好奇心の扉

事故や事件の原因は決して一つではない。そこに至るまでの過程は必ず複数の要因が重なって起きる。
回避するには5分前の決断を信ぜよ。


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そもそも緑膿菌とは、土や水の中、人の皮膚や腸の中にいる毒性の弱い細菌です。
通常、健康な人に病気を起こすことはありませんが、免疫能力が低下した時に感染症(化膿したりジクジク痛む)を引き起こしたり、抗生物質を長期間使用した人には菌交代症の形で病気を起こすことがあります。

一般的な緑膿菌
一般的な緑膿菌。

土いじりで指をケガしたりして化膿するのは、この緑膿菌などの細菌のせいです。
しかし通常は市販の消毒スプレーなどと絆創膏で十分治癒します。

長さ1.5~4.0μm,幅0.5μmの通性嫌気性杆菌。1~3本の極毛性鞭毛を持っている。

「多剤耐性緑膿菌」は、感染力・病原性などについては一般的な緑膿菌と大きな差はなく、最大の特徴は、その強力かつ広範な抗菌薬(抗生物質)への抵抗性にあります。

 1)フルオロキノロン系抗菌薬:シプロフロキサシン、レボフロキサシンなど
 2)カルバペネム系抗菌薬:イミペネム、メロペネムなど
 3)アミノグリコシド系抗菌薬:アミカシンなど

これまでは上記の3系統の薬剤が『特効薬』として用いられてきました。

緑膿菌の鞭毛とRNA
緑膿菌の鞭毛と、透過で見えるのが16RNA遺伝子。
1個の耐性菌が出現すると、RNA遺伝子交換で周囲の緑膿菌も「多剤耐性緑膿菌」に変異する。


しかし近年、強力な薬剤(抗生物質)の多用が誘因とみられる、上記の薬剤全てに耐性を持つ緑膿菌が現れ、これを「多剤耐性緑膿菌」と呼ぶようになったのです。

このため緑膿菌の多剤耐性化変異が進行を続けており、治療薬の選択肢は限られ、臨床上大きな問題となっている現状にあります。



矢印青色 グラクソ・スミスクライン株式会社は8月13日、ポリペプチド系抗生物質製剤「コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム注射剤(一般名:コリスチン注射剤)」について、厚生労働省に対し、同日付で多剤耐性緑膿菌感染症を対象とする製造販売承認申請を行ったと発表した。

コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム注射剤
「コリスチメタート注射剤」
米で販売されているコリスチンメタンスルホン酸ナトリウム注射剤。

「コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム注射剤」は、多剤耐性緑膿菌由来の感染症治療薬として、社団法人日本化学療法学会から、再開発要望が厚生労働省に提出されていた。

「コリスチン注射剤」は、国内において1990年代の半ばまで臨床に供されていたが、使用量の減少に伴い、承認削除となっていた───。

しかし、近年になって緑膿菌の多剤耐性化が進行、治療薬の選択肢が限界を来たした事で、国内外のガイドラインにおいては、耐性緑膿菌感染症に対する治療薬の最終救済薬」として再評価されている。

既に臨床治療に利用されていなかった「コリスチン注射剤」は、再開発要望が厚生労働省に提出された事を受け、グラクソ・スミスクライン(株)が一般社団法人未承認薬等開発支援センターからの助成金を受けて開発に着手。今回の承認申請にいたった。




軽い裂傷などでは、感染症予防のため、通常セフェム系抗生物質が使用され、それで効果があったり化膿や炎症が止まれば、その人は緑膿菌に対する免疫力を持っているという事になりますが、それでも寛解しなければ、抗生剤の他に更に強力なニューキノロン系の合成抗菌薬を追加する事になります。

通常の皮膚擦過傷(すり傷・切り傷・ひっかき傷)では、広範な菌に効果のあるテトラサイクリン系抗生剤配合軟膏が市販されていますので、それで十分でしょう。


しかし病院での麻酔を使った手術では、緑膿菌によって敗血症のような重篤に陥る可能性もある事から、複数の抗菌薬と抗生物質が使用される場合があります。

近年、臨床現場で問題視されるようになった「多剤耐性緑膿菌」は、こうした複数の抗菌薬や抗生剤に耐性を示し、ニューキノロン系抗菌薬も歯が立たないなど、深刻化しています。

せっかく手術をしたり、化学療法によって好転しても、敗血症での死亡率80%という合併症で死亡するケースもあります。


ニューキノロン系抗生物質クラビット点滴
風邪を引いた時でさえ処方される場合があり、
使いすぎとの指摘がある、ニューキノロン系抗菌薬
「クラビット(R)点滴静注バッグ500mg/100mL」と錠剤。


抗生剤、抗菌薬は年々開発が難しくなっています。
強い薬を使用すると、「多剤耐性緑膿菌」に変異株が生じ、新しい薬も効かなくなるのです。

抗生剤や抗菌薬の乱用は、人間の免疫力を低下させ、逆に緑膿菌にとって変異をし易い環境になっていると言えるでしょう。


初期の薬で自分自身が治癒出来るかは、自分の身体がいかにシンプルに出来ているか、という体質や状態に掛かっています。
そうしたシンプルな体質になるために、私たちはどうしたら良いのでしょう?


 1) 食物アレルギーがある。
 2) 漆にかぶれる。
 3) ミツバチに刺されても、大きく腫れ熱感がある。
 4) 食中毒になりやすい。
 5) 色々な食材でじんましんになり易い。
 6) 毎日は野菜を摂っていない(緑色を特に)。
 7) 潔癖症である。

以上のような項目に当てはまる場合、市販の抗生剤や抗菌剤が効かない場合があります。
ちょっとした傷や炎症でも、病院での早めの手当をして下さい。

免疫力が落ちている時は特に・・・。





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