友達から、ほんとうに名作だから!!と。
お墨付きで貸して貰った、本があります。

丁度先日、オバマ大統領の訪問で一躍話題となったのも記憶に新しい広島が舞台のこの漫画。

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『この世界の片隅に/こうの史代』

昭和20年、大戦中の広島で。
ある日、突然呉へお嫁に行く事になった主人公すず。

絵を描くことが好きで、お裁縫は苦手で、旦那様になった周作さんは優しい人で。

徐々に激化する戦争、足りなくなってくる物資。
そんな中でもとろとろと、優しい日常は続いてゆく。

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やさしい、とてもやさしいお話です。
辛いことも苦しいことも悲しいこともやるせないことも。
その全てに、やさしさが手を差し伸べるから。

日常があり家族愛があり、友情があり恋愛があり。
交錯する複雑な思慕や、意地悪の陰に隠された思いやりだとか。

戦火の迫る中で、営まれる『毎日』。


こんなに泣いた漫画は初めてです。
どんどん涙が込み上げてきて、玉音放送のやるせなさに嗚咽が止まらなかった。

ほんとうに、難しい話じゃなくて。
悲惨な戦争物じゃなくて。

ただ、やさしい話として。
沢山の人に読んで欲しい漫画です。

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今年の10月には、映画化が決まっています。

2015年3月9日からはクラウドファンディングサイトMakuakeで2000万円を目標に資金調達が開始され、2015年3月18日午前2時50分に達成。

最終的に5月29日までの延べ82日間で3622万4000円を調達し、支援者は3374人。

支援者数は国内クラウドファンディングの過去最高人数で、支援金額も映画部門では国内最高記録だそうです。

穏やかな、毎日。


変わらない、日常。


昭和20年、広島呉。


どんな時でも。


それがどんな時代でも。



営み続ける、愛しい毎日。


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