ナコンパトムモバイルユニット 3
テーマ:仕事こんな患者さん達がいましたシリーズ
財団スタッフのプラコップさん(左)はドラゴンのデザインの義足をはいてます。患者さんも右足にドラゴンのタトゥーが入っているので、「自分もこんな義足にしてもらいたいです!」と言ってました。 さてその後どうなったのでしょう。仕上がり後の義足を見たところ肌色外装のものしかなかったので、今回は却下されたのかも。
こちらはサコンナコン(東北部)から来た男の子。くりくり坊主がマルコメ君みたいでかわいいです。
3年前に初めて財団のモバイルに義足を作りに来た時には人見知りして誰とも話そうとしなかったのが、今回はすっかりなじんで財団の若いスタッフに遊んでもらってました。
外装を仕上げた後はこんな感じです。
女の子、アイリーンちゃん。 カメラを向けるといつも笑顔で応じてくれます。右手に座っている財団スタッフのミーチャイさんと同じくAK(大腿切断)。ミーチャイさんは事故での切断ですが、アイリーンちゃんは先天性欠損です。
ミーチャイさんとアイリーンちゃんは去年の年末頃、Brandというツバメの巣などの栄養ドリンクを販売している会社のCMに共演したそうです。(残念ながら私はアフリカに行っていた時期で、オンタイムにテレビCMを見ることができませんでした。YouTubeで検索中です)
アイリーンちゃんのお母さんが付き添いで来ていて、お昼を食べながら話していたのですが、地元の小学校に「障害児は受け入れません」と言われたそうです。 義足をはいているから、歩くのが不自由だと面倒を見切れないからとかそんな理由をつけられたとか。
彼女は義足をはいて歩行しており、完全に自立した生活を送っています。
たしかに体育などでは難しいこともあるかもしれませんが、学習能力に問題がないのに、身体的な理由で入学を拒否するなんて。。。。 と寂しくなりました。
こちらは先天性下腿骨欠損の14歳の男の子です。
膝のレベルでの欠損なので最終的には膝継手をつけた義足になる予定ですが、まずは手始めに膝関節なしの下腿義足パイロンをとりつけた仕様にして、歩行訓練してもらうことになりました。
患者さんの希望で、膝継手なし(つまり膝が折れない)仕様の義足になりました。坂を上ったり降りたりするので膝折れしないようにしてほしい、というリクエストだったそうです。 ぶんまわし歩行になりますが、患者さんは「軽いし、膝が折れないから歩きやすい」と気に入ったようでした。
こちらは私が製作を担当した、カンボジアから来た患者さん。
地雷を踏んで、実に12年もずっと車椅子の生活を送っていたそうです。
12年という年月の割には拘縮もあまりなく、無事歩行できました。初めは両ロフストランド杖で練習してもらうことになりました。
アランヤープラテートというカンボジア国境からきた患者さんグループの中にはタイ人とカンボジア人がまざっていました。見た目にはほぼ変わりありませんが、喋ってる言葉はクメール語で、流れるように続くタイ語のリズムとは違って小刻みに切れるような言葉でした。
私が患者さんにクメール語で「チョモリアップスォー(私の記憶する限りでは「こんにちは」)というと驚いてました。
アランヤープラテートは地雷を踏んで足を失う人がたくさんいる地域です。また義足を作るのが間に合わないのか、バンコク近郊に住んでいる患者さんが比較的新しい義足をはいているのに比べてアランヤプラテートに住んでいる患者さんの義足はかなり年季の入ったものが多いような印象を受けました。
また、この地域は農業をしている人口が多いので、義足を作りに来た人の多くが農作業用の義足も処方されていました。BK担当のあるテクニシャンは「一日義足二本って言ってたのに、来た患者さん2人とも農作業用の義足もあるから一日合計4本だよー」と悲鳴をあげていました。
白いプラスチックソケットに黒いプラスチックパイロン、ドリンガー足部の農作業用義足。
見た目は普通の足とは違いますが、田んぼのぬかるみ等の中では歩きやすいつくりです。





































