郷土に愛される土崎港曳山まつり
地域の伝統とともに歩む土崎港曳山まつり
勇壮で迫力あふれる曳山
鮮やかな色合いと勇壮な迫力を誇る武者人形 |
土崎港曳山まつりの曳山は、「ヤマ」や「ダシ」とよばれ、参加町内ごとに毎年新しく作られます。(まつりに参加する町内の旧町名の由来はこちら
) 土崎の曳山の飾りつけは特徴的で、前側には武者人形を乗せ、戦国時代などの歴史上の有名な場面を再現しています。鎧や陣羽織等の衣装を着た人形(衣装人形)と上半身の肌がむきだしの人形(裸人形)が立ち並び、その勇壮で生々しい様が圧倒的な存在感を放っています。また、後側には、川柳風に時代の風刺を込めたユーモラスな一句とともに人形が飾られ、“見返し”とよばれ観客の人気を集めております。この重厚感あふれる曳山は、お揃いの浴衣を身にまとった曳き子たちの威勢のいい「ジョヤサ」の掛け声とともに動き出し、その迫力が観る人を圧倒します。 この曳山は、まつり期間中に神様の御分霊を乗せた神輿とともに、町内を端から端まで練り歩きます。その間、にぎやかに囃子たてることにより、町の中に漂っていた災いをもたらす怨霊や悪霊を曳山に誘い込んで封じ込め、まつりが終わるとすぐに曳山を解体することにより怨霊や悪霊を町から追い払う意味をもつといわれております。 |
曳山の運行とみどころ
まつりの風情と継承される伝統
世代を超えて引き継がれるまつりの伝統 |
土崎神明社例祭の曳山行事は、通称「カスベ祭り」とも呼ばれ、ガンギエイ科の魚であるカスベを使った「カスベの煮付け」が、まつりのもてなし用の料理、酒の肴としてふるまわれます。カスベの味、それは土崎の祖母から伝わる母の味であり、まつりの風情を醸し出す味として、土崎には欠かせないものです。 土崎地区では、この曳山まつりに関する多くの年間行事や風流が残っており、小・中学校でも地域の伝統芸能として語り継がれています。まつりに参加する子供たちもふるさとに誇りをもち、この行事を毎年楽しみにしています。 郷土に愛される土崎の港曳山まつり。ぜひ皆様もご覧になってください。 土崎港曳山まつり実行委員会のホームページはこちら からどうぞ |