台本、雑記置場

声劇台本・宣伝を書き綴っていく予定です。
御用の方はTwitter、mail、またはブログメッセージにてご連絡頂けましたら幸いです。
Twitter:@akiratypeo913
mail:akira3_akira3★yahoo.co.jp ★→@に変えてください


テーマ:

夢魔の夜猫 


CAST

・ケイン
剣士。身の丈程の大剣を振り回す。戦い方も性格も豪放なリーダー。


・シャル
砲撃士。軽量のボウガンで的確に相手を射抜くスナイパー。最年少のお調子者。


・ユーリ
神官。仲間の傷を癒し、討伐したモンスターを弔う心優しき神官。皆のお姉さん。


・キャット
旅の踊り子。踊りには魔力があると信じている。


・山賊頭領/マスター
キャットを襲う山賊/ケイン達が行きついた街の酒場兼宿屋の店主。被り推奨。


~劇中表記~

ケイン:♂:
シャル:♂:
ユーリ:♀:
キャット:♀:
山賊/マスター:♂:


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


キャット:きゃああ!やめてっ!何よあんたたち、放してよ!
山賊:へっへっ…そんな冷たい事言うなよ。
  こんな山の中で女の一人旅は物騒(ぶっそう)だぜ?俺達が一緒に行ってやるよ。
キャット:ふん、あんたたちの護衛なんて邪魔なだけよ、どきなさい!
山賊:気の強い女だ。そのうえとんでもねぇ上玉と来てやがる。
  こりゃあ都の方じゃあさぞ良い値で売れるだろうな。ま、その前に…けけ。
  おう、野郎共!さっさとふんじばっちまいな!

キャット:くっ…。こんな奴らにつかまるもんか!
山賊:ははっ、この山は俺達の庭だぜぇ!どこにいこうってんだぁ?
  山奥に逃げ込むたぁバカな女だ。追えっ!


・・・・・・・


ケイン:炎の都でドラゴン退治が終わったら、今度は水の街かぃ。忙しいねぇ。
ユーリ:噂では、イースの神殿の付近にリザードマンが大量に現れているらしいの。
  冒険者を襲う事件も何度も起きているみたい。
シャル:とはいえ、ギルドで依頼があったわけでもないのに、おいら達がわざわざ出向く
  必要ってあるわけ?


ユーリ:シャル、賞金や報酬だけがすべてじゃないでしょう?困っている人たちを助ける
  のも、私達に出来る事の一つよ。
シャル:けどさぁ。ボウガンの弾だって、ただじゃあないんだよー?
ケイン:そうだな、毎回こんなただ働きはお断りだぜ?こっちだって命がけの仕事だ。
  …ま、イースの街と言えば、知る人ぞ知る名酒の街!今回はいいってことにしとくか!


ユーリ:はぁ…ケイン。あなたはいっつもそればっかり…。
  アイラが学院に戻っていて戦力は落ちているのよ。お酒は程ほどにしてね。
ケイン:俺が酒の1つや二つでどうにかなるかってんだ!はっはっは!
ユーリ:まったく…。 …これは!?


ケイン:ん?どうしたユーリ?
シャル:なんだか、山が騒々しい…。ほら、あそこ。鳥たちが逃げてる。
ケイン:なんだぁ、こんな人気(ひとけ)のない所で。
ユーリ:いきましょう。シャル、気配を追える?


シャル:もっちろん!森の狩人あがりはダテじゃあないよ!ついてきて!
ケイン:おいおい、ちょっと待てよお前らー。おーい!


・・・


キャット:はぁ…、はぁ…。そんな…崖…!?
山賊:どうしたどうした?おじょうちゃん?鬼ごっこはもうおしまいかな?

キャット:いや…、こ、来ないで!
山賊:さぁってと、それじゃあそろそろ捕まえちまうかね。


キャット:そ、それ以上近づいたら!
山賊:おやおや、おじょうちゃんによく似合うかわいらしい短刀じゃねーか。
  そんなんで俺たちと張り合うつもりかい?まあ、いい。おうおめぇら、適当に
  相手してやれ。顔はキズつけるなよ。やっちまえ!
  …おい、おめえら、どうし…っ!?


ケイン:よう、おっさん。はりきってんなぁ。
山賊:な、なんだてめぇら!?
シャル:おいら達は旅の者だよ。おっさんさ、絵にならない事してんじゃねーよ。


ユーリ:大人しくその子から離れなさい、そうでないと…。
ケイン:少しの間、全員そろって眠ってもらうことになるぜ?
山賊:ちっ!てめぇら!やっちまえ!


ケイン:ま、普通こうなるわな。お約束ってやつか。
シャル:こっちのが話が早くていいよ。
ユーリ:二人とも、あんまり暴れちゃダメよ。


ケイン:はいはい。いよっと!
シャル:まっかせといて~。もらい!
山賊:なっ!?たった二人に…。そ、そんな…こいつぁ…いったい…。


ユーリ:さあ、その子から離れなさい。
山賊:う、うるせぇ!来るんじゃねぇ!それ以上近づけばこの女を…うぐっ!?
キャット:あたしをどうするって?お・じ・さん?♪
山賊:い、いつのまに後ろに…。


キャット:動いちゃダメよ?おじさんの首にくっついてるナイフ、よ~く切れるん
  だからね。はーい、剣を捨てて~。良い子に出来たら…かえっていいわよ。
山賊:ぐ…、くっそ!てめぇら!覚えてやがれ!


キャット:ふん、なによ、安っぽい剣ね。しけた連中…。…あ。…コホン。
  いやぁぁん!怖かったー!旅のお方、ありがとうございましたぁ!(ウルウル)

ケイン:…なんつーか。
シャル:たくましいんだね…。
ユーリ:助け…いらなかったかしらね。


キャット:あは。もう遅いかな~、てへ。あたしはキャット。街から街へ渡り歩いてる、
  旅の踊り子よ。ホントありがと、助かったわ。


・・・・・・


ケイン:ん~じゃまあ。無事、イースへと到着した事と…
キャット:この出会いを祝して~!
ケイン:かんぱーい!


ユーリ:まったく…。街に着くなり酒場に入るんだから…。
シャル:迷うことなく酒場に辿り着くのはさすがだよねぇ…。
ケイン:おらおら、お前らも飲め飲め~!
キャット:飲め飲め~!


ユーリ:神官はお酒は飲みません。
シャル:おいらは子供だから飲みませんー。
ケイン:やれやれ、相変わらず冷たいね~。マスター、こいつもう一杯おかわりだ。

キャット:あ、あたしもー!


マスター:あいよ。お客さん方良い飲みっぷりだねぇ。
ケイン:そりゃあ勿論!水の街イースに来て、名酒・ウィンディーネの雫(しずく)を
  飲まないでいられるかってーの!
マスター:お客さん詳しいねぇ。ほい、おかわりお待ち!
キャット:行く先々の街の名産をいただくのも、旅の醍醐味(だいごみ)よね~♪


シャル:…にしてもさ、キャット、踊り子なのに強いんだね~。
ユーリ:本当に…。いつのまに後ろにまわったのかと思ったわ。
キャット:そんなことないわよ~。貴方たちに助けてもらわなかったら、ちょっと
  ピンチだったんだから。感謝してるわ。


シャル:おいらには全然そうは見えなかったけど…。
キャット:そりゃ、あたしも女の一人旅だしね。はったりの1つや2つ出来ないと、
  なめられちゃうからね。
ユーリ:しっかりしているのね、キャット。

キャット:あら、神官さまに褒められちゃった♪ありがと。


ケイン:にしてもよ…。野暮(やぼ)なこと聞くようだが…お前さん、なんで一人で
  旅の踊り子なんてしているんだ?ほんとにあぶなっかしいぜ?
ユーリ:ケイン、人にはそれぞれ理由があるんだから…。


キャット:いいのよ、別に…。あたしね。いろんな街で踊ってみたいの。
シャル:どこか一か所じゃなくって?
キャット:うん、そう。出来る事なら、世界中の街で踊ってみたい。踊りにはね。
  魔力があるって信じているの。人を惹きつける、心を引き寄せる魔力よ。

ケイン:踊りに…魔力?
ユーリ:ケイン、踊りは魔法の儀式にもつかわれる、れっきとした作法でもあるのよ?

キャット:儀式とか魔法はあたしにはよくわからない。けどね、踊っていると楽しいの。
  あたしの踊りを見て皆が楽しんでくれたら、もっともっと楽しい。だからあたしは
  色んな街で踊り続けたい。


シャル:それはすごいことだけど…やっぱり危なく無い?だれか仲間は作らないの?
キャット:あたしは一人が気楽よ。それに旅先でこうやって人と出会うのも好き!
  酒場は特にね。旅人さんたちがよく、仲良くなってるのよ。ね?マスター?


マスター:お嬢さんわかってるねぇ。酒場じゃ色んなお客さんの話を聞くよ。
  旅から旅へ。皆色んなものを見てきてるんだねぇ。
  そいつを聞くのが私の楽しみでもある。
  どうだい?お嬢さん、踊り子っていうんなら、うちでも一曲踊ってくれないか?
  御代として…そうだな。今日の飲み代はタダにしとこうか。


キャット:ほんと!?その話、乗った!シャル、楽器出来る?
シャル:へ?おいら!? …ん~、ギターくらいなら。でも持ってないよ。

マスター:ほれぼうず、こいつを使いな。

シャル:ぼ、ぼうずじゃねーやい!なんだよも~。なんで都合良く楽器なんて…。

キャット:酒場っていったら、踊り子・吟遊詩人(ぎんゆうしじん)・旅芸人に
  見世物一座(みせものいちざ)。音楽は付き物よ。
マスター:そういうことだ。ほれ、しっかり演奏してみせな。おごってやるから。


シャル:う~、キャットだってそんなに歳違わなそうなのに、なんでおいらだけこんなに
  子ども扱いなんだよ~。
キャット:はいはいぐずってないの?シャル、フェアリーロンド弾ける?
シャル:はいはい、ひけるよ。いくよ?いいかい?

キャット:OK,いつでもいいわよ~。皆、ちゃんと見ててね!


シャル:それじゃ…、1曲…。
ケイン:へえ、シャルの奴、楽器出来るんだな。
ユーリ:昔、森で演奏してたって確かいってたわ。


キャット:綺麗な音色…。良い踊りが出来そう…。それでは1曲。舞わせて頂きます…。


マスター:ほぉ…、こいつぁ…。
シャル:すっげぇ…。キャット、綺麗だ…。

ユーリ:…ケイン、あの子……。
ケイン:…ああ。


・・・


キャット:…ふぅ。良い音色だったわ。シャル、ありがとう!
シャル:い、いや、そんな…キャットこそ、その…えっと…。
マスター:いやぁ~、お嬢さんたいしたもんだ!ほら、こいつは俺のおごりだ!
  店の皆があんたと乾杯したいとよ!いいかい?


キャット:は~い!喜んで!…シャル・ケイン・ユーリ。今日はここに泊まるんでしょ?
  良かったら後で部屋で飲み直しましょう?
シャル:あ、うん!おいらたち、階段をあがってつき辺りの部屋にいるから!まってる!

キャット:は~い!後でね~!


・・・・・・


シャル:ほへー…。
ケイン:なぁにほうけてんだ~、シャル?
シャル:キャット…綺麗だったなぁ…。

ユーリ:うふふ、そうね。


シャル:なぁなぁ、キャットも強いんだし、おいら達の仲間に誘ってみない?
  そしたらキャットだって一人で危険な旅は…。
ケイン:あほ。魔物と戦う旅のがよっぽど危ないだろうが…。
シャル:う…そうだけど、おいらがキャットを守るからさ!


ユーリ:シャル、落ち着きなさい。私たちにそんな余裕はないでしょう?
シャル:けど…けどさ…。おいら、心配で…。
ケイン:いいんだよ。あいつはあのままでいいんだ。


シャル:どうしてさ!
ユーリ:ケインの言うとおり。人にはそれぞれ生き方があるわ。いいのよ、あのままで。
シャル:…なんだよ、二人とも…


キャット:おーまーたーせー!


シャル:あ、わ、ととと、キャット!お、おつかれさま!
ケイン:おう、おつかれさん。
ユーリ:おつかれさま、キャット。


キャット:皆~、あっりがとー!ほーらケインー!マスターがお酒いっぱいくれたよー!
  今夜は飲むわよー!
ケイン:おっしゃあ!飲むかぁ!
ユーリ:二人とも、ほんとに好きねぇ…。


シャル:お、おいらも飲む!
ユーリ:シャル?
シャル:おいらもキャットと一緒に飲むっていったの!


キャット:いいわよ~、シャル、飲も!
ケイン:よっしゃ、シャルにいっちょ飲み方って奴を教えてやるぜ~。
シャル:な、そんなのわかってらー!


キャット:あっはは、シャル、飲む前から顔真っ赤よ~?
シャル:うるせー!
ケイン:よーっし、今夜は飲んで飲んで飲み明かすぜー!


キャット:いえ~い!


・・・


ケイン:んが~…んご~…。
シャル:zzz…も、飲めない…zzz…。
ユーリ:…すやすや。

キャット:あれあれ~。皆~、もうおしまい~?…なぁんて、ね。さってっと!
  お仕事お仕事…。結構色々あるわね~。荷物になるものはやめて…これと、これと…。
  あ、これも!うふふ…。貰ってくわよ?皆♪


ケイン:んが~…ん~、おかわり~…。
シャル:んあ…ほえ…くか~。
ユーリ:う…ん…。すぅすぅ…。


キャット:うん、ちゃんと暖かくして眠ってね。宿代と装備くらい残して行くから。
  それじゃ~ね。楽しかったわ~!
  よっ!ほっ!イースの街、さようなら~♪
  …んふふ、ちょろいちょろい。さぁって、次はどこの街で踊ろうかな~?



シャル:…キャット。どうして…?
キャット:えっ、シャ…ル…?そんな、眠っていたんじゃ…。

シャル:…寝ていたさ。物音がするまではね。
キャット:あれだけ飲んだのに…先回りまでされるなんて…。
  あちゃ~、あんたをなめてたわ。


シャル:キャット、どうしてさ!おいら、おいら…キャットのこと、良い人だって!
  守りたいって思ったのに!
キャット:シャル…純情ね。旅先で出会った女に惚れていたら、きりがないわよ?

シャル:そんなの、おいらだってわかってる!けど…なんかキャットにだけは惹かれて…。
  なぁ、一緒に旅をしよう!戦いをやめたっていい!おいらが楽器をひくよ、だから…
キャット:それは…出来ないわ。


シャル:どうして!?
キャット:それは、その…あたしが…。

ケイン:サキュパスだから…だろ。

キャット:ケイン!?


ユーリ:こんばんは、キャット。黙って行くなんて、寂しいじゃない。
キャット:ユーリまで…二人は、気付いていたの?

ケイン:まぁ…な。
シャル:ちょっとまって!二人とも、急に出てきて何をいってるんだよ!?

ユーリ:さっきの踊りよ。
シャル:踊り…?踊りがどうしたの?


ケイン:キャットの踊りを見て、酒場の男どもは一瞬で心をもっていかれた…。
  今のお前みたいにな。あの踊りには本当に魔力がこもっていたのさ。
ユーリ:ただ、極めて微量な魔力…。まるで抑えているかのような…ね。
  きっと本当はもっと強力な魔力もこめられたはず…。その理由が知りたくって。

キャット:あはは。参ったなぁ…二人にはバレバレだったのね。あたし、まだまだだなぁ。


シャル:全然わかんないよ!どういうこと!?
キャット:シャル…あたしはね。サキュパスと人間の間に生まれたハーフなのよ。
シャル:サキュパスと、人間の…ハーフ?


キャット:そう。母さんは力の強いサキュパスだったわ。けど…、誘惑した人間の男を
  本気で愛してしまったのよ。愛して愛して、ずっと一緒に暮らして…。
  そうして、あたしが生まれたわ。良い両親だったわ。

ケイン:ハーフだったのか。何か魔物とは違うと思ったが…。
シャル:それが、どうして一人で旅をしているのさ!?


キャット:母さんはね。結局サキュパスでしか無かったのよ。
  母さんと父さんは惹かれあい、ずっと一緒に暮らしていたわ。
  でもね、人間の男がサキュパスと一緒に暮らせるわけがなかったのよ。
  父さんはじょじょに力を失っていき、病気にかかって死んだわ。
  母さんは、ただ愛するだけで父さんの力を奪い続けてしまう、自分の身体を呪った。
  そしてある日…。あたしを置いてこの世界から去ったわ。


シャル:キャット…。
ユーリ:それで、貴女は街から街へ…一人で流れ歩いているのね。


キャット:そうよ。あたしはどこかにとどまっちゃいけないの。どこか1箇所に
  とどまれば、そこで人をたぶらかし、おかしくさせてしまうわ。そういう生き物。
  街から街へ…。そうすれば、あたしは母さんと父さんのようにはなりはしない…。


シャル:でも、そんなのって!


キャット:ふふ、あたしだって、別にすねてばっかりじゃないのよ?
  あたしには踊りがある。酒場で言った事はウソじゃあないわ。踊りには、純粋に
  人を惹き付ける力があるって信じてる。だからあたしは、旅をするの。
  世界中の街で、踊っては流れていくのよ。
  サキュパスの力を抑えながら、踊りを高めていくの。
  …そうして、皆の記憶の片隅にそっと生きていけたら…それでいいわ。


シャル:それじゃ、ずっとキャットは一人きりじゃないか!
ユーリ:シャル…それがキャットの生き方なのよ。
ケイン:大したもんだ。ぬすっとのくせにな。


キャット:あはは。あれはおまけみたいなものよ。
  あなたたちは暖かくて、強くて、優しくて…。だからね、ちょっと甘えてみたく
  なっちゃったのよ。…これ、返すわ、ごめんね。


ユーリ:キャット…。
キャット:な、なによユーリ!急に抱きしめて…。
ユーリ:そんな風にしなくても…。ちゃんと甘えてくれてもいいのよ、キャット。


キャット:何を言って…。
ケイン:ほれ、頭貸せ、こいつ。
キャット:ちょ、ちょっとケイン!髪をわしゃわしゃしないでよ!


ケイン:俺達ゃだいじょうぶだ。お前が無意識に出しちまうくらいの魔力で、
  どうこうなったりはしねーよ。…ま、シャルにはばっちり効いてたけどな。
ユーリ:だから…。なんにも心配しないでいいのよ。キャット。おいで?
キャット:だ、だって…ダメだよ…。あたし、誰かに甘えたら…
  その人の心を奪ってしまう…だから…。あ…。


ユーリ:だいじょうぶよ。キャット。
ケイン:子供のくせに、意地張るんじゃねーよ。
キャット:ユーリ…ケイン…あたし…だって、あたし…うあぁぁぁぁぁぁ!!


シャル:キャット…。おいらだって…惹かれたのは魔力なんかじゃない。
  キャットの…魅力だよ…。
キャット:シャル…。皆…。ありがとう…ありがとう…。


・・・・・・


マスター:よっ、おはよう。昨夜は随分と遅くまで飲んでたみたいだな!
キャット:えへ…まぁ~ね。マスター、色々ありがとね!


マスター:なにいってんだ。良い踊りだったぜ。またきてくれよ。
キャット:うん、またね!


ケイン:俺もまた飲みにくるぜ、マスター。
マスター:おう!まってるよ、兄ちゃん。

ユーリ:お世話になりました。
シャル:…。


キャット:あー、目が痛い。頭も痛い。泣き過ぎたわぁ…。
  さてっと…。じゃ、あたしもこの辺でバイバイしようかな。


ケイン:おう!気をつけていけよ!泣き虫女っ。はっはっは!
キャット:う、うるさーい!泣かせたのは誰よ!もう。
ユーリ:お互い旅から旅…。またきっと会えるわ、キャット。
  貴女の旅の安全を祈っているわ。


キャット:ありがとね、ユーリ。お姉ちゃんみたいで、暖かかった!胸が!
ユーリ:ちょっと、なにを・・・。
キャット:あ~ん、もうユーリの胸、暖かかったわ~。
ケイン:なぁに~、ど、どんなだった!?

ユーリ:ケ イ ン!

ケイン:いでで!ちょ、俺かよ!
キャット:あはは!ケイン、それは自分で確かめてね~!ありがとね、二人とも!
  …シャル。


シャル:キャット…やっぱり、行くの?
キャット:うん、それがあたしの生き方だから。…そうだ、今度会ったら、あたしのために
  またギター、演奏してよ。フェアリーロンド。

シャル:…わかった!演奏する。するから、絶対…絶対また会えるよな?
キャット:ええ、また会えるわ。そのときまで…またね、皆。


ケイン:おう、いってこい!ちゃんと門限には帰ってこいよ~。
ユーリ:あんまり危ない事はしちゃだめよ。
シャル:おいらずっと、ずっと待ってるからな!


キャット:ありがとう、皆!絶対絶対またね~!いってきま~す!
  母さん…父さん…、見てる?あたしね…、帰るところが出来たよ…。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
続く






にほんブログ村

参加しています。よろしければクリックお願いします!


AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

緒方あきらさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。