「時には長州男児の肝っ玉をお見せしましょう」と安倍総理 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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安倍晋三応援ブログです。
やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

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昨日はドゥテルテ大統領の寝室まで見せられた安倍総理は今日はオーストラリアにいる。新年早々から気の抜けない外遊で大変だと思うが、歓迎に満面の笑顔でこたえるなど、いつものように一つひとつの行事を誠実に自然体でこなしている。

 

 

かつて、メモを見ないとあいさつもできない首相がいたが、日本外交の基本である「積極的平和主義」を自ら考え出した安倍総理なら必要な情報がしっかり頭に入っている。だから、その場に必要な言葉がごく自然に浮かんでくるのだろう。

 

安倍総理は、祖父や父の遺志を引き継ぎ、我が国が目指すべき方向をしっかりと見据え、自らが描いた外交戦略を持っている。その自信があるから、相手がトランプ氏でもプーチン氏でも習近平氏でも、堂々と、しかもにこやかに接することができるのだ。

 

世界を見渡しても、これほど明確でブレない外交を展開できている指導者は見当たらない。
しかも、誠実であると同時にしたたかさもある。特に約束は必ず守る誠実さは各国首脳との信頼関係構築の大きな力になっているように思う。

 

ただ、そんな安倍総理でも、特に内政面では思うようにいかないことも多いらしく、先日、地元の支援者の前で次のようなことを述べている。

尚、太字強調はブログ主。


安倍首相「時には長州男児の肝っ玉を…と思う時も」
朝日新聞デジタル 2017年1月9日20時42分

 私も皆さまのご支援をいただいたおかげをもちまして、24年間、政治家として歩みを進めていくことができました。また、総理大臣としても何とか無事に4年を終えることができました。時には長州男児の肝っ玉をお見せしましょうかと思う時もありましたが、平常心、平常心、自分に言い聞かせながら日々仕事をしています。これからもまた、初心にかえって、私の初心とは誠意をもって誠実に政治を行っていくということであります。

 

 吉田松陰先生の座右の銘は孟子の「至誠にして動かざる者は、いまだこれあらざるなり」。誠の1字をもって頑張っていきたいと思います。日本国のために、日本国民のために今年も全力で仕事をしていくことをお誓いして、年頭でのごあいさつとさせていただきたいと思います。(地元・山口県下関市での後援会の会合で)
http://www.asahi.com/articles/ASK196R88K19UTFK00G.html


「至誠にして動かざる者は、いまだこれあらざるなり」は安倍総理の座右の銘でもある。
一方、「時には長州男児の肝っ玉を…」はあまり聞いた覚えがない。なぜ、この会合でこの言葉を口にしたのだろうか。

 

大河ドラマ「花燃ゆ」によると、高杉晋作が功山寺挙兵時に「只今より長州男児の肝っ玉をお見せ申す!」と叫んだことになっている。本当にそう言ったのかどうかは知らないが、この藩内クーデターとも言える挙兵をきっかけに、バラバラだった藩論は倒幕に集約されていく。

 

状況を冷静に見れば無謀としか言えない挙兵だったが、その気迫が伝わったのか参加を逡巡していた奇兵隊(高杉が創設したのに)や農兵隊などが参戦し情勢は一変した。大河ドラマレベルの知識しかないのでこれ以上の説明は避けるが、つまり、安倍総理はそういう言葉を吐いた。

党内クーデターを起こしたくなったこともあるが、「平常心、平常心」と自重しているというのである。地元へのサービスとして、いつもの松陰先生だけではなく晋作先生も登場させたのかもしれないが、地元だからこそ、思わず本音がポロッと出たのかもしれない。

 

もっと勘ぐれば、橋下氏などと連絡を取り合っているのは、維新を絡めた政界再編も選択肢に入っているからかもしれない。あるいは、東京都連での公明党の動きや小池新党の動きに対する、けん制の意味もあるのだろうか。

 

もっとも、冷静に考えれば安倍政権は安定しており、いま党内クーデターを起こす必要はまったくない。そう考えると、上記の言葉は「時と場合によっては、高杉晋作に習って決死の行動を起こす気迫と覚悟がある」との意思表示なのか。

 

いずれにしても、当面は経済政策を最重点に政権運営する可能性が高く、その真意が見えてくるのは夏以降になりそうだ。

 

(以上)
 

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