De nós Dudu,Eduardo de Kashiwa Reysol.
(俺たちのドゥドゥ、柏レイソルのエドゥアルド)
千葉県柏市へ鳥取を退団し一番成功した選手に会いに行った。
選手の名はカルロス・エドゥアルド・ベンディニ・ジュスティ。
鳥取と栃木SCでの登録名はドゥドゥ。柏レイソルではエドゥアルド。
ドゥドゥは2013年夏にオーストリアのクラブからガイナーレに加入すると圧倒的なフィジカルと左足を武器に活躍。
2013年オフに鳥取のJ3降格に伴い退団するも栃木SCを経て2014年8月に柏レイソルへ加入。
レイソルでは加入4日後のヴィッセル神戸戦で得点を挙げ、その後もコンスタントに試合に出場。その年の暮れにU22ブラジル代表に選出。明けて2015年はJ1とACLでレギュラーとして活躍している。
雨中の練習を終え、引き上げるところで声を掛けると短時間だが話に応じてくれた。
○Olá!Dudu!
Olá!(こんにちは!
○鳥取から来たよ!
鳥取?フェルナン!フェルナン!(慌てて通訳を呼ぶ。本当にいいやつである。)
○通訳はいらないよ
フェルナ・・おお!そうなんだ
○ちょっと質問をさせて下さい
Ok。いいよ!
○鳥取とサッカーが違うかい?
ああ!一番上のディビジョンだからね。サッカーのスタイルが違うよ。
○J1とJ2の違いはどんな所?
J1はサッカーの質が高いね!
それ以外も全て・・・国の中で“一番”だからだろうね。
○何か鳥取のサポーターに一言お願いできるかな?
(しばし考え)鳥取の事はとても感謝しているよ。鳥取は日本で初めて訪れた場所だったから、自分にとって沢山の「初めて」を経験をさせてもらった。残念ながらJ3に降格してしまったけど、J2へ昇格できるようとても応援してるよ。
“鳥取”という単語を聞いた瞬間、彼の表情が変わった。
ガイナーレが降格した事にかなり責任を感じている様子だった。
それにしても、鳥取在籍時に比べかなりサッカー選手らしくなったのに驚いた。
あどけない青年は1年ちょっとの間に躍進し、我々の手の届かない所へ行ってしまった。
だが、サッカーの世界はそういうもの。誰かが「J3だから」と切り捨てた今日の試合で、あなたは未来のドゥドゥを見つけるかもしれない。
そんな素敵な出会いがあるのが下部リ-グなのだ。
Não veijo a hora que ver um grande jogador !Estou sempre torcendo pra voce no Tottori !!
*本記事は柏レイソルの取材許可を得て作成しました。
取材後記
H27.6月初旬、千葉県柏市へ取材に行った。柏レイソルは当時J1で上位に位置し、同時並行でACLを戦っていた。連戦に次ぐ連戦、梅雨の長雨の中、私の話に快く応じてくれたドゥドゥと仲介して下さった広報の方には本当に感謝しています。ありがとうございました。