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今日はあるステキな名言を
Aki'sメソッドでひも解いてみましょう

有名な言葉なのでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

ではさっそく文の骨格からスタートです!



1. Candles can be lighted.
ろうそくに火をともすことができます。


この英文は受け身ですので、厳密には

「ろうそくは火をともされることができます」

が正解です。
でもそれでは日本語としてちょっと不自然なので、
上のように訳しています。


また日本語ではわかりませんが、英文では

candles

と複数になっていますね。

今日は、たくさんのろうそくに火がともっていく様子をイメージしながら
読み進めてみてください



2. Candles can be lighted, and the life will not be shortened.  
ろうそくに火をともすことができます。そして命は短くはなりません。


ん?なんのこと?命って?

と思ってしまいますが
もう少し待ってくださいね。


前半と後半、二つの文がandで結ばれていて
どちらも受け身の文です。

light

は「火をともす」→受け身になって、「火をともされる」

shorten

は「短くする」→受け身になって、「短くされる」

です。


さて、意味を確認していただいたら
何度か声に出して読んでみてください。 

二つの文を並べ、

Candles can be lighted
the life will not be shortened


と続けて読むと
まるで詩のような美しいリズムを感じられると思います。

人の心に響く文とは、
このように骨格を抜き出してみると
綺麗なリズムを刻んでいることが多いものです。


では枝葉をつけていきましょう!


3. Thousands of candles can be lighted from a single candle, and the life of the candle will not be shortened.  
一本のろうそくから何千ものろうそくに火をともすことができます。
それでも、その一本のろうそくの命が短くなることはありません。


from a single candle
一本のろうそくから

the life of the candle
その(一本の)ろうそくの命、寿命

and は「そして」ですが
ここでは意味のつながりから「それでも」と訳しました。
もちろん「そして」と訳してもかまいません。



さて、だんだんわかってきましたね。


一本のろうそくからたくさんのろうそくに火をともしても
その一本のろうそくが速く減ってしまうわけではない



この文はそんなことを言いたいのかな、と解釈できます。


そして、
この文はもう一つの文が足されることで
一気に名言へと昇華していきます。


次にその追加文を赤字で載せ、完成としますね。

ぜひ全体を通して読み、そして感じてみてください。


4. Thousands of candles can be lighted from a single candle, and the life of the candle will not be shortened. Happiness never decreases by being shared.


いかがでしょう?

Happiness never decreases by being shared. 
幸せは、分かち合うことで決して減りません。


その真実を、ろうそくの火に喩えていたというわけですね。

う~ん、すばらしい(;-;)


by being shared
シェアされることによって

という言い回しもぜひ覚えてみてくださいね。



さて、ここでせっかくですから
ちょっとアレンジをしてみましょう


この追加文の前半は

Happiness never decreases
幸せは決して減らない

ですよね。でも私は、単に「減らない」だけでなく、むしろ

幸せの分かち合いは幸福量を増やす

と思うのです。


そこで、

never decrease(決して減らない) 



increase(増える)

と言ってみてはどうでしょうか?


つまり前半を

Happiness increases 
幸せは増える

に変え、

Happiness increases by being shared. 
幸せはシェアすることで増える


と言ってみるのです。


そうすることで、より積極的に

しあわせのシェア

が出来るような気がしてきますが
いかがでしょうか??



…なーんて勝手にアレンジしちゃったら
この名言の主、Buddha(ブッダ)に怒られちゃうかな?







今日は以上です。


いつものとおり、文の意味を確認したら
1.に戻って何度も読んでみてくださいね。


リズムのある文をたくさん音読することで
リズムのある文を書き、話せるようになります。


Aki'sメソッドがみなさんのお勉強の一助になれたら嬉しいです。


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