台本、雑記置場

声劇台本・宣伝を書き綴っていく予定です。
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テーマ:

英雄王の詩(前編) ・tfシリーズ・


CAST
・ケイン
剣士。身の丈程の大剣を振り回す。戦い方も性格も豪放なリーダー。
無類の酒好きで、旅先の酒場を必ず回る。照れ屋で素直になりきれない。

・シャル
砲撃士。軽量のボウガンで的確に相手を射抜くスナイパー。最年少のお調子者。
食いしん坊で、ケインとともに酒場を回り食事をしている。
おっちょこちょいなところがある。

・ユーリ
神官。仲間の傷を癒し、討伐したモンスターを弔う心優しき皆のお姉さん。
高位の神聖魔法と剣も扱える頼もしい存在。優しくも芯が強い性格。
朝に弱いという弱点がある。

・アイラ
駆け出しの魔法使い。魔道学院での修業をいかすため、再び冒険へ出る。
明るく好奇心旺盛な性格で、師の教えで世界を見て回り、魔法の力を高める。
魔法へのこだわりが枷になることも。

・エルディ
街から街へとさすらう旅の吟遊詩人。謎めいた雰囲気を持つ男。
芸術の街アステルでケインたちと出会う。

・ライザ
人間の姿をして街に溶け込むメデューサ。人間との共存を願っているが、
それゆえに外法に手を染めてしまう。街では腕利きの彫刻家として通っている。

・男 女
アステルの街に居る人々。


~劇中表記~
ケイン:♂:
シャル:♂:
ユーリ:♀:
アイラ:♀:
エルディ/男:♂:
ライザ/女:♀:


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


シャル:ギルドの依頼も久しぶりだけど…今回の事件はえっと、墓場の盗掘騒ぎ?
ケイン:ああ。今向かっている街で、墓場が掘り返され、埋まっていた死体が
  消える事件が相次いでいるらしい。


アイラ:墓場から死体を盗んでいるってこと?
ユーリ:ええ。死後あまり時間の経っていない人のお墓ばかりを狙って犯行が
  行われているらしいわ。


アイラ:それって…死体を何かに使っているってこと?ネクロマンサーか何かの
  仕業かしら?
ケイン:普段はそんなとこなんだろうけどな。ちょいと今回は妙なんだ。


シャル:妙って、何が?
ユーリ:死体は確かに盗まれているの。でもね、数日もすればまた墓に元のままに
  戻っているのよ。損傷や、呪術の後もないみたい。


アイラ:何よそれ、変なの。死体愛好家とかじゃあないでしょうね?
シャル:そういうのにしたって、盗んで元に戻すかなぁ?好きならそばにずっと
  置いておくんじゃない?せっかく盗んだものならさ。


ケイン:まぁ、そこらへんは俺たちが考えても答えは出ないだろうよ。だから
  こうして現場に向かっているわけだ。
ユーリ:芸術の国、アステル。街には独自の兵団も常設しているわ。


ケイン:といっても、アルカディアの聖騎士団なんかと比べるとちょいと小さい
  けどな。それと、旅人や冒険者を広く受け入れる街でもある。
アイラ:そうね。今回も兵団からギルドに直接依頼があったんだっけ?自警団が
  自分たちでギルドに依頼を出すなんて、独特よね。


シャル:冒険者歓迎の、芸術の街かぁ。なんだか面白そうだなぁ。
ユーリ:美術館、サーカス団、それに、大道芸に吟遊詩人…。沢山の見世物や
  語部が訪れる街よ。


ケイン:いろんな国から人が来るからな。酒場も多いし賑やかだぜ。色々な
  ショーや歌を聴きながら飲む酒も格別だしな!
シャル:食い物も色々あるかな~!
アイラ:ほんっとにあんたたちはどこにいってもすることが一緒ねぇ…。はぁ。


・・・


男:さあさあ、よってらっしゃいみてらっしゃい!我がサーカス団は外れなし!
  みなきゃ損だよ!
女:はぁい、お兄さんたち、寄っていかない?私たちのダンスは最高よ。ここに
  来たらこの踊りは見ていかなくちゃ!


シャル:ほえ~。門を抜けた所から広場まで、延々いろんな見世物が並んで
  いるよ。すっげぇ~!なんか見ようよ!
アイラ:確かに面白そうだけど、まずはギルドの依頼の調査じゃない?


ケイン:そうだな。とりあえず酒場にでも…んっ?なんだありゃ?
ユーリ:石像…?でもまるで本物の人間みたい…。


男:ああ、これこそ死んだあの子の生き写しです!先生、ありがとうございます!
ライザ:そう。良かったわ。でも先生なんてやめて。私はまだ見習いよ。


男:そんなことないです!ああ、あの肖像画だけでこの子がこんなにきちんと
  彫刻としてよみがえるなんて…。
ライザ:死別した心の痛みは、私にはどうすることも出来ないわ。せめて、
  面影だけでも残せていたらいいのだけれど。


男:本当に、ありがとうございます!これからは、前を向いてこの子とともに
  生きてまいります!
ライザ:良かった。あなたの悲しみが少しでも癒えますように。気をつけて運んで
  行ってね。


男:はい!あの、これ、少なくて申し訳ありませんが…
ライザ:…こんなに?私がお願いした額よりもずっと多い…受け取れないわ。


男:ですが…。
ライザ:これからあなたはこの子の分まで生きていかなきゃなのでしょう?はい、
  かかった費用は貰ったわ。残りは受け取れない。持って行って、自分のために
  使って頂戴。それが、この子のためにもなるわ。


男:ライザさん…。ありがとうございます!
ライザ:それじゃあ、これからも大変だとは思うけれど、がんばってね。…あら?
  あなた達も彫刻の依頼かしら?今日はもう店じまいなのだけど…


ケイン:ん?ああ、いや、すまねぇな。ちょいと大きな声がしたんで見に来た
  だけだ。あんた、彫刻家かい?
ライザ:そうよ。まだ見習いだけどね。あなた達は旅の人?


シャル:うん、おいらたちは冒険者だよ!ねぇねぇ。さっきのひと、すっごい
  喜んでいたみたいだけど、何を彫ってあげたの?
アイラ:あれって女の子の像だったわよね?あの人、涙まで流していたけど?


ライザ:あれはね、つい最近亡くなった娘さんの像よ。肖像画と話をもとに私が
  依頼を受けて、大急ぎで掘ったのよ。
ユーリ:凄いですね。まるで生きているようでした。なんというか、そう。その
  人の魂まで映し出したみたいな…


ライザ:ふふ、ありがとう。でも、それは褒めすぎ。さて、一気に掘り進めて
  疲れちゃった。今日はもうお店を閉めるわ。じゃあね、冒険者さんたち。
シャル:あ、いっちゃった。でも、すっげぇ~よな、あれ!おいらでもなんか
  わかるもん。今にも動き出しそうだよ!


アイラ:そうね。あれでほんとに修行中なのかしら?実は有名な彫刻家だったり
  して!
ユーリ:…魔力は感じなかった。だけど、何か引っかかるわ。


ケイン:つい最近亡くなった…か。あの石像を数日で掘ったってことか。
シャル:ユーリ?ケイン?どうしたのさ?


ケイン:ん~。ちょっとな。ま、話しは後だ。とりあえず、ギルドと酒場で情報を
  集めようぜ。
アイラ:ちょっと~!何よ、その含み!気になるわねぇ。


ケイン:めんどくせー話は酒を飲んでからだ!おら、いくぞ!ユーリ、アイラと
  一緒にギルドを頼む。シャル、俺たちは酒場だ。
ユーリ:わかったわ。行きましょう、アイラ。


アイラ:はいはい。まったく、こういう時だけリーダー風をふかせるんだから、
  ケインは。
シャル:あ、ケイン!待ってよー!


・・・


シャル:アイラ、ユーリ!こっちだよ!
アイラ:ふぅ。ギルドでは大した収穫は無かったわ、こっちはどう?


ケイン:まあまあってとこか?なあ、シャル?
シャル:何がまあまあなのさ。聞いてよ、ケインてば、さっきの彫刻家のお姉さんの
  事ばっかり聞いて回るんだよ~。


アイラ:ちょっと~!何よそれ。ナンパなら依頼の後にしてよね!
ユーリ:それで、何かわかったことはあるの?ケイン。


ケイン:ああ。あの彫刻家はライザという名で、元々この街に住んでいたわけでは
  ないらしい。
アイラ:へえ~。なんだか街の人とも馴染んでいたように見えるけれど、よそから
  来た人なんだ?


シャル:うん。なんでも、修行中の彫刻家として国を転々としながら仕事をして
  いるんだって。
ユーリ:彫刻家が街を転々としながらの修行?あまり聞かないわね。


ケイン:まあ、我流で技術をみがいているのかもしれねぇが…。気になる事も
  あってな。
アイラ:気になる事?


シャル:あのライザって人が来たのと、墓場の盗掘騒動が起きはじめた時期が
  一緒なんだよ。ライザさんが来て数日後に最初の事件があったんだってさ。
ユーリ:あの石像に魔力は感じなかった。つまり、何らかの形で死者を使って
  いるという事は無いと思うわ。それでも、あの石像の出来ばえと、盗掘騒動の
  時期が被るのは気になるわね。


ケイン:もう1個、気になる点がある。ライザは今日のように、死者を石像に
  掘る仕事ばかりを受けているそうだ。本人は残された人のためだと言っている
  らしいがな。ただ、条件がある。
アイラ:まだ何かあるわけ…?どんな条件?


ケイン:死体の状態が良い事。死後あまり間もなく、損傷なども激しくない死者
  しか受けていない。傭兵が死んだ仲間の石像を依頼して断られたり、どこかの
  富豪が評判を聞きつけ何年も前に死んだ親族の像を依頼したらしいが、どっちも
  断っているって話だ。
ユーリ:そこまでわかっていて、アステル兵団は動かないの?


シャル:一回、石像を魔導士たちに鑑定させたらしいよ。でも、結果はただの石
  だったって。それで、街の人の信頼もあがったみたい。悪く言う人も減った
  って聞いたよ。
アイラ:なるほどね。一回魔女扱いされているのね。大変だったでしょうに、それ
  でも信念を曲げないなんて、立派じゃない?


ケイン:まあ、そうなんだけどな。墓場盗掘騒動に関しちゃこれが一番の手掛かり
  な気はするぜ。
ユーリ:そうね。もう少し、私たちでも調べてみないといけないかしらね。
  あら?あれは…


シャル:ライザさんじゃない?へぇ、一人で酒場なんて来るんだ。
ケイン:ちょいと話を聞いてみますかね。お~い!


アイラ:何よケイン。あの人には妙に積極的に動くのねぇ。実は結構好みのタイプ
  だったりして!
ユーリ:えっ!?…そ、そうなのかしら?


シャル:ほえ?どしたのユーリ?
ユーリ:な、なんでもないわ。


ケイン:よう、お疲れさん。彫刻家の姉さん。
ライザ:誰かと思えばさっきの冒険者さんたちじゃない。どう?ここのお酒は?


ケイン:なかなかだね。あんたのオススメはあるかい?
ライザ:そうねぇ。私も色んな街を回ったけれど、妖精の羽の粉を混ぜ込んだって
  いうお酒は初めて飲んだわ。


ケイン:じゃ、そいつをのむか。あんたもどうだい?俺がおごるぜ?
ライザ:あら、お言葉に甘えるわ。ほかの皆さんは飲まないの?


ユーリ:私は神官なのでお酒は…
ケイン:で、こっちのガキどもはまだ飲めるような器じゃなくってね。いつも
  寂しく一人で飲んでたのさ。さ、まずは1杯。


ライザ:あらあら、そうだったのね。ありがとう。
ケイン:お、良い飲みっぷりだ。いける口のようだな。さ、もう1杯いくかい?


ライザ:ふふふっ。そんなに飲ませてどうするつもり?かわいいお連れさんたちが
  いるじゃない。
ケイン:気にするなって。それよりよ。あんた、色んな街を回っているんだって?
  なんで彫刻家、それも女が一人でそんなことをしているんだ?


ライザ:女には色々あるのよ。それを聞いてどうするつもり?
ケイン:あんたに興味があるって理由じゃあだめかね?なんなら向こうで二人で
  話してもいいぜ?行こうか。


ライザ:積極的ね。そういうの、嫌いじゃないわよ。この街じゃあ彫刻家の先生って
  なっちゃって、なかなか女扱いもされないしね。いいわ、行きましょ。
ケイン:お、話せるねぇ。全く、こんな美人をほうっておくとは、アステルの
  男どもも大したこと無いな。


シャル:…なんだか、ケイン、今日はよくしゃべるね。
アイラ:ていうか、情報を聞き出す気あるのかしら?口説いているようにしか見え
  ないんだけど~…。あ~あ、向こう行っちゃったよ。


ユーリ:…ケインのバカ!もう知らないっ!
アイラ:…ユーリ?


SE:ハープの音


ケイン:ん?この音は…?
ライザ:吟遊詩人よ。ほら、あそこ。この酒場には色々な吟遊詩人さんが来て、
  いっつも詩(うた)をうたっていくのよ。マスターの趣味かしらね。


ケイン:へええ、なんともアステルらしい趣向じゃねーの。
エルディ:さあさあ、お集まりの皆様。本日は一席、どうぞわたくしエルディに
  お付き合いくださいませ。今宵皆様にお送りいたします曲は「英雄王の詩」。
  かつて実在した王の詩でございます。


シャル:英雄王?
ユーリ:かつて多くの戦いで勝利した王の詩よ。聞いていればわかるわ。


エルディ:それは遥か彼方の伝説。しかして詩はすべて真実。今より数百年前より
  語り継がれし英雄の詩。かつて、この世に君臨した王の中の王。その偉業は
  国境を越え海を越え、そして時代を越え今なお語り継がれる。
ケイン:英雄王か。騎士団でもよく語られたもんだ。


ライザ:あら?あなた見かけによらず騎士?
ケイン:「元」騎士さ。ま、そんな話もこの詩のあとでするかもな。


エルディ:幾百の戦場を巡り、幾千の命を救い、幾万の敵を退けた英雄。魔物が
  現れ、世界が混沌に陥った時代にも臆することなく立ち向かった偉大なる王。
  ただ一人で攻め寄せる異民族を蹴散らし、自らの率いた軍はついに負け無し。
  ひとたび動けば世界はその一挙手一投足に目を凝らした一陣の風。
   ああ、偉大なる英雄王よ。今日この日、あなたの詩を歌う力をこの私に
  与え給え!


・・・

SE:拍手


ケイン:英雄王の詩か。こんな風にしっかりと聞いたのは初めてだぜ。
ライザ:あなた、運がいいわね。あんなに上手な詩人さん、そうそう巡り会えない
  んじゃないかしら。私がここで聞いて来た中でも1番だわ。


ケイン:そいつはついてるねぇ。ついでにこっちの運もあるといいんだけどな。
ライザ:せっかちね、でもダメよ、お客さんが…。ほら。


エルディ:やあ、どうも。お邪魔でしたか?
ケイン:お、あんたはさっきの詩人じゃないか。


エルディ:はい。エルディと申します。
ケイン:お、自己紹介どうも、俺はケイン。いいや、全然邪魔じゃないぜ。
  さ、あんたも1杯どうだい?


エルディ:長く歌ってノドがカラカラです。ありがたくいただきます。
ケイン:いいねぇ。飲める連中とテーブルを囲うなんて滅多にないからな。さっ、
  乾杯といこうぜ。


ライザ:本当にお酒が好きなのね。私はライザ、よろしく詩人さん。じゃあ、乾杯。
エルディ:今日という日を祝して。皆様に祝福のおおからん事を祈って。乾杯。


ケイン:今夜、この場所。この酒に。乾杯!…っぷはぁ!うまい!
ライザ:あなた、この酒場で見ない顔だけど、いつからこの街に?


エルディ:今日ですよ。私は色々な街を回って伝説を辿り、詩を集めています。
  ここでも素晴らしい詩に出会えるといいのですが。
ケイン:へぇ、あんたも旅か。いいもんだな、酒場は。旅から旅の見知らぬ人間が、
  こうして一堂にかいして酒を飲めるんだからな!


エルディ:ほう、お二人も旅を?
ライザ:私は彫刻の修行の旅を。まあ、もうここに随分いるんだけどね。


ケイン:俺は魔物を討伐して回っている。もちろん、行く先々の酒も楽しみにな。
エルディ:ほう。魔物討伐とは、勇壮ですね。邪悪なる魔物に立ち向かう、大剣を
  振るう酒豪戦士の物語。詩が今にも出来上がりそうですよ。  


ライザ:傭兵か何かだとは思っていたけど、魔物討伐とはねぇ。
ケイン:ここもそうさ。なんでも墓場の盗掘騒動が続いているそうじゃねえか?


ライザ:あら、怖いわね。私はあんまりそういうのには詳しくないわ。
ケイン:おいおい、街の外にまで話しは来ているんだぜ?


ライザ:毎日石に向かっているだけの生活だもの。ここじゃあそんなに湿っぽい
  話しをする人もあんまりいないしね。
エルディ:それで、墓場の盗掘騒動については何かわかったのですか?


ケイン:ちょいちょいってとこかな。目星はついてるんだけどねぇ。勘違いだったら
  恥ずかしいんで、黙っておくか。
エルディ:それは惜しい。解決の折には是非おしらせ下さい。「夜な夜な」死者の
  魂を冒涜する「悪女」の行い…。興味ありますね。


ライザ:…。
ケイン:「夜な夜な」?「悪女」?いやぁ、詳しいんだな、詩人さん?


エルディ:あはは。ただの勘ですよ。どうです?当たりでしたか?
ケイン:そいつぁ想像に任せるとしよう。


エルディ:ふふ。秘密が多いのですねぇ。
ケイン:あんたにゃあ負けるよ。俺はライザよりも詩人さんよりも、開けっ広げ
  だと思うぜ?


ライザ:女には秘密の1つや2つ、あったほうが魅力的でしょう?
エルディ:全くですね。とても魅力的だ。ですが、秘密が魅力を呼ぶのは私の
  ような職業の人間にも言えた事ですね。さて、私は喋り過ぎてただの酔っ払いに
  なってしまう前に、失礼いたしますか。ケインさん、それにライザさん。楽しかった
  ですよ。縁があれば、またどこかで。


ケイン:じゃあな、またどっかで。…行っちまった。
ライザ:捉えどころの無い人ね。…ふぅ。


ケイン:お、どうしたライザ?
ライザ:私ももういくわ。ついつい長居しちゃったし。


ケイン:おいおい。夜はこれからだろう?ゆっくりしようぜ?
ライザ:そうしたいけどね。今日はもうクタクタなのよ。あなた、まだこの街には
  いるの?


ケイン:そのつもりだ。
ライザ:そう。じゃあ、今日のところはこれでお預け。


ケイン:おや、そう来るかい。焦らすねぇ。
ライザ:焦らすのもたしなみよ。じゃあね、酒豪の冒険者さん。


ケイン:夜道に気をつけろよ。イイ女の彫刻家さん。…さぁってと。
シャル:ケイーン!いつまでそっちにいるのさぁ!


アイラ:まったく、ライザさんを口説きだしたかと思ったら、いつの間にか詩人
  とも乾杯しているし…。ただの飲み屋のおっさんよ、あんた!
ユーリ:…デレデレしちゃって。


ケイン:おいおい…ユーリまで俺がただ飲んだくれてると思ってたのかぁ?
シャル:ほえ?どういうこと?


ケイン:あいつら、どっちも只者じゃねえな。こりゃあ多分ビンゴだな。
ユーリ:どっちも…?あの詩人さんも、何かあったの?


アイラ:ライザさんは条件的にも怪しいけど…詩人さんからは魔力も気配も何も
  感じなかったわよ?  
ケイン:いいから支度していくぞ。ほれ、急げ。


シャル:ちょっとぉ!またそうやって一人で突っ走る!まってよー!
ユーリ:とにかく、一人で先行させられないわ。ケインの勘を信じて行きましょう!


アイラ:んもう、ほんっとに自分勝手なんだから!どこにいくのよ、ケイーン!
ケイン:墓場に決まってるだろう。さぁて、今回の一件、見えてきたぜ。


・・・


続く







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