New 天の邪鬼日記

小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。


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 10月29日(月)

 朝起きると、声を失っていた。
 ハーハー(her,her)、ゼーゼー(there,there)、
 空気のもれるようなかすれ声しかでない。
 歌おうにも声がひっくり返り、まったく音程がとれない。
 目の前が真っ暗になった。
 これで歌手生命も終わりだ。
 10月31日の悠日、11月1日の益子、3日の北千住、4日の江ノ島と、ライブがつづく。
 ううむ、1ヵ月に31本のライブをやっても平気だった「鋼鉄の喉をもつ男」と呼ばれるオレが、はじめての不覚である。やはりオレも人間だったのだ。
 んもー、こんな非常事態に野獣療法などやってられるか!
 オレは検索の鬼と化し、歌手たちの駆け込み寺を見つけた。
 東京町田にある「はぎの耳鼻咽喉科」である。ここには「音声外来」というものがあり、演歌歌手からオペラ歌手、役者から声優までたくさんの芸能人がかよってくるという。
 朝8時15分の新宿行き特急から、小田急線で玉川学園前で降りる。町田方面に2分歩いた左手に「はぎのクリニック」はあった。
 11時半ごろ着いてもう満員、滑り込みセーフでオレが最後の患者だった。1時間ほど待たされ、はぎの先生に会う。チョビヒゲにメガネのフレンドリーなヤングドクターである。
「口を開けてください」
 うわっ、なんだこの苦いスプレーは?
「軽い麻酔をしますからね」
 おおこの味はなつかしのコカインではないの! 化学成分はちがうものの、基本的にはコカインと同じ仲間である。しぶれる、しぶれる、先生、麻酔のおかわり!
「じゃあ、このガーゼで舌をアッカンベーって引っぱってください」
 アッカンベー。
「いやいや、下まぶたは引っぱらなくていいですから。これは硬性喉頭鏡とストロボスコープで喉頭(声帯)の診察をするんです」
 わあお、エローイ!
 エロイ、エロイ、エロス、エロスギ!
 なんだこのテレビモニターに映るモロ見え映像は?
0710声帯

「これがあなたの声帯です。声帯はカーテンのようなもので、息を吸ったときにV字に広がり、出すときに閉じた膜を振動させて声を出します。閉じたときに突起物があるとぴったり閉まらず、息がもれます。それが声がれの状態なのです」
 ううむ、見れば見るほどやっぱエロイ。オレの歌はここから出産され、年間5000人もの人たちをエクスタシーに導くのだな。
「ほら、このV字の下の方を見てください、小さな突起が両側にできているでしょう? この小さな傷が風邪や歌いすぎで腫れ、声帯を閉まらなくしているのです」
 わずか1ミリにも満たない腫れで歌が歌えなくなるほど、声帯とは繊細なものだったのだ。今までは奴隷のようにこき使うだけつかって、声帯の生態を知らなかった。指がとどくなら整体を施してやりたい。そのためには、先生、もっと麻酔を!
「あさってのライブまでになんとか治さなければならないんです」オレが言う。
「緊急の時のみに使うステロイド注射(リンデロン4mg)をしましょう」
 痛いの? 注射痛いの? 先生、もっと注射を!
 診察時間はわずか20分くらいだろう。国民保険証で治療費は3000円くらいですんだ。なかなか良心的なところだ。処方箋をもって下の薬局に行くと、大量の薬をわたされた。
 アレルギー症状を軽くする「リザベンカプセル100mg」、炎症を抑えるステロイド「リンデロン錠0.5mg」、痰をだしやすくする「ムコソルバン錠15mg」、喉の炎症を抑える「トランサミン錠500mg」、胃酸の分泌を抑える「ガスポート20mg」、胃の粘膜を修復する「セルベックスカプセル50mg」、喉を潤す漢方薬「ツムラ麦門冬湯エキス顆粒(医療用)」、炎症を抑える「クラリス錠200mg」などだ。
 みんなゲームソフトや悪の軍団みたいな名前だが、個人的には「ムコソルバン(婿そろばん)」というのがいい響きだ。
「タバコは禁止です。お酒もステロイド摂取中はひかえてください。くしゃみや咳も声帯に負担がかかるのでこらえてください。なによりも人としゃべらないことが基本です。職業で歌う以外のおしゃべりや電話はひかえてください」
 禁煙はつらいけど、25年ぶりの麻酔と注射はよかったなあ……
 なんて言ってる場合ではないのである。
 本当にライブに間に合うのかそれが問題である。31日の悠日はとーるのゲストだからまだしも、益子や北千住、ましてや大会場の江ノ島で声が出なかったら、マジ歌手生命に関わる。
 西洋医学でも効かなかったら、みんなの祈りで、なんとかしてちょーだい。

※11月16日(金)静岡県掛川市ライブの詳細です。
「Villege(ビレッジ)」
掛川市下垂木303-1
電話:0537-22-3799
16時から「トラヴェル・シェアリング(旅話の会)」19時からライブ。
旅話の会とライブで1000円
旅話の会だけ500円
おかわり一杯200円
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 10月28日(日)「悠日」クロージングパーティー・ライブ

 泣いても笑っても今日が大ネアリカ展最後のワークショップとライブである。
 40日にもおよぶ個展もはじめてだったが、毎週5回同じ場所でのワークショップとライブというのも初体験だった。
 風邪で体調は絶不調だが、お客さんはどんどん増えてくる。
 ネアリカのワークショップはやはり20人以上が参加し、またまたすごい作品群ができあがりました。
 小学5年生の有馬が貼ったシルバードラゴンが圧倒的な迫力だね。それをも守る力強い太陽の目、恐るべき迫力の傑作だね。
071028ネア1photo by YOKO

 おっと、下がきれちゃっててごめん! 小学1年生の宝ちゃんが貼ったウサギちゃんとキリンさんや、葉っぱとカタツムリが、コワカワイイ、シュールな作品である。黒いバックが画面を引き締まらせ、暗黒面も描き出す、おもちゃ箱のような楽しい作品である。
071028ネア2 photo by YOKO

 アメーバのような太陽と、紫と緑に輝く鹿の角が迫ってくる。鹿の邪悪な表情がすばらしい! マンガのような下から突きあげるバックが効いてるね。つくった本人たちは無意識だろうけど、ウイチョル族の原始ネアリカそのものな図柄である。彼らはなにも知らずに、神の使いである鹿のカウマユリ伝説を描いてしまった!
071028ネア3 photo by YOKO

 フレアが渦巻く太陽から発せられる雷、吹きすさぶ風雨から何か(小さな命)を必死で守ろうとする手。じっと見てると泣けてくるような、これも作者たちが意識したしないにかかわらず奥深い作品だなあ。
 キョウコちゃんの下描きもすばらしいし、イスラエルから参加したマイキーがじつにいい味わいを出していた。
071028ネア4photo by YOKO

 オレがワークショップのときに「頭を使わず、直感にしたがって」というのは、そういうことなのである。頭の知識を捨てることによって、野性の知性が目覚めるのだ。すると「宇宙のソース(ゼロポイントフィールド)」というか、人類が蓄えてきた巨大な知恵の倉庫(集合無意識)にアクセスできる。知らないはずの神話が流れこんできたり、太陽や大自然の力を受けとることができるのだ。
 人間や個人の力なんてちっぽけなものだ。その力だけでむりに生きようとするから引きこもったり心が病む。仲間と力を合わせ、「サムシンググレート(大いなるもの)」とつながれば、どんなことも可能なんだ。
 それが「信じること」。
 ちっぽけなおにぎりの自我ではなく、巨大なピラミッドに住むもうひとりのきみを信じるんだ。
 それは大文字の「I」ではなく、小文字の「i」。
 それは「わたし」ではなく、「わたしたち」。
 オレはそうやって作品をつくっている。もし個人の力だけでつくっていたら、絵画、小説、音楽にまたがる膨大な作品群などひとりの人間が生み出せるわけがない。
 ネアリカのワークショップは、期せずしてオレが世界中のシャーマンから学んできた「サムシンググレートとつながる方法」をみんなに伝授する場になったね。
 5回で延べ70名にもおよぶ参加者たちは、またそれを他の人に伝えていってくれ。
0710ネアワーク全体photo by MIYUKI

 いよいよ「輝け! 日本ネアリカ大賞」の発表である。
 みんなで公募展が展示してある部屋に移り、オーナーの柏崎さん、「想像の扉」の作者小坂さんから閉会のあいさつと感謝の言葉を述べてもらう。投票総数302票の結果がオレの手にわたされる。

0710ネア11.「Hello my mom!」古田 星太(以下敬称略) 北海道。29票

0710ネア22.「風のむこう側」叶 秀樹 東京都。140票

0710ネア3 3.「海の願い」叶 幸子 東京都。16票

0710ネア4 4.「草木の夢」叶 幸子 東京都。79票

0710ネア55.「旅する葉っぱ」堀岡 眞由美 北海道。16票

0710ネア6 6.「愛?絶妙なバランス」勝木 享子 北海道。46票

0710ネア77.「共存・共生」勝木 享子 北海道。41票

0710ネア88.「真夏の太陽」勝木 享子 北海道。65票

0710ネア99.「いのち新た」斉藤 八千代 神奈川県。36票

0710ネア1010.「祈り・風のままに」斉藤 八千代 神奈川県。13票

0710ネア1111.「マーマレードスカイ」萩野 容子。田辺公子。おざき まさひろ 広島県。16票

0710ネア1212.「Life tree」萩野 容子 広島県。13票

0710ネア1313.「いまにきっと飛びますよ」大塚 しのぶ 栃木県。47票

0710ネア14 14.「自らの灯り(あかし)」西久保 美和 (MIGIRU) 京都府。64票

0710ネア1515.「独りは楽?!」岩越 吉恵 神奈川県。8票

0710ネア1616.「夫婦神楽」若松 奈美 東京都。19票

0710ネア1717.「みんなのやま」谷口 晴香 栃木県。51票

0710ネア1818.「在る」常清 美雪 栃木県。21票

0710ネア1919.「Circle」小林 真紀 長野県。14票

0710ネア2020.「セルフポートレイト」大場 えみ 東京都。20票

0710ネア2121.「マーマレードスカイ」田辺公子 下岡敬子 田辺千枝 広島県36票

0710ネア2222.「誕生日」市川 涼子 東京都。40票

0710ネア2323.「亀と死者とペヨーテと」小島 朋子 沖縄県。40票

 金メダルは、ダントツトップの2.「風のむこう側」140票。東京都府中市の叶(かのう)秀樹さん作。
0710金賞叶秀樹さんphoto by YOKO

 銀メダルは、4.「草木の夢」79票。叶幸子さん作。名字でわかるように金メダルと銀メダルを夫婦で独占するという快挙である。しかもいっさい夫婦別々につくったというからまたすごい。
0710銀賞叶幸子さんphoto by YOKO

 銅メダルは、8.「真夏の太陽」65票。北海道札幌市の勝木享子さん作が受賞した。享子さんは北海道のライブにほとんど皆勤賞でかよい、沖縄ライブにまで旦那を連れてきちゃったという強者である。
0710銅賞勝木享子(きょうこ)さんphoto by YOKO

 わずか1票差で涙を飲んだのが、「自らの灯り(あかし)」64票。京都府相楽郡のミギルさん作だった。ネアリカにも10回以上かよい、ドイツの美術大学にいったミギルは優勝候補と思われたのに、ふたを開けてみないとわからないところがおもしろい。
 じゃあ「AKIRA賞」は? 意外や意外、すばらしい投票箱をつくってくれた名古屋のみちちょふに送られた。akiramania のフロントページにある自画像をビーズで見事に再現した力量は天才的である。賞品は4万円相当のAKIRA作ネアリカがプレゼントされた。
0710アキラ賞みちちょふphoto by YOKO

 今日は悠日最後のライブだし、50人くらいは来るだろうと予想はしていたが、来るは来るは、広い会場が100名超満員の大記録である!
0710ライブ全体photo by MIYUKI

 いままで栃木県ではほとんどライブも個展もやっていなかったが、この40日間であまりにもたくさんのおもしろい栃木県人たちと知り合うことができた。オレのライブには都内をはじめ全国から観客がやってきてくれるので、ギャラリーのほうもさまざまなネットワークがつながり、すばらしい出会いの場がつくれた。
 今日のライブはゲストも多彩だよ。
 まずは宇都宮を代表するジャズピアニスト渡辺真理さんだ。真理さんは18歳でになり、アメリカツアーや都内、県内のライブシーンで活躍している。ゴスペルグループをつくったり、幅広い音楽性はとても柔軟だ。オレからいきなりコード譜だけわたされて、すばらしい伴奏をしてくれた。日本に数台しかないイタリアの木製ピアニカ「ビブランド・ネオン」がまた哀愁のある音色で最高だった。
071028ライブ真理photo by MIYUKI

1.愛のカタチ(渡辺真理:ピアノ)
2.Life is beautiful(渡辺真理:ピアノ)
3.リストカッター(渡辺真理:ビブランド・ネオン)
4.いたいのいたいのとんでけ
5.Be youself
6.老人と海(マユミ:バイオリン)

 前回は「ベスト」を演奏してくれたマユミのバイオリンがヨレヨレで観客を笑わせてくれる。暗いメッセージソングばかりつづいたので、絶妙のタイミングだった。
 ここでまた最高のタイミングで登場した男。北海道のハジメくんでーす! ハジメくんは仙台で自らのライブを終え、その足で北上すれば北海道なのに、なんか南下しちゃったのよねー。オープニングライブに登場し、クロージングライブでしめるってところが憎いね。
 先日オレがいったオステオパシーのサロンでも「アゲハ」が流れていたし、行く先々でハジメくんの曲がかかってる。栃木県でもハジメ人気に火がついたな。

7.アラビア組曲第一楽章(hajimeソロ)
8.アゲハ(hajimeソロ)

9.ミタクオヤシン(hajime:ピアノ)
10.Unconditional love(hajime:ピアノ。ウッシー:ジャンベ)
11.家族(hajime:ピアノ)
12.祈りの歌
13.Happy birthday
071028ライブ3photo by MIYUKI

 WARAKU+TCGrooveのウッシーもジャンベで参加してくれるし、まさにゴージャスなライブだった。
 オレは38度の熱をだしながらも最後まで歌いきることができた。嗄れていく声を何者かの力を借りてふりしぼるように歌った。このまま燃え尽きてもいいと思えるくらい壮絶な戦いだった。
 ボロボロのオレをサポートしてくれたゲストのみなさん、
 いっしょに個展をやり、幾何楽堂で友人たちをお世話してくれた小坂さん、
 悠日オーナーの柏崎さんはじめスタッフのみなさん、
 美雪やトモをはじめAKIRAスタッフのみなさん、
 公募してくれた23人のみなさん、
 ネアリカのワークショップに参加してくれた90名のみなさん、
 ライブや個展にきてくれた延べ来場者1000人にもおよぶみなさん、
 まさに陰で支えてくれた「お陰様」の死者のみなさん、
 心から感謝します。
 もう予想をはるかに上回る大成功、大盛況。
 人生で最高の40日でした。
 早くも来年の10月15日から11月6日まで悠日で油絵展をやることが決まりまったよー。
071028ライブ5photo by YOKO

※11月16日(金)静岡県掛川にあるフェアートレードの「Villege」でのライブが決まりました。16時から「トラヴェル・シェアリング(旅話の会)」(お茶代500円)。19時からライブ(1000円)です。
※11月11日(日)「旅々(たびたび)カフェ」は予約満員のため受付を締め切らせていただきました。東京でのライブはすぐいっぱいになってしまうので、11月3日(土)北千住「COSMICSOUL」ライブや、11月4日(日)江ノ島「オッパーラ」ライブにぜひお越しください。

★10月31日(水) 南宇都宮ギャラリー「悠日」小川とーるライブにゲスト出演。14時~

★11月1日(木)益子陶器市ライブ 18時~
益子「土空間」となりの「カフェKENMOKU」
 予約お問い合わせ:0285-72-3600(カフェKENMOKU)
 栃木県芳賀郡益子町益子3053-3(見目陶苑内)
 ゲスト:小川とーる

★11月3日(土)北千住「COSMICSOUL」ライブ 20時~
 ライブチャージ1500円(ドリンク別)
 ゲスト:小川とーる

★11月4日(日)江ノ島「オッパーラ」ライブ
 開場18時。開演19時。予約2000円。当日2500円(1ドリンク付き)
 ゲスト:小川とーる
※予約メールはこちらへ。
 昼間は鎌倉と江ノ島水族館などを観光し、夜はライブというぜいたくな一日が過ごせますよ。
「OPPA-LA」小田急線片瀬江ノ島駅から徒歩3分
藤沢市片瀬海岸1-12-17さまりやビル4F
電話 0466-54-5625
e-mail oppa-la@mta.biglobe.ne.jp

★11月11日(日)新宿「旅々(たびたび)カフェ」
予約満員のため受付を締め切らせていただきました。

★11月16日(金)静岡県掛川フェアートレード「Villege」ライブ
16時から「トラヴェル・シェアリング(旅話の会)」(お茶代500円)。19時からライブ(1000円)。

★11月17日(土)浜松「KAWASHIMA HOUSE」プライベートライブ(少人数なら参加も可) 
18時~2000円(浜松インター近く)
 
★11月18日(日)日光「カフェSansalo」2007年ラストライブ
18時~(詳細は決まりしだいアップします)
日光市今市124-3(東武日光線下今市駅より徒歩5分)
※小川とーるのソロライブが11月25日(日)にSansaloでおこなわれます。ぜひぜひそれにもお越しください。

 2007年のライブはこれでちょうど120本。
 11月の末から2月の頭まで東南アジアを旅してきます。
 AKIRAライブを企画したい方は3月以降にお願いします。
 「AKIRAライブの作り方」参照。
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 10月27日(土)南足柄プライベートライブ

 日光から小田原って、意外に遠いのね。しかも小田原から伊豆箱根鉄道大雄山線にのって会場である岩原まで5時間くらいかかる。札幌だって片道1時間半なのに、神奈川県へ往復10時間とは。
 風邪の熱がさがらぬまま、朝9時まえに日光をでた。
 主催者の美佐胡さんは7月27日の札幌黒豆ライブで感動し、こんなメールをいただいた。

「AKIRAさんのメッセージを、、、わが想いとして届けたい!! どうかお力を貸していただけませんか?その為に、アルバイトもしました。」(以上抜粋)

 美佐胡さんがメッセージを届けたい友人はふたりいて、ひとりが胃ガンと大腸ガンの手術を終えた美智子さんである。
 もうひとりは世界中を飛びまわっている芸術家であり、自伝「マリアコード」、絵本「コノハナサクヤヒメ」の作者である縷衣香さんだ。
 メインはガンの美智子さんを励まそうというものだが、3人の還暦(60歳)祝いも兼ねている。
 オレの友人で南足柄に12年住んでいるケイスケと大雄山線にのる。岩原の駅まで美智子さんのご主人正巳さんがむかえにきてくれた。 会場は美智子さん夫妻の家で、緑に囲まれたログハウスである。ピアノまであるし申し分ない環境だ。
 「美智子」というのは癌で死んだうちのおふくろとまったく同じ名前だし、うちのおふくろも美智子さんを守ってくれるだろう。
 ご近所の方や友人のブラジルからの一家などが訪れ、美智子さんの手料理とともになごやかなライブとなった。おのずと曲のテーマも命を主題にしたものばかりだ。
071027小田原1photo by KEISUKE

1.雲のうえはいつも晴れだから(ピアノ)
2.たったひとつの命(ピアノ)
3ミタクオヤシン
4.Born to love
5.祝福の歌
6.「神の肉」朗読(ギター:けいすけ)
7.Life is beautiful
8.Hello my mom!
9.ソウルメイト
10.家族
11.Happy birthday
12.だいじょうぶマイフレンド(アンコール)
13. 青空のむこう(アンコール)

 旦那さんの正巳さん、美佐胡さん、縷衣香さんの、美智子さんを思う気持ちが伝わってきて、歌っている途中で熱いものがこみあげてきた。美智子さんは苦しい顔ひとつ見ぜず最後まで笑顔で見送ってくれた。
 ありがとう、ありがとう、命と人間の尊さを教わったライブだった。

 命とは不平等であるがゆえに、平等である。
 1ヵ月の命を宣告されようが、健康で交通事故に遭おうが、子供として短い一生を終えようが、時間で比べるものではない。
 生きているあいだに、自分や仲間や世界をどれだけ愛せるか。
 それのみにかかっていると思う。
 そのことをオレは死んだ両親や仲間から教わった。
 どれほどつらい試練をくぐろうと、いやつらい試練をくぐったからこそ言える言葉がある。

それでも人生は美しい
Of course! Of course!
Life is beautiful
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