近畿三十六不動尊霊場 第12番 安岡寺 

高槻からバスに乗って、長い石段を登っていくとあります

梅吉連れては不安だったので

車道から入ったのですが

石段で行く=高いところに行くので急坂をのぼっていきました

途中から頑張ってあるいてもらったので

大変助かりました。

 

 

寺伝によれば、桓武天皇の兄で

光仁天皇の子にあたる開成皇子がこの地に霊験を感じ

自ら観音像を彫り堂宇を建て、創建したと伝えられている

神峯山寺、本山寺とともに北摂三山寺と呼ばれています

天災や兵火により堂宇が焼失したが復興

江戸時代には将軍家の拝領を受け

大日院、藤本坊、阿弥陀院、泉蔵坊の4塔頭をもつ巨刹となったが

明治時代の廃仏毀釈により荒廃し現在の規模となったとされています。

 

 

安岡寺の本尊は秘仏で開成皇子の作と伝えられる如意輪観音

本堂の背後の山には

開成皇子の弟子であった開智が一字一石の大般若経を書写した般若塚があります

本堂に上がる機会があったので上がらせていただくと

脇仏に愛染明王さんいました

とても素敵な明王さんで見たかったのですが

梅吉が嫌がるものですぐでてきました・・・

 

 

本堂の東側に祀られている弘紹不動明王を本尊とし

大勢の大峰山の行者が大護摩を焚き、火渡り式を行います

もちろん、近畿三十六不動霊場のご本尊様になります

 

 

境内に建つ青梅観音堂には

重要文化財の千手観音坐像が納められています

木造寄木造で高さ137cm、当初の部分をよく残す平安時代の優品です

もとは真上にあった安正寺の本尊でしたが

廃寺になったため客仏として、安岡寺に移ってきました

『摂津名所図会』によると

安正寺に安置されていた時、そのお堂の前に梅の古木があったようです

不思議なことに、その梅の実は青いままで落ちることがなかったため

青梅の観音といわれるようになったと記されています。

なお、土・日曜日と祝祭日は、この十一面千手観世音菩薩を拝観することができますが

梅吉があまりにもお堂に入るのを嫌がるため入れませんでした!!

見たかった・・・

新西国観音霊場の客番になっています

 

「叶観音堂」には大阪の現在では篤志家の寄贈による

金銅聖観世音菩薩立像が安置されています

 

 

大ごまに 願いをこめて 安岡寺 

祈る心は 不動明王