なかのひと



Sat, March 31, 2012

近況報告、SR本予告編、そしてムカデ人間の訴訟問題について

テーマ:ブログ
どうも!昭博です。

現在、ロサンゼルスで撮影されている映画に出演しております。
撮影前は演技プランを立てて、色々と考えているのですが、
本番になると共演者もいるし、さまざまなシチュエーションがリアルに
そこにあるので、本能的に演じています。

面白い映画になると思います!
今日は撮影はお休みなのでしっかり休んで、
来週のかなりヤバイシーンの撮影の連続に
備えようと思います。

なんと、ついに『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』の
本予告編が発表されましたね!!




僕はグリル(歯のアクセサリー)をつけた悪役ラッパーを演じている
のですが、このグリルをつけたまま演じるのがとても難しかった
です。痛いし、うまく喋れないし。でも、おかげで凶悪さが増している
ので、これをつけるようにと指示してくれた入江監督に今では感謝し
ています。

この映画は4月14日(土) に渋谷シネクイントで先行公開され、
全国順次ロードショーとなりますので、ぜひ劇場で観てください!!
マジでガチでハンパない映画です。

あと最後に、
昨日、『ムカデ人間』のトム・シックス監督が
博士役を演じたディーター・ラーザーに対して訴訟を起こした
というニュースが全米を駆け巡りました。

http://www.hollywoodreporter.com/news/human-centipede-3-production-delayed-dieter-laser-tom-six-306313

『ムカデ人間3』の出演にサインをしたディーターさんが
色々と自分で脚本に対するアイデアを提案したようで、
それをトムが気に入らなかったことで、意見の対立となり、
ディーターさんが出演をしないと決めたようです。

突然のディーターさんの出演取りやめによって
映画が撮影延期になってしまい、被害が出たので、
プロデューサーであるトムの妹のイローナがディーターさんを
訴えることを決めたようです。

アメリカでは、これが映画を宣伝するための“やらせ”の
可能性があると報道しているメディアもありましたが、
トムやイローナ、そしてディーターを知っている僕は、
これは本当の確執だと思っています。

トムもディーターも自分の仕事にしっかりとしたビジョンを持っており、
妥協をする性格ではありません。第一作目では、そのビジョンが
しっかりと融合し、素晴らしいコラボレーションとなったのですが、
今回は残念ながら意見が合わずに、妥協点を見つけることが
できなかったのでしょう。そのくらい、2人は自分の仕事に誇りを
持っているのです。

僕はディーターさんの気持ちが痛いほどわかります。
『ムカデ人間』の成功によって、全世界の人間によって自分の演技が
見られるようになり、称賛され、たくさんのファンがつき、
まるで人生が変わったかのようになりました。
それと同時に、次の仕事はもっと良いものにしないといけない、
ファンを裏切りたくないというプレッシャーが生まれ、
仕事選びがかなり慎重になってしまうのです。
僕も、同じように、他の映画への出演オファーを断ったことが、
何度かありました。

でも、昨年の12月にあるスゴイ映画への出演が決まって、
撮影開始の直前に、ある事情によってその映画が撮影中止となる
という経験をした僕は、ある心変わりをしました。

役者である僕たちは、プロデューサーや監督に選んでもらって、
そこで求められている自分の仕事をするだけなんだと。
作品に対して、そこまで背負う必要はなく、
自分の仕事を全力でやる。それが重要なんだと気がついたんです。

もちろん、自分のしたいことをやるということは重要なのですが、
監督やプロデューサーの要望に応えるということがまず第一にある
のです。僕らは、アーティストであると同時に、傭兵であるので。

僕はディーターさんは、色々と背負いすぎたのだと思っています。

よって残念ながら、今回の件において、
僕はトムやイローナを支持しています。

トムとディーターは、『ムカデ人間』という映画を共に経験して、
最高の仲になっていただけに、今回の件で決裂してしまうのは、
悲しいです。また、2人が映画を一緒に作れる仲になるという
ことを僕は信じています。

$『ハリウッドで、愛をさけぶ!』 役者・映画監督 北村昭博   AKIHIRO KITAMURA OFFICIAL BLOG  


と、まあ色々なことがこの狂った世界では起こっていますが、
僕は自分の仕事をがんばるだけです。

がんばります。