【術後34日目】色々な変化とジャックバウワー | さつきぽんの性別適合手術(SRS) 体験談 MtF タイ ダイレーション 性転換

さつきぽんの性別適合手術(SRS) 体験談 MtF タイ ダイレーション 性転換

性同一性障害でMtF(男→女)のさつきが

タイで受けた性別適合手術の記録です

これから性別適合手術(SRS)を受けようと思っている人の参考になれば幸いです。

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こんばんは。

お久しぶりです。



しばらく更新してなかったけど

みなさん、私のことを覚えていますか?





そうです。キャメロン・ディアスです。







ちょっと更新をサボったら


最高2位だったこのブログも

あれよあれよという間にランキング下降中。




更新してなかったのには、わけがあって




実は日本に帰ってきてから

絶賛体調不良だった私。



生活リズムの変化や、何かの食あたりなのか



熱は上がるわ、便は下るわ、吐くわ、吐くわ、吐くわ。



もう吐き気がずっと「俺のターン!」とばかりに私に攻撃を仕掛けてくる。



ブルーアイズ・ホワイトドラゴンとか出しそうな勢い。まじで。

出てくるのは、消化不良のカントリーマァムとかだけど。






もう、マーライオンか、ってくらい吐いてたから。

自宅のトイレがシンガポールになってたから。




ただ吐くだけならまだしも


「もしかして………あの人の…」


なんて、憧れの つわりごっこしちゃってたから私。



余計にツラくなったよね。


(※性別適合手術を受けても妊娠はしません)




まぁでも今のところ私の体を味わっているのは


Mサイズのダイレーターと、エレータ(詳しくはコチラ)の二人だけですから


どちらの子にせよ、アクリル製のカッチカッチの棒人間が産まれることには違いない。







そんな体調不良でしんどい中でも止められないのがダイレーション。



(※ダイレーションとは?


= 手術によって作られた膣が、塞がらないようにするために

毎日定期的に、棒を突っ込んで行う拡張作業のこと。詳しくは⇒コチラ





熱が出ようが、吐こうが、血が出ようが、泣こうが喚こうが


医者から「絶対にダイレーションだけは止めんなマジで」


と帰国前に何度も念を押された私。




特に私の受けた術式は通常の陰茎反転法と違い、少し特殊であり


なおかつ、体の治癒力が高まる術後2~3ヶ月のこの時期が


最も狭窄が激しくなり


つまりは、最もダイレーションがハードになる時期。



例え体調が悪くても、迫り来る膣狭窄と戦わなければならない。



これは本当に過酷。




映画で言ったら「ダイハード」

海外ドラマでいったら「24」ばりの死闘だ。



「私はジャック・バウアー。今日は今までで一番長い日になる。」



なんてセリフと、デジタル時計の「ピッピッピ…」って映像が脳裏に浮かぶ。


ついでに「今すぐ銃を捨てろ!」とか言ってみる。ダイレーター片手に。下半身裸で。







そして吐き気と銃撃戦を繰り広げる中、ダイレーションを開始。




とにかく気持ちが悪い。


ジャックもビックリの気持ち悪さ。


思わず「なにこれ。え、台本と全然違うし」ってジャック怯むから、まじで。



「世界とか平和とか、別にどっちでもいいし」とか言い出すから。


大統領に危機が訪れようが、国がテロ攻撃にあおうが


ジャックは自宅のトイレでマーライオンだから。シンガポールだから。


「もう、とりあえずFBIとかに任せようぜ。気持ち悪いし」って帰っちゃうから。


「主演?もうシュワちゃんでよくね?」ってなっちゃうから絶対。





痛みに関しては、一ヶ月ほど前と違い

刃物で刺すような痛みこそ無くなったものの、それなりにまだ痛い。


皮膚が通常の膣と違い、あまり伸縮性が無く、堅い。


堅くて突っ張ったみたいに「いてててて」ってなる。



試しに「ゴムゴムの~」とか言ってみるも、皮膚、伸びない。






「え?もしかしてこのまま膣が閉じてしまうのではないか?」と

一瞬不安がよぎるが、深さだけは変わらずキープ出来ているので、多分大丈夫。



ただタイにいた時は1時間ほどで終わったダイレーションも

今はそれに30分ほど余計に時間がかかるようになってしまった。




これを今の時期は1日3回。


術後3ヶ月を過ぎるまではこのペース。



ダイレーションが中心の生活になっているため、しばらくは社会復帰は難しそう。




この1日に3回もダイレーションがあると

ちょっと面倒な日もあるわけですよ。



「今日ぐらいは2回でいんじゃね?」と


私の中のブラックさつきが、そそのかしてくる。






このブラックさつきは、いつも私に


例えば賞味期限が少し過ぎたヨーグルトなんかでも


「まだいけんじゃね?だって発酵物だし」とか



他にも


「見たことの無い映画を勘でレビューしてみようぜ」

とか


「このオナラは大丈夫なパターンだから」



と、下痢の際に提案してくる、危険な思想のヤツだ。



そんなブラックさつきの甘い誘惑を振り切り



何とか1日3回のペースを守っている私。





そんな困難だらけの私の術後生活にも、朗報はある。



まず、タイ滞在中は大量に服用していた、痛み止めを一切飲まなくなったこと。


やはり飲んだほうが楽なのだが


飲まずに、それなりに生活を送れるのはやはり素晴らしい。



だって、アスピリンの26倍もする痛み止めを1日何度も飲んでたのだ。


どう考えたって、体に良くない。





これが、朗報一つ目。







あと他には、そうだな。


うん。



















バカボンド35巻が発売したことくらいかな。うん。







ねぇ、武蔵。


私も一緒に戦うよ。


ダイレーターという刀を片手に。