さつきぽんの性別適合手術(SRS) 体験談 MtF タイ ダイレーション 性転換

性同一性障害でMtF(男→女)のさつきが

タイで受けた性別適合手術の記録です

これから性別適合手術(SRS)を受けようと思っている人の参考になれば幸いです。

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sa2kipon@icloud.com


テーマ:
私には夢がある。


10年前から持ち続けている夢だ。



それは、私のような


「性同一性障害者がもっと住みやすい社会を作ること」だ。


もっと端的に言ってしまえば、世の中を変えたい。


そんな政治家みたいな大層で、人に言ったら笑われてしまうようなことが夢なんだ。






最近ではメディアに性同一性障害について頻繁に取り上げられるようになったし

そういった有名人やタレントも増えてきている。





少しずつではあるが世の中の流れは、私たち性同一性障害者に風向きが向いてきている。



だけども現実問題、差別や偏見はまだまだ根強い。


友人・知人・親の理解、就職問題、学校での扱い、公的機関の対応、恋人との付き合い方・・・


挙げればきりが無く、私たち性同一性障害者が生活するうえでメディアでは報道しないような泥臭い問題は山ほどある。



私もそんな問題に直面してきた人間の一人だ。




自分が「人と違う」と初めて気がついたのは幼稚園の時。


小さな社会で『男の子』として初めてカテゴライズされ

制服、席順、並び順、遊び方、その全てに男であることを求められた生活。


そんな生活はその先も、小学校に進もうが中学生になろうが、何年と送らなければいけなかった。


とても苦痛だったが、当時はまだ【性同一性障害】という概念が無く

オカマ汚い・気持ち悪い、の時代だった。



女の子への憧ればかりが日増しに大きくなっても


人と違うことが恐怖で、とにかく恐怖で

誰にも打ち明けられないまま、自分が何者なのかも分からないまま何年も苦痛の日々を送ってきた。






そしてTBSの金八先生というドラマで初めて世の中に「性同一性障害」という概念が広まった。



それは分かりやすく言うと「心と体の性別が一致しないこと」


あぁ、自分はコレなんだなと知った。



しかし当時はまだ今ほど情報がネットや社会に普及しておらず

じゃあどうすれば「女」になれるのか?が不明瞭のままだった。




手探りに情報を引っかき集めて、女性ホルモンを体内に取り込めば体を女性化出来ることが分かった。


しかしこの女性ホルモン

体を女性化させてくれる魔法のような効果が得られる一方、それに伴う副作用もとても大きなものだった。



この「女性ホルモン」については別の記事で詳しく書く予定なのでここでは簡単にしか書かないけれど



・投与半年程で不妊(つまりは無精子)

・一生飲み続けなければいけない体になる

・肝臓、腎臓への大きな負担

・睾丸の萎縮

・更年期障害のような症状も出始める



そしてなにより、【一度初めてしまったらもう二度と元には戻れない】ということもあり、自分の一生を決める覚悟が必要になる。



ネットで検索をしても、良いことよりも悪いことの方が何倍にも書かれている。

どう考えたって長生きできそうに無い。



しかし、あれこれ悩んでいるこの瞬間にも体は刻一刻と「大人の男」へ成長を続けている。


もし女性化を始めるのであれば、早いほうが良い。


しかし自分に、そんな事決められるのか?



一生薬に縛られるの?


子供は?



結婚は?親へはなんて言う?

就職だってどうする?まともな就職先があるとは思えない。

みんなに気持ち悪がられるかもしれない生活、そんなの耐えられる?





いつまでも解決しない疑問ばかりが頭に浮かんではぐるぐる脳内を巡る毎日。


そんな私が悩んでいる横で、どの部活動に入部するか悩んでる同級生達の姿が羨ましくさえ感じた。



とにかく辛かった。


辛かったけど、だれにも相談できないし、誰も助けてなんかくれない。


そもそも女性ホルモンを投与しても、性別適合手術を受けようとも、子供を産めるようになるわけでは無い。


それでも「女」と言えるのか?

そんな自分を、誰が愛してくれるのか?






それでもどうしても、「オジサンになった男の自分」になることだけは耐えられそうになかった。


例え皆に気持ち悪がられてもいいから、男として人生を終えることだけは避けたかった。


だから私は、消去法で体の女性化を始めたのだ。


決して前向きな気持ちなんかじゃない。


ただ、もがいて あがいて苦しんで、わらにもすがる思いで女性ホルモンの投与を始めた。




ただ先にも言ったように当時は情報も少なく、今では考えられないが未成年でもホルモン注射を行ってくれる闇医者のような所に、法外な料金を支払い注射をしてもらった。





今思えば、投与量も適当だったのだろう。
初めて注射を打ったその日は、気分が悪くなり何度か吐いて、夕食の時間より前に眠ってしまった。


とにかく情報が無かった。
大切なことは、情報なんだとその時に知った。

この気持ちが、私が今このブログを更新している原点かもしれない。





後々は病院も変えたが、その後もコツコツとホルモン注射を続け


良くも悪くも、様々な変化が身に起こることになる。




しばらくしてから大学に入学、そして卒業、就職。


私の場合は運良く、女性社員として採用してくれる広告代理店を見つけることが出来た。


そして女性としての生活を送り、現在に至る。


このブログを更新してはいるが、実生活では私が『元・男性』だと知らない人も多い。





今の私しか知らない人は、何の苦労も無く今の生活を手に入れたと思う人もいるかもしれないけれど


私にも昔はオカマといじめられたり、親に不気味がられたりした時代もあった。


子供が産めない現実に涙を流すこともあったし、そんな自分の体を恋人に負い目に感じた事もある。



だけど今は、ここまで頑張ってきて良かったと思える。

心底そう思える。


普通の人とは違う生き方だけど、だからこそ得られたものもある。





性別適合手術を受けると、本当に気分が変わる。

晴々する。


私は以前、いや もしかしたら手術直前まで『手術なんてしても、外見が変わるわけでもないし、大した意味無いじゃん』って思ってた人だ。



確かにそうかもしれない。

外見に関しては何も変わるわけでは無いので、別の努力が必要だ。



術後のダイレーションだって予想以上にとんでもなく過酷で、文字通り血がにじむような試練を毎日繰り返さなければならない




だけど、手術を終え、それも乗り越え




今までずっと自分を苦しめ、なかば諦めかけていた『アレ』が無くなるというのは


想像以上に気持ちが前向きになる。


これは同じ手術を受けた友達が皆、同じようなことを口にする。




『子供が産めない時点で女じゃない』


そう言ってくる人もいるかもしれない。


だけど信じて欲しい。


この手術を受けた後は、少なくとも以前の自分よりは確実に女に近づけるし


人になんと言われようと、何より自分は女だという自信が持てる。









私は性同一性障害


だけど今、私は幸せです。











私達、性同一性障害者に対する差別や偏見は、まだまだ根強い。


何も悪いことをしていなくても、後ろ指をさされてしまう。


でも一度、考えて欲しい。



そんな世の中を一体誰が変えてくれるの?


私達、性同一性障害者が立ち上がらなければ、何も変わらない。



世間は無条件に手を差し伸べてくれるほど甘くはない。


いつだって、男が女に変わることは甘いことじゃないんだよ。




私は、同じ悩みを抱えた仲間や

それこそ今ランドセルを背負っている性同一性障害の子達が


もっと住みやすい世の中を作りたい。



それが私の夢なんだ。







話を最初に戻すと




そんな夢を持ち続け、自分に何が出来るのか?と最近ずっと考えてました



そこでこのブログのことを思いつきました。


性別適合手術について記載したこのブログ


私の体験が綴られたこのブログが沢山の人に必要とされてることが、とても嬉しく感じます。



そこで、例えば私と同じ手術を受けたい人のサポートなど


私と同じような悩みや問題を抱えている人を助けるお手伝いが出来るお仕事を始めます。

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