台本、雑記置場

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テーマ:

自警団の発足 ・tfシリーズ外伝・


CAST


・ロディ
 アルカディア王国の聖騎士。ウェンディの町をヴァンパイアから守ったものの、
 独断での行動を上層部に厄介がられ、そのままウェンディに駐屯させられる。
 町の治安維持のため、自警団を結成する。


・メリッサ
 ウェンディに現れたヴァンパイア。ケインの中途半端な退魔によって、人間に
 なってしまう。オネェ。


・リーザ
 ユーリの妹。神聖魔法と剣を使いこなす、男顔負けの女傑。
 父の反対で所属はしていないものの、結成に関わった自警団によく出入りしている。


~劇中表記~

ロディ:♂:
メリッサ:♂:
リーザ:♀:


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ロディ:クラウスさまにお願いして、無事自警団を結成したものの…。いまだに
  人数は正規の団員が4人。臨時のメンバーが1人だけ、か。
リーザ:ぼやいても仕方がないわよ、ロディさん。自警団を形にして募集をかけてから、
  まだ一週間もたっていないのよ?


ロディ:それはそうだが…。こうしてクラウスさまに立派な宿舎(しゅくしゃ)と詰め所
  を用意していただいた手前、もうしわけが立たぬではないですかリーザ殿。
リーザ:それなら、どうしてヴァンパイアを討伐した実績を隠したりなんかしたの?
  ロディ自警団長さまは?


ロディ:あれはケイン隊長や皆がいたからこそ討伐出来たのです!私の実力ではない…。
  そんなものを掲げて人を集めて何になりますか!?
リーザ:もう。ロディさんは真面目すぎるのよ…。あれ?お客さんだわ。ちょっと
  見てくるね。


ロディ:はぁ…。今居る団員はみな、クラウスさまの神殿から派遣された者たちばかり。
  このままでは事件があったとして、きちんと対応できるかどうか…。いや、そんな
  弱音は吐いてはいられぬか。
リーザ:ロディさん!町の人から報告があったわ、事件よ!


ロディ:む!事件!?敵は盗賊団?デーモン!?それともドラゴンですか!?
リーザ:ええ、それが…。


ロディ:それが…?
リーザ:夜な夜な、町に変質者が出るらしいの!しかも奇妙なことに、男性だけが
  被害にあっているって!これは事件…って、なにをつっぷしているの?


ロディ:ウェンディ自警団の初の事件が変質者…ですかぁ…。しかも男性だけって、
  男性たちはそいつを取り押さえたりしないのですか?
リーザ:それが、妙にすばしっこい変質者らしいの。ここはおとり捜査しかないわね!


ロディ:おとりって…。もしかして…。
リーザ:ええ!ロディさんに決まってるじゃない!今晩、早速決行ね!

ロディ:はぁ…。


…その夜…  


ロディ:はぁぁ…。溜め息しか出ない。何がかなしくてこの私がおとりなど…。
  警戒されぬように丸腰だし…。ううう。ケイン隊長…わたしは…(涙)
メリッサ:お・に・い・さん☆あたしとエキサイティングなワンナイトカーニバルを
  しなぁ~~い?


ロディ:うおわぁ!後ろからなんか…。なっ!?貴様、いつぞやのヴァンパイア!?
メリッサ:あら?そういうあなたはいつかのヘタレ聖騎士さんじゃない。


ロディ:誰がヘタレだ!ケイン隊長にもらった引導(いんどう)を忘れたかっ!
  今一度、この聖騎士ロディが成敗してくれる!ゆくぞ、ホーリーブレイ…ど…。あ。
メリッサ:…丸腰でなにを張り切ってるのかしら、この子…。まぁいいわ~。素手で
  あたし相手にどれだけ頑張れるかしら?聖騎士ちゃん☆さぁ!くんずほぐれつの
  一騎打ちといきましょう♪


ロディ:ぐぅ…、なんだあの手つきは。なにかの危機を感じる…。
リーザ:そこまでよ!セイントセイバー!


メリッサ:む?もう一人?でも甘いわよ、お嬢ちゃん!はぁぁ!
リーザ:くっ!この…!こいつ、強いっ!


ロディ:リーザ殿、私の大剣をっ!この者は以前、町を騒がせたヴァンパイアです!
  気をつけて下さい!
リーザ:そんな!?退治出来てなかったの?


メリッサ:う~ん。対決モードな雰囲気になっちゃってるかしら?一応言っておくけど、
  あたし今は人間よ?
ロディ:人間だと?ヴァンパイアがどうして人間に?


メリッサ:それはあたしだってわかんないわよ。聖騎士の盾で吹き飛ばされて、気が
  ついたら人間になってたんだから。霧になったり飛んだり出来なくて、不便で
  しょうがないわ!んもう。
リーザ:…確かに、邪悪な気配は感じないわ…。趣味は悪いけど……。


ロディ:しかし、信じるわけには…。
メリッサ:なんだったらどうにでも調べてくれたってOKよ~?隅からスミま・で!


ロディ:それは…そうさせてもらう。神殿で、神官にな。だが、かりに人間であった
  としても、連日夜に出る不審者はお前であろう!それはやめてもらおう。
メリッサ:えー!だってこの町、グッド ルッキング ガイが多過ぎるんだもん♪


リーザ:それでもダメなものはダメなの!わかった!?
メリッサ:はぁ~。人間になって、そうそう無理も出来ないし、大人しくしたがって
  おこうかしら。それにしても、あーた達はなぁに?


ロディ:我らはこの町に新しく出来た自警団だ!この町での悪行は我らが許さん!
メリッサ:許さんっていっても…。貴方達、二人がかりでも多分あたしに勝てないわよ?
  そんなんでだいじょうぶなわけ~?


リーザ:むかっ!…でも確かに、さっきの剣はあっさりとさばかれちゃったか…。
メリッサ:ん~。そうねぇ。あたしってば人間になったばっかりで、絶賛フリーだしぃ。
  衣食住の面倒を見てくれるなら、力を貸してもいいわよ~ん?


ロディ:誰が貴様などに助力を頼むものか!そもそも本当に人間になったかは調べて
  みるまでわかりはせん!
メリッサ:あらそう。まぁ、あたしにとっても人間であることの証明をされるのは、
  ヴァンパイアの能力が無い今、悪い話ではないわね。さっさと調べてちょうだい。
  なんなら、も~うスミからスミま・で…。


リーザ:それ、あなた、さっきも言わなかった…?そんなに調べられたいわけ?
ロディ:まぁいい…、このままでは一向に話が進まん。とりあえず今晩だけは自警団の
  留置場にいてくれ。明日、神殿に案内して問題がなければ解放する。

メリッサ:まぁ いいわ。しょうがないわねぇ。


…翌朝…


リーザ:さ、メリッサ。ここがウェンディ神殿よ。これから色々な魔道の検査をする
  から、素直に受けてね。
メリッサ:わかってるわよぉ。んもう。元ヴァンパイアっていっても今は人間よ~?
  差別とかひどいわぁ。


リーザ:なんだか調子狂うなぁ…。まずはこの神聖方陣に入って。
メリッサ:わっ、こわ~い。確かにこれ、ヴァンパイアのころだったら近づけなかった
  と思うわ~。とぅ!入ったわよ。


リーザ:は~い。それじゃ、チェックしていくわね。神官さん、よろし…
ロディ:リーザ殿!大変だっ!


メリッサ:あらロディちゃん、血相変えてどうしたの?
ロディ:誰が「ちゃん」だ!?ええい、そうではない!アルカディア国境付近の森に
  トロールの大群が出た!聖騎士団も対応が遅れているのだ!私は迎撃にいく!


リーザ:なんですって!?ロディさんだけでいくの?
ロディ:いや、すぐに自警団の命をかけられる有志だけでも出撃する!


リーザ:わかったわ!あたしも行く!
ロディ:しかし…


リーザ:あたしだって自警団よ!すぐ支度するわ。出撃できる神殿騎士も急いで準備を!
メリッサ:ちょっとちょっと!あーた達だけでトロールの大群を相手にする気?


ロディ:聖騎士団が後手(ごて)に回っている以上、それしかない!
メリッサ:無謀(むぼう)にもほどがあるんじゃないのー?


ロディ:それでも!騎士として、行かねばならん!せめて聖騎士団がつくまでの時間を
  稼いでみせる!
リーザ:準備出来たわ、ロディさん、行きましょう!


ロディ:ああ、行こう!
メリッサ:…ったく世話の焼ける坊やたちねぇ…。



ロディ:なんという数のトロールだ…。なぜ急にこれほどの数が沸いてでた!?
リーザ:こ、これ…どうしたら…?


ロディ:一体ずつ倒していくよりほかない!リーザ殿は魔物との実戦の経験もないで
  しょう?決して無理はしないで下さい。
リーザ:で、でも…うう…。それでも!


ロディ:神殿騎士!自警団が相手にしきれないトロールを足止めしてくれ!自警団、
  その命は預かるぞ!突撃っ!
リーザ:ロディさん!!


ロディ:うおぉぉぉぉぉ!ホーリーブレイド!…次ぃ!
リーザ:あたしだって…たあぁぁぁぁぁ!…きゃあ!?


ロディ:リーザ殿!?
リーザ:細剣(さいけん)が折れて…。きゃあ!


メリッサ:まったく。世話が焼けるわねぇ。
リーザ:メリッサ…?


ロディ:メリッサ!?なぜここに!?
メリッサ:手を貸してあげるわよ!いくわよぉ~、トロールちゃんたち…!
  はぁぁぁぁ…人間バージョン、メリッサフラッシュ☆改!!


ロディ:なっ…数匹をまとめて…。
リーザ:邪悪な魔力は感じなかったのに…魔法の力は健在なの?


メリッサ:ほらほらぼっーとしてないの、ロディちゃん!一気に叩くわよ!
ロディ:む、あ、ああ!そうだ。よし、自警団!敵は浮き足だっているぞ!押し込めぇ!


リーザ:神殿騎士!自警団に回復と援護の魔法を!ヒール!
メリッサ:さぁってと。あたしの戦い、見せてあげるわ。りゃああぁぁぁぁぁぁ!!



リーザ:11、12、13…結局16匹も現れたのね…。
ロディ:遊撃隊が無くなってから、国外への討伐(とうばつ)は行われていなかった
  からな。その間に群れが出来てしまっていたか。


リーザ:あたしが1体、ロディさんが3体、自警団と神殿騎士で3体…その間に残りを
  全部メリッサがやっつけるなんて…。
メリッサ:まぁったく、情けない自警団ねぇ。こんな連中に苦戦していて、大丈夫な訳?


ロディ:くっ…だまれ。
リーザ:ね?ロディさん、ここは素直になろうよ?


ロディ:…そうですね。…メリッサ、助かった。お前のおかげだ。
リーザ:ありがとう、メリッサ。


メリッサ:いいわよぉ~。気にしないで☆その変わりぃ~…
リーザ:好き勝手町でいたずらしちゃだめよ!?


メリッサ:そうじゃないわよ~。あたしも自警団に入れてちょうだい?
ロディ:自警団に?何を考えている?


メリッサ:言ったでしょう?人間にされて、衣食住に困ってるのよ。自警団にそれを
  お世話してもらおうってわけ。
リーザ:ちゃっかりしてるわねぇ、もう。…でも、これ以上ないくらいの助っ人ね。


ロディ:認めたくないが…その通りだな。わかった。ウェンディ自警団はお前を団員と
  して認めよう。
メリッサ:あら、話が早いじゃない。よろしくね。ロディちゃん、リーザちゃん。
  (…んふふ、これで職務にかこつけて、良い男やかわいい男の子にいくらでも
  職務質問し放題…うふ…うふふふふふ…)


ロディ:丸聞こえだ!このおろかものがぁぁぁぁ!!
メリッサ:え?嘘!?いっけない、あたしったら!


ロディ:ホーリーブレイド!!
メリッサ:ぎゃあああああああ………!

リーザ:はぁ…。



ロディ:こうして、我がウェンディ自警団はトロールの大群の撃退という華々しい
  戦果をあげ、一躍(いちやく)アルカディア王国の知られた存在となった。
  …しかし実情は元魔族に退役軍人、おてんば娘の集団…。はぁ…。
  これから私は、聖騎士としてどうすればいいのだ…。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


続く
  








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