高校ラグビーが連日熱戦を繰り広げている。
高校生のスポーツは、ラグビーに限らず
胸を熱くさせてくれる。時には、自然と涙が
出る時もある。常に全力プレーで挑んでいる
姿が清々しい。
本日の試合の中で、引き分けがあった。
尾道vs春日丘と関西学院vs新潟工業
結果は、春日丘と新潟工業が2回戦に
進出。所謂、抽選勝ちである。
ただ、ラグビー関係者は抽選勝ちとは
言わない。『次回出場権獲得』と表する。
よって、ラグビーの重鎮らには我輩がつけた
表題に対して「それは違う」と意見される可能性が高い。
それをあえて、抽選勝ちとタイトルを付けた。
なぜか?抽選による決着にに反対だからである。
ラグビーを始めた当初からである。どうしても
理解出来なかったし、今もそれは変わらない。
あくまでも我輩の主観である。
「これが、ラグビーの良き文化だ。何でも勝ち負けを
決めようとすることをする必要はない。戦いが終われば
ノーサイド。トーナメントにおいては、次の試合の出場を
決めねばならない。ノーサイドになっているから
抽選しか方法はない。だがら、勝ち負けではない。
出場権獲得だ」という説を述べていた関係者。
トライ数、コンバージョン、ペナルティゴール、ドロップゴール
全て同数なら抽選である。
花園予選も然りである。ファイナルで抽選で、花園出場を
逃した学校は、過去多数。高校以外のカテゴリーでも
その事例は過去存在した。
リーグ戦の引き分けは、特に問題はない。
トーナメントの戦いで、抽選は良いのだろうか?
ラグビー選手やファンは、古くから続いているから
『抽選』という慣習を受け入れているという。
本当だろうか?
「抽選で出れなかったことは、ルールだからと
言い聞かせた。でも何か違う形で決着は
つけたかった。くじを引いて辛かった」と
過去抽選で花園を逃した、ある当事者の想い。
「花園だけが、ラグビー人生ではない」と述べる
方もいるだろう。確かにご最も。それも分かる。
だが、出場権をくじで決められるのは腑に落ちるか?
人情として、恐らく腑に落ちない。受け入れられる人は
仙人である。相当な修行を積んだその道の達人レベルの
話である。
閑話休題。
2年前、欧州ハイネケンカップのセミファイナルだったか。
延長戦でも決着がつかず、ペナルティゴール合戦を
実施。22mライン上で、フィールドの真ん中にボールをセットして
クロスバーへキック。
それでファイナル出場が決まった試合を視たことがある。
(レスターとカーディフの対戦だったか)
史上初の事だったようだ。ただ、英国では当事者含め
不評であったとのこと。「サッカー選手は、基本的に全員
まっすぐに蹴ることが出来るが、ラグビー選手が
ゴールキックを普段から行っているのは数人。だから
その背景が違うから、ペナルティゴールで勝負を決めるのは
異論がある」との見解だ。だが、プロがくじ引きで次のステージを
決めて良いと了承するであろうか?
賛否両論があるだろうが、やはりどう考えてもくじ引きでの
決着はあまりにも短絡的ではないだろうか。
ペナルティキック合戦がNGなら、サッカーでのゴールデンゴール
方式で、延長戦で先に得点を取った方が勝ちにする。
或いは、22mライン上のセンタースクラム(プッシュ無)での攻撃を
行う。先攻、後攻をトスで決める。アタック側は、攻撃権が移るまで
プレイを継続。トライを狙うのも良し。ペナルティゴールを誘発させるのも
良し。ドロップゴールを狙うのも良し。
後攻側のアタック終了時点で得点が高い方が、勝ち。
等々、手段は色々考えられる。
フィールドの勝負は、フィールド内でプレイで決することが
皆、納得し腑に落ちるのではないだろうか?
今日の尾道高校と関西学院の落胆した姿を見て、あまりにも
気の毒であった。
古のラグビー文化や思想を変えてはいけないだろうか?
悪代官