寄せて私の頬を両手で包み込むと、
そっとキスをした。
深くて長いキスに身も心もおぼれてしまいそうになる。
ゆっくり唇を離すと、私の目をまっすぐ見つめた。




浅井「お前とふたりきり・・・このまま時が止まってしまえばいいのに」


もう直視できないぐらい━━(///∇//)━━!!!



主「誠也さん・・・意外とロマンチストなんですね?」

浅井「茶化すな。俺は大真面目だ」



ぎゅうっと私を抱きしめる。



浅井「こんなに誰かを愛しいと思ったのはお前が初めてだよ」

主「私も・・・・」



自然とこみあげてくる愛情に身をゆだね、
私たちはもう一度唇を重ねた。



浅井「この先何があっても俺はお前を手放したりしない。だから、俺を信じていてくれ、ありす」

主「はい・・・・・」



見上げた表情はどこまでも真剣だった。
うなずいた私を見て、誠也さんは目を細めて微笑んでくれた。
まつで夢のようだった香港旅行が終わり、
私たちはプライベートジェット機に乗り込んだ。



主「ふわぁ~~~・・・・」

浅井「ふっ・・・大口開けるな」

主「すみません。はしゃぎすぎて疲れがでちゃったみたいです」

浅井「羽田に着くまで寝てろ」




私にブランケットをかけると、
ブランケットごと私の身体を引き寄せた。



浅井「病みあがりなんだから少し休め」

主「はい。それじゃお言葉に甘えて」




うとうとしかけた頃・・・



鴨下「誠也様、少しよろしいでしょうか?」

浅井「ああ」




ガチャ



鴨下「お休み中申し訳ありませんが、本社から衛星電話が入りまして繋いでもよろしいでしょうか?」

浅井「ラウンジで取る。ありすには聞かせたくない」

鴨下「承知いたしまいした」




声を潜めて何かを話しながら、客室を出て行った。
いったい何の話なんだろう。
眠気はすっかり吹き飛んでしまった。
心細い思いで誠也さんの帰りを待つこと数十分。
私を起こさないよう気を遣ってくれたのか、
足音も立てずに誠也さんは戻ってきた。
そしてシートに腰を沈めると、疲れきったような深いため息をついた。
私はとっさに寝たふりをした。
疲れた顔を見せたくないだろうと思ったからだ。



浅井「無邪気な寝顔だな・・・」



私の肩にそっと頭を乗せた。



浅井「少しだけ眠らせてくれ・・・・」




つぶやくように言って、私にもたれかかって目を伏せた。
そして羽田空港到着。
手続きを終えて空港を出ると、
浅井グループの重役用送迎リムジンが待っていた。




浅井「すまない。俺はこれから本社へ戻る。送ってやれなくてごめんな」

主「私のことは気にしないでください。それより大丈夫ですか?」

浅井「ああ、心配するな。電話する」

主「はい」




任せたぞ、と鴨下さんに送ってもらうことになって、
私は後ろ髪ひかれる思いで、リムジンへと乗り込んだ。
誠也さん・・・いったい何があったの?(・_・;)
誠也さんを乗せた車が少しずつ遠ざかっていく様子を見つめながら。
私の胸はざわざわと音を立てた。






つづく




いきなりくしゃみだった笑
鴨下さんが来るたびになんだか不安になるんですけど。
何か起こってるよね(((゜д゜;)))何か(((゜д゜;)))
で、それがあるから誠也さんが
優しければ優しいほどほどなんだか切なくなったんだ;;
今日の船の上でのロマンティック社長、乙女でおおいに照れたぁ(ノ∀`)ペチ
恋愛メーターのバーが上下しまくっててwどうしようw
HAPPYEND以上ならいいなぁって思ってるけど、
満タンはなかなか難しそう・・・と思ってます(´・ω・`)








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