New 天の邪鬼日記

小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。


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Photo by Shino Tanaka

リオ・オリンピックでの日本人の活躍すごかったねえ。

「じゃああなたもつぎの東京オリンピック出てみる?」

と、オレが聞かれたとする。

いやあ57歳だし、ホノルルマラソンもおばあちゃん拾っちゃって8時間だったし、遠泳やトライアスロンには挑戦したいけど、えらそうなこと言ってるくせに今からオリンピックはさすがに無理でしょと答えるだろうなあ。

しかしここに本気で東京パラリンピックを目指す男がいるのよね。

今日の主役、半身麻痺の勇者小形健介だ。

日本最長の遠泳大会13キロを完泳し、水泳での出場を目指していた。

しかし実際にパラリンピックの世界を調べてみると、障がいの重さの判定が非常に微妙なことがわかった。

健常者オリンピックの上限はないが、障がい者のパラリンピックは区分けがきびしい。

とくに水泳人口は高く、競争は激しい。

そこで健介は「ちょっと俺待てよ」と考えた。

水泳がしたいのか、パラリンピックにでたいのか?

自分はまわりの人に生きる喜びを伝えたい。

自分が本当は何がしたいのか、優先順位を明確にすることはとても重要なことだ。

そこで比重を考えると、水泳よりもパラリンピック出場が目的と決まった。

健介は徹底的にパラリンピックの種目を検証した。

その結果、もっとも競争率が低く、出場確率が高いのがピストル競技だった。

じっさいピストル競技の世界に飛び込んでみると、本格的にパラリンピックを目指すアスリートは2人しかいない。

しかも主催国の枠は確実にひとりある。

もし国際大会で優勝すれば、出場枠は2名にひろがる。

そこで健介は国際大会優勝を目指して、本格的なトレーニングをはじめる。

最初はピストル競技を「こんなのスポーツじゃねえ」となめていた。

しかし練習の翌日は重いピストルをもち上げ、極度の集中力を要し、発射の振動を受け止めると、翌日かなりの筋肉痛になった。

これは明らかにスポーツだ。生はんかの体力じゃ勝てない。

ピストルで的を狙うときには腕がブレないことがすべてを決める。

しかし人間の体は心臓の鼓動のたびにブレる。

それを最小限に抑える腕の筋肉と腕を支えるインナーマッスルをふくめた全身の筋肉が必要である。

また水泳と筋トレを再開し、基礎体力をつけることに重点を置くようになる。

この男は本気である。

そして自分の目標を達成するための分析能力と、なにより並外れた行動力をもっている。

健介の最終目標が「自分はまわりの人に生きる喜びを伝えたい」と言っているように、命の危機をくぐった彼の表現手段はこのオペラに凝縮されている。

109()札幌「エルプラザ」にて AKIRA×小形 健介 セルフストーリーオペラ「きみにできないことはない」の開幕である。

健介の想いを伝えるために札幌の主催者チームがタッグを組んだ。

「みんたる」のはっちゃん、石巻ライブの岸律子さん、「地球食堂」ライブの伊藤さん、映像アーティストの大前さん、銘菓「スナッフルズ」の藪内さんという最強軍団にくわえ、札幌を代表するオペラ歌手本間桜子、感動請負人小澤綾子まで参戦するというありえない豪華メンバーだ。

オープニングアクトで登場した綾子は千葉県君津市に生まれる。

海や自然が大好きなおてんば娘だった。

小学校の頃から体に異変がはじまる。

歩き方がおかしくなり、病院を転々し、20歳のときに進行性の難病筋ジストロフィーと診断される。

10年後には車椅子、その先は寝たきりと医師から告げられ、人生のどん底に落ちた。

何度も何度も自殺を考えたが、家族や仲間の励ましによって綾子は地獄からはいあがってくる。

「元気でいられる時間が限られているなら、今を全力で生きるしかない」

これが綾子を「犠牲者」から「勇者」へ変身させる「選択」だったのだ。

その瞬間、障がいが武器に変わった。

「筋ジスと闘う歌姫」として、イベント、学校、病院、老人ホームなどで講演ライブを行い、全国に生きることを伝えている。

その活動はTVや新聞などメディアでも多く取り上げられ、2015年は東京コレクションモデル、ドリームプランプレゼンテーション世界大会感動大賞受賞など活躍の場を広げている。

http://challenged-ayako.com/

同じ筋ジス仲間がつくった「うれし涙がとまらない」に観客は涙していた。

https://www.youtube.com/watch?v=Y3c7HnCz8tQ

綾子の感動を受けて健介オペラがはじまる。

リハビリをはじめてから3ヶ月たったころ、なぜか今日はいけるなという直感がした。
「お母さん、今日は自分でやってみるよ」
お兄さんたちの応援を受け、平行棒にしがみつく。
右手を伸ばしてバーをつかむ。右足を踏んばって体をもちあげ、脇の下でバーをはさむことに成功した。
たったこれだけの動作なのに、ぜえぜえ息を切らし、全身がぷるぷるわなないている。
僕は右足を踏ん張って、左足を放り投げるように踏み出した。
できた、手術以来、はじめての一歩だ。
喜ぶみんなを看護師が抑える。
「さあ健くん、つぎの一歩が勝負よ。きかない左足を軸に右を踏み出すのよ」
リハビリルームは水を打ったように静まり、全員の視線が僕の足にそそがれる。
右足をもちあげようとするたびに体が崩れそうになる。
僕の体は左足一本で立っていられる微妙なバランスを見つけようとしている。
ここだ、僕の右足が勝手にすべりでて見事に着地した。
一瞬時間が止まり、大きな拍手と歓声に動き出した。
「健ぼう、やったなー!」みんなに肩をたたかれて、僕は満面の笑顔で母をふりかえった。すると母の方が床に崩れ落ちて泣いていた。
それを見たお兄さんたちまで涙ぐんでる。
一生車いすと言われていた僕がついに歩いたのだ。(脚本より抜粋)

転んでも転んでも起き上がる健介の姿に観客は涙が止まらない。

今までオペラはほかの歌手に歌わせなかった。

しかし全国でさまざまな人がAKIRA歌を歌うようになった今、どんどん歌わせていこうと思う。

綾子は「勇者の石」をみごとに歌い上げた。

その姿は本物の勇者がもつ光につつまれていた。

もうひとり本物の歌姫桜子は、クラシックの声楽家である。

幼少期の経験から、自分の想いを口に出す事が恐かった。 どんなに歌をうまく歌っても親はほめてくれなかった。

自分はだめな人間だとまわりの顔色をうかがい、ずっと自分自身を否定しながら生きてきた。

AKIRAライブで桜子はいつも泣いていた。

その涙は「私は私を自分で否定してきたんだ」という気づきの涙だった。

桜子は自分で自分をいじめるのをやめた。

「だめな自分も、弱い自分も、かけがえのない自分なんだ」

自分を愛する喜びを知った瞬間、桜子の歌が変わった。

桜子がくぐった悲しみが歌に深みをくわえていく。

桜子は「雲のうえはいつも晴れだから」、「Hug yourself」、「そらのやくそく」を歌い、過去の自分と決別する。

天から与えられた無二の声に人生の重みが融合することにより、とんでもない歌手がここに誕生したのだ。

会場は涙を超えた感動にだかれ、観客一人一人が自分の過去を肯定していく。

どれだけ自分は自分を否定して生きてきたか、

どれだけ自分は自分を愛してあげなかったのか。

どれだけ自分は不幸や不運を運命のせいにして呪ってきたのか。

どれだけ自分は家族に愛されてきたのか。

どれだけ自分はたくさんの仲間たちに支えられてきたのか。

どれだけ自分はそんなすばらしい自分に気づけなかったのか。

東京パラリンピックをめざす小形健介は宣言する。

「きみにできないことはない」

 

 

ライブスケジュール

こちらのYouTubeでNHK「あさイチ」の「アジアに落ちる」紹介部分が見られます。

書籍版AKIRA名言&写真集「Will」(2500円)、電子書籍写真集(500円) 販売ページ。

AKIRA語録

AKIRAアルバム全曲解説 (曲名をクリックするとYouTubeに飛ぶようにしてあります)

AKIRA全書籍紹介

 

著作ページ

CDページ

AKIRAライブの作り方

 

★ たくさんの自殺志願者を救ってきた「COTTON100%」がNHK日本の100冊に選ばれました。

★動画ページ  【 1.Shino Tanaka 】 【 2.Toshi 】 【 3.Mr.ピーン

AKIRA歌ギターコードつき

 

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