Chateau d'Yquem 1999

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Chateau d'Yquem 1999

Ch dYquem 1999

このシャトーに関してはこちら の1983 Vintageを見てください。


この1999Vintageは、娘のBirthday Vintageです。オークションでの購入でした。


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Chateau Guiraud 1986

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Chateau Guiraud 1986

Ch Guiraud 1986

実家のワインセラーシリーズです。


■ワイン名;シャトー・ギロー
■生産年:1986年


ロバート・パーカー氏;「高い濃縮度と素晴らしいアロマ、バランスの良いフィニッシュ。92点。」

ワイン・スペクテイター誌;「素晴らしいとハーモニー。93点。」
(ワインのテラムラ より)


ソーテルヌでも最大の栽培面積を誇るシャトー・ギロー。81年にカナダ人のハミルトン・ナービイがこのシャトーを買い取り、格段に評価を上げた。今ではソーテルヌを代表するシャトーとしてトップクラスにある。86年はヴィンテージ的にも素晴らしく、良い熟成を経てちょうど飲み頃にあるワイン。アプリコットやパイナップルを思わせるアロマに蜂蜜やトーストの香ばしさが溶け合う。トロリとした滑らかな口当りで、しっかりとした濃度のあるたっぷりの果実味、そして豊富な甘味を支える上質な酸味も調和した味わいは甘露で上品な仕上がり。
ラ・ヴィネ より)


シャトー ギロー


1855年の格付け時の名称は「シャトー バイル」という、ソーテルヌ第1級ワイン!
アペラシオンの名前に採用されたソーテルヌ村に位置するシャトー。
「シャトー スデュイロー」とは、「シャトー ディケム」を挟んで反対側に立地しており、緩やかな丘陵地に、セミヨン70%、ソーヴィニヨン・ブラン30%が栽培されています。
シャトー スデュイロー同様、広大な100ヘクタールの畑を所有していますが、1983年より指揮を執る≪イゲザヴィエ・ブランティー≫のもと、収穫時期の数回に及ぶ畑での選果、潜在アルコール度数18%での収穫、小樽での醸造、などといった品質向上に取り組み、見事な成果を上げています。
ワインセラーパリ16区 より)


シャトー・ギローについて
シャトー・ギローの甘口ワインは変貌を遂げている。1981年にカナダ人、ハミルトン・ナービィがこのシャトーを買い取り、イケムのように一粒一粒ぶどうを摘む事や、樽発酵や新樽での長期熟成といった手法をシャトー・ギローでも採用すると大胆に誓った。その結果、ボルドーワイン好き、とりわけネクター愛好家に支持されるようになった。
ギローの最も驚くべき事は、このワインがブレンドにソーヴィニヨン・ブランを高い比率で用いられている割にとても豊かな味わいである事だ。
※パーカーJr著書「ボルドー第3版」より
A-WINE.JP より)


生産地 ソーテルヌ地区
シャトー シャトー・ギロー
タイプ 白/甘口/ロースト香が強く味わいも深い、バニラのニュアンスがありエレガント
栽培品種 セミヨン70%、ソーヴィニヨン・ブラン30%
▼各ワイン評論家からの評価(★…1点、☆…0.5点)
ロバート・パーカー (第4版) ★★★(3点/4点満点中)
ヒュージョンソン (第5版) ★★★(3点/4点満点中)
ル・クラスモン (2006年度版) ★★(2点/3点満点中)
ゴー・ミヨー (2006年度版) ★★★★☆(4.5点/5点満点中)

シャトー・ギローは、甘口白ワインの一大産地であるソーテルヌ地区に位置する1級シャトーで、市場では【ディケム】に次ぐ高い評価を得ています。

古くは「バイル」という名前でしたが、ギロー家がシャトーを購入したことから現在の名前となりました。三代にわたってワイン作りに没頭した結果、ソーテルヌを代表する貴腐ワインとして知られるようになりました。

その後、ソーテルヌの土地に惚れこんだカナダ人ハミルトン・ナービィが、私財を投げ打ってシャトーを購入、周囲の人間を驚かせるような熱心さでシャトーの改革に取り組みました。貴腐ワインの生産は非常に手間とコストが掛かるものですが、【ディケム】のようにブドウを粒ごとに収穫したり新樽による長期熟成を行ったりと、ワインの品質向上のために出来る限りのことを行ったのです。後に運営に加わった、醸造師のザヴィエル・プランティとともに、名声を確固たるものとしたのです。

しかし、実はシャトー・ギローの畑は、ソーテルヌ地区の中で最も広い面積を持ちますが、他のシャトーの畑からは孤立していて、それほどいい条件だとされていません。それにも関わらず1級の格付けに見合ったワインを作り続けているのは、作り手の熱意によるところが大きいと言えるでしょう。

深く濃い黄金色の中から、かすかにバニラのニュアンスも感じられる、ソーテルヌを代表するようなエレガントなワイン、ぜひ一度お試しください。
オールドビンテージ・ドットコム より)



シャトーのHPはこちら

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Chateau Nairac 1989

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Chateau Nairac 1989

Ch Nairac 1989

実家のワインセラーシリーズです。


まるまる太っている、オークっぽさが出ている大柄で大胆なワインであり、このシャトーの特徴になっている
(ロバート・パーカー氏)

「バルザックの完璧主義のクリュ クラッセのシャトー。オーク樽で発酵させて、その強い香気をもたせたワインは、10年は寝かせておくべきもの。」
ヒュージョンソン氏「ポケットワインブック」

「ネラックは、バルザックのシャトーの中でも、とりわけ几帳面かつ情熱的に運営されているところだ。
1971年にアメリカ生まれのトム・エテールとニコル・タリがここを買い取った。
エテールはマルゴー・アペラシオンの赤ワインを生産するシャトー・ジスクールで働き、ワインを造るタリ家の一族である妻と(今は離婚している)そこで知り合った。
1980年代には、有名なエミール・ペイノーを招いて醸造上の助言を受けた。それからというもの、ネラックは。バルザック随一のワインをいくつか生み出すようになった。
ネラックは、比較的大柄なスタイルで、バルザックにしてはオークの個性が強く、完熟感と凝縮感がある。」
ロバート・パーカー氏「ボルドー第4版」
うきうきワインの玉手箱 より)



Barsac〈 バルサック 〉はフランス - ボルドー地方 - グラーヴ地区で造られるワイン( AOC )です。
バルサックは、AOC Sauternes〈 ソーテルヌ 〉を構成する他のコミューン( Sauternes, Fargues, Preignac, Bommes )と地理的条件が異なることから、独自の AOC を与えられていますが、生産者が望めば Sauternes〈 ソーテルヌ 〉の AOC を付けることもできます。
Biblio-wine より)

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Chateau Romer du Hayot 1983

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Chateau Romer du Hayot 1983

Ch Romer du Hayot 1983

実家のワインセラーシリーズです。


ソーテルヌの格付け2級ワインです。


シャトー ロメール・デュ・アヨ

小さなソーテルヌのブドウ畑は、もっと有名になってもいいクリュで、パーカーに「たいていは私を楽しませてくれる」と言わせるほどのシャトー


畑はファルグ村の端にあり、「ド・マル」と隣り合っています。
何年かの間、「デュ・アイヨ」と「ファルグ」の2家族に分割されていましたが、1977年からファルグの分がデュ・アイヨに貸し出されているため、現在は所有は2家族だが、経営はデュ・アイヨが行っています。

セミヨン70%、ソーヴィニヨン・ブラン25%、ミュスカデル5%

ワインセラーパリ16区 より)




シャトー・ロメール・デュ・アヨ


美しいシャトー・ドゥ・マルの近くに位置する小さなソーテルヌのブドウ園であるロメール・デュ・アヨのワインは、たいてい私を楽しませてくれる。 ここで造られるワインのスタイルは、新鮮な果実見に富んだミディアムボディ、そして適度な甘さを強調している。樽での熟成が制限されているようで、その旺盛な果実味が、スパイシーで樽香の強いアロマと味わいに隠れてしまう事もない。

ロメール・ディ・アヨは軽めのスタイルのソーテルヌだが、十分な面白さを持ち、一般に4年から7年寝かせて飲むのがよい。 1983年、1979年、1976年、1975年はすべて、ロメール・ディ・アヨの成功したヴィンテージである。

幸いにも、このあまり知られていないシャトーで造られたワインの値段は手頃だ。

【ロバート・パーカー、ボルドー『第3版』より抜粋】
河野酒店 より)


フランス・ソーテルヌ地区、格付第2級のシャトーである。ロメール・デュ・アヨは、面積16haと、ソーテルヌとしては決して大きくはないシャトーの為でしょうか。国内では、あまり知られているほうではありませんが、ボトリチス菌の作用で造られるワインは、新鮮な果実味(パイナップル・アプリコット)に富んだ濃厚な味わいで、良質な豊かさと余韻の長い印象的なワインです。

山梨マルスワイナリー より)

Chateau d'Yquem 1983

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Chateau d'Yquem 1983

Ch dYquem 1983_001

実家のワインセラーシリーズです。



世界最高峰の甘口白ワイン、イケム(=Ch.ディケム)

世界3大貴腐ワインというのがある。それはいうまでもなく、フランスのソーテルヌ、ドイツのトロッケン・ベーレンアウスレーゼ、ハンガリーのトカイ・エッセンシアの3つである。その中でも、フランス・ボルドー地方・ソーテルヌのワインには格付けがあり、その筆頭に君臨しているのがイケムだ。その絶対評価は万人が認めるもので、異を唱える者がいない絶対的存在。

1855年の格付けの際、白ではソーテルヌとバルザックだけが格付けの対象になった。この時、「イケム」は優れた品質により、唯一特別第1級に選出。イケムと比較しうる白ワインはブルゴーニュの雄「モンラッシェ」ぐらいとも言われるほど。

ブドウの樹一本からグラス一杯のワインが造られるといわれる贅の極み、品質が自己の定める水準に満たない年には容赦なく生産しない清廉さ、黄金色に輝く様はまさに飲む黄金そのもので、まさに天上天下唯我独尊である。


貴腐ワインについて
農作物や自然の摂理には全く神秘的なものを感じます。デザートワインと して知られる貴腐ワインは、ボトリティス・シネレアと呼ばれる菌によって起こるのですが、これは完熟ブドウについた時のみ、その菌糸が果粒表面を保護するロウ質に入り込み、水分を蒸発させてエキス分だけを残し、樹に ついたまま干しブドウ状態になること。もしこれが、花や葉、未熟な果粒に ついてしまうと、黒ブドウでは色素を破壊したり、ワインに着色不良や不快な匂いを残したりと、全く違った結果をもたらすのです。よい言葉が浮かびませんが、まさにブドウに高貴な腐敗が起こった、自然からの贈り物。完熟したブドウになるまでのブドウの管理は大変なものです。貴腐ワインは、とても手の掛かった、大切に造られたワインなのです。

(イーショッピング・ワイン より)



ソーテルヌ地方の中心部に位置するイケムは、たくさんの第一級シャトーに囲まれた畑を見下ろす小さい丘の頂きに雄大に広がっている。1785年から1997年までの間、このシャトーは、まさに一族によって所有されていた。アレクサンドル・ドゥ・リュール・サリュース伯爵は、この広大なシャトーの経営責任者である一族の最も新しいメンバーで、1968年に叔父からこのシャトーを引き継いだ。1997年に、このシャトーは巨大なコングロマリット、モエ=ヘネシーに売り渡されたが、この売り渡しについてリュール・サリュース伯爵は異議を唱えている。本書を書いている間、この売り渡しの合法性については、フランスの裁判制度によってまだ法的な決定は下されていない。
イケムの偉大さとユニークさにはいくつかの要因があることは間違いない。まず第一に、固有の微気候を伴う完璧な立地条件がある。第二に、リュール・サリュース家は、97km にも及ぶパイプを用いた精巧な排水システムを設置した。第三に、イケムには、経済的な損失やトラブルを斟酌(しんしやく)せずに、最も良質なワインだけを生産しようという狂信的とも言える執念が存在する。イケムが、近隣の畑に比べてこれほど優れている最大の理由は、この最後の要因にある。
イケムでは、1本のブドウの木からたったグラス1杯のワインしかつくらないと誇らしげに語られる。多くの場合、イケムに6週間から8週間滞在し、最低でも4回はブドウ畑をまわる150人もの摘み手のグループによって、ブドウが完璧に成熟するのを待ってひとつひとつ摘まれる。1964年、彼らは、13回にもわたって畑をまわったが、不向きと見なされるブドウを収穫しただけで、結局このヴィンテージではまったく何も生産しないままイケムを後にした。ワインづくりをしているシャトーのなかで、収穫全体を自発的に格下のワインにまわすところ、あるいはそれが経済的に可能なところはほとんどない。しかし、イケムでは、1964年、1972年、1974年にはまったくワインが生産されていない。
イケムは信じられないような熟成の可能性を持っている。イケムのワインはあまりに豊かでふくよかで甘いために、その多くはいつも10回目の誕生日を迎える前に飲まれてしまう。しかし、イケムが最高の飲み頃になるにはほとんどの場合15年から20年の年月が必要であり、偉大なヴィンテージは、50年あるいはそれ以上経っても、新鮮で退廃的に豊かなままであろう。私がかつて飲んだことのある最も偉大なイケムは1921年ものだった。驚くほど新鮮で生きており、その贅沢さと豊かさは決して忘れることはないだろう。
こうした品質への情熱的なこだわりは、何も畑に限ったことではない。ワインは新樽の中で3年以上かかって熟成され、全収穫量の20%が蒸発して失われる。リュール・サリュース伯爵が瓶詰めできると見なしたワインでも、最良の樽からだけ厳しく選別される。1975年、1976年、1980年といった秀逸な年には、樽の20%が排除された。1979年のような問題の多い年には、60%のワインが格下のワインにまわされ、1978年のような手に負えないヴィンテージでは、85%のワインがイケムとして売るのにふさわしくないと判断された。私の知る限り、これほど無情な選別過程をとり入れているシャトーはほかにない。イケムでは、豊かさが少しでも失われることを恐れて、決して濾過(ろか)処理を行わない。
イケムはまた「Y」と呼ばれる辛口のワインをつくっている。これは特色のあるワインで、イケムらしいブーケを持ちながら、樽香が強く、味は辛口で、通常は非常にフルボディで際立ってアルコール度数が高い。力強いワインで、私の舌にとっては、フォアグラのような豊かな食べ物と一緒に出されるのが最高である。イケムはほかの有名なボルドー・ワインと違って、新酒として、あるいは将来飲むべきワインとして売られることはない。このワインは、通常はそのヴィンテージの4年後に、非常な高値で出荷されるが、費やされた労力、リスクそして厳格な選別過程を考えれば、最高の値札に値する数少ない高級価格ワインのひとつである
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』


Robert Parker 96 points

1983年は、この20年間にこのシャトーでつくられたワインのなかで最も凝縮されたもののひとつで、驚異的なエキス分と驚くほど多くのグリセリンを持っている。
このヴィンテージはイケムにしては早く、9月29日に収穫が始まり、11月18日に終了した。

1983年は1986年よりもゆっくり熟成し、ほぼ100年は飲めるだろうというのが大部分のオブザーバーの意見である。

イケムの信じがたいような潜在的熟成力からみれば、このようなコメントもあながち誇張ではないだろう。

現在、1983年は、壮大な蜂蜜のような、パイナップル、ココナツ、カラメルの味わいと、巨大なエキス分と、酸味と新樽にわずかに縁取られた、とろりとしてなめらかな質をもつ巨大なワインである。

瓶詰めされてから変わっていないように思われ、少なくともあと10年から15年は飲み始めたくない。

飲み頃予想:2005年から2050年 最終試飲月:90年12月
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』
ウメムラWine Cellar より)


Wikipediaはこちら

シャトーのHPはこちら


Chateau Climens 1973

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Chateau Climens 1973

Ch Climens 1973

実家のワインセラーシリーズです。


ソーテルヌ 第1級

「バルサック/ソーテルヌ地方で最も有名なブドウ園がシャトー・ディケムであることは疑う余地がない。このシャトーがつくる甘口の白ワインは、凝縮味と高価な点でフランス随一だ。しかし私が見たところ、料理に合い、複雑で、飲まずにいられない一番のワインは何かといえば、バルサックのシャトー・クリマンである。」
かのロバート・パーカーにこういわしめたクリマンは、ソーテルヌで最も評価の高いワインの一つであることは疑いありません。宝石のような輝く黄金色で、極上のデザートワインです。

作付面積:
セミヨン100%
ワイングロッサリー より)


"シャトー・クリマンはラ・ピネッセ村の北にあるバルサックでも最も高い丘に位置しています。高台にあることで降雨の際には水はけを確保するのに有利な条件となっています。高い次元で、酸味と甘味のバランスがとれており、優雅さと上品さを兼ね備えたワインです。ソーテルヌ地方ではディケムと1、2位を争える唯一の存在で、料理とのマリアージュではディケムを凌ぐとも言われています。ソーテルヌ第1級。畑の面積は31.0haでセミヨンIOO%です。平均樹齢は35年です。樽熟成期間は18~24ケ月で、新樽比率30~50%です。年間3万本生産され、セカンドワインのシプレ・ド・クリマンは1万5000本生産されています。"

ワインダール より)


● バルザックの第1級格付け、シャトー・クリマン..甘口貴腐ワインです。ですが、イケムに次ぐ定位置を確保しており、どの要素を取っても超一流です。

バルサック/ソーテルヌ地方で最も有名なブドウ園がシャトー・ディケムであることは疑う余地がない。このシャトーがつくる甘口の白ワインは、凝縮味と高価な点でフランス随一だ。しかし私が見たところ、料理に合い、複雑で、飲まずにいられない一番のワインは何かといえば、バルサックのシャトー・クリマンである。1971年以来クリマンを所有してきたリュルトン家は、ボルドーのかなりのシャトーを統括して一大帝国を築いた。ブラーヌ=カントナックやデュルフォール=ヴィヴァン、デミライユなどの有名なマルゴーのシャトーもそのうちに入る。こうしたシャトーはいずれもよいワインを生産しているが、それぞれのコミューンにおける地位は、クリマンがバルサックで得ているものとは比べものにならない。
ほとんどこの2世紀、クリマンはバルサックのコミューンの中で一、二を争うリーダー的存在と考えられてきた。29ha のブドウ畑と質素な一階建てのシャトーの建物(普通の家との違いは両側にスレートの屋根の塔が2つあるだけ)は、小さなラ・ピネッセ村のすぐ北の、海抜 21m はあるバルサック一高い丘にある。多くのオブザーバーによれば、この高さが畑の優れた排水に一役買い、雨季には下の方のシャトーより断然有利になるとのことだ。
この地のシャトー名のほとんどが以前の所有者に由来するが、クリマンがどうしてそういう名前になったのか、誰もはっきりとは分からない。19世紀の大半はラコスト家が所有し、シャトー・クリマン=ラコストと称するワインをつくっていた。その当時、28ha の畑で年間6000ケースが生産されていたが、19世紀末のフィロキセラのすさまじい害でボルドーのブドウ畑のほとんどがやられ、クリマンもその例外ではなかった。1871年にクリマンはアルフレッド・リベに買い取られた。彼はペグゾトというシャトーの所有者でもあったが、こちらの方はシャトー・シガラ・ラボーとして今日知られるシャトーに吸収された。
1885年にリベはこのシャトーをアンリ・グヌイユーに売却した。以来、彼の家族がクリマンの管理に当たっていたが、1971年に現在の所有者である精力的なルシアン・リュルトンが買い取った。だが、クリマンの品質だけでなく、この偉大なシャトーに対する一般の認識をも高めたのは、ボルドー一有名な日刊紙『シュド・ウエスト Sud-Ouest』の取締役でもあったアンリ・グヌイユーとその後継者たちである。1929年、1937年、1947年の伝説的なヴィンテージによって、クリマンは隣の大きなシャトー、クーテを凌(しの)ぐどころか、あの偉大なシャトー・ディケムと肩を並べることさえできたのである。
ブリジットとベレニスの2人のリュルトンは、この傑出したシャトーの並外れた評判を少し高めたにすぎない。彼らが変えたのは、砂利と赤砂、粘土のようなブドウ畑の土壌に植えられた少量のミュスカデルを取り除くことだけだった。現在の栽培では100%セミヨンだが、これによってシャトー・クリマンのテロワールから最良のワインが生まれると彼らは信じている。リュルトン家がソーヴィニョンを避けたのは、ソーヴィニョンは数年後にアロマを失いやすいからだ。ブドウの木は35年という驚くべき平均樹齢を保っている。リュルトンの考えでは、毎年わずか3%から4%の畑を植え替えるだけでいいという。さらに、1ha につき16hl の収穫量はバルサック/ソーテルヌ地方のシャトーのなかではファルグに次いで少ない。今日では、ワインを生産する大手のシャトーのほとんどが畑の収穫量を倍増しているが、感心なことにクリマンは、19世紀半ばの頃よりも0.7ha広い畑の年間生産量を平均3333ケースに保っている。この統計だけ見ても、ここで生産されたワインの凝縮味と品質がなぜ非凡であるかが分かる。
このシャトーのワインは樽で発酵され、55ガロン(約 208l)の樽で12ヵ月から18ヵ月間寝かされてから瓶詰めされる。大半のヴィンテージには新樽が33%使われる。そうすれば、蜜のようなパイナップルやアプリコットの果実の味わいと、ヴァニラのようなトーストしたような新樽の香りがさらによく結びつくと信じられている。
クリマンがなぜこれほど貴重かと言うと、この地方で最も魅力ある、エレガントなワインをつくっているからだ。純粋な力強さ、粘りけ、豊かさの点でクリマンはシャトー・ディケムはもちろん、シャトー・リューセック、シャトー・シュデュイロー、それにシャトー・クーテの贅沢で稀(まれ)な「キュヴェ・マダム」に匹敵しないのは確かだが、それでも、非凡なバランスとフィネスを物差しにワインの偉大さを測るなら、クリマンはほかに例のない、この地方で最も優雅を極めたワインという評判に値する。多くのソーテルヌが飽きられる瀬戸際にあるが、トップ・ヴィンテージのクリマンは、蜜のようなパイナップルの果実の豊かで甘美でエキゾチックな個性と、レモンのような酸味の際立った芯(しん)を兼ね合わせているようだ。それがこのワインに風味や味わいの精度、そして、虜(とりこ)になりそうなぐらい深くて喜ばしいブーケをもたらしている。
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』より抜粋
NOISY'S wine selects より)


Chateau ClimensのHPはこちら

Chateau de Rayne Vigneau 1986

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Chateau de Rayne Vigneau 1986

Ch de Rayne Vigneau 1986

シャトー ド レーヌ ヴィニョー
ソーテルヌ プルミエ クリュ クラッセ 格付第1級 AOC ソーテルヌ

「ボム Bommes にある面積66haのクリュクラッセ。優良な甘口と辛口」 ヒュージョンソン氏★★★

▼ ワイン王国22号の特集記事の中でも
「20世紀のはじめのシャトー ド レイヌ ヴィニョーは、シャトー ディケム(イケム)よりも出来が良かったこともある。
このクリュのブドウ畑がどの丘陵にあるかを知っていれば別に驚くこともない。名門の隣人と同じく非の打ち所がない丘陵に広がっているのだ。・・・このクリュは傑出したブドウ畑を擁しており、実際にテロワールには、シャトー ディケムと同等の質とポテンシャルがあると地元の人々は昔から見なしている」


造り手 メストラザ
生産国 地域 フランス ボルドー ソーテルヌ
村 AOC ソーテルヌ 格付第1級
タイプ 白・極甘口
うきうきワインの玉手箱 より)


これ、調べているうちに不思議な現象となりました。同じシャトーでラベルが違うんです。なんで?

違うラベルを一応貼っておきましょうか。これです。


chraynevigneau86

Chateau Guiteronde du Hayot 1986

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Chateau Guiteronde du Hayot 1986

Chateau Guiteronde 1986

AOCソーテルヌのワインです。


PAYS : France
REGION : Bordeaux
Sous Région : Langonnais
Appellation : Sauternes
Commune : Preignac
Nom : Château Guiteronde du Hayot
Classement : AOC Sauternes
Classement : AOC Sauternes
Couleur : Blanc Liquoreux
Propriétaire : SCE Vignobles du Hayot
Exploitant : SCE Vignobles du Hayot
Oenologue / Directeur :
Superficie : 35
Production Bouteille : 100000
Degrés :
Cépages : Sémillon Blanc 65% - Sauvignon Blanc 25% - Muscadelle 10%
Terroirs : Argilo-calcaire
Température de service : 6°


こちら に説明があります。

Sauternes 1986 CALVET

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SAUTERNES 1986

Sauternes 1986 CAKVET

ボルドーの銘醸―品質のカルベ
カルベ社の創業は1818年。当時、一般のワイン商が葡萄やワインの「買い付け」のみに終始していた中にあって、提携先の生産者に最新の技術を紹介・指導する特異な会社として脚光を浴びました。この良心的な姿勢と品質至上主義により、カルベ社の周囲には広くボルドー全土から優れた農家や醸造元が集まり、その信頼感の上に立って、カルベ社は“ボルドーを代表する銘醸”としてのステイタスを築きあげてきたのです。
革新こそ、カルベ社の伝統。
単に自社製品だけでなく、ボルドーワイン全体の品質を一層高めたい―その理念をさらに徹底するために、1962年、カルベ社では、フランスのワイン会社としては初めて、革新的な「ワイン醸造技術研究所」を設立しました。この研究所のレベルが当初からいかに高度なものだったかは、出身者の顔ぶれを見ただけでも分かります。今日“ボルドーワインの父”の異名さえもつフランスワインの権威、ジャン・リベロ=ガイヨン教授とエミール・ペイノー博士が、2人ともこの研究所の出身者なのです。伝統に安住せず、常に未来を切り拓くための努力を続けていく―それこそが、カルベ社の変わらぬ理念なのです。
今、再び、未来へ。
1997年、カルベ社では新しい醸造責任者として、弱冠31歳の女性醸造家パス・エスペホを迎えました。この思い切った起用について、カルベ社の社長は次のように語っています。「若者にチャンスを与えるのは、カルベ社伝統です。あのペイノー博士にしても、カルベ社で指導を始めた時には、まだ20歳前後でした。若者には未来を拓く力があります。そして未来のことは、未来のある人々にゆだねるべきなのです」。
土地土地の個性と魅力を最大限に引き出したい―ボルドー・ジェネリックワイン・シリーズ。
「土地のもつ潜在力を最大限に引き出すこと。それが私の仕事です。メドックはメドックらしく、サンテミリオンはサンテミリオンらしく・・・」。パス・エスペホ、その理想のために、土地と語りあい、葡萄と語りあいながら、ボルドーを代表する銘醸の個性がくっきりと刻印された、魅力あふれるワインたちを生み出しています。

世界最高の貴腐ワイン産地として知られるボルドー・ソーテルヌ地区産の甘口白ワイン。貴腐混じりの遅摘み葡萄から醸された絶品で、黄金色のつやのある輝き、柔らかく豊かなブーケ、とろりとした蜜のような甘味には、比類がありません

ドリンク・チョイス より)


ブドウ品種:
・セミヨン(Semillon)
・ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)


CALVET社のHPはこちら