O N E L I F E

-------------


テーマ:
木曜からセンターもお盆休みで、
私は休職中ながら今日日曜まで「お盆休み」的な日々でした。
最近は調子がよくって、こういった短期の休日が続いても
うまく過ごせるとタカをくくってたんですけど。

落ちました。
見事に落ちました。

起き上がろうにも、なんだかもう無理。
頭に鉛を流されているみたいになって、兎にも角にも眠くなる。
と、同時に「もう駄目だ!」と不安と孤独が襲ってくる。

夜になってもその悪い気持ちは取れなくて、
とうとうコントロール不可能。過食衝動と嘔吐の繰り返し。
朦朧としながら、夜中にコンビニへ大量の食べ物を買いに行く気味のわるさ。
しかも、翌日、覚えていない部分があるのです。


心当たりは、やっぱり「お盆に一人で過ごす=孤独」という認知の仕方。
みんな居なくなってしまった。離れて行ってしまった。
こんな気味の悪い病気になったから?ならなかったら色んな別れはなかったのか??
そう考えれば虚無感が襲ってくるのは当たり前で、
どうにもこうにも自分が何のために生きてるのか、何者なのか、
私はそんなに意味不明な生き物なのか…。

認知の歪みから、負の感情のスパイラルでした。


土曜日に、友人と会う約束が会ったのでそこで上がっていけましたが
無かったらと思うと、恐ろしい。
京都の病院に入院してるその友人は鬱が悪化しての任意入院でした。
私と同じように摂食障害を伴った鬱を患っていて、
仕事の忙しさから過食、劇的に体重が増量してしまいました。
その症状が、彼女の大切な人には異様に映ったらしく
自己管理ができない人はちょっと…と距離を置かれた事も
鬱を悪化させてしまったと語ってました。

「私が病気じゃなかったら、離れていかなかったんかなあ」と
彼女は何回もつぶやいてました。
黒眼の大きくて、色の白い、本当にきれいな子なんですが、
その表情は悲しく曇っている事が多かったです。



彼女に会った帰りに、ふと思い出して映画を観て帰ってきました。



映画『精神』公式サイト




ただひたすらに長く、ある精神科診療所を撮っています。
そこに足しげく通う人、ショートステイで入院する人、
作業所でソーシャルスキルを習得するために働く人。
待合室での談話や患者さんへのインタビュー。
今までデリケート扱いをされていた「精神病患者」の存在を
ただただナレーションも、BGMも付けず、起承転結もなく
映し出しているドキュメンタリー。

ここに映っている人たちは、異常者なのか、狂ってしまった人なのか。
では健常者ってなに?どういう人たち?
精神障害者以外はみな健常者なのでしょうか。
放り出された映像に、答えは描かれていませんでした。
そもそもそんな境界線なんてないのだから。


印象に残ったシーンがありました。
ある患者さんが、
「『一般の人たち』で活動している音楽サークルに入ってみようと思うんだけどどうかな?」と
他の患者さんたちに相談するシーン。
他の患者さんはあまりいい反応を示しません。
それどころか、「勇気あるねー」
「(病気に対しての周りの反応に)傷つく事もあるよ」と
彼の気持ちをくじけさせてしまうような発言さえ。
困ってしまった彼は、先生に相談します。
「やっぱ止めたほうが良いですか?」と。
先生はただシンプルに「あなたが入りたいなら入れば良いし、入りたくないなら止めたら」と答えます。
さらに「障害者手帳を申請したいんですが、そういうのを持つとやっぱ偏見とか…?」と彼は質問します。
先生は「申請が必要だと思うならしたら良いし、嫌なら止めておいたら?」と。


自らを異常だと、狂気だとそう作り上げてしまっているのは
本人なのかもしれません。

私は、おかしくなってしまったのか、おかしくならなければ
今の状態は避けられたのか??


ずっとそんな疑問を自分に投げていました。
けれどそれは答えのない、愚問だったのかも知れません。
なぜなら、どんな人間にも正気と狂気は存在していて、
そして欠陥のない人間などこの世にいないのだから。
そもそも、完璧な健常者も、異常者も、いないのだから。

Amebaおすすめキーワード