2012.1.21~22 比良山―雪中全山縦走…ならず…
テーマ:ブログチャレンジしてまいりました。
結果としては…2日目、地蔵峠で畑に向けてエスケープ、毎年恒例の雪中全山縦走は、はじめて踏破できませんでした。。。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
結果は残念でしたが、でも、とても実りのあるチャレンジでした。
19日(金)、仕事がまずまず順調に終了しましたので、夜、大急ぎで電車とタクシーを乗り継いで栗原登山口へ。
ここで、翌日に備え、前泊しました。
これまでは、朝一で下界宅から登山口に向かっていましたが、ワタシ自身、投薬の影響(これは効いているわけですのでプラスなんですけどね)と加齢による体力・筋力の著しい低下を自覚していましたので、1日目、なんとか八雲ヶ原の我が家に辿りつける確率を高めるために前泊としました。
20日(土)朝、6時5分に出発。昨年は7時数分前出発でしたので、約50分早いことになります。
今回は権現山までの登りを考え、軽量化のためスノーシューではなく、ワカンを選択しました。
この数日の雨は山上では雪と予想していたのですが…どうやら結構上部、場合によっては稜線上も雨、あるいはみぞれ状況だったようで、雪は湿雪のグチュグチュ状態で、歩きづらいことこの上なし、権現山までがとても遠く感じられました…(ノ_-。)
権現山山頂はナイスビューでした。
山頂にはお一人先着の方がいらっしゃり、ここからは先行してスノーシューのトレースをつけてくださいました。
「他人のトレースは活用してもあてにしない」を強く心に刻んでの今回のチャレンジですが…
活用するのはいいのです…ハイ…稜線上は湿雪でもそれなりに固まっていて、かつ先行者のスノーシューのトレースがあることは、とてもありがたかったです。
蓬莱山をのぞむ。↓
この近辺で、蓬莱山方向からお泊まりセットを担いだカップルと遭遇、聞くと、前日八雲ヶ原に向かったが、木戸峠から間違ったトレースがついていて、それに引っ張り込まれ、やむなく木戸峠付近でお泊まり、2日目はそのまま帰ってこられたとのことでした。詳しく聞くと…昨年、ワタシも影響を受けかけたあの惑わせトレースですね。。。
打見山~蓬莱山途中でこの日雪山訓練に来られていた知人の皆さんご一行とご挨拶、打見山には10時50分に到着となりました。前年より10分早いものの、ペースとしては40分遅れていましたので、急ぎランチを済ませ出発。
木戸峠でしっかりコンパスをセット。
やはり、左の尾根の方にしっかりしたトレースがついていました。これを辿っていくと、一旦結構深い谷に降りてしまい、比良岳に向かうにはかなりの労力で登り返さなければならなくなります。
ひょっとしたら、びわ湖バレーからのスノーシュー散策路になっているのかもしれませんが(未確認です)、ワタシとしては、先行者が「縦走路は稜線沿い=尾根伝いに行けばよい」との意識が強く、一見道に見える左側の尾根にのって進んでしまったのではないかと思われます。
正しくは…一旦この小さな尾根の山腹を通り、その先から稜線にのるのが正解です。
本来の比良岳までの縦走路は、稜線のアップダウンを多少でもやわらげるためか結構山腹を通っていますが、積雪期は、一旦この正しい稜線にのった後は、その稜線から外れずに、迷わずコンパスが指し示す比良岳山頂に向かった方がわかりやすいと思います。
ただし…ひとつ絶対頭においておく必要のあることがあります。
それは、現在、縦走路は比良岳の山頂を通っていないということです。地図上では山頂を通っている様に表示されたり、いかにもここは山頂だよという「比良岳」という標識も縦走路上にありますので、よくそこが山頂と認識されている方がいらっしゃいますが(その標識も今は雪の下でしょうが)、実際の山頂はその標識から西へ約5分ほど(無雪期で)のところにあります。
一般的にはコンパスは比良岳山頂にセットするでしょうから、山頂についた時、「あれ?知っている比良岳山頂と違う、間違えた?」と不安になり、その不安が道迷いを誘発する恐れがあります。
標識も看板もありませんが、その周辺では最も高いところですので、わかると思います。
比良岳山頂の手前で、昨年同様、左方からトレースが合流してきました。
おそらく、例の間違いトレースに引っ張り込まれた先行者がこの日もいらっしゃり、大変苦労しながらここまで辿りついたものと推測しました。
葛川越までの間でその先行している若者3人組に追いつき確認したところ、やはり、あのトレースに引っ張りこまれたとのことでした。幸い、途中で「これは違う」と気付きそこからルート転換、なんとか比良岳山頂に辿りついたとのことでした。
聞くと、大阪労山さんのセミナー同期卒業生で、ゴンドラで打見山にあがり、武奈様へ向けていけるところまでいこうということで、お泊まりセットを担いで出発したとのことでした。
順調にいけば、十分八雲ヶ原にまでは到達できると思う旨伝え、そこからはワタシが先行しました。
ここらあたりで、左足太もも裏に今まで感じたことのない違和感が…
そして、少しつりはじめました。おまけにみぞれみたいな湿雪が降っているし…
なんとか足はその後はおさまった様子でしたので、そのままカラト山へ。
若人3人衆はここまでは後ろについてきていらっしゃる声が聞こえていましたが、その後は聞こえなくなりましたので、カラト山山頂を踏んだところで戻られたのかもしれませんね。
カラト山をこえると今度は荒川峠…のはずなんですが…
アレ???
こんなルート記憶にないんだけど…
コンパスを確認すると、荒川峠へ向かっているのではなく、荒川峠から麓の荒川に向けて下る、あの歩きやすい道に入り込んでいるのがわかりました。となると、今自分のいる左方の尾根は荒川尾根のはず。
確認すると、やはり荒川の尾根でした。
おそらく、荒川から登ってきた方が、荒川峠を経由せず、尾根をそのまま登り、ショートカットでカラト山へ向かった、その名残のトレースがうっすら残っていて、それに惑わされつつあった様です。
急いでそのままトレースのついていない道で荒川峠に向かいました。
致命傷にならずよかったです。。。(^▽^;)
コンパス活用の大切さを改めて実感しました。
荒川峠からは一旦登り返し、本来の縦走路なら大橋へ向かう分岐のところに下り、その後南比良峠に向かうのですが、時間短縮のため、そのまま南比良峠に尾根を直進しました。
後続の方、ごめんなさいね…といっても…誰もいないか…(゚ー゚;
南比良峠に到着
昨年はここから堂満様西山腹の本来の縦走路に向かい、とてつもなく難儀しましたので、今年はしんどいけど南尾根で一旦堂満様山頂近くまでのぼり、そこから西の冬道か東レ新道を通って金糞峠に向かおうと予定していました。
しかし…じ~っと本来の縦走路を見つめてみると…な~んとなくワタシにはルートが浮かび上がってきている様に思えて(本当かしら…笑)、結局、今年も本来の縦走路を通ることにしました。
昨年難儀したのは、ここで気を緩めて念のためのコンパス活用を怠ったことも原因でしたので、しっかりコンパスをセットしなおして進みました。
この判断は正解でした。南比良峠までで昨年より遅くなっていましたので、ここで手間取ると到底我が家には到達できないところでした。むろん、一旦堂満様山頂近辺を経由しても…明るいうちに金糞峠まで到達するのも困難だったでしょう。ここでもコンパスの大切さを痛感しました。
ただし、その道は…上から雪崩れてくるおそれがたくさん…皆さんお気をつけくださいね。。。
ヨシ!これなら何とか昨年並みの時間(17時15分)には我が家に到着できる!
万が一多少間に合わなくても、この観音様ロードならワタシは大丈夫!
もうちょっとで我が家と気力を振り絞って歩を進めましたが…
ここからがなかなか足が前に出ないのです…(・・;)
しかも、ワカンがトラブルでピンチ!
道沿いの観音様方に、この日は「あと少し、ワタシに気力と体力をお与えください」とお願いしながら歩きました。
JR小屋を過ぎたあたりから意識が少し朦朧と…(ノ_-。)
冬道にトレースがついていることを祈っていたのですが、この日に限って夏道のみ…となると、最後の細い橋を落ちずに渡る筋力がこの足に残っているか…でも、ここまで来たら、行くしかありません。
結局…17時半、我が家に到着となりました。11時間25分、お泊まりセットを担いで歩いていたことになります。
昨年2月もお見えになられていた某県労山関係のご一行様30数名(翌朝お聞きしました)が宴たけなわでした。
その皆さん、ここでは詳細は省略しますが、何かとありがとうございました~!
皆さんとお会いできたのも、この日の大きな収穫のひとつでした~(^∇^)
大急ぎでテントをはり、ディナーとワカンの修理等をしてサッサと就寝。
おはようございま~す!さあ、2日目のスタートです。
2日目は距離も短いし、前日と違い天候もよさそう、疲れはだいぶ残っていたものの、気持ちを新たにして、7時15分、出発しました。
昨年は7時30分に出発、途中釣瓶岳で1時間ほどかけて雪を溶かして飲料水を作っていても16時20分にゴールできていましたので、遅くとも17時までには朽木てんくうの湯でアワアワで乾杯できるとふんでいました。
でも…これが甘かった。。。
最低でもあと1時間は早く出る必要がありました。
126回目の武奈様山頂に到着した時は展望は悪かったのですが、いつものことですが、時間がたつにつれ視界がひらけてきて…
北稜を歩いている時には終始白山、御岳、伊吹が見事なキレイさで楽しめました。
しかも、もちろんトレースなしで、朝で雪面が固まっていますので、スノーシューではなくワカンでも爽快感バツグン♪(*^▽^*)
たくさんの方がブログ等で紹介されている西南稜もいいですが、この北稜の美しさはまた違った趣があります。
名物細川越のセッピ、今年は今のところこんな感じ↓
昨年のこの時期に比較すると規模的にはだいぶ小さいですが、それでもスゲ原から細川越に上がる際、行く手を遮るには十分すぎるほどのものがあります。
加えて、表面の雪で隠されていましたが、確かに亀裂が入りつつありました。
今後の積雪でもう少し大きく成長するのでしょうが、それで亀裂がつながるのではなく、新たな雪の重みでセッピが崩れる危険性も高いのではと感じました。
このセッピをくぐりぬけスゲ原から細川越に上がることもできるのでしょうが、かなり辛いものがあると予想できますし、だいいち危険だと思います。
皆さん、どうぞ十分ご注意ください。
尚、この細川越の武奈様側脇に小さな尾根が稜線とつながっているのですが、そこを通れば楽に登り降りができますので、そちらを通ってスゲ原と稜線の間を行き来した方が無難と思います。
この少し手前で、またしてもワカンがトラブルで緊急処置、結局この日はこの後7~8回ぐらいトラブルが発生、これも時間遅れに大きく影響しました。
修理作業している時、と~っても元気な若人がお一人、スノーシューで快足を飛ばして行きました。
聞くと、朽木へ抜けるとのこと…ラッキ~!
北稜の美味しいところは十分堪能しましたし、喜んで先頭をお譲りしましたです。(*゚ー゚)ゞ
他人のルートはあてにしてはいけないけど、活用するのはオーケーなのです。。。(*^.^*)
釣瓶岳↓
ここには数年前まで北比良財産区のプレートがあったのですが…
誰かに外されてしまったのかもしれませんね。。。
と…ワカンの先が雪にひっかかってダイナミックに転倒!
またベルトが本体から外れていました。
危ないったらありゃしない…
またしても修理。
前日の11時間25分でワカンも限界を迎えた?
あ~タイムが…
急がねば…
幸い、先行の若人のトレースは見事なルートどり、あのショートカットの仕方はこのルートを十分知っていないとできない芸当、只者ではなく、信用できる…
しかし…高度を下げるに伴い、雪が前日の様にザラザラと緩んできて、折角いいトレースがあっても沈む沈む…
ランチのための時間を取れないので、パンを食べながら歩きましたが、今度は頼みのワタシの足がなかなか前に進まない…やはり、前日の影響はだいぶあったようです。。。(ノ_-。)
結局、昨年より1時間遅れて13時少し前にようやく地蔵峠に到着。
このまま最後の蛇谷まで順調に行っても下山は日没後になる可能性が高い…
日頃、早めの下山の必要性をといているワタシがそれではいけない…
前日の八雲ヶ原までの到着とは意味が大きく違う…
ここから畑にエスケープすることにしました。
とても残念でしたが、今のワタシの力ではここまでが限界と悟りました。
むしろ…清々しい思いもありました。
ワタシは学生時代はもちろん登山関係の部ではありませんでした。
小学校6年生からバスケットをはじめ、社会人になってもほんの数年前まで数十年間、続けてきました(数年間のブランクは何度かありましたけど)。
ワタシのここまでのある意味ガムシャラな比良ライフを支えてきてくれた(と思う)脚力は、その遺産です。
その遺産で、昨年も1泊2日の雪中全山縦走も完走できました。
でも…自分の中で、さすがにここでひとつの節目が来たなと感じました。
素直に受け入れて、今後は末永く比良のお山に帰れるよう、自分の力と相談しつつやっていかなくてはいけないなと感じました。
畑へおりるルートです↓
実は地蔵峠からエスケープするのはこれで3度目なのです。
エスケープするにも体力がいるんですよね~
前回このルートをおりた時は真夏、その時も倒木だらけで歩きづらかった記憶があります。
ましてや今回は雪道…
実際とおってみて…想像通り、大変でした…(ノ_-。)
ワカンは外れるわ、今度は右足太もも裏がつるわ、雪の中に隠れていた木に足を取られ膝を強打するわ…
おまけに、横谷トンネルからくだってくる舗装道路に出てもそこは車の跡もなくそこからワカンでまたエッチラホッチラ…
畑の集落までも難所が数か所…
16時7分発の江若バスにのって近江高島駅へ…
力を出し切った、清々しさを抱きつつ、平日の出稼ぎのため、下界宅へ向かったのでした。。。
比良の山々…ありがとうございました~!!!
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1 ■お疲れ様でした
こんばんわ
お疲れ様でした ワカンが大丈夫なら行けたかもしれませんね
僕も結局 武奈ヶ岳まで届きませんでした。
コヤマノ岳までいってスキー場後を降りてきました。
妻のスノーシューはコヤマノ岳の直登ルートもスイスイ上がっていけてたので妻一人なら武奈ヶ岳までいけたかもしれませんが ワカンの僕が足を引っ張ってしまいました 全山縦走チャレンジするまでにスノーシューも購入しようかなと思ってます