New 天の邪鬼日記

小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。


テーマ:
※下の「名古屋ライブレポート1、2からお読み下さい」

 今回の選曲はストーリー性を意識した。曲順を追ってオペラのようなドラマが展開される。愛と憎しみ、生と死の物語を高らかに宣言するオープニング曲は……いきなり究極のラブソングだ。

「Born to love」

青い青い青い砂漠にたおれ
最後の息で君を呼ぶよ
白い白い白い雲がちぎれて
君の笑顔になる

苦い苦い苦いことばかりで
生きてる意味さえわからなくなる
痛い痛い痛いほどの想いを
君に伝えたい

ぼくらはなんのために生まれてきたんだろう?
なくした言葉が聞こえてくる

We were born to love
We were born to love
ぼくらは愛するために
生まれてきたんだ
We were born to love
We were born to love
君を愛するために
生まれてきたんだ


黒い黒い黒い闇を背負って
ぼくは今日まで生きてきた
いつもいつもいつも自分に嘘をつき
ひとりおびえていた

なにがなにがなにがしたいんだ
自分のことさえわからないから
せつないせつないほどの気持ちが
君にとどくかな

ぼくらはいつまで憎み合うのだろう?
遠い約束を思いだすよ

We were born to love
We were born to love
ぼくらは愛するために
生まれてきたんだ
We were born to love
We were born to love
君を愛するために
生まれてきたんだ

赤い赤い赤い子宮のなかで
最初の夢を見ていたんだ
暗い暗い暗いトンネルをすべって
この世界と出会った

甘い甘い甘い唇かさねて
君の孤独を吸い出そう
寒い寒い寒い肌をからめて
深い傷をなめよう

ぼくらはいつのまに
置き去ってしまったの?
裸の子どもが泣いているよ

We were born to love
We were born to love
ぼくらは愛するために
生まれてきたんだ
We were born to love
We were born to love
君を愛するために
生まれてきたんだ

We were born to love
We were born to love
すべてを愛するために
生まれてきたんだ
We were born to love
We were born to love
君を愛するために
生まれてきたんだ

 はやくも会場からすすり泣きが聞こえる。最前列のど真ん中に陣取ったシゲは1曲目からいちばん大好きな「Born to love」で先制パンチを食らい、床にへたり込んでしまった。さあシゲ、聴くんだ。おまえのようなバカ息子を生んだお母さんに捧げるぞ。軽快なスカのリズムに乗せ、もっとも深い詩が舞い踊る。

「Hello my mam !」

Hello my mam !
わたしおぼえてるの
ママのおなかって
とてもあったかかった
キックして夢見て眠る
ママの歌きこえていたよ

Hello my mam !
ちょっと怖かったんだ
くらいすべり台
つるんとでたとき
まぶしすぎる光のなか
ママの笑顔わすれないよ

ママに会えてよかった
ママの子供でよかった
ママを守るため生まれてきたんだ
ママに会えてよかった
ママの子供でよかった
Hello hello my mam !

Hallo my mam !
わたしおぼえてるの
おへそのヒモ
ハサミで切られちゃった
タオルはちくちく
体重計はひやひや
ママはそっと抱いてくれたね

Hello my mam !
すごく不自由なんだ
しゃべれないし
体も動かない
泣いてるんじゃない
歌ってるんだ
ママの唄歌ってるんだ

ママに会えてよかった
ママの子供でよかった
ママを守るため生まれてきたんだ
ママに会えてよかった
ママの子供でよかった
Hello hello my mam !

Hello my mam !
わたしおぼえてるの
ママに会うまえは
神様といたんだ
天国のテレビで見たよ
ママとパパの結婚式を

Hello my mam !
自分で決めたんだ
ママの子に
なろうって決めたんだ
だって世界中で誰よりも
ママのこと大好きだから

ママに会えてよかった
ママの子供でよかった
ママを守るため生まれてきたんだ
ママに会えてよかった
ママの子供でよかった
Hello hello my mam !

 早くも会場はノリノリである。しかも楽しそうに踊りながら泣いているという異常事態だ。「今まで電子音しか聴かなかった」というトムはボロボロに泣きながら、「この歌で胎児のころの記憶がよみがえってきた」という。
 さあこの2曲でツカミは完璧だ。
 オレたちの歌はハッピーなだけでは許されない。人間の「失われた全体像を回復するため」には耐えがたい陣痛をくぐらなければならないのだ。誰もが心の奥底に隠しつづけてきた傷、ふれないようにふれないように忘れたふりをしてきた腫瘍をえぐり出す手術がはじまる。

「Sorry」

Mama sorry Iユm sorry
こんなはずじゃなかったんだ
期待どおりになれなくて
sorry

Mama sorry Iユm sorry
一生懸命やったんだけど
いい子にはなれなかったよ
sorry

空はこんなにも大きくて
僕はこんなに小ちゃくて
わかってるよ わかってるよ
愛してくれて ありがとう

Papa sorry Iユm sorry
どうしようもなかったんだ
思いどおりになれなくて
sorry

Papa sorry Iユm sorry
僕なりにがんばったんだけど
偉い人にはなれなかった
sorry

太陽はこんなにも輝いて
僕にはまぶしすぎるよ
わかってるよ わかってるよ
愛してくれて ありがとう


Baby sorry Iユm sorry
君のせいじゃないんだよ
すべて僕が悪かった
sorry

Baby sorry Iユm sorry
もう一度やり直せるかな
ひざの砂をはらって
sorry

世界はこんなにも頑丈で
僕はこんなにも無力で
わかってるよ わかってるよ
自分でも わかってる

夢はこんなにもふくらんで
僕はもう支えきれない
わかってるよ わかってるよ
自分でも わかってるんだ

わかってるよ わかってるよ
自分でも わかってるんだ
わかってるよ わかってるよ
愛してくれて ありがとう

 シゲは大の字になって床に倒れこみ、名古屋スタッフがやさしく介抱している。おまえはこれほどたくさんの仲間に支えられているんだぞ。
 今回の曲順はもちろんシゲのために組んだのではない。しかし図らずもやつがくぐってきた悲しみを、まわりの家族たちがくぐってきた苦しみを再体験させられるものとなった。そして会場全体が共振するかのごとく、ひとりひとりの痛みへと遡行する。

「リストカッター」

どうしようもなく自分が嫌い
だからこのまま
消えてしまいたい

なんとなくみんなが恐い
だからこのまま
そっとしておいて

大人にもまだなれなくて
子どもにもかえれない
生きてるの?
もう死んでるの?
それすらわからない

青いカミソリ
白い手首に
赤い血が走る
生きてる わたし生きてる
悲しいくらいに生きてる





たえがたく自分は醜い
だから愛する
資格なんかない

やるせなくあなたが恋しい
だからこのまま
いてもいいですか

幸せにもまだなれなくて
不幸にもなりきれない
生きてるの?
もう死んでるの?
それすらわからない

青いカミソリ
白い手首に
赤い血が走る
生きてる わたし生きてる
淋しいくらいに生きてる

わすれがたく空は澄んで
だからいつかは
還ってゆける

かえがたく世界は在って
だけどいつかは
笑ってくれる

ふつうにもまだなれなくて
狂うこともできない
生きてるの?
もう死んでるの?
それすらわからない

青いカミソリ
白い手首に
赤い血が走る
生きてる わたし生きてる
愛しいくらいに
……生きてる

 すすり泣きに包まれる会場からは「もうこのへんで救いがあってもいいじゃないの?」という声が聞こえてきそうだ。
 オレたちはさらに期待を裏切り、「死」を用意する。しかも死さえも越えていくことを要求する。
 生者だけが存在しているんじゃない。オレたちひとりひとりの背後には無数の祖先たちが連なり、出会いと別れによって消えていった無数の愛が存在している。ひとりの人間の命を支えるために死んでいった動物や植物までも、35億年の生命の歴史までもつつみこんで、
 オレたちは、今、ここに、存在する。
 死者たちの声なき声に耳を澄まそう。
 憎しみ合い別れていった恋人さえ、君の不幸を望んでいるものなどひとりもいない。

「存在の歌」

君のぬくもり
君の恥じらい
なくしてから気づく
忘れ物

君のささやき
君のはにかみ
失ってから気づく
忘れ物

ずるいよ ずるいよ
ひとり去るなんて
残された僕を縛るなんて
ずるいよ ずるいよ
ひとり消えるなんて
残された僕はなにをすればいい

存在の歌
君はもういない
いったいなにを言いたかったんだ
聞こえない 聞こえない 君の歌が



君の悲しみ
君の淋しさ
なくしてから気づく
落とし物

君のやるせなさ
君のせつなさ
失ってから気づく
落とし物

ずるいよ ずるいよ
ひとり去るなんて
残された僕にたくすなんて
ずるいよ ずるいよ
ひとり消えるなんて
残された僕はどうすればいい

存在の歌
君はもういない
いったいなにを伝えたかったんだ
聞こえない 聞こえない 君の歌が

君の喜び
君の幸せ
なくしてから気づく
宝物

君の涙
君の笑顔
失ってから気づく
宝物

ずるいよ ずるいよ
ひとり去るなんて
残された僕にあずけるなんて
ずるいよ ずるいよ
ひとり消えるなんて
残された僕はどこへいけばいい

存在の歌
君はもういない
いったいなにを教えたかったんだ
聞こえる 聞こえる 君の歌が

さがすよ さがすよ
君がくれたものを
いつかいつの日か
見つけるまで

生きるよ 生きるよ
君の分まで
いつかいつの日か
出会えるまで

存在の歌
いつもいっしょだね
存在の歌
ずっといっしょだね

存在の歌
存在の歌
存在の歌

 恒例のアコースティックタイムだ。タケちゃんのギターだけをバックに22年以上まえにニューヨークでつくった歌を披露する。

「FUFUFU bird」

Love is strong love is wrong love is gong or song
Today mostly sunny with a westerly wind and high temperature in N.Y city
(愛はつよい  愛はまちがい 愛はゴングか歌
本日は晴れ 東の風 NYシティーでは暑くなるでしょう)

Love is life love is wife love is fife or Knife
Tonight will be clear with a northerly wind in the upper 30's low 40's
(愛は命 愛は妻 愛は笛かナイフ 
今夜は北風が吹き 晴れ30度高から40度低でしょう)

If I was a bird I could fly to you really I could fly to you FUFUFU
If I was a bird I could fly to you really I could fly to you FUFUFU
(もしボクが鳥だったら 君へと飛んでいけるのに FUFUFU
もしボクが鳥だったら ホントに飛んでいけるのに FUFUFU)

Love is fight love is light love is kite or bite
Tomorrow partly cloudy with a chance of rain in the upper 20's low 30's
(愛は戦い 愛は光 愛は噛みつき痕か凧か
明日はところにより くもり時々雨 20度高から30低でしょう)

love is sky love is high love is lie or bye
Weekend heavy showers and strong winds there comes a crazy typhoon in my mind
(愛は空 愛はハイ 愛はウソかサヨナラか
週末は大雨と強風 狂った台風が訪れるでしょう)

If I was a bird I could fly to you really I could fly to you FUFUFU
If I was a bird I could fly to you really I could fly to you FUFUFU
If I was a bird I could fly to you really I could fly to you FUFUFU
If I was a bird I could fly to you really I could fly to you FUFUFU

Iove is friend love is bend love is rend or end
Rain will change to heavy snow I will freeze to death on a street
(愛は友 愛はひん曲がり 愛は裂けるか終わり
雨は大雪に変わり ボクはストリートで凍え死ぬでしょう)

 絶妙のライム(韻)といい、新聞の天気予報を引用した実験性といい、ブルージーなメロディーといい、古くならないな。つーか、こんなすごい歌もう書けないわ。24歳のオレ、恐るべし。
 まだまだ孤独の海底まで降りていこう。
 孤独を知らぬ者に、愛など語れない。

「No Exit」

氷の部屋でひとりぼっち
ひざを抱えてTV Watching
闇が震える
ぼくは凍える
涙凍って
床に散らばる真珠たち

No Exit No Exit
ぼくをここから
連れ出してくれ
君の名を呼ぶ
星がまたたく

氷のベッドではだかぼっち
天井から降る雪じっと Watching
雪が渦巻く
ぼくは埋もれる
言葉乾いて
風にちぎれる枯葉たち

No Exit No Exit
ぼくをここから
連れ出してくれ
君の名を呼ぶ
月が微笑む

ぼくをここから
連れ出してくれ
君の名を呼ぶ
雲が流れる

Open the door
Please please
Open the door
Please please

AKIRAさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

SNSアカウント

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

    ブログをはじめる

    たくさんの芸能人・有名人が
    書いているAmebaブログを
    無料で簡単にはじめることができます。

    公式トップブロガーへ応募

    多くの方にご紹介したいブログを
    執筆する方を「公式トップブロガー」
    として認定しております。

    芸能人・有名人ブログを開設

    Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
    ご希望される著名人の方/事務所様を
    随時募集しております。