台本、雑記置場

声劇台本・宣伝を書き綴っていく予定です。
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テーマ:

機械仕掛けの心(後編) ・tfシリーズ・

CAST
・ケイン
剣士。身の丈程の大剣を振り回す。戦い方も性格も豪放なリーダー。

・シャル
砲撃士。軽量のボウガンで的確に相手を射抜くスナイパー。最年少のお調子者。

・アイラ
駆け出しの魔法使い。魔道学院での修業をいかすため、再び冒険へ出る。

・機工士レナード
魔道機械都市ファメルの機工士(きこうし)。機人、セシリアを設計・開発した青年。

・機人セシリア
レナードによって作り出された、機械技術と魔道知識の結晶・機人(きじん)。
精霊の力と機械の調和で動いている。

・異端訊問官ゼリク     *異端訊問官(いたんじんもんかん)
・異端訊問官ゾディア
魔道の力を機械に応用する機械都市ファメルに、機人の生産・使用の停止を求める。
魔道士の過激派組織、ブレイブハーケンのメンバー。双子。


~劇中表記~
ケイン:♂:
シャル:♂:
アイラ:♀:
レナード:♂:
セシリア:♀:
ゼリク:♂:
ゾディア:♀:

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


レナード:魔道機(まどうき)と投石機(とうせきき)を町の高台に集めるんだ!
  急げ!夜明けには隕石が来るぞ!
セシリア:機人部隊は私に続いて下さい。装着する魔道結晶は土をメインに。
  万が一発火などの時の消火活動に備え、水の結晶も忘れないように!


ケイン:高台に迎え撃つ部隊を陣取って、投石や土魔法で隕石を迎撃、破壊か…。
シャル:ボウガン部隊も丘の上に展開しているよ。よその国じゃ見たこともない
  ような大きなボウガンも沢山あったし。すっげぇ~。


ケイン:機工都市の本領発揮ってとこかねぇ。…それでもアレにどこまで通用するやら。
シャル:けど、やるしかないよ!おいらも固定式のボウガンを借りてきたし、
  絶対あいつをぶっ壊してやるさ。


アイラ:……。
セシリア:アイラさん、顔色が優れません…。少し、おやすみになられては?


アイラ:…うん、ありがと、セシリア。
レナード:なんとか準備は夜の間に間に合いそうだな。しかし、良かったのか?
  ケイン、シャル。君たちまでこんな危険な事に参加してしまって。


ケイン:なぁに。危険なんて魔物討伐の旅をしてりゃあ、いつものことさ。
シャル:けどさ、今回ケインはどうするのさ。上空の隕石相手にさ。


ケイン:さあねぇ。そいつはレナードと相談としようかねぇ。
レナード:私と?…剣士であるケインがか?別に相談は構わないが…。


シャル:んじゃ、おいらはボウガン隊の皆と弾丸や配置のチェックに行ってくるよ。
セシリア:それでは私は、アイラさんを少し奥の部屋にお連れしてきます。さあ。


アイラ:ごめんね…、皆。もう少し…もう少し…あたし…。
レナード:いいさ。無理をせず機械と魔道のことに抵抗を感じたら、今はとにかく
  逃げるんだ。結論を出すことを急ぐ必要はないんだよ。


アイラ:レナードさん…。ありがとう。
レナード:…だいじょうぶなのか?あの子は?


ケイン:さぁてね。だが、自分で決めるしか無い事だろうよ。それよりさっきいった
  相談のことだがな。隕石が投石機の確実な射程距離にはいったら…
レナード:ケイン…!?君は本気でいってるのか!?


ケイン:ああ、頼むぜレナード。お前の腕前が頼みだ。



セシリア:アイラさん、顔色が優れません。大丈夫ですか?
アイラ:うん。だいじょうぶ…。そっとしておいて。


セシリア:何か、暖かい飲み物でも持ってまいりましょうか?
アイラ:大丈夫だっていってるでしょ!


セシリア:あ…、申し訳ありません。
アイラ:…っ。ごめん。


セシリア:いいえ…。それでは、なにかありましたらお呼び下さい。失礼します。
アイラ:(…魔道と機械の共存。あたしには…わからない。一体、何がただしいのか…。
  何が間違っているのか…。どうすればいいの…。)



ゼリク:…もうすぐ夜明けだが。町の連中が避難している様子は無いな。
ゾディア:どうするつもりかしら…?調べるわ。天空の瞳よ…、我に力を。「サーチ!」


ゼリク:ゾディア、町の様子はどうだ?
ゾディア:信じられないわね。隕石を迎撃するつもりかしら?町の高台に機人やボウガン、
  投石機を配置しているわ。


ゼリク:バカな…。むざむざ機械どもとともに死ぬつもりか?…人間を殺すつもりは
  ないのだがな。やれやれ、最悪住民どもを避難させる時間くらいは我らの魔法で
  稼いでやらねばならないのか…。
ゾディア:追い詰められればさすがに機械を捨てる決心もするでしょう。所詮は道具…
  それにしても隕石を迎撃しようだなんて…。


ゼリク:ふん。機械どもなぞに我らの召喚魔法が敗れるわけがない。
ゾディア:当然よ。修行も訓練もすることなく、安易に魔法を使うような連中に、私達
  ブレイブハーケンが負けるはずがないわ。



レナード:隕石の到着予想時刻まで後わずかだ。機人部隊は魔道結晶(まどうけっしょう)
  の装填(そうてん)を!投石機部隊、ボウガン隊も照準(しょうじゅん)あわせろ!
シャル:ボウガン部隊は焦っちゃダメだよ!きちんと引きつけて撃つんだ!
  ボウガンの弾は、隕石を直接くだく部隊は貫通弾(かんつうだん)を!
  破壊されて落ちてくる岩を砕く隊は炸裂弾(さくれつだん)を準備してっ!


セシリア:機人部隊、土の魔道結晶を装填!射程範囲に入ったらアースキャノンを連射
  します!細かい岩が近くの人間の方々にぶつかりそうな際は、そのガードを!
ケイン:長い事戦場に居たけどねぇ。隕石を相手にするのは初めてだぁね。へへ…。
  おっし!いっちょ行きますか!


シャル:ケイン!アイラが…。アイラがどこにもいないんだ!
セシリア:休んでいた奥の部屋も探したのですが…。


レナード:それも仕方ないことだ。あの子の選んだことなのだろう。…随分と悩ませて
  しまったようだな…。すまない、二人とも。
ケイン:なぁに。あいつが決めるこった。それにどこかにいったとしても、この件が
  片付きゃ、戻ってくるさ。


シャル:そういうこと!今回はおいら達が頑張ろう!
レナード:わかった!


セシリア:はい、了解です。
ケイン:おっしゃ、隕石さんとやらを迎え撃とうぜっ!



ゼリク:星よ…、我が声に答えたまえ…。
ゾディア:我が導きに応じ、我らに仇(あだ)なす敵に裁きを…。


ゼリク:ふむ。最終調整もこれくらいだな。あとは町に入り、住民を魔法で無理やりに
  でも避難させるとするか…。やれやれ。世話がやける。
ゾディア:そうね。機械どもと隕石のぶつかり合いが始まる前に避難を済まさせたほうが
  良さそうだしね…。あら、あなたは…?


アイラ:…ブレイブハーケン。皆の邪魔はさせない。町には行かせないわよ。
ゼリク:驚いた。魔力をたどってきたのか?…お前、昨日いた魔道士か。


ゾディア:魔道士が機械たちに力を貸そうというの?
アイラ:あたしにはまだ答えは出ない。魔道と機械と、それを扱う人間と…。
  なにが正しいかなんてわからない。正しいなんていうことはないのかも知れない。
  けれど…。それでも!ここは通せない!


ゼリク:バカを言うな!我らは町の人間を避難させるために行くのだぞ、そこをどけ!
ゾディア:あそこには何人もの人間がいるのよ?無理やりにでも避難させなきゃ…。


アイラ:あなたたちは、機人たちは見捨てていくつもりでしょう?
ゼリク:当たり前だ。あのような魔道を悪用する機械…


アイラ:それなら!ここを通すことは出来ないわ!彼女は…セシリアは、ずっと
  あたしのことを心配し続けてくれた。あの子の心は…人間と同じなのよ!
ゾディア:機械に心ですって?バカなことを言うのはやめなさい。…そこをどいて。


ゼリク:魔道士ならば我らブレイブハーケンを知らぬわけではあるまい。たった一人で
  我らを止めるつもりか?
アイラ:戦いたくなんか無い。でも…、町に入り皆の邪魔をするというのであれば、
  あたしが全力で止める!


ゾディア:住民を見殺しにするつもりなの?
アイラ:違う!あたしは信じている。皆なら、隕石なんかに負けはしない!


ゼリク:話にならん。先に行かせてもらうぞ。風の精霊よ、神速のつばさにて…
アイラ:行かせない!光り輝く天雷(てんらい)よ! 行け、ライトニングっ!


ゾディア:どうしてもやるっていうの?…魔道学院あがりかしら?正統派な魔法ね。
  雷(いかずち)を絡めとれ、アースバインド!
アイラ:電撃が地面に吸い込まれて…。くっ、炎の精霊よ、我が求めに応じてその身で
  我が敵を封じたまえ!フレイムウィップ!


ゼリク:我らにかかってくるのであれば、もっと魔力をつけてこい!コールド!
アイラ:詠唱無しであたしの魔法を弾いた!?…これが、ブレイブハーケンの魔道士…。


ゾディア:あなたじゃ私たちには勝てないわ。わかったでしょう。そこをどきなさい。
アイラ:それでも…ここを通すわけにはいかないのよぉ!
  我が腕に降臨せよ、炎の精霊!この身に宿れ、風の精霊!すべてをその熱き
  旋風で焼き尽くせ!魔力・全開放!混合魔法、フレア・トルネード!!


ゼリク:むっ!ゾディア、風を止めろ!私が炎を止める!
ゾディア:今は魔力を少しでも温存したいのに…。いくわ!
  荘厳(そうごん)たる大地の化身、タイタンよ!吹きすさぶ災いを鎮める力を
  我れにあたえたまえ…。アースフィールド!


ゼリク:冷厳(れいげん)なる氷の女王よ、暴(ぼう)なる炎の胎動(たいどう)を
  断ち切りたまえ…。コールドフィールド! フィールドを融合する。
  複合魔法、ユナイトフィールド! はぁぁぁ!
ゾディア:完全に止めた、諦めなさい!


アイラ:まだまだぁぁぁぁぁ!



セシリア:マスター!町の入り口で大きな熱源(ねつげん)を感知しました!
レナード:こんなときに…魔道士どもか!?


シャル:あれは…魔法がぶつかっているの?まさか!
ケイン:アイラがあの魔道士たちと戦っているのか…?


セシリア:そんな!すぐに止めに行きましょう!人間同士が争うなんて!
レナード:ダメだ、隕石はもうこちらの迎撃距離に入る!


ケイン:…アイラを信じる、いいな!?全員、隕石迎撃に集中しろ!
シャル:おいらは、おいらの場所で、おいらの出来ることをする!おっけーケイン!


セシリア:皆さん…。
レナード:信じているのか?あの子を…。


シャル:仲間だからね。
セシリア:仲間…。人と人の、繋がり…。


ケイン:おらレナード!こっちも来たぜ!指揮を頼む!
レナード:よし、全機、迎撃準備!射程距離に入った部隊から攻撃を開始せよっ!


シャル:固定ボウガン隊!貫通弾の距離にはいったよ、撃てぇ!!
セシリア:機人全隊、土の魔道結晶発動!アースキャノン、発射っ!


レナード:投石機、射撃角度を合わせろ!速度計算をミスするなよ、いけぇ!
ケイン:よし、弾かれてきた岩や隕石の破片は、俺と援護のボウガン隊に任せな!


シャル:皆、もっと良く狙って!狙いがあまいよ、これじゃ砕ききれないっ!
セシリア:機人部隊、2部隊は降ってくる破片の破壊に回って下さい。


レナード:くっ!削れてはいるが、これではとても間に合わん!もっと撃てぇ!
ケイン:まずいな…。町の奴らがあきらかに緊張している…。統制もとれていない…。
  命を危険にさらす経験なんてなかっただろうし、無理もないが…。くそ!
  おい、レナード!


レナード:ケイン、まだだ!まだ遠い!
ケイン:ちぃ…!皆、冷静に、集中して攻撃しろ!降ってくる破片を気にしたら、
  隕石をくだききれねぇぞ!  



アイラ:…はぁ、はぁ、はぁ……。あたしの魔法が何一つ…通じないなんて…。
ゼリク:お前はよくやった。もうそこをどけ。


アイラ:絶対に、いやよ…。
ゾディア:それなら、少しの間眠って貰うしかないわね。


アイラ:あたしは、この二人を足止め出来ればそれでいい。なら…。
  魔道は、困難を払う力!困難を乗り越える力!この町の困難を皆で乗り越える為に!
  炎の壁よ!我が命のともしびを業火に変えて、かの者達を包みたまえっ!
  ファイア・ウォール!!
ゼリク:命を魔力に変えてまで、我々を止める気か?…死ぬ気かお前!?


ゾディア:私達は殺しに来たんじゃない。ただ機械を壊しにきただけよ!くっ、ゼリク、
  あの子を止めるわよ!
アイラ:炎の壁…!お願い…通じて!!うぁぁぁ…。


ゼリク:速くせねばあの娘が危ないな。私が炎の壁を壊す。お前は彼女を回復しろ!
ゾディア:了解よ!破壊は任せるわ!


ゼリク:ブレイブハーケンの誇りにかけて!ゆくぞ!
  鋭き光放ち、凍土(とうど)の地に眠りし英霊(えいれい)よ!今こそ目覚め、
  その力を現世(うつしよ)に体現(たいげん)せん! 
  炎の壁をつらぬけ!アイシクル・ランサー!
ゾディア:大地の恵みよ…。優しきその息吹よ…。傷つき倒れし者の傷をいやしたまえ。
  アースヒール!…あなた、だいじょうぶ?


アイラ:全力の、ファイアウォールまで一撃で…。でも、どうして助けたの?
ゼリク:いったはずだ。人を殺すつもりなど無いと。これを飲め。


アイラ:これは…魔法水…?魔力が少し戻って…。
ゾディア:もう、避難も間に合わないわね。ゼリク。


ゼリク:そうだな。…いくか、ゾディア。
ゾディア:そうね。…やれやれだわ。


アイラ:待って…。どこへ?
ゼリク:隕石を止めるのだろう?力を貸してやる。


アイラ:え…?どうして…?
ゾディア:何度も言わせないで。一人だって犠牲者なんて出したくないの。私達が
  恐れているのは機械の暴走と、それによる被害。それだけよ。


ゼリク:我らで呼んだ隕石を我らが破壊することになるとは、皮肉な結果だがな。
アイラ:待って!…あたしも行く!


ゾディア:…いいわ。急ぎましょう!



シャル:くっそぉ!間に合わないよ、これぇ!
ケイン:だからって諦めるわけにゃあいかねぇだろ!


シャル:もちろん!せめて最小限の被害に…。
セシリア:アースキャノン!…っ!魔道結晶が尽きる…。まずいです!


レナード:投石する石ももう無くなるぞ…。
ケイン:こうなりゃあ…。


ゼリク:氷の槍よ、貫けっ!アイシクルランサー!
ゾディア:大地のつるぎよ、断ち斬れっ!ガイアブレイド!


シャル:えっ!?お前たちは…。
レナード:ブレイブハーケンとかいう魔道士!?なぜ…。


ゼリク:あの娘に根負けしてな…。話はあとだ、力を貸そう。隕石を止めるぞ!
ゾディア:こんな形で不本意だけど…、ブレイブハーケンの力、みせてあげるわ。


アイラ:皆…おまたせ!
セシリア:アイラさん!無事で良かった…。


シャル:よし、やろう!皆、体制をもう一度しっかり立て直して!いくよ!
ケイン:レナード!今しかねぇ、頼むっ!


レナード:わかった!来い、ケイン!
シャル:ケイン!?投石機に飛び乗って一体…まさか!?


ケイン:そのまさかだ!レナードにこいつで俺を隕石のとこまで飛ばして貰う!
  ちょっくらあの石ころをぶったぎってくるぜぇ!
ゼリク:バカな!?


ゾディア:正気なの!?
アイラ:ケイン…信じてるわよ。


セシリア:信じる…?それなら…!全機、魔道結晶を充電!ケインさんの攻撃が
  終わり次第、残りの破片を砕く準備を!
シャル:ったくケインは!いっつも一番無茶するんだから!ボウガン隊、ケインの
  攻撃が終わったら、破片を壊す準備をしておいて!


ケイン:魔道士たちは俺にありったけの援護魔法を頼む!アイラは投石機で飛んだ
  後の俺を、うまく隕石まで軌道をあわせてくれ!
ゼリク:なんて無茶なやつだ…。死んでくれるなよ!
  汝(なんじ)に氷の精霊の加護を与えん!ガードエクステンション!


ゾディア:あの子の仲間なだけあるわね…。まったく…。
  かの者に大地の力をさずけん!パワーエクステンション!
レナード:ケイン、いくぞ!照準(しょうじゅん)セット!発射!


アイラ:ケイン、お願いね…!風の精霊よ、我が友に天空をかける翼をあたえたまえ!
  ウイングエクステンション!
ケイン:いくぜ石ころぉ!粉々にしてやる、うぉぉぉぉぉ!!
  聖剣技、フラッシュ・ディストラクション!


アイラ:ケイン…!



ケイン:ふぃ~…なんとか、終わったな。
ゼリク:本当に隕石を粉々に切ってみせるとはな…。


ゾディア:いくら私達の魔法があったとはいえ…、とんでもないわね。
シャル:まったく、よく死なないよね~。いつものことながらさ。


ケイン:レナード達の機械とお前らの魔法のおかげさ。まぁ、俺の剣はぶっこわれ
  ちまったけどね。
ゼリク:魔法と機械の力…か。


アイラ:あたし、思ったの。二つの力は、共存することも出来るんじゃないかな?
セシリア:アイラさん…。私達はそうありたいです。


レナード:ブレイブハーケン…。いや、お前たち、名前は?
ゾディア:ゾディアよ、こっちはゼリク。あなたは?


レナード:私はレナード。そして彼女はセシリア。なぁ、ゾディア、ゼリク。
  今までは私達は互いの主張をぶつけあうことしか、してこなかった。
  これからは、共に話し合っていかないか?そして、互いを理解しあっていきたい。
ゼリク:レナード…、それに、セシリアか。…いいだろう。


ゾディア:すぐに認めるなんてことは出来ない。けれど、力を合わせる事も出来る。
  それは覚えておくわ。
セシリア:ゼリクさん、ゾディアさん。ありがとうございます。


ゼリク:お前たちの事を完全に認めたわけではない。それは覚えておけよ。
シャル:素直じゃないなぁ…。


アイラ:でも…ありがとう。
ゾディア:本当に無謀(むぼう)なんだから。あなたも、あの剣士も…。


ケイン:さて、俺らはそろそろ行きますかねぇ。
シャル:えー!もうちょっとゆっくりしていかないの?


セシリア:そうです!まだお礼もなにもしていないのに…。
ケイン:そういうのが性(しょう)に合わないんだよ、俺は!


アイラ:あ、つまり照れくさいってことね。ふふっ、ケインらしい~。
ケイン:うるせー!おら、いくぞ!


レナード:ケイン!もう行くというのなら、無理にはとめん。だが餞別(せんべつ)だ、
  こいつを持って行け!
ケイン:なんだいこいつぁ?剣?


レナード:機械都市ファメルが作った機工剣だ。魔法との相性も良い。変わりが見つかる
  までのつなぎにはなるだろう。
ケイン:そうかい。そりゃどうも。ありがたくいただいておくぜ!じゃあな、お前ら!


シャル:じゃあね~、みんな!また会おう!
セシリア:皆さんも、どうかお元気で。いってらっしゃいませ。


アイラ:今度はもっと魔法を鍛えてくるんだから!…またね!
ゼリク:楽しみにしていよう。さらばだ。


ゾディア:あなたなら良い魔道士になれるわ。がんばってね。



シャル:でもさぁ…、ケイン。良かったの?
ケイン;ああ?何がだよ?


アイラ:ケインって、旅でいきつく町の酒場は必ず回っていたじゃない。
シャル:ファメルの町の酒場、寄ってないよね?


ケイン:…あああああ!しまったぁぁぁ!アイラ!シャル!こっそり戻るぞ!
アイラ:ええ~!あんなにカッコつけて旅立っておいてぇ?


ケイン:旅先の酒も飲まずに、次の町になんて行けるか!おら、裏門に急ぐぞ!
シャル:ちょっとぉ、待ってよぉ!…はぁ~。ケインはやっぱりケインだね。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


続く






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