2006-04-12 19:09:48

測量で大切なこと

テーマ:測量

 測量で一番気を使うこととはなんだと思いますか?
個人さんの依頼で土地を測るにせよ、公共事業で道路や河川を測るにしても、

第三者の土地に立ち入る必要があります。


 お隣との境界を決める測量ならいざ知らず、公共事業で道路の測量するのに、

何で人の土地(家)測らなあかんねん?と、よく聞かれます。
 外回りの塀や家の形しか測りませんが、やはり自分の土地に入ってこられるの

は、気持ちの良いものではないと思います。
最近は物騒ですから、測量屋を装った犯罪者かもしれません。
 ですから、事前の挨拶はとても大事です。
また、測量当日は改めて立ち入り許可を取り、終わったら御礼を述べる、作業

中は置いてあるものを壊さぬよう、踏み荒らさぬよう、十分注意しなければい

けません。


 測量法には、『公共測量において、土地に立ち入る場合はあらかじめその占有

者に通知しなければならないが、それが困難であるときは、この限りではない

(文章は要約しています)』との一文があります。
 これを拡大解釈して、役所仕事で事前に回覧板回ってるから断り入れる必要は

ない、とずかずか人様の土地に入って測量する業者があったので、そんなこと

はしないように、と役所の担当官に言われたことがあります。
 私は、測量は地権者の皆様のおかげでできるもの、測量させてもらっている、

と考えているので、とても驚きました。


 人として当たり前の行動をする、測量で一番気を使うことだと思います。

2006-04-06 19:10:25

GPSその2

テーマ:測量

 GPSの利用は、測量だけではありません。
例えば土木工事では、ブルドーザー等の重機にアンテナを付けて、盛土の施工

管理。
船舶の航行。
登山用のハンディGPS。
カーナビや携帯。


 これらで使われる機械の精度は、使用目的が違うので、全部違います。
精度の違いは、価格にも影響します。
 測量用GPSの精度は㎜単位ですが、カーナビや船舶用はm単位です。
ハンディタイプの中には、30mぐらいずれるものもあります。
 けれども問題ありません。
そういった器械に表示される地図が、そもそも1:25000ぐらいです。
その縮尺で画面表示しているとしたら、10mずれたとしても、画面上では0.4

㎜しかずれません。
地図上のナビゲートとしては、十分役目を果たしています。


 以前、海上ボーリングの位置出しのため、ディファレンシャル式GPS(以下DGPS

と略します)を使ったことがあります。
ボーリング地点の座標値を渡され、このポイントに船を誘導し、アンカーを付

けたブイを設置して欲しいという依頼でした。
 ところが現地は運河で航行船舶も多く、両岸には船舶が係留されています。
ブイを設置してはじゃまになるだろうと言うことで、両岸に見通しをマークし

、ボーリング船はその線上をにらみ、岸からテープをはってポイントに移動す

ることになりました。
 慌てたのはこっちです。
DGPSしか持ってきてないのですから。

 DGPSは、日本では主に海上保安庁が設置した基準局から発信する中波ビーコン

を受信することで、精度を高める方法です。
基準局が遠かったり、電波障害のある場所では、精度が落ちます。
カタログでは、精度1m以内とされていますが、とても良い条件下でのことで

す。
実際には10m程度の精度と言われています。
その辺りを説明し、かなりおおざっぱになることを了解してもらった上で作業

しました。
 岸壁計測は、1m単位で座標値がばらついていました。
ポイント復元の誘導作業では、最大2mの位置誤差がありました。
特に精度の必要がないとはいえ、日頃㎜単位の仕事をしているので、釈然とし

ません。
しかし、ボーリングポイントの位置精度としては、十分役目を果たしています


 多くの方は、GPSと言うだけで「正しいもの」と思いこんでしまうようです。
必要とされる結果を得るため、よりコストパフォーマンスの良い機材を使い、

経費を節約するということを忘れ、ただ安いからというだけで、DGPSを使って

欲しいという依頼がまれにあります。
当然、お断りしています。
出された数値は、結局一人歩きしてしまうものです。
測量が悪い、分かっていたなら、なぜ最良の方法でやらなかった、と攻められ

るのが落ちですから。


 何でもそうだと思いますが、安いものはやっぱりそれなりです。
責任のある仕事は、それに見合った対価が必要なのです。
もちろん、より安くという努力は怠りませんが。

2006-04-05 19:30:29

GPS

テーマ:測量

 GPS、Global Positioning Systemの略、和訳では汎地球測位システム。
カーナビや携帯に使われているので、ご存じの方も多いと思います。


 日本の測量においては、1985年頃に持ち込まれ、開発が始まったといわれています。
現在では、「公共測量作業規程」にも記されており、基準点測量においては一般的とも言えるでしょう。
 それを実感したのは、3年前の測量で、3級基準点測量の成果検定を受けたときのことでした。
成果検定とは、その測量が正しく行われているか、正しく計算や図化されているかを、しかるべき検定機関で証明してもらうものです。
 このときの測量は、住宅地を流れる河川だったので、見通しがききません。
弊社の場合、GPS測量は外注しますので、TSで観測することにしました。
3級基準点測量は、新点間の距離200mで設置することになっていますが、このように見通しがきかない場合、節点と呼ばれるポイントを設置します。
その節点の数が多かったので、検査官は書類を見るなり、「なんでGPSでやらんかったん?」と言いました。
「すんません、持ってないんです。」と答えたら、「3級以上の測量でTSは久しぶりや。」としみじみ言われました。
さらに、「今何件か検定依頼きてるけど、みんなGPSやで。」と言われました。
そりゃ、この地形ならGPSの方がいいことわかってますよ。
だけどちらっと見せてもらった他社の書類は、十分見通しのきく地形なのにGPS測量です。

 ショックでした。
 GPSは研修等で実際に観測、計算を体験しています。
設備投資さえすれば私でもできますが、ペイするとなると高い買い物です。
しかし時代はGPSなんだと思い知らされました。


 ところで、GPSは基準点測量にだけ使われているものではありません。
現況測量や断面測量、深浅測量にも使われています。
最近では、仮想基準点を使って、衛星の位置や数に関係なく観測できるシステムもあります。
 生き残りのため、他社との差別化のためだけでなく、私自身新しい物好きです。
しかしながらこの業界は、まだ不況から抜け出た感はありません。
設備投資はつらいです。
 ペイするかどうかではなく、ペイする工夫をしなければいけない。
今はそんな時代だと思います。

2006-04-04 18:18:16

測量の営業-官公庁の場合-

テーマ:測量

 新年度、官公庁は異動があります。
お世話になった方々や、新任の方々への御挨拶へ行ってきました。
お会いできないまま異動された方もいらっしゃり、大変心残りです。
この場をお借りして、御挨拶させていただきます。


「ありがとうございました。

そして異動先での、ますますのご活躍をお祈りいたします。」



 基本的に、役所の営業は置き名刺です。
ほとんどは窓口に名刺受けを置いてあり、そこに名刺を入れてくるだけです。
他業界の営業マンからは「楽な営業~」と言われそうですね。
 私の場合は、顔見知りの人を見つけては御挨拶しています。
逆に、「ちょうどいい所に来た、教えてくれ」と声をかけられることもあります。
そういういった関係は、名刺配りだけでは築けません。
かといって、民間のように接待は出来ませんから、そこが官営業の難しいところでしょうか。
 信用を得るのは難しいけれど、失うのは一瞬。
それが私の営業心得です。

2006-03-31 18:04:57

今日はドライブ?

テーマ:測量

 今日は箕面へドライブテールアルメの変位観測に行きました。
5年間定期観測する4回目です。

 作業は、テールアルメ壁面に貼り付けた反射シートの、X,YおよびZ座標を測り

、挙動を確認するものです。
 往復約4時間、作業時間0.5時間。
やっぱりドライブ?



 5年間観測しますので、硬質塩化ビニール版を専用の強力ボンドで壁面に貼り

付け、その上に反射シートを貼っています。


seal


通りかかっても、決してはがさないでください。m(__)m



 さて、明石から箕面は、阪高北神戸線と中国道を使うと速く、しかも安く行け

ます。(片道¥1,100)
明石から豊中方面に行くなら、このルートがおすすめです。
 

そして中国道の楽しみは、西宮名塩サービスエリアに売っている、ハートコロ

ッケです。


heart


 1個¥120ですが、美味しいです。
今日もおみやげに買ってきました。


 やっぱりドライブ?

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