ミラーニューロンの使い方@栃木県那珂川町

Photo by Shino Tanaka

6月19日(日)栃木県那珂川町にてライブ1996年、ミラーニューロンはイタリアのジャコーモ・リッツォラッティらによって、偶然発見された。

下前頭皮質に電極をつけられたマカクザルは、実験者がエサを拾い上げた時に自分がエサをとる神経細胞が活性化した。

ミラーニューロンは「物まね細胞」、「共感」細胞と呼ばれ、ジュ連写を真似ながらスポーツや技術を習得したり、ドラマで主人公に共感して泣いたり、グルメ番組でよだれがわいたり、人間の行動には欠かせないものである。

誰もがミラーニューロンによって行動をとってしまうのだから、問題は使い方である。

嫌いな人たちといると、あなたもその人たちに共振してしまう。

ネガティブでハッピーになれない場所、常識や道徳に縛られた不自由な環境、他者を敵とみなして競争や争う社会などに長い時間身を置くと、あなたもそうなってしまう。

だからこそミラーニューロンを意識して、自分がなりたいと思う人たちのところに行こう。
あなたが好ましいと感じ、自分らしく自由に振舞い、他者を敬い共感できる場所に積極的に参加しよう。

ミラーニューロンは知らず知らずのうちに、あなたをなりたい自分に変えてくれるから。

主催者まりぽんは、息子が中１の時不整脈(心室細動につながる)でいつ心臓が止まるかわからないと言われる。

大病院や心臓専門の病院の病院でもネガティブなことばかり言われた。

しかしまりぽんは自分で病院を探し、薬を使わないみやじっちの精神病院やガンサバイバー歌手の杉浦貴之さんのライブにいったり、ポジティブな言葉がけや、

接し方で、絶対に治ると信じつづけた。

すると息子は全快してしまったのである。

そんなまりぽんに共振するように、那珂川町という田舎にもかかわらず、小川福祉センターには60人を超える観客が全国から集まってくれた。

今日はライブ前の午前中からプレイベント「AKIRAダイスキ祭」がおこなわれた。

福島から来たみちこさんの「あまのかは工房展」、那須塩原市はとさんのバルーンアート、REIKOが講師をつとめるネアリカワークショップ、

全盲の旅人こんちゃんのマッサージや心を見抜く悟り路上詩人じゅんぺいの「書き贈り」、

岩手から来たピッコロのモリンガ商品（炒り玄米＆ケーキ）の販売、みかんのマヤ暦占いや尾崎里美ねーやんの紙芝居など、盛り上がっていたのね～

最近のAKIRAライブは珍獣たちが集まりすぎて、オレはサーカス団の団長みたいになってきた。

1・オープニングアクト「時計」(ギター&ボーカル 松本かなこ)

2.光の子どもたち

3.Hallo, my  mom!(五組の家族たち)

4.きらわれる勇気

5.敗北ジャンケン

敗北クイーン たかこ、二位 まり、三位 レイコの母高子、四位 埼玉のかおりん、五位 ふうま9歳、六位 まさこさん

6.ハイボクノウタ

7.勇者の石(ボーカル: 全盲の旅人コンちゃん、半身麻痺のケンスケ)

8.Don't think twice(ボーカル:しの&AKIRA)

9.愛することをやめないで(アカペラ:みかん)

10.Hug yourself

11.Puzzle

12.インラケチ握手の説明&実践

13.ウレシパモシリ

後半

14.「嬉し涙が止まらない」(アカペラ:筋ジストロフィーシンガー小澤綾子)

15.ストーリーテリング「エンジェルのドレス」(朗読:まりぽん  ギターBGM:AKIRA「ドレス」「ありがとう」)

16.Dress(ボーカル まりぽん)

17.無条件の愛

18.バンジージャンプ

19.BAD JOKE

20.move!

21.なんくるないさ

22.空の約束

23.ありがとう

オープニングアクトをやったのは二児の母松本かなこだ。

ギター弾き語りでオリジナル曲「時計」を歌う。

むっちゃいいじゃん、天然美声で、楽曲もいいし、もっと動けば子連れシンガーとして活躍するだろう。

ママたちがおおいし、「Hallo, my  mom!」で埼玉のかなみ&キリク&妊娠五ヶ月のお腹の子、かな&姪っ子のテンカ&ランナ、宇都宮のひろみ&ハンナ&ふうま、烏山のまなみ&あかり、まきこ&二ヶ月タクミ&3歳こうた&2歳なぎさ、みちこ&みほ、5組の親子をステージに呼ぶ。

「3歳の女の子みほは、自分が生まれたとき青い服のおじさんがいたといってました。お医者さんの服も青い色でしたのでびっくりしました」

「昔おばあちゃんから上の子が股のぞき(立ったママ足を広げて、体を折って股からうしろをのぞく)したら、妊娠しているという言い伝えを教わりました。すると2人目の子が股のぞきしたら3人目ができ、3人目の子が股のぞきしたら4人目の子ができたんです。これは迷信じゃありませんね」

恒例の敗北ジャンケンでもみんなが賞品をもちより、今日は6位までなんかもらえるぞ。

敗北クイーン たかこ(かなこの6曲入りCD「想」)

二位 まり (AKIRA CD「Fin del mundo」)

三位 レイコの母高子(コンちゃんから弱視の佐野くんのCD「Once again」)

四位 埼玉のかおりん(レイコのネアリカ 自己免疫疾患)

五位 ふうま9歳(ピッコロの煎り玄米)

六位 まさこさん(ジュンペイの書)をゲットした。

ほうら、負けるといいことあるだろう。

「勇者の石」では全盲の旅人コンちゃん、7/23横浜でオペラをやる半身麻痺のケンスケを呼ぶ。

もうコンちゃんなんか出演者でもないのにフライヤーに写真がのるし、だんだんそれが大きくなってきて、そのうちオレの写真よりも大きくなるんじゃねえの。

「コンちゃんがやってくる！ ついでにAKIRAライブ」みたいになる勢いだ。

「Will」の天才カメラマンたなかしのも観客のリクエストに応えて「Don't think twice」をデュエットする。

やっぱやつのボーカルはワンランク上だな。

そこへAKIRA歌の小林幸子と呼ばれる大御所みかんが登場する。

十八番(おはこ)「愛することをやめないで」をアカペラで歌い上げる威風堂々ぶりはカメハメハ大王のようだった。

後半のオープニングは新人筋ジストロフィーシンガー小澤綾子がオリジナル曲「嬉し涙が止まらない」をアカペラで歌いあげる。

「私は二十歳で筋ジストロフィーとわかり、あと10年で車いすになると言われ、生きる希望を失っていました。

AKIRAライブで魂が解放され、ずっと泣いてました。

私は自分を選んで生まれてきたんだってわかった。

だから自分にしかできないことやっていきます。

この歌を残して亡くなっていった筋ジスの友人や私のメッセージを歌に託して伝えていきます」

本人も会場も感動の涙につつまれる。

つぎつぎにいろんなゲストが現れるので、オレは歌手よりも昭和の名司会玉置宏みたいになってきた。

「歌は世に連れ、世は歌につれ、本日の大舞台を飾るのは主催者まりぽんのストーリーテリング・エンジェルのドレスと歌でございますー！」

まりぽんは子供たちに読み聞かせや朗読をやっているだけあって、驚きの演技力である。

歌も今日がのれん分けデビューにもかかわらず、すばらしかった。

安定した歌唱法もさることながら、まりぽんがくぐってきた人生が深みと大きなスケールを与えている。

最後は「家族」さえすっ飛ばしてのノンストップディスコ状態で踊り狂う。

ミラーニューロンをフルに使って至福の磁場に共振する。

世間がどんなに暗い未来を想像しようと、オレたちは今この場所で知ってしまった。

明るい未来が自分で創造できることを。

たがいのちがいをリスペクトし合い、手に手をとってみんながつながっていく世界を。

あなたを待つ場所にいきなさい。

一家に1Will ではなく一家全員1Will の時代

※ライブスケジュール
☆こちらのYouTubeでNHK「あさイチ」の「アジアに落ちる」紹介部分が見られます。

☆書籍版AKIRA名言&写真集「Will」(2500円)、電子書籍写真集(500円) 販売ページ。
☆AKIRA語録
☆AKIRAアルバム全曲解説
(曲名をクリックするとYouTubeに飛ぶようにしてあります)
☆AKIRA全書籍紹介

※著作ページ
※CDページ
※AKIRAライブの作り方

★ たくさんの自殺志願者を救ってきた「COTTON100%」がNHK日本の100冊に選ばれました。
★動画ページ 　【 １．Shino Tanaka 】　【 ２．Toshi 】　【 ３．Mr.ピーン 】
★AKIRA歌ギターコードつき

☆AKIRA歌のれん分けプロジェクト
☆AKIRA歌のれん分けプロジェクト～楽譜・譜面共有～≪facebook page≫