『図書館員への招待』 三訂版 塩見昇、教育史料出版社、2004
ようやく本日読み終わりました。
うーむ。先日の撃沈面接の前に目を通していれば、もっと語れたのになあ…。というか、あれは風邪が悪い。風邪が全て悪い。
まあ面白いというか、参考にはなりました。将来図書館で働きたいと思う若者には本当に標になると思います。
ただねー。まず古い。初版が96年で、加筆されているだけで大幅な訂正とかされてないもん。
あとはいいことしか言ってない。建前というか。
図書館員は官製ワーキングプア、らしいです。確かにずーっと求人情報見てるけど、労働条件が色々な意味ですこぶる劣悪。
この本の中じゃ図書館員の倫理とか生涯学習とか地域の文化的拠点とかいいこと言ってるけど、実際は無料貸し本屋だもんね。
そうして、図書館員といえば貸し出しをする人。誰にでもできる仕事。
と、思われて、そう扱われて、アウトソーシングはびこる他業種同様業務委託で素人化。
それと、女性労働問題に結びつくけど、簡単・補助的・事務仕事。で、低賃金で女性をこき使いましょう。なんだよね。
普通の派遣とかも女性労働者が圧倒的なことからわかるとおり、雇用の非正規化問題は女性労働者を重点的に非正規化している問題なんだよね。
まあそれはさておき、実際に図書館経営や方針、選書は責任を担う正規職員=男性がやってるもんね。
あとは図書館に実際に足を運ぶ人は圧倒的に少なく、図書館についてどんな理念を語ろうと、どれだけ熱くなろうと結局は内向きの議論に感じてしまいました。
やる気ある人は書店行くよね。本好きで、本にかかわりたいって人で、多少野心的な人はさ。
私も考えちゃいます。特に新聞の読書コーナーで「この本お勧め!」って、絶対○○書店何とかさん推薦とかだもんね。
図書館もいいとこなんだけどなあ。図書館の意義を、例えば利用者数とか貸し出し数とか、数字で計るのが間違いなんだけどさ。
公も私も財政を切り詰めてると、一番要らないって思われて真っ先に削られちゃうね。
あと言わせてもらいますが、うちの地元の公立図書館。この本三訂版で、所蔵の中では最も新しい版なのに、閉架に入ってたんですよ。古いのが開架に並んでた。
…それ、ダメじゃない?


