磯淵猛氏の新刊
世界の紅茶 400年の歴史と未来![]()
「これは紅茶ですか?」
著者である磯淵猛氏が35年前に思わず口にした言葉。
スリランカの紅茶工場で紅茶を出され、わかりきっているはずなのに出た言葉だそうです。
口の中に広がる紅茶の味は、日本で飲んで知っている紅茶とはまったく違ったものだったんだとか。
なんでも手に入る経済大国・日本。
なのに、なぜ、こんなにも新鮮な紅茶を味わったことがなかったのか。
当時、スリランカから直接渡ってこなかった、セイロンティー。
理由を工場長に尋ねたんだそうです。
「セイロンティーは新聞紙に包まれているイメージ、イギリス紅茶は豪華な缶や陶器の入れ物に入っている。
紅茶はイギリスに渡って初めて世界の人々が飲んでくれる紅茶になる」(本文より)
これが答えだったと。
「これは紅茶ですか?」
口の中から消えて欲しくないような快さを感じ、思わず口から出た35年前。
それから35年経った今、新鮮でおいしい産地直送の紅茶を手軽に楽しめるようになっています。
楽しみ方もさまざま。
ありがたい時代です。
紅茶の未来にまでわたって書かれたこの書籍。
おすすめの1冊です。
おわりに、ジャンピングの証明についても書かれていました。
ジャンピングは、熱の対流で起こります。
水の中の酸素量とも関係していると言われています。
実際に、暫く沸騰させた熱湯と、沸騰直前の熱湯で淹れ比べると
暫く沸騰させた湯で淹れた茶葉は沈んだまま浮いてこないことがあります。
茶葉の重さにもよるようですが、水の中の酸素量とジャンピングの正確な関係は謎。
数値的にはっきりしていればなぁ・・・と、いつも思っていました。
「紅茶の抽出温度と水中の酸素濃度」
この実験を、横浜市の海洋研究開発機構の研究所にお願いされたんだそうです。
水が沸騰する直前までの酸素濃度を調べた実験データでは、まだ世界で発表されていないんだとか。
冷水から99.8度までの酸素量が今回確認できたと。
ご興味のある方は、書籍を読んでみてください![]()
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- 世界の紅茶 400年の歴史と未来 (朝日新書)/磯淵 猛
- ¥819
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第一章 世界中で愛されてきた紅茶
第二章 変化する紅茶の世界
第三章 紅茶のおいしさとは何か
第四章 紅茶への期待
第五章 未来の紅茶
コラム 茶葉を知る ~材料としての紅茶~
おわりに ジャンピングの証明
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