March 29, 2012

Raw Vintage ストラトのトレモロスプリングを改造

テーマ:guitar
L1180160

ストラトキャスターというギターはトレモロアームと呼ばれるヴィブラートユニットがブリッジを兼ねていることが最大の特徴であり、演奏しながら手元でアームダウンやアームヴィブラートをすることで、音に物理的にモジュレーションをかけることができます。

このトレモロユニットの安定のためにボディーの裏側にはブリッジと接続されたスプリングが張ってあるのですが、このスプリングは音色に大きな影響を与えることはストラト使いには広く知られている事実ですが
実際に交換まで試す人はあまり多くは無いでしょう。
僕も音が変わるとは知っていたのですが、どの程度変わるのかわからないし、後回しにしていた改造なのですが、Raw Vintage というメーカーのスプリングに変えてみて驚きました。

音色どころか、音量自体大きくなります。

変なコンプレッションや無理のある振動のロスのようなものがとれて、スムーズに音が出る感じがします。和音を弾いた場合、各弦の音の分離は良くなりますが、耳につく高音域は若干減ったような感じもします。一回り太いゲージを張ったような音の変化です。
これはスプリング自身がリバーブのように残響を足していることによる音色変化だけでなく、弦の振動自体が若干かわるので、原音が変わります。

スプリング自体はFenderのものよりも若干短く、メッキがピカピカしています。
スプリングの堅さ自体は柔らかいです。

音色の変化はもしかしたら、このスプリング自体の特性というより、5本でスプリングをかけたことによる効果が大きいのかもしれません。以前は3本で使用していました。

L1180162


現行のストラトに搭載されている標準のスプリングですとかなりテンションがきつく、5本かけるとアームダウンはかなり難しくなってしまうのですが、Raw Vintageのスプリングはテンションが緩いため3本かけていたセッティングのまま5本にしてもアーミングの硬さ等の問題はありませんでした。

5本にするとユニット全体が安定し、弦振動に負けないほど固定されるのかもしれません。
ストラトの低音弦で強烈にチョーキングをすると、3本掛けスプリングのハンガーの場合相当締め込んでいない限り、若干ブリッジが持ち上がるのですが、こういった微細な現象も鳴りには影響を与えるのだと思います。
トレモロユニットが弦振動時に動いていることを考えると、安定すればするほど振動のロスが少なくなることは想像できます。

しかし、弦振動時にギター全体にどのようにエネルギーが伝わっているのかなど、わからない点は多いので、なぜ音が良くなるのか原因は特定できません。

とにかく、トレモロアームを使う人も使わない人も、この改造はフレットを打ち変えたりブリッジを交換するくらい大きく音色が変化する部分なので試してみることをおすすめします。2000円弱でここまで音が変わるのは正直驚きです。
スプリング交換は、弦を別メーカーに交換するよりも音色は変わると思います。

いろいろ実験してみてわかったのですが、ストラトのスプリングとボディー鳴りは密接な関係があるようで、スプリングのテンションが高すぎても低すぎてもだめで、ボディーが激鳴りするポイントがあります。
スプリングを張った状態で裏のスプリングハンガーを緩めたり絞めたりして鳴りという観点だけで音を聴いてみてください。
音量が大きくなるポイントがみつかります。


 Raw Vintage Tremolo Springs

 Raw Vintage Tremolo Springs
価格:1,580円(税込、送料別)



- Raw Vintage Tremolo Springs -

(メーカーサイトより引用)
製造から数十年が経っているヴィンテージ・ギターは、パーツなどの消耗品は機能性に問題が生じてきます。
これによりパーツの交換が必要になった時に多くのヴィンテージ・ユーザーの皆さんが恐れるのは、パーツを変えたせいで音色がガラリと変わってしまう事でしょう。

50's60's のVinatge Stratcasterの太くコシのあるサウンドに置いて、Saddleと共に重要な役割を持っているあであろうパーツにTremolo Springが上げられます。
現行のSpringは固く、張力の強いものが多く製造され、Vintageのそれとは異なった趣向の物へとなっています。
Raw Vintage Productsとして、Vintageのものから研究し、Springの張力をVintageと類似したものにし、5本もしくは4本で使う事を前提と し、これにより重量の変化とSpringの収縮率からのアーミングの安定と絶妙なトルク感、さらに重量が増す事による、Fat Toneを導きだしました。
もちろん現行品リイシューギター等にリプレイスメント・パーツとしても使用が可能で、ヴィンテージを所有しない方も、より本物 に近いその性能を堪能出来ることでしょう。
5本セットでご使用されることをお奨めします。
















March 20, 2012

ヘヴィメタルの電子音響音楽的解釈

テーマ:プライベート
964332573-1


ギターをやっていたので中学、高校とけっこうヘヴィメタルを聴いてきたのですが、最近は趣味や生活も変わりあまり聴いていませんでした。
自分の趣味も電子音楽や現代音楽などに進んだため、メタルはおろかあまりギターにも触れていませんでしたが、様々な音楽やインスタレーション、サウンドアートの制作を経験して一周した今の自分が考える理想的なメタルを作曲しました。

僕がメタルに求めるのはハードに歪んだギターのリフ、ゴリゴリの低音、2バス、そしてスピード感。

単純な反復や早弾き、リードギターなど興味が無い要素は電子音楽や現代音楽の書法など、今の自分の中にあるもので置き換えつつできあがったのがDXDXDという曲です。
いわば、スタイルミクスチャー。

メタリックな質感ではあるものの、純粋なメタルバンドはこういう音楽ではないと思います。逆にメタルファンがどう感じてくれるのか気になります。

76年のストラトを使ってギターは録音しています。ほとんどメタルに使われることは無いシングルコイルですが、僕の中でのギターの音色はストラト以外ありません。メタリックなリフは音色やフレーズを聴かせるというより、音を塊にしてぶつけるようなイメージなので、若干ギターであってギターで無いような弾き方をします。

一旦録音した素材は適宜Max/MSPを使い、徹底的に解体し再構築しながら、電子音楽と同じように組み立てています。なので、バンドがスタジオに入って録音するようなプロセスはとっていません。

Bandcampで100円ですが、フルバージョン試聴できます。
徹底的に聴きたいかたはぜひ買ってください。
http://akihikomatsumoto.bandcamp.com/track/dxdxd
March 14, 2012

ロジスティックマップ for Mac OSX カオス理論のシンセサイザー

テーマ:max/msp
GenLogisticMap

Logistic Map for Mac OSXをgumroadでリリースしました。

https://gumroad.com/l/Oino $8

ロジスティックマップは特殊なスタンドアロンシンセサイザーであり、Mac OSX上で動きます。
非線形なシンセサイザーであるため、ラムダ値を0.001変えただけで音色が変化します。
これはノイズとサウンドの中間領域である半周期的な波動を生み出します。
西洋音楽における楽音は正弦波の集合という前提があり、ノイズは正弦波のような周期性を全く持たない音です。


ロジスティック方程式から生成される波動は周期的な場合とそうでない場合があり、非線形な挙動を見せます。楽音とノイズの間をシームレスに繋ぎます。
このような分野はカオス理論として知られていますが、それを応用したのがこのシンセサイザーです。
MIDIなどでは制御できない無限の多様性を持った音色ですが、アルゴリズミックにパラメータを変化させたり、サウンドファイルとして保存も可能であるため、ミュージシャン、研究者のかたは実験したり遊んでみてください。

音色としては、アルゴリズムの関係上サンプリング周波数によって恐ろしく音が変わるので、場合によっては書き出した後にアップサンプリングなり、ダウンサンプリングなりしても面白いでしょう。

Windows版はしばらくお待ちください。




--
ロジスティック式(wikipediaより)

ロジスティック式は、個体群生態学において、個体群成長のモデルとして考案された微分方程式である。その後、カオス理論の出発点の一つともなり、現在では、生態学のみならず、多くの分野で応用が行われている。
--

動きが生命をつくる―生命と意識への構成論的アプローチ動きが生命をつくる―生命と意識への構成論的アプローチ
池上 高志

青土社 2007-09
売り上げランキング : 34495

Amazonで詳しく見る






















Amebaおすすめキーワード

    アメーバに会員登録して、ブログをつくろう! powered by Ameba (アメーバ)|ブログを中心とした登録無料サイト