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2007-10-01

ガードランサーの空回り ~駆け回り編~ (B)

テーマ:WT&PBW

ガードランサーの空回り ~駆け回り編~ B

 

 


 ある日、廃工場の中、ばったり出くわした自縛霊、通称、多碗ダルマ―さんを大学生さんご一行から引き剥がすように、インスピレーションと方向感覚でじりじりと時間をかけて後退したボクらは、工場入口に止めてあったゼファーに飛び乗り、時間稼ぎの為にそこかしこを走り回っていた。

 自縛霊は基本的に自分のテリトリーから出る事は無い。大学生さん達がこの工場の敷地内から脱出してくれれば、あとは時と世界結界が記憶を補正してくれる。

 そんなこんなで十数分、せまっ苦しい悪路を右往左往と駆け回る。

 いい加減、時間を稼いだ頃合だと判断したので、我ながら惚れ惚れする重心移動とハンドル捌きで、ほぼスライディング同様に倒れ掛かった「徐行」の標識の下を潜ったボクは、工場の入口の方向へとバイクの進路をはじき出した。

「雄介さん、脱出しますよ。騎乗状態での射撃の成功率は殆ど零ですが、牽制程度にはなるはずです。撃っちゃって下さい!」

「そんな君に残念なお知らせが二つある!! 軽い方と重いほう、どっちから聞く!?」

「…軽い方で」

「さっきのスライディングで銃を落とした!!」

「それは素敵なサプライズですね。…聞きたくないけど、重い方は!?」

「ああ、俺の視力が」

「視力が?」

「確かならば」

「確かならば?」

「入口が」

「入口が?」

「閉じてるな」

「は?」

「先ほどの大学生が閉めていったようだな。うむ、戸締りはきちんとする彼らの常識力と撤退成功は把握できた。是は中々喜ばしいことだと思わないか、フレンド?」

 絶叫する暇さえ無いほどに、締め切られた高さ1m程の門が近づいていた。

 周囲はその3倍以上のさびた金網に囲まれていることから、幾ばくかはマシな気分にはなるが、それでも、心構えの出来ていない状況で、二人乗りのバイクのボクには、生身なら軽々のその1mは高い高い壁に見えた。

 ともあれ、脳内でアドレナリンが大量分泌される中、直感的に取った行動は、能力者の補正で増大された筋肉で、ハンドルを思いっきり持ち上げる事だった。

 辛うじて走馬灯のようなものは浮かばなかったが、以前に見たあの有刺鉄線越えのシーンが明確に脳内にフラッシュバックした。

 前と上に慣性を同時に加えられたバイクは、前輪を盛大に空回らせながら仰け反るように地面から離れ、ブースター代わりに雄介さんが放った後方下斜め55度の粉塵爆発がそれを助けた。ボクの愛車はテールランプの端っこを爆発に引き千切られながらも、爆炎と舞いあがる塵を背に3m以上の大ジャンプを見せ、奇跡的に転倒を免れて着地した。脳内で、スティーブさんが、良くやったと肩を叩いてくれた。何故か隣に腕組みして頷く仮面ライダー(初代)も居たが、二度とやらないぞ。

 流石に衝撃を逃しきれず、暴れるハンドルを押さえつけ、ドリフトかスピンか分からない回転を見せて踏み止まる。

 停止したバイクを足で支え、再び具現化させた槍を手に、工場の方を見やると、爆発で門はぶっ飛んで居るも、多碗ダルマーはこちらを憎悪に満ちた目で睨み付けてるだけで、敷地内から出ようとはしなかった。

「どうやら、助かったようだな」

「はあ、相手が縄張り意識の強い自縛霊で助かりました」

「全くだ。時に、お前はアイツに何発撃ち込んだ?」

「思念を練って気の弾丸を三発、後、腕を二本槍で切り落しました」

「俺は眉間に銃弾を一発、バレットレインの弾を居れると全身に数十発…。少なくとも、二人で挑むような相手じゃなかったな。やれやれ、命あってなんとやらだな」

「ええ…。兎も角、もう2度とご免です。こんな経験は」

 ボクの呟きに、同意してくれたのか、それとも抗議の声か、愛車のエンジンはぶるるるおんと甲高い音を立てた。。

 その時ようやく、ヘルメットを落としてきていた事に気が付いた。

 …………あの自縛霊とネズミトリ、どちらが怖いかと言われれば言わずもがなだ。

 

「……っ! 戻りますよ、雄介さん!!」

「正気かフレンド!?」

「当然です。自縛霊は罰金は取りませんもの!」

「………命は取るぞ」

 

「で、雄介さんはあの工場で何を探そうとしたんですか?」

 雄介さんがどっからか調達してきた(この際、経路は問うまい。うう…明日ちゃんと返しに行かなきゃ)ヘルメットをかぶり、鎌倉に帰るなり真っ先に寄った学園で、報告書だか反省文だか分からない文を書き終え、深夜だと言うのに、多碗ダルマ―の討伐申告書を運命予報士の友人自宅にファックスして開放された。

 それから、雄介さんの奢りのファミリーレストランで遅い遅い夕食を取った。

 その席で、中々の味だが冷凍食品丸だしのハンバーグを突つきながら、ボクは疑問をぶつけてみた。

 最も、彼の感性から来るノウハウを理解できる事はあまり無かったが、雄介さんは、口の中の大量のコーンをもぐもぐと租借した後で、難しげな顔をした。

「宗慈、残留思念とは、何所に宿るのだろうな?」

「そうですね。残留ですし、その場に残って留まるのですかね」

「…前から思っていたんだが、そこから一部を切り取った場合、そこには思念は存在するのだろうか?」

「はい?」

「ほら、神木から削り出した木刀って、霊力を帯びるだろ。理論的にはあれと一緒だ」

「……ああ、成る程…。読めましたよ。えーと、例えるならば、プレハブが良いかな。プレハブ小屋は、組み立てられて立っていれば、内部は立派な「場所」ですけど、解体されてパーツにされれば、そこは場所から無数の「物」に存在が振り分けられる。そういうことですね? 最も、是は思念が残る場所が「土地」では無く「場所」であった場合の過程ですがね」

 ボクの回答に雄介さんはにんまりと笑みを浮かべた。

「そうとも、以前に付き合ってもらった富士の樹海では、自殺者の首を支え続けた縄を探しに行ったんだ。自殺場所から遠ざかっても、恐らく一番の思念の向き先である縄ならば、そこに思念が寄るファクターになのか知りたくてね」

「まあ、ゾンビに囲まれて逃げ出したんですけどね…」

「それを言われると情けないな。どうだ。再チャレンジする気は?」

「是っぽっちもございません。そんな暇が出来たら、みーちゃん抱っこして昼寝します」

「おお。ノロケかね。フレンド」

「話を戻しましょう」

 咳払いをしてウーロン茶を一口、隣にあの子が居れば一緒に照れてくれそうだね。

「まあ、つまりだ。先ほどの廃工場の自縛霊だが、あの工場が無くなった後は何所に行くんだろうな」

「自分で特殊空間でも作り出すんじゃないですか?」

「入り口をぶっ壊されて永遠に隠居だがな。…無論、工場が解体される前に解体業者の社員が皆殺しになるとは思うが」

「うーん。難しいですね。自縛霊は死に場所を自分の縄張りにしますから、工場で死んだという明確なイメージの具現…。鎖で縛られていますし」

「ああ、だから、その工場が綺麗さっぱりとこの世から消滅した場合、その場所があった土地に居つくのか、それとも、一番思い入れのあった場所の破片と共に御引越しするのか、果てはばらされた工場の破片の数だけ存在が分散するのか。一番都合が良いのが、その場所と共に綺麗さっぱり消滅だがな」

3番目の仮設ですと、至る所から小型化したあのダルマが出てきそうでヤだなぁ」

「いやいや、個人的には3番目の説に正解希望を一票だぜ? つまり、例えばだが、お前のゼファーをあの場所に持って行って、「○○工場所有」と書いて、持ち主のお前が寄与を認めれば、晴れてその場所の一部、テリトリィの1つ、ヨリシロカケラに早代わりだ」

「人のバイクを勝手に変なモノにしないで下さい。と言いますか、仮説4が一位じゃないんですか」

「まあ、な。テリトリー全部ミサイルでぶっ飛ばす事態になるの目に見えてるし。…とにかく、3の仮説、これが黒ならば、自縛霊限定で、戦闘がグッと楽になる」

「寄り代となる場所を解体して持ち去って、霊の力を拡散させると?」

「ああ、霊に数学が通じるかは知らないが、100を分散させるのに、コンクリートブロック99個をその場でテリトリィ化させ、別方向に全部持ち去れば、対等的な配分で戦闘能力1の雑魚を百回蹂躙虐殺する素敵事態が発生するかもしれないぞ? 手間が問題と言えば問題だが」

「と言いますか、コンクリートブロックが飛んでった場所全部がテリトリー化したりして」

「そう言うなよ。百個は無しにしても、戦闘能力100の相手が99と1になれば、違うんじゃないか?」

「理論はもう良いです。つまり、貴方はあの工場に何を探しにいったんですか?」

「炭だな」

「すみ?」

「ああ、人が場所の一部になるには、腐って土に混ざるか、炭になって建物の炭と混ざり合うくらいしかないだろう。それを持ちかえって詠唱銀と混ぜて見たかった」

「……一人でやって下さいね。と言いますか、一番の疑問は、そもそも何で一般人の方を追い返さなかったんですか」

「そりゃお前、常識人が居れば、世界結界効果で自縛霊の出現を遅らせられると思ってな。出来なかったが」

「………………・・何か居付いてること、知ってたんですか?」

「勿論だとも、情報の事前収集は基本だからな」

 開いた口が塞がらないというのを経験した瞬間だった。

 

 小難しい話を永遠を繰り返し、ボクが自宅の駐車場でバイクを停止させた時には既に朝型になっていた「もう走らんぞ」と言った感じで不機嫌にマフラーから排気ガスを吐き出し、愛車君は眠りについた。お疲れ様でした。

 その時からしばらくの間、無駄遣いしたガソリンの清算を無理やり合わせる為にバイクを使ってなかったのだが、その為に、その時の無茶苦茶で、愛車君がイカレていたのに気が付かなかったのだ。

 よりにもよって、遅刻寸前の朝にキーを捻った際、断末魔の悲鳴のような音を立て、そして、彼は永遠に沈黙した。

 なんてこった。

 あの時…。アイツ(雄介さん)を降ろせなかった俺の甘さが…。

 お前を殺した…!!

 

 

 

⑥ ガードランサーの空回り ~アルゴリズム編~  に続いたりする。

 

 

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 ガードランサーの空回り ~駆け回り編~(A) 

 

是は、御子柴蜂蜜ちゃんの誕生日近辺の出来事を舞台とする、二次製作SSです。

 シルバーレイン本編、結社での友好関係との関係は一切ございません。

 ※今回は、感性で書いた感丸出しの偉いイタイ話ですがご容赦あれ、特別出演の友人、関雄介さんに感謝。

 

 

 

 スティーブ・マックィーンと言う方をご存知であろうか?

 ボクが生まれる10年前の1980年、50の若さでこの世を去ったアクションスターである。

 以前に、バイト先のレンタルビデオ屋の店長さんが、ボクがバイクで通勤してきたのを見ていたのか、彼が主演の『大脱走』と言う映画を休憩室で見せてくれた。

 パッケージを見てみたら、1963年の作品だった。

 

 店長さんには申し訳無かったが、別段、ボクはバイクと言うものに思い入れは無い。

 ただ、父親が世話になっていた車屋のおやっさんが、「曰く付き」と呼ばれるゼファーに趣味で大幅なカスタマイズを施したものを破格(相場の半分ぐらいだったらしい。と言っても、ボクにとってはかなりの値段だったが)にするから買わないか? と持ちかけてきたのがきっかけで、免許と言う身分証明書も欲しかった身の上でもあったことから、半年前のボクは購入を決意したのだ。

 学校斡旋のゴーストハントの仕事で稼いだお金と食費の幾らかは、バイク代と免許拾得に消える事になったが、割と才能があったようで、追加料金も払うことなく、実技試験は一回でパスし、後は、ガソリン代が生活に響かない程度に使用している。

 

 カタログスペックを見せられてもチンプンカンプンだったが、ゼファー君は相当馬力があるらしく、着やせするのか見られないが、是でも体重70キロのボクでも、振り落とされそうになることもしばしばで、慣れるまでかなりの時間がかかったりしたが、それも今となっては良い思い出だ。サイドミラーに下半身の無いお爺さんが写るのも、気にしなければ良いだけだし。

 

 おっと、ビデオに話を戻そう。

 この、大脱走と言う映画、捕虜収容所を脱出したマックィーンさん改め、英国軍少佐が、ひたすらスイス目指して逃げまくる話なのだが、第二次世界大戦という大きなうねりの中にあるとは思えないほど、素朴で美しいヨーロッパの田舎道を、ドイツ製の軍用バイクでごろごろかっ飛ばすのである。

 頂いたカップラーメンを突つきながら、アルプスって綺麗だな。一回くらい行って見たいな等と思っているボクの目は、一番の見所である、フランスとスイスを遮る有刺鉄線の柵をバイクで飛び越えるシーンに釘づけになた。

 このシーンを見た時は、1バイク乗りとしても男としても、店長と一緒に唸り声を上げたもんだ。この時ばかりは噛み締めた海老の味を忘れていた。孤独の影を引き摺りながら、大きな壁を超えて行った彼の背中が、何よりも大きく見えたのだ。

 

 

 そんな一時的な感動も、日々の営みの中で記憶の底に埋もれて行ったのだが、ボクの人生の中で、明確にそのシーンが鮮明に頭に蘇った出来事が、一度だけあった、。

 何故なら一重に自分でそのシーンを再現する羽目に陥っていたからに他ならない。

 布石と言ってしまえばそれまでなのだが、先にも言った問題。バイクの故障はコイツのせいである。

 

 梅雨の足音が聞こえそうで聞こえない、五月の半ば頃だった。

 友人の関雄介氏に頼み込まれ、郊外の山中にある爆発事故で閉鎖された工場跡に向かった時だ。

 いきなりボクのアパートに押しかけ、明日が休日である事を聞いた彼はにやりと笑った。何でも、彼曰く『欲しいものがそこにあるかもしれない』そうで、今度は何をやらかすんだろうと、ボクは投げやりな気持ちになったもんだ。

 彼がらみの事件では、富士の樹海に何たらかんたらの縄を探しに連れ出されて自殺者ゾンビに囲まれたり、美味しい妖獣は居ないのか、と、精肉場に詠唱銀を放りこんで大量発生した豚足生えたハム妖獣の駆除に走り回ったりと、中々愉快で嫌な思い出があるのだが、それでも、常に己の探求にひたむきな彼の人間性は嫌いじゃないのだ。

 妥協と合理を何よりも重んじる完璧主義者の彼は、どんな状況でも80点の点数を取り、眠そうな声でしれっと笑う。

 

「計算通りだよ。フレンド」

 

 

「計算通りだよ。フレンド」

「参考までに聴かせて下さい。どこがですか?」

 何故か勝ち誇ったような雄介氏を愛車の二台に乗せ、ボクは例の廃工場…。

 何でも、蛍光塗料を作っていたらしいが、大きな爆発事故があり、何人もの方が犠牲になったそこの…敷地内の道路をバイクで走り回っていた。

「計算通りさ、あの自縛霊は完全に俺達に狙いを定めたようだ。お前の運転テクニックの届きそうで届かない距離感の把握は万点だ。ほら、後ろを見てみるといい、自分の出した結果を恥じる事は無いぞ、うん」

「いや、今後ろ見たら事故りますから…」

 道路と言えど敷地内、納品の為にトラックが入ることもザラで中々の広さはあるが、いかんせん、少なくとも今メーターが指している67キロというスピードで走るにはかなり手狭であり、宵闇を切り裂くライトの見通しは中々に悪く、仮に振り返れたとしても、自分のバイクの後輪1m未満に接近している、黒い炎に包まれた醜悪な達磨から、沢山の腕が生えた自縛霊など見たいはずも無い。

 

「それよりも、先ほどの方々は逃げ切れたでしょうか?」

「分からないが、少なくともコイツに食い散らかされた可能性は無いだろうな」

「そうですね、雄介さんが先制攻撃して銃弾なんて撃ち込むから、怒ってボクらをオードブルにしようとずっとさっきから追っかけて来てますもんね…」

「後は、メインディッシュ予備軍の方々が、速やかに区画内から脱出してくれたのと、2匹目が居ない事を祈ろうじゃないか」

 

 彼ら。

 そう、実を言うとボクら、この工場に到着した際に、肝試しに来ていたらしい大学生のグループとばったりと会っていたりしたのだ。

 ボク個人としては、シルバーレインに広範囲に侵されている日本で、心霊スポットに行くなどと、自殺以外の何者でも無いと思うのだが、そう言った理を知らない方々も居るわけで、彼らを追い返す脅し文句を考えていたボクだが、すっかり彼らと意気投合した雄介さんが、旅は道連れ夜は長いなるよくわからない格言を持ち出し、あっさりとパーティーインしてしまったのだ。

 最も、彼らはボクの白髪を綺麗だ等と誉めてくれて、おにぎりやパンをしきりに進めてくる等と、気持ちの良いお兄さんお姉さんで、ご同行させていただいた短い道中の中で、少なからず良い気分になっていたのだが、そんな気分も、爆心地と思われる場所に来た途端に響き渡った怨嗟の声と、鎖の擦れる嫌な金属音で木っ端微塵に粉砕された。

 凍りつく一同の前に、先ほど説明した巨大な自縛霊がのそりと現れた。

 即座に反応し自動イグニッションしたボクと雄介さんであったが、ボクが槍を構えるより早く、黒き炎(ふらんむ)多碗ダルマ―(命名ボク)の眉間らしき場所に、雄介さんは詠唱銃の弾丸を叩き込んで下さりやがった。

 

「何やってるんですか!? この場合は二手に分かれて回りこんで、牽制するのが先でしょう!? 完全に出鼻くじかれたじゃないですか、ボクらが!」

「む? やはり目を狙った方がよかったか? そうだな。ダルマだけに、瞳を入れれば以外に改心してモーラットのような愛くるしいダルマになったかもしれない。もしくは、某ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ大佐のように目がウィークポイントだったかもしれんな!」

「………某を付ける意味が無い!? 言っちゃった! フルネームで言っちゃった!!」

 兎も角、どろどろとした怨嗟の声と共に、完全に雄介さん(とボク)を白目しかない目で見据え、多碗ダルマ―の口がガパリと開いた。びっしりと生えた歯の本数を数えるはずも無く、ボクは槍をへたり込んでいる大学生さんの足元に突き刺し、声を張り上げた。

「逃げて下さい!! 今来たルートを戻って、絶対に振り返らないで!! 若さって振り浮かないことなんですよ!」

「待て宗慈、アイツはダルマだ。もしかすると振り返ると止まるかもしれん!! ダルマさんが転んだは、実は悪霊の到来を防ぐ一種の呪術だったという説もあるくらいだ!」

「ダルマの前に貴方を止めたいなぁボクは!」

「……………き、君達は……?」

「あー。うん、通りすがりの貧乏高校生です。御早く、アイツはボクらが引き受けます。おにぎり、ご馳走様でした」

 形ばかりのにへら笑いを見せて、槍を引きぬき、突進、伸びてきた無数の手を何とか穂先で捌き、一本を切り落した頃、視界の隅に全力で走り出す大学生さんの姿が見えた。

「良し、一期一会フレンズをコイツから全力で見逃させた後に、俺達も逃げるぞ宗慈」

「おーる・はいねす・ぶ、ぶるがりあ?」

「ナイスボケだ。フレンド!! 戦場で一番大切な事は、撤退と火力と制空権、そしてユーモアだ!!」

「何気に多いですね。では、戦場で大切じゃないものは!?」

「無能な司令官と伝染病と麻薬とヒロイズムだ!! 行くぞ!!」

 雄介さんの詠唱銃から吐き出された銃弾が、虚空で弾け、弾丸の雨となってダルマに降り注いだ。

 

Bへ。


2007-08-08

ガードランサーの空回り④

テーマ:WT&PBW

ガードランサーの空回り ~情熱編~

 

 是は、御子柴蜂蜜ちゃんの誕生日近辺の出来事を舞台とする、二次製作SSです。

 シルバーレイン本編、結社での友好関係との関係は一切ございません。

 

 

六月四日

 

 

 ゴーストタウンと呼ばれる場所がある。

 

 その言葉の意味は、辞書にも載っている。住人から放棄され無人と化した街のことなのだが、ボク達…。「能力者」と随分大袈裟に呼ばれる者にとっては、少しばかり物騒な意味合いで認知されている。

 まあ、言ってしまえば、辞書の意味と大差は無いのだが、そこに住み付いている方々に決定的な差がある。

 

 健全なメンタリティを食い物に、その存在を確立している世界結界さんに置いては、常識と言う言葉を常識とする知性的な存在、早い話、人間が居なくなると、その効果の維持に問題が発生するらしい。まあ、野犬に真っ当な思考能力を期待しても仕方ないからなぁ。

 そんな事情故に、程度の程は分からないが、生じた綻びの隙間から、易々と進入したシルバーレインのせいで魑魅魍魎の跋扈する魔境へと、ホテルだったり、学校だったりと、その舞台は様々だが、その姿を変えるのだ。

 何やら、説明臭くなってきたが、薀蓄語りたいが為の妄言では無いので許してもらいたい。

 

 兎も角、進めど戻れど倒せど逃げれどゴーストさんがおいでなさるので、能力者にとっては格好の訓練場所(命がけだが、アメリカ海兵隊の新兵訓練だって似たようなもんだ)であり、残留思念もそこかしこで蟠っているので、詠唱兵器の精製も可能と言う、何とも物騒で有り難い場所なのだ。

 いや、ボクにとってはバイト以上のプライオリティーを感じる事が出来ないので、そこまで身近な場所と言うわけでも無いのだが、是はその際置いておく。最近、余りにも死人が出るので、海兵隊の訓練は緩和されて、OBから苦情がきているのも退けておく。何故なら、今現状でそこの1つに突入していたりするのだから。

 

 

 はっきり言おう、ボクはやっぱり戦闘が苦手だ。

 愛用している武器が、槍なのも、リーチが長いとなんとなく有利な気がしたからだ。ついでに、その穂先が十字型のクロススピアーなのも、刃部分が三つあると、是また有利になったような気持ちになるからだ。元々、戦意とかそう言うものを常に自宅に置き忘れてくるような奴だ。色々と駄目なのだ。

 間合いが大事なら銃を使えと友人に言われたが、誤射が怖いので手が出せない。日本の警察官だって、15m離れれば、拳銃の命中率はカックンと下がる。

 

 故に、死してなお、不出来な弟に付き合ってくれる、色々な意味で黄泉帰ってきた姉の後ろからチクチクと刺すのが似合っている。

 実際、先ほどばったりと出くわした尖兵の自縛霊相手に散々てこずり、対大物用の切り札、虎の子のゴースト合体を披露する羽目になった。

 付き合ってもらった厳道兄さんと、クリス君の視線がちょっとイタイ、と言うのは秘密である。だって悔しさを悟られないようにポーカーフェイス頑張っていたんだもの。

 

「なあ、宗慈よ。お前…何が目的なんだ?」

「…妙なことを聞きますね。まるでボクが、腹に一物抱えて此処に来ているように聞こえるのですが」

「…今の戦闘、はたから見て異様だったぞ。なあ、クリス」

 実直と言う言葉を、豪快と言う言葉で固めて巌窟と言うノミでガリガリ削ったような伏見・厳道さんは、傍らで壁に貼ってあった色あせたポスターを凝視していた(確認したら、グラビアの奴だった)クリフォード・ハリス君に話を振った。

「いや、俺はこっち見てたから…」

「………」

 とある擦れ切った団地の一室、防具の強度の自己回復を待つ間、つかの間の休息をどう使おうと全く持って各自の自由、なのだが…。

 黙っていれば美形なのに、ワイルドなセンスと無類の女好きがそれをぶち壊している彼は、古ぼけた紙に印刷されたお姉さんの胸元の方が、戦友の安否よりも重要らしい。取りつく島も無い話しだが、戦場でも己の優先順位を確立しているのは、ある意味尊敬できる部分だ。見習いたいとは是ッぽちも思わないけれど。

「…兎に角。お前……是は俺の私見だが……まるで、出来そこなった見習い暗殺者のような動きだったぞ?」

「み、見習にすら到達しておりませんでしたか」

「当たり前だ。と言うかだな、背後に廻りこんで喉を掻っ切るなど、実態があやふやなゴースト相手では意味が無いぞ。対人戦闘ならば兎も角」

「ほっといて下さいよ。是でも、精一杯なんですから」

「つーかな、宗、オメェ、何で今回は槍じゃなくて木刀使ってんだよ? 慣れてねぇだろうによ」

 突如横から突付いてきたクリス君は、傍らで沈黙を保っている禍禍しいチェーンソーとボクの木刀を見比べ、直ぐにポスターに視線を戻した。

「お前は槍を使ってこそ、とは言わんが、防御能力が余りにつたない現状では、リーチが長いほうが良いだろうに、それに、その木刀…小太刀型では今までと丸で逆だぞ」

 …厳道兄さんの指摘に、ボクは口をへの字に歪める。

 しかし、仕方ないだろう。時と場合を選べぬ状態で、どんな状況に陥るか分からない以上、自衛の手段はやはり必要で、極力存在が法律にも引っかからず、持ち運びにも割りと適した小型の武器…。そんなものを模索した結果、小太刀タイプの木刀に行き着いたのだ。安易だけど。

「そもそも、お前、自分に一番適した武器、というものを弁えているのか? 詠唱兵器に限らず、だ」

「勿論、弁えておりますとも、見くびらないで下さい」

「ほう、では言ってみろ」

「速やかなる戦術的撤退です。是は、友人の関・雄介さんと言う方も掲げている優秀な武器でございまして」

「殴るぞ」

「すみません、嘘です。……言うなれば、そうですね……爆弾ですかね?」

「………………密輸ルートでもあるのか?(引いてる)」

「まさか、自作するんですよ。ホッカイロと炭酸飲料、あと家電製品から拝借したコンデサーでもあれば、10分かからずに作れます。まあ、ドラマとかでありがちな国会議事堂とかぶっ飛ばすのは無理ですが、簡易なものでも人一人をぶっ飛ば程度の威力ならありますし、撤退戦でばら撒けば決行有用ですよ? 今度何個かお作りしますか?」

「やっぱり殴っておくことにする」

 冗談だったのだが、本気で殴られた。

 

 数十分後、何とかかんとか、最上階に居座った鬼火の塊のようなゴーストを討伐し、帰路に付いたボク達であるが、ボク自身の足取りは重かった。今回の戦闘で掴んでおけるかと思い、脳内で組んでいたモーションが、全て鳴かず飛ばずだったからだ。

「宗、しけた面してると、幸せが逃げんぞ」

「はあ、まあ、構いませんよ。幸せ逃げたらそれはそれで退屈しなさそうですし」

「重症だな、おい」

「むむ、失敬な。人をナショナリティーとアルカイズムを捨て去り、アニミズムに目覚めた愛国主義者を見るような目で見るのは止して下さい」

「どっからどう見ても重傷じゃねぇか…」

「だが、まあ…。実際の所、お前、何かあったな?」

 ずいっと、唐突に厳道兄さんの顔が目の前に現れた。その目を睨み返しておいては居たが、先ほどまで身の丈ほどの深紅の骸太刀を振り回していた巨体に、圧倒されなかったと言えば嘘になる。

「そりゃ、ボクだって自分の人生の舵を取って生きているんです。時には寂しい時もありますし、ちょっぴり悲しい時もあります」

「……魚介類名前の一家の一員かお前は…。俺は別に、詮索する気は無いが、宗慈、親分として是だけは言っておくぞ」

 兄さんは、狼と虎が、喧嘩の後に互いの健闘を称え合った時に浮かべるような、そんな精悍で、底が見えない笑顔で笑った。

「お前の一番の強みは保身の能力だ。ああ、例え世界が滅びようとも、自分だけは助かるような場所を探し当てるだろうよ。もしくは、箱舟を作り上げるだろうな。最も、一人乗りだがな」

「二人乗りです…」

「そうか? だがな、世界の果てまで後ずさった後、お前は己の愚行を悔やむことになるだろう。お前はそこまで擦り切れてはいない。いや、擦り切れる部分など最初から無いのな、引きずるだけで見せびらかすしか意味の無い外套など、お前はさっさと売り払う」

「…そのマントと言うのは、ボクの自尊心のことを指しているんですか?」

「自分で考えろ、俺より学があるんだろう?」

 ほんの一瞬だが、ボクはこの人に全てを打ち明けて、土下座して助力を乞いたくなったが、踏み止まった。

 自分の事を知ってくれている。このことが、どれほどの重みがあるのか、分かるだろう?

「……よりにもよって、兄さんに口論で負けるとは、ボクもまだまだ精進が足りないということですか…」

 憎まれ口を叩いたボクの頭を、兄さんは再び小突き、そして声を上げて笑った。

「おーい、盛り上がってるとこワリィんだが、俺は腹減っちまったよ」

 言い感じに雰囲気をクラッシュしてくれたクリス君が、じとっとした目で睨んで来るが、それは華麗にスルーした後で、3人で駅前のカレー屋さんに寄って帰った。

 

 そこで食べた福神漬けが山盛りのプレーンカレーは、じゃんけんで負けた兄さんの奢りとなったので、随分と美味だった事を追記しておく。

 ご馳走様でした。

 

 

六月五日

 

 右居曲折はあったものの、先日は目的の半分は達する事が出来た。

 その達成された目的というのは、実に小ざかしい事だが「何かしらの複雑な事情」を、頼って然るべき方々に匂わせておくことだ。

 もう数人に、是を続ける必要があるが、ボクの知る限りでは、お人好しで居て、御祭り騒ぎが大好きで、教養と洞察力に優れた彼らならば、確実に、保険として有用である。

 

 そう、ボクが志し半ばでリタイアした際、必ず後を継いでくれる。

 

 暴力か、それとも法か、何の手段を用いても良い。彼女の為に何かしらのリアクションを不特定多数の人間が取る事は、相手方への牽制になり得るのである。

 能力者の集団が、自宅に雪崩れ込んでくることなど、想像しただけで恐ろしい。

 それがわからない程に間が抜けた相手ならば、是ほどボクが慎重になる必要はないのだが、しかし、相手のことを知らぬ存ぜぬの現状であっても、幽霊の正体は柳の枝であった。という程、今回は闇雲な話では無いのだ。

 ならば、臆病者は、あらかじめ周囲の柳を全て焼き払うくらい、するべきなのでは無いのだろうか。

 こう言う事を平然と考える辺り、ボクが擦り切れていない、という見解は、概ね間違いなのではないのかな。ねえ、兄さん?

 

 兎も角、能力者の現状に理解のある先生が担当し、最も得意教化化学の時間、人生で数度目の居眠りを敢行したボクは、情けない事に筋肉痛で痛む膝を引き摺って、図書館へと向かう。

 目的はここいら周辺の地図である。

 散々バイクで走り回ったので、ある程度この辺に土地勘があるつもりだが、それでも見落としている場所はあるはずだ。

 色々と書きこみたかったので、迷惑そうな司書の方に頼み込み、学校と自宅、みーちゃんの自宅を網羅する範囲でカラーコピーをしてもらい、地図記号の冊子と共に持ちかえった。

 自宅に帰り、カロリーメイトを齧りながら畳の上にそれを広げ、赤いボールペンを走らせる。

 何をしているのか? と聞かれれば、逃走経路の確立と、人目につかない場所と交番の確認だ。得に、いかにも不良が溜まっていそうな裏路地は用チェックや。

 身を隠すにしても、何をするにしても、抜け道裏道は知っておいて損は無い。後々の事を考えれば、ちょっとした仕掛けもしておかなければならないだろうが、これは今じゃない。少なくとも、時間を見極める必要があるだろう。

 そんなことを考えながら、ある程度の建設的な「県外脱出用の逃走経路」が三本ほど確立した頃には、行き付けの銭湯も流石に暖簾を下ろす頃になっていた。

 細かい作業に長時間従事していたからか、異様に重い腕を投げ出し、六月の湿っぽい空気が流れ込む室内で、ボクは次の日の遅刻決定の時刻まで寝こけることになった。

 

 ……思わぬ問題は、その遅刻の朝にぶち当たることになる。

 戦場において最大の武器、機動力、そう、ボクにとっては自分のバイクなのだが、今回の件でも大活躍(予定)の為、三本あるルートの一本は、とてつもなく人目につく道だけを選んだ騎乗専用の物だと言うのに。

 

 こいつが故障したのである。

 

 

 ⑤

 ガードランサーの空回り ~駆け回り編~ に続く。

2007-08-06

彼らの近況

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この記事の登場人物紹介 


 『夜十字信人(よるじゅうじ・のぶと) Asura Fantasy Online の神聖騎士。質実剛健で荒っぽい。2mの魔刀を愛用。試練に生き試練に死す男。隠れシスコン。21歳』


 『秋霧宗慈(あきぎり・そうじ)シルバーレイン の高校生。魔力を持つ音色とと計算能力、中途半端な常識が武器。ボケ・ツッコミ兼用のイジラレ属性。最近、ちょっと黒い。17歳』

  『アルミ(正式名称アルケミスト) Beast's Night Online  の芸能人。獣人で、飛行能力・光学迷彩を駆使し敵を狙撃する…演歌歌手。無口無表情無鉄砲無愛想。そろそろBNOが終わるので、転生が視野に入れられている。12歳』


 


 


 

 最近の彼ら ~近況編~ 


 

夜十字にょん

 

  

『おや? 侍を捨てて神聖騎士に転職した裏切り者の夜十字にょんじゃないですか。最近、敵兵を「ろりきゅあ」の二つ名で追っ払ったって本当ですか?(本当)』

 

  

『………背後さんの財政難の…せいで…マギラギでの…女の子BUも…伸びに伸びているのは…「ロリキャラで俺を登録しろ」と言う…無言の主張と…聞きましたが…本当ですか…?(嘘)』

 

   

『褌頭にかぶった盗賊軍団を、褌姿で叩きのめしたってホントーですかー?(本当) その際に被った褌が、同行したジュディスちゃんって、小さな女の子のだったってホントー?(此処は嘘)』


  
『………開口一発目で、喧嘩売ってんのかテメェら。にょんって何だよ』

 

 
『と言いますか、此処のブログ名は「神聖暦剣客栗譚」って名前なんですよ!? 剣客の貴女が居なくなったら、詐欺じゃ無いですか!! どうしてくれるんですか!!』

 

  

『……ご自分の…ブログで…「ジャパン最低の剣客さん」と、ご紹介くださっている…ニャ太郎さんにも…申し訳ないと…思わないの…ですか…』

 

 

『るろうに剣●のネタで弄りづらくなるじゃないのさ、ネタキャラとしてそういうアイデンティティを手放すのって、どーかと思うよ?』


  
『貴女って言うな! 最低なんざ言われてねぇから! 俺はネタキャラじゃない! つーか、紹介場所に居ないのにしゃしゃり出て来るな、地味妹!』

 

 
『えーやんえーやん、哀されている証拠だって』

 

  
『何だその誤字!? 良いからお前は帰れ!(ぐいぐい)』

 

 
『兎も角、です。ボクも前衛型から支援型にチェンジした今、根っからの前衛役である貴女が別のスキルやポジションに流れてしまうと、非情に困ります』

 

  

『……生半可な…チームワークでは…奴らに…太刀打ち…出来ない…のです…』

 

 
『……嗚呼、この無意味な問答も、きっと、奴らは見ています…』

 

  

『イエスッ。マザーシップのモニターで、確実に奴らは見ているね!!』


 

『…………………………おい、奴らって誰だ』
 

  

『……奴らのことは…』

 

 
『……ボクたちも良く…』


 

『知らない!!』
 

  
『……よし、分かった。理解したぞ。つまり、お前らは俺を苛められればなんでも良いんだな!?』

 

 
『……という訳で、夜十字さんの魔法習得は、禁止!!』


 

夜十字信人の魔法習得が禁止された!!


 

  
『うおーい!? ジョブチェンジした意味無いじゃねーか!?』


 
 


 

そーじ君


 

  

『ボク、霊媒師をやめて、フリッカークラブになりました』

 

 

『フリッカー……。ほう? ボクシングのアレか…。だが、人外相手に拳で戦うのは危ういぞ。慢心するなよ…』
 

 

『…………蟹』
 

 

『いえ、どっちも違います。フリッカークラブ…。楽器の演奏による音色を魔術の媒介とし、楽器で殴ったり、音色で怒らせたり、体の自由を奪ったりします』


 

 

『………テメェの物言いだと、何だかロクでもねぇジョブに聞こえるんだが…』
 

 

『…………蟹……鍋……ポン酢…日本酒で…きゅーっと…』


  

『そ、そんなこと無いです。武器も槍から銃に持ち替えましたし、使役ゴーストさんを前に出して、後方の物陰から撃ったり痺れさせたりと、色々考えてのジョブチェンジですもの』


 

『おいテメェ、以前に前衛張っていたんなら、そう言うチキンな戦法は(足元に銃弾が突き刺さる)』


 

『…鳥……馬鹿にするの……NG……(拳銃片手に)』


 

『よし、落ち着こうな。チキンっつっても、お前のことじゃないからな、飴を上げるから、もう少し蟹に対する妄想に浸っていような』
 

 

『………………(コロコロ)』
 

 

『兎も角だ。どうせ死ぬならば前のめりに死ぬことだ。遅かれ早かれ、人は死ぬ。寿命が三年後のお前ならば、良く知っているはずだぞ?』


  

『そのヘンテコ設定まだ生きてたの!?』


 

『お前が死んだら、人造人間ソウジリヒンとしてとして復活させてやるから、それまで、悔いを残すなよ…?』
 

  

『うえーん!! みーちゃんに言いつけてやるー!!』


 


アルミ君


 

『近況………BNOが…・・・10月で…終r』
 

 

『……アルミ、そー言えば、お前は鳥の獣人だったな。何の鳥がベースなんだ』

  

『………………ついでに…私の…ベースは………百舌(もず)』


    

『 『………………(流石は皆殺シスター……完全納得です())』 


 

『………それより……BNOが・・・10月に…』

 

 

 『アルミちゃん、フライドチキンを購入して参りました。一緒に頂きませんか?』
 

 

『……む、激辛味だそうだぞ。夏っぽくて良いじゃないか……。ほら、ガブリと行け』
 

『………………それ、共食いになるかと……じゃなくて、…BNO・・・10月に…』


 

『地味、そういえばお前、御子柴の嬢ちゃんのお家騒動に首突っ込んだらしいな。そん時の話、聞かせろよ』

 

 

『あ、はい。あのですね、結局のところは、こともなし。色々と暴走しましたが、最低限のラインは守り抜きました。…うん、みーちゃんに迷惑はかからなかったと思います。最も、周囲の方々には散々ご迷惑をかけたのですが、みんな、「終わったことだよ」と笑って許して…』

 

 

『………………終わっ……』

 

 

『……!? ……この地味野郎!!!! 何も終わってねぇよ!! BNOが終わるわけねぇじゃねぇか!!(怒りの鉄拳)』

 

  

『あべしっ!?(ドゴシャッ!!) ……ひ、ひぃぃぃ。す、すみませんんんーーー!? 早急にSSの続きは上げます-ーー!?』

 

 

『……人生をなめるな!! 覆水盆に返らずだこの野郎!!!(どかどかどかどか)』 
 

『………………(この人たちって、以外に良い人たちなんじゃないのだろーか、とか思ってる)』


 


BNO,10月に終了。

アルミの運命やいかに!?



ホントニネ
 
2007-07-17

これは記事ではないような気もするが…。

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 友人のT氏曰く、新しいPCを作成するに当たり、『PCの外見設定を、文章にするのが非常に面倒だから、参照URLに出来そうなイラストを描いて乗っけてくれ』とのことである。


 テメェでやれやと喉まで出掛かったが、吉野家の豚丼の誘惑には抗いがたく、ここに奴の姦計に乗せられた末路の作品を掲載しよう(余談ではあるが、味噌汁も付けて貰えたら背景もあった。漬物もプラスされればテクチャーも二枚くらい多かったであろう)


 ちなみに、作成は妹である。

 私はマウスのクリックひとつしては居ないが、手柄は私の物だ。





 PCの概念は、忍べない忍者だそうだ。奴は、「本末転倒」とか、そう言ったセンスが大好きな奴なのだ。


 何はともあれ、T氏のAFO生活の充実を影から祈りつつ…。

 豚丼+卵の義理はここに果たした。

 闘技場で遭遇した際は、遠慮なく武器をへし折らせて貰おう、との宣言もここでしておこう。


 では、さらばだ。



ついで、

ネクストメインPC




2007-07-14

シークレット【ちょいえろバトン】

テーマ:バトン
★シークレット【ちょいえろバトン】


・このバトンはメッセージでまわります。
・誰から回ってきたか、と、質問内容は、シークレットです。
・質問の答えのみを、日記に書きます。

 

このバトンに答える人。


 『秋霧宗慈(あきぎり・そうじ)シルバーレイン の高校生。霊能力と計算能力、中途半端な常識が武器。ボケ・ツッコミ兼用のイジラレ属性。最近、ちょっと黒い。17歳』

外野

 『夜十字信人(よるじゅうじ・のぶと) Asura Fantasy Online の剣客。質実剛健で荒っぽい。2mの魔刀を愛用。剣に生き剣に死す男。隠れシスコン。21歳』
 

  『アルミ(正式名称アルケミスト) Beast's Night Online  の芸能人。獣人で、飛行能力・光学迷彩を駆使し敵を狙撃する…演歌歌手。無口無表情無鉄砲無愛想。12歳』


 


 

「こんにちわですの。都合により、みーちゃんの口調で喋っている宗慈です。今回は、G兄様から、シークレットバトンが回ってきましたので、お答えいたしますのーv」



「……ますのー」

 

「……………」

「とくに、今回のテーマはチョイエロと言うことですので、煩悩の塊の私としては、超猛突進当たって砕けるしかないですのよ、もう( ノノ)」



「……ですのよー( ノノ)」


 

「……………」



「……サムライさんも、ご一緒に! さあ、ですのーvv」

 


「……ですのーvv」

 

「……………」


  
『…………やれよ』


 

「……………………………………ですの」


 


 


 

●シークレット【ちょいえろバトン】

 

Q1


「……勿論やりましたのよ? もう、日課と言っても過言ではありませんわ。 ね? 兄様?」

 

Q2


「……寝て起きたらすぐに、学校行く前にも軽くもう一回、後、お昼休みにコッソリと、寝る前にもやりますの」

 

Q3


「……時間が無いときは付けますが、時間がある時はつけませんの。ゆっくり、じっくりとやるのですのv」

 

Q4


「……好きとか嫌いとか、考えたこともありません。もう、生活の一部ですから体が覚えてしまっていますわ』

 

Q5


「んもう、お布団に入っても、眠れなくてそわそわしてしまいます」

 

Q6


「……ん~。少ない日でも、3回は、多い日ですと6回はやりますの」

 

Q7


「……下からですの」

 

Q8


「……上下に、軽い感じで小刻みに動かしますの」

 

Q9


「……そ、そこまでドジじゃありませんの! で、でも、一回だけ、入れちゃった時もあったりします……内緒ですよ?(ぽっ)」

 

Q10


「……べ、別に、人数制限はございませんけれど…。私の方からアプローチするのは恥かしいです…。えと、く、来る物拒まず。と言う答えでは、駄目ですか…?」

 

(※質問回答&このバトンが欲しい方はどうぞコメントお気軽に。笑※ 蓋を開けてみれば、ああ、とご納得頂ける質問ですので)


 


 


「………ふうう、終わりましたのです。ちょっとだけ、恥かしかったのですが、兄様にはご満足頂けたでしょうか…?」



「……今夜は夕食を平らげるのに苦労しそうだぜ………ですの」


 

「……微妙に……毒されて…来た様な…気もしますの…」



2007-07-06

ガードランサーの空回り③

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コレは、御子柴蜂蜜嬢の誕生日の為に製作された文章でございます。基本的に、蜂蜜嬢PL様の敷いた設定の上に成り立つ文であり、オフィシャルとはなんら関係はございません。

 

 ガードランサーの空回り③

 

 

 

六月二日

 

 放課後の屋上にて、ボクは先日に入手した手紙を潰した。

 くしゃり、と音を立てて、一欠けらの詠唱銀へと戻った元手紙を握り締める。

 

 藍君と言っただろうか。

 蜂蜜の兄の一人である彼、クリスマスに一度だけ見かけただけのボクを、信用してくれたのかは分からない、ただ利用する相手としての選択だとしても、そのことにボクを選択してくれたのならば、彼らの妹君への愛情を知っている身としては、何と光栄なことだろうか。

 …それと同時に、バイクで走っている最中に、ブレーキをかけるタイミングが一拍遅れた時のような、ひやりと肝臓を締め上げる冷たい感覚も味わうことになった。

 もしも、この手紙を蜂蜜ちゃん本人が発見していていたら…。

 それは恐らく、赤の他人が発見するよりも、ボクにとっては好ましくない結果を生むであろう。

 この手紙を見つけ、不用意に危機感が煽られた結果、彼女は、ボクに対して、メンタリティの部分のみでしか頼ろうとしなくなるだろう(最も、是も十分に光栄なことではあるが)

 

『大丈夫ですのよ』『逃げません、戦いますの』『まだ、頑張れます』

 

 そういった言葉を飲み込んだボクは、その時点で己の役目に線引きをし、満足してしまう。

 そして、何かしらのトラブルが生じても、僕は、その場に居合わせることすら出来ないのだ…!

 槍も振れず、引き金も引けず、彼女の為にならば直にでも、一本二本差し出せるこの腕で、皿でも洗っている羽目になるのだ。

 何処であの子が血を流そうとも、気が付けもせずに…! そして、僕は既にソレを一度やらかしているのだ…!

 

 そして、一番認めたくない感情…。僕は心のどこかで待っている。彼女の脅威をこの手で払える瞬間…。

 否、否、否だ。言葉は飾らない。

 愛する人の為と言う、正義の理屈と大義名分を背に、ただ、暴力と言う最低の手段を持って、脅威と呼べるものに、この腹の中で煮えくり返る真っ赤な感情を、フラストレーションの根本に、直に叩きつけるその時を…!

 

 果たして、この激情を知られた時、僕は僕で居られるのであろうか…?

 屋上の手すりに聞いてみても、それは何も言ってはくれない。

ただ、いつの間にか汗で滑っていた掌から落ちた小さな銀塊が、カチン、と、冷たい金属音を立てた。

 それだけだった。

 

 

 

 

 何度も読み返した手紙の内容は、大まかに言えば、こうだ(以下、かなり大雑把なので、間違っていてたら、ごめんなさい)

 

 

A」と言う家と「B」という家がある。

 

A」の家には「C」と言う一人の少女が居るのだが、何でもこの「C」さんは「B」の家にも縁があるらしい。

正式には「A」の家の人間で、しきたり上重要なポジションに居るらしい「C」さんなのだが、「B」の家もどうやら「A」の家と同じような感じらしく、「A」にはあって「B」には無い、「C」さんと言うファクターを、多少なりとも強引な手を使ってでも手に入れたがっている。

 

A」の家も「A」の家で、「B」の家の行動を阻害する為に、毎年「C」さんの誕生日の6月15日に、「B」の家が「C」さんを欲しがらなくなる為の儀式を徐々に徐々に行っているとのこと

ついでに、「C」さん曰く、「ソージが頭を撫でてくれれば頑張れますの」らしいが、明らかに「C」さんはその儀式を嫌がっている。此処、個人的に一番重要なのだが、ボク個人の問題に着目していると、心情を語るだけでざっと千文字は使いそうなので、今回は遠慮しておこう。

 

 さて、AB間のお家騒動はその儀式が引き金の一つだ。

 

困ったことに、「B」の家がそれを許すはずも無く、毎年、「C」さんの誕生日付近になると、何かと色々と面倒で物騒らしい。

 以前、「C」さんが大怪我(子供にそこまでするか!)をしたと言うのも、この辺の事情にあるのは間違いないだろうね。

 ………端折りすぎている上、言っている本人が頭痛に見舞われていれば、世話が無い。が、是だけは断言できる。

 それは、上記記載の図式に、どうやら「D」君と言う、呼ばれても居ない新しい登場人物が横滑りしてくることになる、と言う宣告である。

 

「とは言うものの、何も出来ないなぁ…」

なんてのがボクの最初のぼやきだった。情けないことだが。

 

先ほど、暑くたぎる激情を語っておいて何だが、やはり一個人で出来ることなど中々無い。

せめて、この手にAMF(アンチ・マテリアル・ライフル)でも有れば、感情に任せて「B」のお家に、20m機関砲弾を我が人生が台無しになるまで撃ち込んでやるのに(小指の爪くらいは本気だ)

 

何はともあれ、「何も出来ないから」を、言い訳に停止していて良いのは、死体だけであり、生憎、ボクはまだ死体にはなっていない。

 

最も、ボクが最初に起こした行動は、ナイスタイミングで被さった12から14のテストを言い訳に、アルバイトのシフトを大幅に減少させることであったのだが。

 

 

 

六月三日

 

珍しく、萌える、ではなく燃える心を熱く滾らせながら、前日の大半をバイト先への連絡と思考に費やしたボクだったが、ある程度時間が過ぎたこともあり、幾ばくか冷静さを取り戻していた

 

まずは、今回のお家騒動に首を突っ込む際に、自分に不足しているモノを考えてみた。

 

○財力

○頭脳

○戦闘能力

○社会的地位

○組織力

 

色々な意味で駄目駄目な気がするが、そのようなことは最初から分かりきっているし、そういうときの為に他力本願と言う言葉があるのだ。

 

 そもそも、戦闘能力の面で言うなれば、ボク個人の能力者として戦闘レベルは、良くて中堅程度であろう。防御力や討たれ弱さの面から言えば、最低レベルだ。ザルではないが、紙だ。紙の装甲なのだ。

 何より、前回の荒事を御子柴の方々が寛容な目で見ているとはとても思えない。ボク(と言うか、他人)にこのような手紙でのアプローチをする時点で、警戒している証拠だろう。

 斬った張ったはお兄さん方に頑張ってもらうとしまして、今回、ボクが成すべきことは、いかにおいしい所を素早く持っていくかだ。

 それに、ダイレクトな脅威に直面しない限り、ボクの汚く脆弱で暑苦しい一面も、見せないで済む。

 例え尻切れ蜻蛉の結末を迎えたとしても、結構じゃないか。それを腹の底に抱えて生きて往くことなど、あの子に嫌われることに比べれば、何とも無いのだ。

 

さて、此処で是非とも、ルパン三世さんに、「オイシイ生き方」についてアドバイスを乞いたものだね、セットでやってくる警部さんにも、一番やられたら嫌な逃走方法もお伺いしたいものだ。

 


④に続く。

2007-07-06

ガードランサーの空回り②

テーマ:WT&PBW

コレは、御子柴蜂蜜嬢の誕生日の為に製作された文章でございます。基本的に、蜂蜜嬢PL様の敷いた設定の上に成り立つ文であり、オフィシャルとはなんら関係はございません。



 ガードランサーの空回り②


六月一日

 

 偶然と言うべきか必然と言うべきか。

 学校の生徒手帳の裏の裏に「能力者」との記載があるボク…。

 秋霧宗慈(あきぎり・そうじ)は、あまつさえその能力とやらが、先祖代々受け継いだ(らしい)「霊媒師」に分類されており、その微妙に発達したインスピレーションにより、残留思念を嗅ぎ取ることに少しばかり長けているとかいないとか。

 

時は下校の時刻、早坂キャンパスの昇降口からグランドを迂回し、正門へ行く道すがら。

バイト先のファミリーレストランに向かうボクの隣には、毎回律儀に下校を付き合ってくれる蜂蜜ちゃんがいて(どうも彼女には、一度帰宅した後に着物に着替えてから結社に向かうというルールがあるようだ)

 そんな彼女の持つ、小さな鞄の中から、本当に微量な思念を嗅ぎ取れたのは、偏にDNAの成せる技なのだろう。

 

 つんっ――。と、耳抜きをするような感覚で、第六感を研ぎ澄ませれば、鞄の横のポケットからそれは感じ取れる。見たところ、どうやらそこに、ボタンは付いていない。

 それが、どうしても気になった。

 

「ねえ、みーちゃん」

「はい? 何でしょうか?」

「ええとですね、何といいますか…こう、あれなのですよ」

 バレンタインを過ぎたあたりからか、どちらとも無しに一緒に下校をし始めて随分と経つが、未だに一度も彼女の鞄を持たせて貰えない常にフリーな左手をニギニギするボク。

「あれなのですか? …ああ、前に教えてくださったゲマトリア数秘術のことでしょうか? それとも、真っ暗な中でも顔に寄って来る蚊のメカニズムでしょうか?」

「ええ、666と言う獣の数字は有名どころですが、遡れば、一番最初の聖書は数字で…って、違います…。あのー。行き成りでアレなのですが、よろしければパフェなどをご馳走したく思うのですよ」

 因みに、暗所で蚊が耳元を飛ぶのは、吐き出される二酸化炭素を感知して寄って来るらしい…。って、どうでも良いね。

「…はい? パフェですの?」

「はい、パフェですの」

 兎も角、万年貧乏人のボクの突如の申し出に、恐らくはパフェなんて食べ飽きてるんじゃないかなぁ、的な経済状況の蜂蜜ちゃんは、ニ、三回、目をぱちくりと瞬かせた。

「きゅ、急にどうしました?」

「そんな気分なんですよ、駄目かな?」

 そう言って、不意打ち。戦場でも人間関係でも、奇襲によってイニシアティブを取るのは常套手段であって、その小柄な体を抱きしめれば、彼女は一瞬だけ身を硬くするも、直ぐにふにゃりと力を抜いてくれる。

「人が見ておりますの」

「構いやしません。惚気ましょう、存分に」

「…そ、それも、気分ですか?」

「ええ、これも気分です」

「じゃあ、許してあげます」

 そう言って、ボクの背中に小さな手が回されれば、当然、鞄は手から離れるもので…。

 

 ………ただ今、非常に人には見せられない行動をしております。はい、完了。

 

 袖の中に隠したそれは、紙のようだったが、今確認するわけにも行かず。

 通行人の好奇の視線生暖かい視線冷たい視線etcにしばらく晒されたた後に、ちょっとばかりモジモジしながら体を離した彼女は、地面に落ちた鞄を拾うと、はにかんだ笑顔でボクの隣に並んだ。

 無論、パフェなどで許してもらえる行動だとは思っては居なかったが、ボクの財布の中身を理由に、何かと渋る彼女をどうにか口説き伏せ、次の休みに喫茶店に行く約束をして、その日は分かれた。

 

 バイト先に行く道すがら、梅干味の苺を食べたような気分だった。

うーんうーんと、罪悪感と思案のサンドイッチに挟まれたボクの遥か頭上では、長引いた労働時間に退屈している六月の太陽が、暇つぶしに紫外線を浴びせてくる。

 

(……勢いでやらかして後悔してましたが…。良く考えれば、あのような形で誰かに何かを伝える意図がある事情ならば、それ相応なのではないのかな?)

 それに、警戒心が高い彼女に気が付かれずに、日用品に何かを仕込める位置に居る人間が、あのような形で本人にアプローチを仕掛けるであろうか? 

 

――否。

 

無論、それが外野…特に、ボクに向けられたメッセージである保障は無いけれど…。ただ、明確な残留思念を放出するモノ、詠唱銀製だなんて、少しばかり放っておけるものでも無いだろう。

 それが、彼女絡みならば尚更だ。

 

「………あ! C君が、紫外線を市街戦で撃退したので、C、凱旋…。こ、是はイケルかも…!」

 ああ、悲しいかな、中古のポンコツ我が思考。

この調子でバイトでも散々ポカをやらかすことになるのだが、それは、まあ…。ドンマイ。

 

 

③に続く。


2007-06-26

性転換バトンー

テーマ:バトン

本日も発見一日目なので、書きます。

 

御子柴蜂蜜ちゃんから回って来ました。

 


●性転換バトンー


あなたに魔法をかけました。
さあ、今あなたは性転換してしまいました。

 

答える人

 

 

『秋霧宗慈(あきぎり・そうじ)シルバーレイン の高校三年生。霊能力と計算能力、中途半端な常識が武器。ボケ・ツッコミ兼用のイジラレ属性。最近、ちょっと黒い。17歳』


 

突っ込む人

 

 『夜十字信人(よるじゅうじ・のぶと) Asura Fantasy Online の剣客。質実剛健で荒っぽい。2mの魔刀を愛用。剣に生き剣に死す男。隠れシスコン。21歳』

 

 

 

●最近の彼ら。

 


 

『こんばんわ。りるはの顔した宗慈です。今回は、性転換バトンと言うことで、染色体とかDNAとかちょちょいと弄って女の子になって見ます』


 

  

『上に魔法って書いて無いか…? つーか、お前、外見は兎も角、中身はあんまり普段と違和感無いな…』

 

 

『まあ、元々中性と言うものが三本柱設定に入っておりまして…。 して、何ゆえに外見が妹なのかと言いますと、ボクと妹は、もし男に生まれていたら? 女に生まれていたら? と、言う選択式主人公的ヴィジュアルでの設定がされているわけですよ。…並べてみると、一目瞭然!!』


 


 






 

 

『………まあ、どうでも良い、が。

コレだけは言っておく。この記事にて掲載されているイラスト作品は、株式会社トミーウォーカーのPBW『TW2:シルバーレイン』用のイラストとして、俺の背後が作成を依頼したものだ。
イラストの使用権は俺の背後に、著作権は各種製作元の絵師に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有する。以上』


 

『それでは、早速バトンにお答えいたしますね?』

 

 

『………元男の女子って、なんつーか、痛いな。中身が地味だけに』


 

『たははは…。まあ、貴女にとっても人事じゃないですけれどね、サムライさん?』


  

『貴女っつーな!?』






1 まず何がしたいですか?
 

 

『ファミレスでのバイトで、お客様へのクレーム対処です。女だと、男の時とどれ程差異があるか見てみたいですね』



  

『その姿でバイトに言ったら、バイト先もビックリだな』


2 ひとつ性転換した上でこれだけは必要だと思うものは?
 

 

ツインテール!! 


 

『文字でかっ!? 何でそれにこだわる!?』



3 異性の著名人、誰をファッションのお手本にしますか?


 

『んーと、男の時のボクの場合の異性ですかね? それなら…チューリップの恋模様歌ってた方のかな?』

 

 

大塚愛か? 結構すごい格好してる気がするぞ…』




4 そして、どんなタイプの人を好きになりますか?


 

『厳道兄さんや陸成君みたいな、ボクみたいなのでも引っ張って行ってくれそうな人、かな?』



 

『結局は男のお前に言われても、迷惑なだけだろ…』


5 もし芸能人と付き合えるなら、同性の芸能人で誰がいいですか?


 

『えーと、えーと。……所ジョージさんが考案した最強畜さん。凄く好きです』


  

『芸能人所か人でも無いじゃねぇか。つーか、マイナーな気もする故、最強畜を知らん奴は、諦めてくれ。多分、調べても出てこないから(ぉぃ)』



6 では、ブログ読者中で恋人にするなら誰ですか?


 

『……陸成君…………(ぽつり)』


 

『……うわ(汗)』



7 ブログ読者中で、この人の異性バージョンを見てみたい!という人は誰ですか?
 

 

『……陸成君…………(ぽつり)』



 

『……うわ(汗)…つーか、二度目だね。手抜きだね』




8 お疲れさまでした。これを性転換させたい5人に回してください。

 

 

『……陸成君とー、厳道兄さん……』

 

『……まあ、陸成の所は基本だが…。いや、なんつーか、地味が特殊なだけで、やり辛いだろ是…。それともう一つ、揚げ足取るようで恐縮なのだが、二番目の質問の「2 ひとつ性転換した上でこれだけは必要だと思うもは? 」と言うの、是、回して貰った先のコピペなのだが、…必要だと思うも「の」が抜けておったな。こう言ったバトンは基本、コピペだから、恐らくは最初から抜けていたと思われる。以上だ


2007-06-25

学生バトン

テーマ:WT&PBW

ニャ太郎さんの所の陸成さんからバトンが回ってきました。回されたバトンは3日で忘れるので(マテ)

今回は忘れないうちに回答しようと思います。イツモダメダメデゴメンネ(土下座)



このバトンに答えてくれる人。 ~悪役笑みバージョン~



『秋霧宗慈(あきぎり・そうじ)シルバーレイン の高校三年生。霊能力と計算能力、中途半端な常識が武器。ボケ・ツッコミ兼用のイジラレ属性。最近、ちょっと黒い。17歳』


『秋霧美鈴(あきぎり・みりん)シルバーレインの高校二年生。マイペースにも程のある宗慈の妹。愛称と言うか、魂の名は「りるは」 名前で呼ばれると怒る。特技は家事とバイト。勉強は全然駄目』




それでは行って見ましょう。

●学生バトン




●平日の睡眠時間・起床時間

「睡眠時間ですか? 三時間くらいかなぁ(ぇ)」

「八時間以上眠らないと、私は化石になりますv」



●お気に入り朝食メニュー


「…………自家栽培のミニトマトとパセリです」


「ゆで卵茹にマヨネーズつけて、パンに挟んで食べるよ』


●通学中BGMは?


「御子柴蜂蜜ちゃんの声かな?」

「アレですね。りるはのテーマ(口笛ヴァージョン)ですかね?」



●歩くスピード早い人?



「人生牛歩戦術です!」



「人生全力疾走ッスよ♪」




●起きて一番最初にすること


「顔を洗って歯を磨いたら新聞配達に行きます。

「二度寝しますが、何か?」


●通学中の電車、またはバスの中での暇つぶし方は?


「読書かな?」

「アプリのぷよぷよ」



●痴漢経験アリ?



「…いえ、そういった方面の犯罪行為は流石に無いです…(汗)」


「……………………して良いですか?」



●学校に着く時間

「割りとギリギリかなぁ…?」

「紙一重で勝負が決まるような時間です」


●学校でのあなたはどんなカンジ?

「目立つ方では無いかな?」

「可愛くってゴメンネ?」


●みんなからどんな人だと思われてると思う?


「うーん。理数系の人?」

「馬鹿な子ほど可愛いの権化っすよ」


●好きな教科


「数学と化学ですね。数式を頭の中で組み合わせるのが好きです」


「自習だね。内職できるし」


●あなたの席は?

「教卓の真ん前です」

「廊下側の真ん中辺~」




●窓から見える景色は?

「隣りのキャンパスですね」

「フリーダムと言う名のマグメルド」


●お気に入り昼食メニュー

「塩と水…とか。さ、サバイバルの常識なんですよ!?(学校です)」

「学食のカレーの大盛りと海草サラダのセットかな」

●いつも一緒に居る友人の数

「えと、男友達だけでも、良く一緒に行動するのが、陸成さんやクリス君、厳道兄さんに凪君に大悟朗お屋形様に…」

「えーとね、同じクラスのミナミちゃん(一般生徒)」


●授業中の暇つぶし方法




「…学費が勿体なので、授業は一秒たりとも気を抜きません(きぱっ)」


「ノートの隅にラクガキしたりしてるー」


●もしかして黒板出て問題解ける系?


「まあ、スペルミスを良くやらかす英語や、日本史以外なら結構余裕に」


「解けない系。解けたことありません」


●何部?



「一応、クレー射撃部に入部しておりますね。半幽霊ですけど……以外ですか?」

「バイト部かなぁ」


●放課後は主に何してる?

「バイトですね。ソレが無い場合は、みーちゃんと一緒に居るか、友達と大食い大会に行きます」

「バイト漬けだね。バイト無い日は寝てる」


●帰宅中ついつい寄ってしまうお店

「んと、陸成君のアルバイト先さんですね」

「駄菓子屋さん。うまい棒の納豆味を買うのサ」


●帰宅後最初にすること


「夕食ですね」

「ミナミちゃんにメールを返しマス」


●宿題ちゃんとやってる?


「大体休み時間中に片付けてます」

「にょろにょろにょろ~ん♪(誤魔化す踊り)」


●何時に寝てる?


「深夜一時までは起きてることが多いです」

「12時までには絶対寝てる」


●明日も頑張ってね☆



「ありがとうございます。頑張りますね」

「ほいさ、任せといて!」


●学生のお友達5人に回してね☆

「それでは、ボクは…みーちゃんと、、厳道兄さん、ティルさん、朱紅那さんに」



「私は、魔王君に回しておきまッス』

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