5月2日から27日までの4週間、ブータンからの研修生が義肢財団に来ています。
(ブータンは、インドと中国にはさまれた位置にある、小さな国です。国民の経済的な豊かさよりも、幸せ度を測ろうという、GNH:Gross National Happinessの話、聞いたことありますか?今年10月に新国王ジグミーの結婚式が行われる予定だとか)
Sangayさんという方で、2008年にはシリントーンセンターで9ヶ月ほど研修をし、その期間中に一度、義肢財団にも施設訪問という形で来ていました。
彼はブータン国内で二人しかいない(と彼が言ってました)PO(義肢装具士)のうちの一人で、財団のサンドキャスティングに興味があるので、研修をさせてくださいと連絡して来ました。
なので、各レベル(大腿、膝、下腿、足根)に一週間ずつで計4週間の日程を組みました。
一週目に下腿義足をして、二週目の今週は私が担当してサイム義足を作っています。
マーキング
モデル修正。
彼のまわりにいる制服をきているお嬢さん方は、バンコクにある大学の獣医学部の学生さんで、ずっと以前に財団が馬の義足を作ったという話を聞いて「動物の義足に興味があるので、二週間見学させてください」と来た二人です。
ただの見学かと思ってたら「せっかくなので作ってみたいです!」ということで、Sangayさんと一緒に同じ作業でサンドキャスティングで義足を作っています。
義足に関しては初めてなので頓珍漢な質問も出ますが、概ねは理解してもらってるようです。手伝うと彼女達のためにならないので、多少ヘンでも自分達の手で全部やってもらいました。失敗した方がやっている工程の意味が分かってもらえますし。
Sangayさんは今は財団の敷地内の住宅をあてがわれて一人暮らしをしています。来て早々、「ごはんは自炊したいです」というのでスーパーに買い物に行って、まず買ったのは炊飯器とお米。
二回の買い物で2.5kgと5kgのお米を買ってましたが、一ヶ月の滞在で食べきるのか???と大いなる疑問です。
炊飯器も、財団に何個かあるので「一ヶ月だけのためにわざわざ買わなくていいんじゃない?財団のを使っていいよ」と言ったのですが、どうも自国に持って帰りたいようです。
先日、Sangayさんが「ブータン人のドクターが今チェンマイに来てるらしいので、会いたいのですが、送ってもらえませんか」と言うので、行ってみたら、チェンマイ大学病院の敷地内に泊まってるDr.Kopilに会いました。
左がDr.Kopil. 右がMr.Sangay どうも同じ国の人には見えません、この二人
ドクターはお母さんがネパール出身らしく、インド人っぽい雰囲気が漂ってます。
Sangayさんがタイのチェンマイにいる、ということを聞いたブータンの誰かが「そういえば、あのドクターもタイのチェンマイにいたな」ということで、紹介されたそうです。
一ヶ月、(ドクターは放射線科の研修で、二週間の予定でチェンマイ大学にいるそうです)自国の人と母国語で話すことができる人が見つかってよかったです。
一人で土曜も日曜もどこにも出られず、誰にも会えないとなったら寂しいでしょうし。財団はなにしろ不便なところにあるので、買い物に行くにもバイクや車がないとでかけられないんです。
以前近くのマーケットまで歩いていったことがありますが(タイ人の研修生と、散歩がてら歩いていた時)片道一時間かかりました。毎日の買い物に往復二時間はナシだよな、って思いますもんね。