2012-02-27 23:30:21

図解勉強会参加レポート

テーマ:日記 Diary
2月26日(日)、親友、多部田憲彦くんが主催する、図解改善の勉強会に参加してきました。多部田くんとは、私が今、努めている会社に2002年に一緒に入社した同期仲間。彼が5年前に、ほかの自動車メーカーに転職してからも、仲良くしており、その縁もあって、勉強会に参加しました。

図解改善とは、ある仕事上の問題(プライベートも適用可)に対して、原因の分析や問題解決策を考えるために、図を利用する方法です。多部田くんは、入社間もない新人のころ、タイの工場で言葉の壁により、コミュニケーションがうまくいかなかったとき、図解により問題解決ができたことがありました。この経験を元に、自ら図解改善士と名乗り、図解改善によって仕事に悩めるビジネスマン、ビジネスウーマンを助ける勉強活動を続けています。

今回は、一年半ぶり二度目の参加になりましたが、再び多くの学びを得たので、レポートします。

【プログラム】
勉強会のプログラムは以下のとおり。

09:30~09:45 勉強会の趣旨説明
09:45~10:00 KJ法(*)を使って、自己紹介
10:00~10:50 ワークショップ1(課題を共有する)
10:50~11:00 各グループから課題のシェア
11:00~11:30 ワークショップ2(解決策を共有する)
11:30~11:40 各グループから解決策のシェア
11:40~11:45 まとめ

【メモ】
参加者は30名前後であったそうです。参加者の業種は多岐に渡り、年齢層も20歳代から50歳以上の方もいらっしゃったようで、バラエティーに富んでいました。

図解改善は、誰にでもわかる簡単な方法で、アイデア出しやコミュニケーションに利用できます。多部田くんは、簡単なスキルであるからこそ、理論よりも実践を重視した勉強会を標榜しているそうです。今回は私を含めて、5名のメンバーで、仕事上の課題を挙げて、解決策を検討するワーキングを行いました。

私のグループのメンバーの構成は以下。
Tさん:部品メーカー経営
Kさん:バイオメーカー経営
Tさん:マーケティングコンサルタント
Sさん:製造メーカー生産管理職(実は会社の後輩)
私:製造メーカー研究開発職

①自己紹介

「職業」、「出身地」、「趣味」の3つを、手のひらの半分くらいのポストイットに、1枚ずつ別に書いて、これをメンバーに示しながら、自己紹介をしました。

②ワークショップ1:課題の共有

メンバーが抱えている仕事上の問題点を考え、3つにまとめて、ポストイットに書き出します。私は「技術開発のスピードが遅い」、「利益率の高い商品がない」といった問題を挙げましたが、ほかの方からは、「経営理念(ビジョン)が明確でない」、「社風が定まらない」といった経営レベルの問題から、「職場間のコミュニケーションがうまくいかない」、「契約以上の業務を強いられる」といった現場レベルの問題まで様々でした。

次に抽出した、5人x3個=15個の問題点に共通点がないかを探し、グループ化していきました。最初はバラバラな課題なので、「うまくいくか?」とも思いましたが、階層構造(ツリー図)にして分けていくと、なかなかうまく分類ができました。

仕事上の問題は、組織の問題であり、多くはコミュニケーションの不足が原因であることもわかってきました。たとえば経営理念の問題は、経営層と現場層の間で組織の方向性に対するコミュニケーションができていない。契約と業務のすり合わせの問題では、自社と顧客の間で、明確なルールを設定するコミュニケーションができていない。というようなメカニズムです。

③ワークショップ2:解決策の共有

グルーピングで浮かび上がってくる問題の原因に対して、適当な解決策を検討しました。
例えば、
 ・納期遅れの問題に対しては、トラブルが発生した時点で、
  顧客や関係者に遅れの状況を伝えるコミュニケーションを行う。
 ・事業ビジョンの共有に対しては、社内カンファレンスの設置によって、
  経営層と現場層、もしくは組織間のコミュニケーションを行い、意識を合わせる。
といった対策が出ました。


Akucchanが世界をゆく


【最後にできあがった問題解決の図】
 ・黄色ポストイット:個々の問題
 ・青色ポストイット:問題のグループ
 ・赤丸つきポストイット:各問題に対する解決策

もちろんここで出た解決策が課題に対して、実効性のあるものかどうかは、やってみないとわかりません。しかし、こうしたシミュレーション(演習)で、アイデア出しと対策の整理ができることは、どこの現場でも適用できる簡易で有効な手段と考えてよいと思います。

④まとめ

最後に多部田くんは、以下のように図解改善法の効果をまとめていました。
期待できる効果
・課題を見える化し、相手にわかりやすく伝えることができる。
・他の参加者と課題について分かり合える。
その通りだと思います。

そして最後のQ&Aで、私が質問。

Q.(私)「図解で問題に対する対策の検討がうまくいくことはわかりましたが、実際に考えだしたプランを実行するのは難しいのではないですか?」

A.(多部田君)「そのとおり。アイデア出しは楽しいプロセスですが、問題の解決策の実行は苦しく、難しいプロセスです。対策の実施状況は、ポリスマン(計画の監視人)を立てて、厳しく目標達成まで導きます。」

Q.(ほかの方)「計画を監視しているときに、うらまれるようなことはないですか?人間関係が悪くなるようなことはないですか?」

A.(多部田君)「そうならないように気を使います。そのために聞くことが重要です。積極的傾聴をします。またこのほか、仕事が担当者の自己満足にならないように、ポリスマンを二重に立てるダブルチェックを行うこともあります。」

以上。

【感想】
2時間半ほどの勉強会は、参加者が積極的で、勉強熱心な方が集まっていることもあり、あっという間に終わりました。勉強会後の懇親会も議論が白熱。ここでも意見や情報の交換をされている方がほとんどでした。

こういった勉強活動を主催している友人の姿勢に改めて敬服。翻って、自分の立ち位置を見直して、「負けてはいられない」と切磋琢磨の気持ちを新たにしました。お互い建設的に向上する方向に刺激し合える仲というのは、ありがたい存在です。

>多部田君
今回もおつかれさまでした。これからもお互い、がんばりましょう。ありがとう。

【今日の一冊】

勉強会でも話題になった日産の会議手法に関する本。会議のやり方次第で、組織が変わるという実例にあふれた本です。
日産 驚異の会議 改革の10年が生み落としたノウハウ/漆原 次郎
¥1,575
Amazon.co.jp
【編集後記】

早速、勉強会翌日の今日、上司とのアイデア出しに図解を適用。良いアイデアが出て、うまくブレストをファシリテートできたことを報告しておきます。
2012-02-26 22:45:38

日経新聞「リーダーの本棚」古森重隆氏

テーマ:日記 Diary
今日(2月26日)の日経新聞朝刊、読書欄の「リーダーの本棚」が良かったのでレポします。

日経新聞ウェブサイト
http://s.nikkei.com/z312xU

本日の語り手は、富士フィルムホールディング社長、古森重隆氏。

Akucchanが世界をゆく

私が読書をしていて、ときどき不安になるのが、果たしてこれだけのコスト(時間、労力、資金)をかけて、本当に見返りがあるのだろうかということです。もちろん自分では十分なリターンがあることはわかっているのですが、スランプに陥ると、その信念が揺らぐことがあります。

読書が人生にとって大きな利益をもたらすことは多くの人が語っているところですが、今回の古森氏の言葉もその一つであり、私が目指している方向が間違っていないであろうことを確認できたことがよかったです。

まず目を瞠るのが、読書遍歴に挙げられている本のタイトル。

トップは、ウィンストン・チャーチルの「第二次世界大戦」。次にニーチェの「ツァラトストラかく語りき」。さらに松原久子「日本の知恵 ヨーロッパの知恵」、ウェイン・ダイアー「自分の時代」、ジェイムズ・エルロイ「LAコンフィデンシャル」と5冊が紹介されていました。

このリストからして、マニアックというか、相当な読書家であることが伺われます。とくにチャーチルの本に関して、半分くらいの紙幅を割いて、この本への思い入れを語っていました。

今何が起きているのか、これから事態はどう展開するのか。チャーチルの現状分析がすごい。英国は何をしなければならないか、結論を出したら、即座に断固としてやる。「人間は事実を見なければいけない。なぜなら事実が人間を見ているからだ」というチャーチルの言葉があります。事実とどう向き合うかに、その人の人間性が反映する。いわば実力を映す鏡だというわけです。

冷徹なまでの現状の分析と対策の実行は、相当な努力を強いることです。チャーチルのこの本は別の経営者も薦めていました。まだ読んでいないので、予定読書リストに入れたいと思います。

自分の信念を貫く姿勢は、読書によって磨かれた。

この言葉が、ぐっと私の心をとらえました。
「そう!それですよね!」
というところです。

冒頭にも触れましたが、仕事でもプライベートでも自分の調子が悪いときというのは、知的生産活動の質も落ちます。私の場合、読書に関してもそうで、調子の良いときはどんどん読んで、本の中にあるエッセンスを頭の中に吸収していけるのですが、調子の悪いときは、能率が悪いばかりか、そもそも読書なんかして、何の役に立つのか?と疑ってしまうことすらあります。

多くの読書経験を通して、読書の価値そのものを否定するようなことはなくなりました。調子の悪いときは、天気の嵐のようなものだと思って、やり過ごすようにしています。それは読書を一旦止めて、ほかのこと(たとえばブログ記事書きなど知的アウトプット活動、またはランニングなどの体力的活動)をするようにしています。

古森氏のコメントには上のような悩みは書かれていませんので、あくまで蛇足的な話なのですが、「読書には大きな価値がある」という点で、また一つの証拠を拾えた点が収穫でした。

今週の読書コーナーは、上に挙げた本以外にも、スティーブン・レヴィ「グーグル ネット覇者の真実」、クレイトン・クリステンセンほか「イノベーションのDNA」、辻村清行「モバイルパワーの衝撃」といった興味をそそる本が目白押しでした。

すでに課題読書となっている本が、机にうず高く積みあがっているので、すぐに入手というわけにはいきませんが、また書店でチェックする本が増えました。日経はこうした書評の質が高いので、好きです。日曜朝刊の読書欄と、水曜夕刊のエンジョイ読書欄は、見逃せません。

Don't miss it!

【今日の一冊】
第二次世界大戦〈1〉 (河出文庫)/ウィンストン・S. チャーチル
¥1,260
Amazon.co.jp


2012-02-11 14:35:05

復活

テーマ:日記 Diary
約4ヶ月間もの間、ブログへの投稿を休止しておりましたが、再開することにしました。

公私共に忙しく、ブログへの投稿に時間が割けなかったことが一番の原因です。

一方でブログを開店休業状態にさせておきながら、サイドバーにあるとおり、Twitter活動は続けていました。

Tweetをして、ブログをしないというのは、単純に「Tweetのほうが気楽」だから、

ということなのですが、どうもTwitterだけでは、片手落ちです。

そこでブログも更新していくようにします。

週1回程度を目安とします。

内容としては、以前と同じように本のレビューを主体にします。

講演会やイベントなどの情報もときどきUPします。

どうぞお付き合いください。

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