Brain NEO 004

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警視庁の科学捜査班でも、今回の事件の 全容解明には糸口が少な過ぎた。

犯人の遺留品が、天井に打ち込まれた弾丸と、薬莢、その他、指紋はおろか、毛髪の一本も見つかっていなかった。

また、目撃証言、ビデオ画像共、様々な検証が加えられたが、犯人像の特定には至らなかった。

さらに、6件の犯行を見事にやってのけたにもかかわらず、次の犯行が2ヶ月経過しても行われず、捜査本部としては、当てが外れていた。

捜査本部では、必ず犯人は次の犯行を計画しており、2週間以内には、実行に移すと踏んでいたのだ。

そのため、捜査員の増援と共に、都内の銀行に、目を配らせていたのだ。

田所は吠えていた。

「いったい、どうなってやがんだ!」
「警察を、おちょくってやがんのか⁉︎」

この反応も、どうしたものか、次の犯行が行なわれなかった場合、犯人に近付く証拠が全くないため、次の犯行を待っている節がありありなのだ。
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